昨年まで全校生徒で歩いていた「球磨を潤す農業遺産」を、環境工学科の
1年生で実施してきました。
幸野溝取水口に行き、球磨地域の農業と幸野溝の歴史について学習しま
した。農業施設の規模の大きさと隧道の高い技術を知ることができました。
幸野溝の水路の途中には小水力発電があり、農業用水路として県内で2ヵ所
目の発電施設を見学してきました。農業用水を利用したクリーンなエネルギー
について、学習することができました。
百太郎溝取水口に行き、農民の苦労と百太郎溝の歴史について学習しま
した。とてつもなく大きな石を、手作業で組み上げたことに驚きました。
日本遺産構成文化財である幸野溝・百太郎溝が【世界かんがい施設遺産】
に登録され、歴史的な農業土木施設を見学することができました。
今年度も残りわずかとなりましたが短期寮生の研修は続いています。
今週は雨も降りましたが、朝夕の研修にも懸命に励んでいます。
3月20日の昼ご飯に災害用アルファ米の試食会を行いました。災害用に開発された非常食で約5年間もの賞味期限があります。
緊急時にお湯(水)を入れるだけで食すことができ大変便利です。先日学校に届いたばかりですが、賞味期限が近い研修用アルファ米を用いて寮生と共に試食会を行いました。
初めて食べた感想は「米が硬い・・・。」とのこと。夜にはチャーハンに作り直し美味しく頂いたようです。
ちなみに寮生達がベストな方法を検討した結果、「お湯を沸かし→2時間待つ」が最も美味しく食べられる方法なのだとか。
この経験を通して、もしもの時に落ち着いて非常食を準備できる知識を養うことができました。