神殿原農場で飼育している黒毛和種雌牛の「かよこ」。6月17日がお産の予定日です。
しかし、16日の夕方を過ぎた頃からその様子に変化が現れました。
研修入寮で農場にいた生徒も心配そうに観察しています。
いざ、お産が始まってもなかなか子牛の顔が出てきません。それもそのはず、なんと逆子だったのです。それに気付き、急いで子牛を引き出す準備に取りかかりました。
みんなで引き出した子牛。乾いた草で濡れた体を擦ります。大きな子牛で母牛は苦しそうでしたが、何とか無事に生まれてくれました。
そして、「初乳」という栄養がたっぷり入ったミルクを子牛に与えました。
生徒達は、研修入寮最終日に心に残る経験を積んだようです。