学校生活

カテゴリ:林業科学科

会議・研修 林業科学科 1年生高性能林業機械研修

近年は林業でも大型機械による機械化が進み、

作業を安全に行うことができるようになってきました。


上益城地域振興局林務課と緑川森林組合のご協力により、
林業科学科1年生を対象に高性能林業機械研修を実施しました。


林務課の村上さんから

高性能林業機械の種類や仕組み等についての講義をしていただき、
早速、機械の実習に入りました。


高性能林業機械の操作体験は、プロセッサとフォワーダ、グラップルの3台を緑川森林組合山都支所長の松本さん準備していただき、実際に乗車して木材の運搬や玉切り・集積などをおこないました。
講師には、いずれも矢部高校の卒業生で緑川森林組合の吉見さん、甲斐さん、坂口さんがお仕事でご多忙な中生徒たちのために前日の準備から入っていただき、

プロセッサの操作で使用する樹木の事前伐採などを行っていただきました。


生徒たちは、初めて触る機械にはじめは恐る恐る操作していましたが、

徐々に慣れてきて、重い丸太を軽々と移動できる機械や

センサを使って丸太の長さを測定してボタン一つで玉切りができるプロセッサなどの操作実習に楽しく取り組んでいました。


準備していただいた、上益城地域振興局の村上さん、杉本さん、小島さん

緑川森林組合の松本さん、吉見さん、甲斐さん、坂口さん

生徒たちのためにありがとうございました。

 

 

イベント 林業科学科 くまもと森づくり活動の日2022に参加

11月13日「九州森林(もり)の日」

林業科学科は、熊本市黒髪の熊本県林業研究・研修センターで

開催されたくまもと森づくり活動の日に参加しました。

 

1〜3年生の希望者14人が参加し、

矢部高校のブースで来場者に対して、「がどっこくまモンストラップ」の製作体験や

認知症予防パズル「好き! 通潤パズル」の体験会などを行いました。

 

当日はあいにくの天気で、例年より来場者は少なかったですが、

林業科学科の活動紹介や課題研究のポスター展示なども行い

矢部高校のPRをすることができました。

 

生徒たちは、運営の傍ら会場内の林業に関する展示や体験、

 
林業研究・研修センターの研究成果の展示、

伐木実演やチェーンソーアートをされた方々との交流を率先して行い、

林業に関する学びを深めることもできました。

 
関係者の皆様、林業を学ぶ生徒たちのために貴重な体験の機会を与えていただき

ありがとうございました。

来年も是非よろしくお願いします。

 

 

会議・研修 林業科学科 2年生間伐研修

地球温暖化防止や国土保全の観点から

森林資源の有効活用と持続可能な森林経営のための取り組みが全国で行われています。

 
林業科学科では、演習林の管理実習の中で間伐を行い、間伐した木材は緑川森林組合の共販所で市にかけて販売をしています。

 
間伐実習で行う樹木の伐倒は死亡事故荷物ながる危険な作業であり

安全な伐倒方法を学ぶことはとても重要なことです。

 
林業科学科では毎年、上益城地域林業研究グループの方から2年生を対象にした間伐研修を行なっていただいています。

今日(11月10日)は、御船町七滝の国武林業の方々に講師としてきていただき、

 
簡易伐倒による正確な受け口の切り方の実習を指導していただき、

実際に伐倒実習も行いました。

 
毎年、ユーモアがある国武さんの丁寧な指導に生徒たちは惹きつけられます。

生徒たちは、安全な実習を行うために真剣に指導を受けていました。

 
研修を準備していただいた上益城地域振興局の村上さん、

国武林業の国武さんら従業員の皆様大変お世話になりました。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

会議・研修 林業科学科 森林リモートセンシング技術講習会

人工衛星や航空写真、航空機レーザ計測などの技術で撮影(計測)されたデータを用いて、
森林の様子を調査することができるリモートセンシング技術の講習会を実施しました。


空中写真からの地図量産化や赤色立体地図の開発など先進的な技術開発をされている
アジア航測㈱九州支社から山崎さん、松本さん、林さん、浦田さん、井土さんに来ていただき、
林業科学科1~3年生に森林・林業におけるレーザ計測データの活用やGISソフトのデモなどを行っていただきました。


屋上ではタブレットを使ってGISアプリを実際に使用し、
赤色立体地図やオルソ画像などを見ながら演習林や学校周辺の地形の表示を見て、
自分で考えていたより高低差があることに気がつき驚く生徒もいました。

 
最新の技術を用いた森林管理の未来の姿をイメージできる

大変良い経験ができました。

 
アジア航測のみなさんありがとうございました。

お知らせ 林業科学科 森づくり活動の日イベントに参加します

197614_ページ_1.jpg11月第2日曜日は「九州森林(もり)の日」です。

 

熊本県では、熊本市立田山にある熊本県林業研究・研修センターを会場に

「くまもと森づくり活動の日」のイベントを行っています。

 

矢部高校では毎年林業科学科の生徒が木工体験教室やパネル展示などで

参加しています。

 

今年も11月13日(日)に開催されます。

かどっこのくまモンストラップ製作体験や

通潤パズル体験などを行う予定です。

 

週末はぜひ立田山にお越しください。

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林業科学科 OneTeamプロジェクト 上天草高校福祉科で福祉の授業を体験

林業科学科では、高齢化率県内1位の山都町で福祉に貢献できる取り組みを考え、

昨年度、認知症予防パズル「好き!通潤パズル」を開発し、販売しています。

 

今年度は、福祉について学ぶ高校生との交流を行い、

実際に介護の現場で仕事することを目指す高校生と交流して、

認知症予防や福祉に関する広い分野で林業の力を活かすために、

上天草高校の福祉科との交流を行っています。

 

11月4日(金)は林業科学科の2年生と通潤パズルを開発した3年生の研究グループの生徒が

上天草高校を訪問しました。10月の交流会に続いて2回目の交流です。

 

上天草高校では、

はじめに、認知症予防パズルの第一人者の川畑智先生の講話を聞きました。

講話では、認知症の基礎知識やパズルに関する内容に加え、福祉の専門学科の生徒ができる取り組みについてなど

専門学科で学ぶ生徒に対する先生の強いメッセージを伝えられました。

 

また、林業科学科の生徒に対して福祉科の2年生から

高齢者模擬体験や車椅子介護体験などを実施していたきました。

福祉に関する授業を体験したことで今後のプロジェクト研究の内容にもさらに活かせるようになりました。

 

今後は、上天草高校と共同開発中の車椅子の児童用のボッチャランプを製作し、

実際に障害者スポーツの関係者の方に披露する予定です。

昼 林業科学科 一年間の安全な実習に感謝「山の神祭り」

林業科学科では

一年間、安全に実習できたことや、たくさんの山の恵みを活用できたことに感謝をするために
毎年10月末に「山の神祭り」を実施しています。

 

熊本では1月、5月、9月の16日を山の神祭りとして、
この日は山に入らず安全祈願祭などを行うのが慣例ですが、
本校では、林業科学科全学年で実習をしたあと、
感謝の気持ちをこめた神事、会食を行います。

 

今日は、3年生がスギ林の間伐実習
2年生がシイタケ原木用のクヌギの伐採
1年生がクヌギ林の下刈り実習等を行いました。

お昼には、
鍛冶床演習林の中の島に簡易の祭壇を作り
感謝の神事を行いました。

神事の後には、
暖かい水炊きと持参した弁当で会食をしました。

 

11月は間伐研修や高性能林業機械研修などがありますが、
学年を超えて演習林で活動するのは今年度は最後です。

 

 

林業科学科 九州森林管理局主催 研究発表会で優秀賞(九州2位)

九州森林管理局が主催する研究発表会

森林・林業の技術交流発表大会が10月26日(水)熊本市県民交流会館パレアで開催され、

林業科学科の認知症予防パズルに関する研究が優秀賞を受賞しました。

優秀賞

 「林業のチカラ×ふくしの心〜山都町の木材を活用した福祉用具の開発〜」

     発表者 山下さん、松田さん(林業科学科3年・矢部中)、龍さん(林業科学科3年・福岡市花畑中)

         竹岡さん(林業科学科3年・蘇陽中)、森崎さん、堂上さん(林業科学科2年・矢部中)

         坂本さん(林業科学科2年・蘇陽中)、上田さん(林業科学科2年・桜木中)

 

九州各県の林業や農業に関する高校が森林・林業に関する研究を発表する大会で、

優秀賞の受賞は6年ぶりです。

林業科学科 継承 肥後石工 石橋石工研修2日目

林業科学科2年生は、ものづくりマイスターを講師に石橋石工(石材施工)の研修を実施しています。

全5回の研修の2日目です。

 

扇型にカットされた小さなサイコロ状の石材を組み合わせて作る石橋の模型を製作し、
石橋の構造と石の組み方の実習を行いました。

 
まずは、簡易的な支保工を木材を使って製作します。
木工は授業で取り組んでいますが、曲面をもつ支保工の製作に苦戦しましたが、

どうにか完成させることができました。

 

 

 

ハート 林業科学科 OneTeamプロジェクト 上天草福祉科の2年生に林業科学科の取り組みを紹介

林業科学科では、高齢化率県内1位の山都町で福祉に貢献できる取り組みを考え、

昨年度、認知症予防パズル「好き!通潤パズル」を開発し、販売しています。

 

今年度は、福祉について学ぶ高校生との交流を行い、
実際に介護の現場で仕事することを目指す高校生と交流して、
認知症予防や福祉に関する広い分野で林業の力を活かすために、
上天草高校の福祉科との交流を行っています。

 

10月19日 上天草高校の2年生が矢部高校を訪問しました。

林業科学科の認知症予防パズルに関する取り組みの紹介や認知症予防パズル体験を行い

かどっこのくまモンストラップの木工体験を行いました。

 

上天草高校の生徒からは、障害者など誰でも楽しめるスポーツ「ボッチャ」体験を行っていただき、

手軽にみんなで楽しめるスポーツの良さを体験しました。

上天草高校の福祉科では、障害を持つ児童がボッチャをたのしめるように

ボッチャのボールを滑り台の要領で”投げる”ことができる「ランプ」を木材でできないかと考えています。

そこで、今回、林業科学科の木工技術を生かして子供用のボッチャランプが作れないかを今後検討することになりました。

 

今後は、数回の打ち合わせを重ねてボッチャランプを製作する予定です。