南稜就農塾はどの学科の生徒も参加できる活動です。「農業を勉強したい」「地域を深く知りたい」「多くの方々と交流をしたい」など自分を高めるために目標を持った生徒が参加します。
2月23日、南稜就農塾(畜産コース)の生徒は「ゼンカイミート」さん、「阿蘇ミルク牧場」さん、「林田牧場」さんに訪問させて頂き、学習を深めました。
まずはゼンカイミート。私たちが日頃、学習している牛に関わる仕事はどのようなものがあるのか、牛が肉になるまでどのような過程をたどるのかを学習しました。
「牛が好き」「牛は経済動物」自分の考え方を振り返るきっかけになりました。
そして、学んだ私たちの役割は「伝えること」。私たちが食べる、食べ物の裏側には貴重な命、多くの苦労があることを身近な人たちに伝えていく必要があると感じました。
次は阿蘇ミルク牧場。研修の目的は農業を楽しむこと。勿論、それだけではありません。観光牧場など、お客様を満足させる仕事をする上で大切なことを学ぼうと研修に挑みました。
うーん。勉強したのかな?楽しかっただけではないのでしょうか???
最後に阿蘇西原村で褐毛和種の一貫経営をされている林田牧場で研修をさせて頂きました。若い、後継者である林田さんは地震の時のことや後継者として必要だと感じていることなどを話して下さいました。
Q「なぜ、褐毛和種なのですか?」
A「うまいからです(笑顔)」
Q「地震の時、どう感じられましたか?」
A「この世の終わりだと思いました」
Q「地震の時、まず、何をしたんですか?」
A「倒れた牛舎から牛を救出しました。その次は牛の命をつなぐために水をどうにかして集めました」
Q「後継者として仕事をする上で大切なことは何ですか」
A「牛が好きであること。仕事を楽しむこと。そして友人を大切にすることです」
話は尽きません。たくさんのことを教えて下さいました。
今回の研修で就農塾生は貴重な体験を積むことができました。ゼンカイミートさん、ミルク牧場さん、林田牧場さん、本当にありがとうございました。
2月23日(木)に南稜就農塾(栽培コース)で宮崎県へ視察研修に行きました。
はじめに南九州大学を訪問し、大学でどのような研修が行われているのか視察しました。
大学とはいったい何を学ぶ場所なのか、今まで関心を持っていない生徒もいましたが、今回の研修で「大学も楽しそうだ!」と興味を持ったようでした。
続いてJR九州ファーム新富農場を訪れました。「JRと言えば鉄道」のイメージですが、現在はそのJRグループも九州各地で農業事業を展開されています。新富農場は開業4年目ということでしたが、立派なハウスが並び、一面に広がるピーマンは圧巻でした。
本研修の実施にあたりご協力いただいた南九州大学の皆様、JR九州ファーム新富農場の皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
水曜日で短期寮は入れ替わっていますが、先週の短期寮生の研修状況についてご報告。
ボランティア活動では水路の掃除を行いました。冬になり落ち葉はさほどありませんでしたが、砂利や砂を片付けました。
昼からはレクレーションでサッカーを行いました。2年生対1年生で試合を行いました。結果は1年生が勝ったとか。1年生の勢いが、2年生の意地を上回ったようです。
「いただきます」
食事の前に、当たり前のように発している言葉です。その言葉の意味を考えるために、2年生産科学科では鶏の解体実習を行いました。
「ニワトリの温かい感触が、心に残っています。」生徒の感想。
私たちが食する、食べ物には多くの方が関わっています。言葉にすると簡単ですが、「命に感謝する」、「私たちの食べ物を食卓に届けてくれる方々に感謝すること、忘れません。そして、伝えていきます。