【3学年】防災学習①(簡易トイレ・水運搬・新聞紙薪作り)

3年生の「政治・経済」の授業では、10月から1月にかけて「実践型防災学習」に取り組んでいます。

防災主任の橋口先生、図書館の田中先生、理科の濱田先生に協力をいただきながら、防災学習の前半部分で学んだ内容を紹介します。

まず、過去に熊本で起こった災害を調べてレポートにまとめたり、天草市が発行している資料をもとに、オリジナルのハザードマップを作成しました。

さらに、災害時に停電や断水になっても、トイレの問題や水の確保、暖をとる方法などを実践的に学ぶことで、公的な支援が得られるまでの間、自分たちに出来ることを考えて実行できる力を身につけられるようにしています。

●段ボールを利用した、簡易トイレ製作

 

●段ボールトイレで、緊急簡易トイレキット(吸水ポリマー)使用実験

市販のトイレキットで、成人1日分は十分に対処出来ることが分かりました。

 

●タンクがなくても、水20リットルを運ぶ方法(ポリ袋・カーテンを使用)

ポリ袋に水を入れて、そのまま1人で運ぶのは重いので・・・

使わなくなったカーテンなどを利用すれば(両端同士を結ぶ)、簡単に水を運ぶことができます。

 

●新聞紙で薪を製作

細かくちぎった新聞紙を水に浸し、筒状に成形し(ラップの芯利用)乾かします。

単に新聞紙を丸めたものと、新聞紙薪に同時に火をつけると、

新聞紙薪のほうが、倍以上の時間をかけて燃焼しました。

 

防災学習後半では、避難所に指定されている施設に実際に足を運んだり、災害食を作ります。

 

 

参考文献(天草工業図書館にあります)

『警視庁災害対策課 ツイッター防災ヒント110』 2019年 日本経済新聞社出版

『ひさいめし~熊本より3年~備えあれば憂い無し、ときどき猫~』 2019年 ウオズミアミ著 エコーズ出版