2年総合農業科動物コースの生徒がウシの体重測定を行いました。農業学習では物事を論理的に捕らえ、伝えるために調査・研究を行います。「ウシがでかくなった」ではなく「ウシが1ヶ月で30㎏大きくなった」と考え、伝えられるためです。
これらの取り組みを通して生徒は数値で発育を理解していきますが、学ぶことはそれだけではありません。
これは体重計(牛衡器)。畜産で使う専門的な器具の使い方を学びます。
ウシをとおす通路は事前に片付けておく必要があることを学びます。
ウシは一人で引いても思ったように動いてくれません。近くにいる人は、後ろからウシを追って、思ったところに動かす手伝いをすることを学びます。
ウシをコントロールするとき、鼻環にロープを通したり、ロープで頭らく(ウシの頭を保定するもの)を作ったりして、ウシを引きます。その方法や、枠などに結ぶ(保定する)ことも学びます。
基本はウシや一緒に取り組む生徒に思いやりの気持ちを持つこと。それを原点に生徒は学んでから取り組んだり、取り組みながら学んでいます。