学校生活 南稜NOW

2019年9月の記事一覧

放牧中の牛、捕獲

 今日は畜産の授業でも運動会の練習?いや、それ以上に疲れたかも。今日は放牧中の牛を捕まえる実習を行いました。捕まえる2頭(褐毛和種)は他の放牧地に移動させるため、1頭は鼻環(びかん。牛の鼻につけてある輪。これで牛をコントロールしやすくしています)が外れた牛に、再装着するため。2年生は初めての牛捕獲実習。さてさて、うまくいくでしょうか。

まずは作戦会議。牛を捕まえるとき、広い放牧地をそれぞれの生徒が走り回っても牛は捕まりません。牛は意外に足が速いのです。

ではどうするか。それは「みんなで協力して角に追い込むこと。」会議の結果、追い込む場所を決めたようです。

「あれ?作戦は?」って思うぐらい、生徒はバラバラに走り出しました。

実はこれ、よくあることです。みんな一生懸命に取り組むあまり、足の速さに差が出て、列がバラバラになってしまいます。大切なのは声かけ。「もっと追いかけて!」「ああ、そこに立ったら牛が行かないよ!」「もっと、人間の間隔をつめよう」とその場その場に適した声かけができないと、集団で角に追い込むことはできないのです。

あらら。生徒は歩き出しました。疲れたかな?いやいや、牛の習性を学び、ゆっくり近づいているのです。興奮させないように、じわりじわり。

見てください。このフォーメーション。やっと角に追い込むことができました。

最後の牛を捕まえたときにはみんなで拍手。農業の授業は面白いなと感じた時間でした。