7月30日から本日まで行われた、林業就業支援講習は無事に修了することができました。総合農業科2年生環境コースの皆さんは、夏の暑さに負けることなく8日間の講習をやり遂げました。最終日の今日は、あいにくの天候となりましたが、くま中央森林組合様の木材集荷センターで玉切りや伐倒の講習を受けました。
この講習を通じて取得できるチェーンソー安全教育修了証、刈払機安全教育修了証、普通救命講習修了証は、進路選択や今後の実務に活かされることだと思います。みなさん!よく頑張りました。
丸太の玉切りに挑戦!
丸太を林内の立木にみたてて伐倒練習!
最終日には大木だって伐れます!
県内の食品科学関係の研修会(2日目)は、ゼンカイミート、ハムの米澤での研修を行いました。ゼンカイミートでは、牛が枝肉になるまでの行程を見学、ハムの米澤では、農業高校として開かれた学校、地域に貢献していくことの大切さを学びました。
本日から3泊4日で南稜就農塾の宿泊研修が行われます。今年は7名の生徒が5件の農家さんにお世話になります。
本日13時半より受け入れ式が行われました。
校長挨拶
受入農家の皆様
生徒も緊張した様子です。
多くのことを学び帰ってきます。
7月19日、20日の2日間、南稜高校で熊本県の農業関係高校で食品製造の指導をしておられる先生方の研修会が開催されています。本日は「新学習指導要領を見据えた学習評価について」と「食品ラベル表示について」の2つの講義がありました。どの先生も真剣に取組んでおられました。明日はゼンカイミートとハムの米澤の視察研修になっています。頑張って下さい。
生徒たちが管理してきた南稜米が出穂していました。台風の通過など心配しましたが現時点では順調のようです。ここまま天候に恵まれ順調に収穫期を迎えてもらいたいものです。
稲の花も見えます。
赤米は既にこのような状態です。
盆が終わり夏休みも終盤をむかえています。
神殿原農場には1年365日、いつでもウシがいます。そのウシを飼養管理しているのは生徒達。今日も当たり前の光景として生徒達がウシの飼養管理に励んでいます。
3年生は自分がやるべきことは勿論、後輩に実習内容を説明しながら取り組みます。
2年生も頼もしくなってきました。
ウシによってエサの種類や量は異なります。
先日、生まれた子牛も順調に発育中。ボトルからバケツに変わりました。
搾乳室では搾乳の準備が始まっていました。生徒より何倍も大きなウシを搾乳室に移動させます。
搾乳の前に乳房の確認。
日直の先生。働き者の性格がうずいたのでしょうか。雑草を見るとじっとはしていられないと言わんばかりに草刈り開始。
生徒達は牛の飼育という仕事を通して、農場当番という役割をとおして「信頼される社会人」とはどのような姿なのかを模索し、それを目指すことで成長していきます。ここで培った資質は将来、たとえ畜産業などの専門的な仕事に携わらずとも、彼らを、彼女らを守ってくれると思います。それが神殿原魂!
食品科学科の先生が個人的に夏休みを利用して、福岡キャリナリー製菓調理専門学校に出向き、研修を受けてこられました。今回の研修は「授業で使える製菓技術」としてアメ細工に挑戦!。様々な技術や完成までの工程を学んでこられました。生徒たちの学習に生かされことと思います。
生活経営科1年生の当番生が2学期に栽培するレタス、白菜、キャベツの播種を行っていました。1学期は丁寧な管理を行った結果、立派なナス、トウモロコシ、ピーマンなどを収穫し、家族もとても喜んでくれたそうです。2学期も立派な野菜が収穫できますように。夏休みの当番実習の生徒たちが毎日、顔を見せてくれています。
昨晩、生まれた子牛は朝から元気いっぱい。心配なさそうです。
「初乳」って知っていますか?お母さんから分泌される乳のうち、子供が生まれて初めての乳を初乳と言います。初乳には豊富な栄養分と、親から子へ引き継ぐ「免疫(体内に入った病原菌をやっつけてくれるもの)」が含まれています。
本校では早期母子分離(生まれてすぐ、繁殖牛と子牛を別々に飼育する飼い方)で育てるため、ミルクを与えるのは生徒達。今回は牛部の生徒が初乳代用乳(粉末初乳)を飲ませてくれました。
お湯の量や温度を間違えないように・・・。
誤嚥(ごえん)には気をつけて。子牛はごくごく飲んでくれました。一安心です。
夜の神殿原農場を巡回。8月9日分娩予定の「ふくこ号(繁殖牛。お母さん牛(喜亀忠-華春福-安福久))」の様子を見に行きました。
ふくこは立ったり、座ったり。少し落ち着かない様子でした。糞は軟便。尻や乳房の形も変化してきました。尾を上げ、背中を丸め・・・。なんか様子がおかしいふくこ号。
足胞が出ました。2次破水です。羊膜に包まれた子牛が出てきました。繁殖牛は立ったり座ったりしながら子宮の中の子牛の体勢を整え、産道に誘導します。
子牛の蹄が確認できました。「この形は前肢」。蹄の形で正常な姿勢かどうかをまず判断。少し手を入れてみて頭があることも確認できました。
分娩介助は難しい。産道が十分に開く前に子牛を引き出すと繁殖牛、子牛ともに負担が増えます。人間が騒ぐと繁殖牛は落ち着かず、陣痛が弱まり、難産になることも。遅すぎると子牛が中で窒息死なんてことも考えられます。
獣医さんはおっしゃいます。「分娩の初めから終わりまで、異常がないかを判断しながら、牛が自分で産むのを見られるようになることが大切ですよ」。今回は自力でいけると判断し、部屋の外でゆっくり観察しました。
このあと、ふくこ号は何度か立ったり座ったりを繰り返し、自力で子牛を産むことができました(そのあとはバタバタしたため、写真を撮ることができませんでした。すみません。)。生まれた子牛には体を拭いてあげ、へそのおを消毒し、初乳を飲ませました。ふくこ号にはビタミン剤、強肝剤、カルシウム剤等を与え、母子分離後部屋を移動させ、後産(胎盤)が出たのを確認しました。
お父さんは「美国桜(人工授精)」。体が大きめなかわいいメス。将来の南稜高校を支えてくれる牛になりそうです。
あ!!!あああ!!あーーーーーーーーーーあ!
先日、docomoさんからお借りしたIOT機器のデモ器。センサーを膣の中に入れておけば、分娩の際、メールが来るという優れもの。夜の巡回の回数を減らすことができる、すなわち省力化につながる機器です。本校では積極的にIOT機器を取り入れ、生徒達が将来の農業を学習しやすい環境をつくります。
そんな便利な機器ですが、センサーを入れ忘れればどんな便利な機器も意味がありません。結局、大切なのは人なのです。ということを生徒には伝えられる機会ができました。次の分娩で活躍してくれることを願って・・・。