学校生活

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令和2年度(2020年度)熊本県教育功労(優秀教職員)表彰

林業科学科の米村龍一先生が今年度の優秀教職員として熊本県教育功労表彰を受けました。

熊本県教育委員会では、学校教育において積極的な取組みを行い、顕著又は他の模範となる取り組みを行っている教職員を平成17年度から表彰しています。

今年度、米村先生の地域や大学との協働により生徒の「主体的・対話的で深い学び」を実現した取組が評価され受賞されました。先生は、林業の学習指導において、最新の林業技術やICTを導入し、地域資源を活用した実験・実習や課題研究などを通じて生徒に達成感や自己肯定感を持たせ、自主性を引き出す授業を展開されています。

また、本校林業科の同窓生として地域との連携を深め、八朔祭の大造り物製作や石橋などの地域の魅力をインターネットなどで発信することで、生徒が地域への誇りや郷土愛を持つことにつながるような教育活動を行なっています。

12月22日(火)に熊本県教育庁教育指導局人権同和教育課の柳田審議員が来校され、表彰式が執り行われました。

 

令和2年度蔦屋書店での「MIERU JAM」販売お披露目会

12月19日(土)TSUTAYAさくらの森(熊本市東区桜木)にて矢部高校食農科学科と蔦屋書店を運営するニューコ・ワン株式会社が共同で商品開発したジャムの販売お披露目会が実施されました。

 

 食農科学科3年食・生活コースでは「課題研究」の授業をとおして、本校で製造しているジャムの原料生産、加工、販売など商品に関する事柄を「見える化」し、トレーサビリティを意識した商品つくりに取り組みました。生産農家や矢部高校などのジャム製造にかかわる人たちの思いが見えるジャムになるように、インスタグラムを活用して情報発信をおこないました。みんなの思いが「見えるジャム」になってほしいと「MIERU JAM」(ミエルジャム)と名前を付けて、販売をおこないました。

 当日は山都町の梅田穣町長をはじめ、上益城地域振興局など本取り組みに協力していただいた方々にもお越しいただき、レセプションが行われました。また、熊本県PRキャラクターの「くまモン」も応援に駆けつけてくれました。今後とも地域に根差した取り組みを続けていきたいと思います。

ⓒ2010熊本県くまモン(2020年12月19日撮影)

 

 

 

会議・研修 林業科学科 伐木プロフェッショナルの技術を体験!

緑科学科3年岩戸くん林業科学科1、2年生は、
熊本県内で林業技術者として仕事をする傍らで林業の魅力を発信し、
林業技術と安全作業の意識向上を目的に伐木チャンピオンシップ競技に取り組まれている伐木プロの皆さんに来校いただき、
プロの林業技術を体験しました。

世界伐木チャンピオンシップは40年以上前からヨーロッパを中心に実施されている由緒ある林業技術の大会です。
伐木や玉切りなどの林業技術と安全作業の向上を目的としたこの大会は、
2年に1回の世界大会が開催され、日本でも青森県で予選大会が行われています。

 

今日は、本校緑科学科の3年生の岩戸くんが伐木プロとして参加し、
後輩達に日頃の練習の成果を披露しました。
残念ながら2020年度の世界大会、日本代表予選は中止となりましたが、
岩戸くんはこの競技の練習を積み、ジュニアクラスの日本代表を目指して練習に励んでいます。

 

丸太合せ輪切り生徒達は、ソーチェーン脱着競技、丸太合せ輪切り競技、簡易伐倒競技に挑戦しました。
世界大会出場を目指すプロの技を食い入るように注目し、
自分たちでも体験することで、その難しさを体感し、林業技術の奥深さと安全な作業の重要性を学ぶことができました。

伐木プロフェッショナルの皆様はお仕事で大変お忙しい中、菊池や阿蘇などからいらっしゃり
生徒のために朝早くから準備をしていただきました。
事業を実施していただいた熊本県森林整備課、上益城地域振興局林務課の皆様をはじめ
多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。

矢部高校では、今後もこの競技に取り組んでいく予定です。
今後もどうぞよろしくお願いします。

 

ソーチェーン脱着競技 接地丸太輪切り競技

 簡易伐倒競技 伐木プロフェッショナルの皆さん

食農科学科 TSUTAYA店舗とのジャム商品開発について

今年度、食農科学科ではTSUTAYAと共同でジャムの商品開発を行っています。

「MIERU JAM」(ミエルジャム)と名前を付けて、生産者・製造者・販売者のみんなの思いが「見えるジャム」を製造します。

食農科学科3年生の食・生活コースの4名が「MIERUJAM」のInstagramを開設しました。

そこで生産者さんの思いや学校での製造の様子、商品開発への取り組みについて紹介しています。

ぜひ、インスタをのぞいてみてください。

Instagram 「mieru Jam」で検索してくださいね。

 

 

 

 

 

会議・研修 林業科学科 緑川流域の石橋を視察

林業科学科2年生が授業で取り組んでいる「石橋石工研修(全6回)」は最終日です。

今日・12月9日(木)は、
講師の山下さんと藤原さん、石橋伝統技術保存協会の熊本さんの案内で、
緑川流域に現存する石橋の視察をしました。


視察した石橋は、

 美里町の霊台橋(車窓)、馬門橋、二俣橋
 御船町の下鶴橋、八勢眼鏡橋 です。


石橋の構造や施工した時代や石工の技術など幅広い視点で、
たくさんのお話を聞かせていただきました。


途中、1988(昭和63)年5月の豪雨災害で流出した御船川眼鏡橋の
残石置き場に案内していただきました。

江戸末期から昭和にかけて、御船町には2連アーチの眼鏡橋があったのです。
水害で数多くの石材が流失し、かろうじて流失を免れた石材が30年たった今も保存されています。

 

平成27年ごろまで石橋伝統技術保存会の協力で実施していた本研修ですが、
熊本地震以来は一旦途絶えていました。

 

今回、熊本県職能開発協会技能振興コーナーから事業の案内を受け、
地域のものづくりマイスターの方々や石橋伝統技術保存協会・尾上建設の協力で
”復活”させることができました。
以前に比べて10倍以上の充実した内容となり、生徒達はたくさんの貴重な経験をすることができました。


関係者の皆様には、
お仕事でお忙しい中、2ヶ月間に渡り本校の生徒のために研修をしていただきありがとうございました。


今後もどうぞよろしくお願いいたします。