中学生の皆さん! 今年度から南稜高校は「地域みらい留学」に参加し、全国に南稜高校の魅力を伝えます。この日は、テーマ別説明会で、「探究活動」というテーマで全国の中学生にPRしました。
学校を代表して、生徒会長と学校農業クラブ会長が説明します。
チャットで質問も来て、反応があるので、生徒たちは一生懸命南稜高校のPRをしていました。
総合農業科の環境コースと動物コースは、それぞれ林業と畜産を学んでいます。山仕事の無事や動物たちの命に対する感謝の気持ちでそれぞれ「山の神祭」と「畜魂祭」を行います。雨のために現地ではできませんでしたが、心を落ち着かせて祈ることができたようです。大切な行事ですね。
祭壇には、お米、塩、野菜、魚などが置かれています。
校長先生
コース長の生徒
最後に先生方で演習林のご神木にお神酒をあげました。
環境コースの測量選択生徒は、建設業への就職を考えている生徒が多いです。この日の授業はセオドライトという器械で角度を測る練習です。中学生の皆さん。分度器の一番小さい目盛は「1度」ですが、測量ではそれより小さい角度があるんですよ。時計のように「分」と「秒」を使うのです。今日、杭の角度を測ってみると「37度27分45秒」でした!
機械操作の確認をします。
実際に測ってみます!
測ったデータは野帳に記入しておきます!まるで仕事をしているみたいですね!
いよいよ製品用の「ふうきゃん」製造が始まりました
出来上がったふうきゃんをパステライザー(大釜)から出し
ひとつひとつ丁寧に瓶詰め
王冠(フタ)を打栓し
殺菌槽に並べて二次殺菌をして出来上がり
これから検査を受け、ラベル貼りが待っております
楽しみにお待ちいただいている皆様の手に届くのが楽しみです
5月19日から製麹を始め、21日に3年生の授業で大豆や塩、種水を混ぜ合わせ味噌を仕込みました
みんなで丁寧に混ぜ合わせ、ソフトボール大の味噌玉を作り、樽に詰めて仕込み完了です
ちなみに…
実は麹を作る者は、製麹数日前から手入れをする期間は「納豆」を食べることができません
納豆菌はとても強く、麴菌が負けてしまい、麹ができないのです
そんな日々を送りながら仕込まれた味噌。約半年後に販売できる予定ですので、楽しみにお待ちください
以下は実習風景の一部です↓
3年生の「醸造」の時間に赤ワインの蒸留をしました
複雑なガラス器具に悪戦苦闘しながら蒸留装置を組み立て、蒸留酒の製造過程を学びました
熊本県立大学でサステナ・フォレストという林業関連のイベントがありました。ドキュメンタリー映画を見た後、対談があったのですが、登壇者の中に卒業生がいたのです。立派に話す姿に感動しました。
映画の中には、令和2年熊本豪雨の話も出ていました。
東京大学や熊本県立大学の教授と共に卒業生の福田さんが登壇され、高校生の頃のプロジェクト研究から学んだことを話しておられました。
今も県職員として森を守る仕事をしておられます!
環境コースでは、「測量」という授業があります。中学生の皆さんは、道路や建物がどうやってできているかわかりますか?すべては、距離や高さや角度を測って、地図や図面を作っているのです。2年生は、平板測量のすえつけテストを行いました。班ごとに工夫して取り組んでいました。
環境コースでは、バイオ炭についてあさぎり町と一緒に共同研究をしています。植物は、朽ちていくといずれ二酸化炭素になりますが、熱を加えることで炭にすると色々とよいものになるのです。中学生の皆さん「バイオ炭」で調べてみてくださいね。
校内の剪定した枝を使います。
あさぎり町からお借りしている「無煙炭化器」です。名前のとおり、煙は出ません。
このバイオ炭を使って、付加価値の高い農産物が生産されるのです。
総合農業科の環境コースでは、木材加工実習で、ベンチやプランターなどを製作しています。これらの材料は、自分たちが伐採した木を使います。小馬床演習林には林内運搬機があるのですが、3年生は上手に操作していました。ただ、この丸太をトラックに乗せるのが大変です。
ヒノキの丸太を林内運搬機で運びます。
トラックに乗せるのが大変です。