2020年11月の記事一覧

【3学年『政治・経済』防災学習①】ハザードマップ・薪・避難所運営ラーニング

 3年生の『政治・経済』の授業では、“地域社会の変貌と住民生活”分野において「実践型防災学習」に取り組んでいます。図書館の田中先生、理科の濱田先生、防災主任の橋口先生に協力をいただきながら、防災学習の前半部分で学んだ内容を紹介します。

 まず、過去に熊本で起こった災害を調べてレポートにまとめたり、天草市が発行している資料をもとに、ハザードマップの読み取りを行いました。さらに、災害時に停電になっても、自力で暖を取ったり、炊き出しをしたりする方法を実践的に学ぶことで、公的な支援が得られるまでの間、自分たちに出来ることを考えて実行できる力を身につけられるようにしています。

 

●ハザードマップ読み取り

 総合防災マップのモノクロコピーに色鉛筆で着色し、避難所に指定されている箇所に、赤丸シールを貼りつけました。視覚的に危険箇所や避難所の位置を確認することができました。(高潮・土砂災害・津波の3種類作成)

 

●校内フィールドワーク(災害時に活用できる木材(薪)を調査する)

 災害時のたき火(炊き出しや暖をとるため)を効果的に行う方法を知るために、身近にある樹木を調べる校内フィールドワークを行いました。校内の樹木を見て回り、枝葉を採集し、図書館の田中先生の協力の下で、蔵書を使ってどんな種類の樹木であるかを調べました。

 

●薪燃焼実験
 身近にある樹木(簡単に手に入れることが出来る)を燃焼させ、災害時のたき火を効果的に行う方法を知るために、理科の濱田先生のご協力の下で木材の燃焼実験を行いました。フィールドワークで採集してきたものも使用しました。(マツボックリ・イチョウ・クヌギ・スギ・クス・タケ・フェニックス)

●避難所運営ラーニング

 避難所運営者の視点に立った学習を通して、日頃から災害時の対応や地域に関心を持っておくことの重要性に気付くことをねらいとし、防災主任である機械科の橋口先生に講義をしていただきました。

 

 

●参考文献(天草工業図書館にあります)

・総合防災マップ 天草市発行 2018年

・『葉っぱでおぼえる樹木』 柏書房 2005年

・『身近な樹木』 菱山忠三郎著 主婦の友社 1998年

・『焚き火の本』 猪野正哉著 山と溪谷社 2020年

・『最高!薪&ロケットストーブ』 農山漁村文化協会 2014年

 

 防災学習後半では、避難所に指定されている施設に実際に足を運んだり、ロケットストーブ製作、災害食作りを予定しています。 

【生徒会】赤い羽根共同募金活動を行いました!

11月17日(火)から19日(木)まで赤い羽根共同募金活動を生徒会執行部とボランティア委員で行いました。

朝の登校時間にあわせて生徒会執行部が昇降口に立ち募金の呼びかけを行い、昼休みにはボランティア委員が各学年のクラスに募金を呼びかけました。

三日間の募金の集計は12,259円になりました。

多くの募金をいただきありがとうございました。

【工業科】第58回技能五輪全国大会(愛知県)に卒業生が出場!

第58回技能五輪全国大会に本校卒業生が出場しました。

金メダル、敢闘賞と大活躍でした。

入賞された卒業生の皆様、誠におめでとうございます。

 

競技日 :令和2年11月14日、15日

競技会場:愛知県国際展示場

 ※今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客開催となりました。

下記アドレスより詳細をご確認ください。

 https://worldskills.jp/     (各種技能競技大会 広報サイト)

 

●曲げ板金職種
 H30.3機械科卒 岩﨑高宏さん 金メダル
 (株)デンソー(愛知)

●情報ネットワーク施工職種
 H30.3電気科卒 須崎海聖さん 敢闘賞
 きんでん神戸支店(兵庫)

●機械製図職種
 H31.3機械科卒 野中英樹さん 敢闘賞
 (株)豊田自動織機(愛知)

●フライス盤職種
 H30.3機械科卒 福田達也さん 敢闘賞
 アイシン・エイ・ダブリュ(株)(愛知)

台湾のIT(デジタル)大臣オードリー・タン氏と高校生とのシンポジウムを同時視聴しました!

 台湾のIT(デジタル)大臣オードリー・タン氏と高校生が「近未来の教育について考える」シンポジウムを、本校生徒会の生徒4人とインターアクトクラブの生徒3人がインターネットで同時視聴しました。

主 催 熊本県立熊本高等学校、一般社団法人 台湾留学サポートセンター

共 催 WWL九州地区事業連携校

参加校 福岡県立東筑高等学校、佐賀県立佐賀西高等学校、大分県立大分上野丘高等学校、長崎県立長崎西高等学校、

    宮崎県立宮崎西高等学校、鹿児島県立鶴丸高等学校、熊本県立熊本高等学校

テーマ「世界的デジタル時代に、日本の高校生は何をすべきか」

期 日 令和2年(2020年)11月16日(月)

日 程 16:00~16:30 開会あいさつ及び参加校紹介

    16:30~16:35 オードリー・タン氏、入場。ご挨拶と流れの説明

    16:35~17:55 シンポジウム(参加代表生徒からの質問とディスカッション10分間×7校)

                    (全国の高校生からの質問 - 熊本県立熊本高校による代読)

    17:55~18:00 オードリー・タン氏のご挨拶、退場

       18:00~18:08 閉会

     

 参加校の代表生徒たちが順に質問し、台湾のIT担当大臣オードリー・タン氏が、御自身の経験を交えながら返答されていくという、斬新な形式のシンポジウムでした。代表生徒の質問は、AIの登場が人間にどのような変化を及ぼすのかというような未来志向の質問から、SNSにおける誹謗・中傷などの問題、さらには人間らしさや心の問題、勉強の仕方や学校におけるプログラミングデザイン教育の可能性にいたるまで、内容は多岐に渡りました。その一つ一つに御丁寧に返答していただき、ITは火や火薬などと同様に使い方次第であるということや、社会的問題の解決など勉強に目的を持ち、失敗を怖れずオリジナルのアイデアを出していくことが大切であることを伺いました。

    

 IQ180超とも言われる方がどのような人物なのか、どのようなシンポジウムになるのか、初めは全く予想できませんでしたが、オードリー・タン氏の柔らかな口調に優しそうな人柄が映像から伝わってきて、氏の言葉にどんどん惹き付けられていきました。今回お聞きした話を、今後の人生に活かしていきたいと感じました。本当にありがとうございました。

 

天草市長とのボランティアトークに参加しました!

11月14日(土)に天草市役所にて令和2年度ボランティア月間啓発事業「中高生と中村五木天草市長とのボランティアトーク」が行われました。

本校からは電気科2年生の泉海斗くん(ボランティア副委員長)が代表として参加しました。

各学校の代表生徒が「今私達に出来る地域ボランティア活動」をテーマに発表を行いました。

発表に対しての意見交換、天草市長への質問など、天草が抱える課題や今後の取り組みについて話し合うことができました。

より多くの人々がボランティア活動のみならず、地域の繋がり、人の繋がりを大事に天草を盛り上げられるように生活していけたらいいなと感じました。

 

天工祭における教室展示の一部

午前の部

1 器楽演奏       吹奏楽部

2 英語スピーチ     英語科

3 活動報告       インターアクト

4 インターンシップ報告 2年生

5 私の相談役、○○さん  3年生

6 ロボットコンテスト  1・2年生

 

午後の部

展示物見学・有志ステージ発表(ダンス、カラオケ、アカベラ等)・生徒会企画(未成年の主張)

 

※天工祭の午前・午後の動画につきましては、編集後、体育祭の様子と同様にHPで掲載しますので、しばらくお待ちください。

シェイクアウト訓練

11月5日(木)10時頃にシェイクアウト訓練を実施しました。

この訓練は世界各地で行われており、今年は熊本県で一斉に取り組まれています。

 

この訓練は緊急地震速報のアナウンスをし、身の安全を確保するものです。

あえて授業中に実施した訓練では以下の行動を生徒達がとります。

教室で授業を受けている際は机の下に身を隠します。

体育館や運動場、各実習室にいる場合は、ものが落ちてこない安全な場所に

態勢を低くして自身を守る行動をとります。

 

所要時間は1~3分程度で、緊急地震速報のアナウンスの内容を知ること、聞いたら素早く行動すること、普段から防災意識を高めておくことを目的として実施しています。

 

今回の訓練では、生徒と職員全員で取り組み、積極的に参加することが出来ました。

今後も突然起こる災害から、身の安全を守るとともに、周囲の人間を助けることの出来る防災リテラシーを育み、自助・共助の精神を持った天工生として成長しています。