冬の晴れ間に恵まれた本日、熊本県やあさぎり町、地元猟友会、くまもと☆農家ハンター及び村上精肉店の皆様の御支援の下、『野生鳥獣被害対策研修』と題し、ジビエの調理教室を実施しました!
現在、環境省の調査でも全国的に野生鳥獣の生息頭数は著しく増加しており、分布域も日本列島を北上する形で拡大しています。
あさぎり町内でも農業・林業において被害が生じるなど、喫緊の課題です。
現在、環境コースでは小馬床演習林や地域の山林に駆除対策の箱罠2基・囲い罠1基・くくり罠を複数基設置しており、そこで捕獲したシカ・イノシシの活用について検討する中で、今回の研修が実現しました。
設置している箱罠に掛かったイノシシを前に、手を合わせる専攻生徒。
この後、止め刺しを行い、精肉処理工程を経て保管し、本日の調理教室でその”命”を全員で大事に頂きました。
今日は普段以上の「いただきます!」と「ごちそうさま!」だったはずです。
須恵小学校の児童約50人と共に、国鳥キジの放鳥も併せて実施しました。
おいしいご飯に、イノシシ・シカ肉を使った鍋、ホイル焼き、食べ比べBBQ!楽しく調理・試食会…♪
その後には…✎
もちろん、お勉強も!
野生鳥獣対策についての実態や模擬銃体験など、興味・関心が深まる内容が盛り沢山でした!
今後、3年生の有志は、1月に狩猟免許試験を受験し、高校生ハンターを目指します。
今回学ぶことができた知識・技術、そして経験を生かし、地域を守る人材へと成長していってくれることを期待しています。