鹿農日記

今日の鹿本農業高校!

【施設園芸科】来年の実りのために

3年生の果樹選択者が、スモモのハウスの土壌改良に取り組んでいました。
木の横に深い溝を掘り、豚糞(とんぷん)と化学肥料、苦土石灰をまきます。


土としっかり混ぜ合わせたら、溝を埋め戻します。



このとき落葉が混じらないように、ハウス内はきれいに掃除されています。

「一緒に混ぜ込めば、有機肥料になるのでは?」と
思ったのですが、落葉樹の葉は病気を持っていることが多く、安全のためにすべて廃棄するのだそうです。
今回の土壌改良の効果が出る頃には、3年生は卒業しています。今回の作業は、3年生から2年生へのプレゼントのようなものなのですね。 

薬物乱用防止講話

山鹿警察署より講師をお招きし、薬物乱用防止講話を行いました。
演題は「薬物の特徴及び危険性について」です。
校長挨拶のあと

講師の方から自己紹介を兼ねたご挨拶があり、まずはDVDを視聴しました。

覚醒剤と危険ドラッグの2つの薬物について、高校生が薬物依存に至ったケースの再現ドラマです。

実話に基づく生々しい話に、生徒たちは見入っていました。


DVDでは薬物依存の悪循環や使用停止後も残る体への影響、再犯に至る過程、薬物依存経験者へのインタビューなども紹介されました。

その後、講師の方から改めて薬物の危険性についてお話がありました。また山鹿市内の危険な状況について、こちらも生々しいお話を聴くことができました。

講話終了後には保健委員長からお礼の言葉を述べ、

お礼のカーネーションをお渡ししました。

薬物は、思っている以上に身近な所まで進出してきています。これから先、自分にも誘いの声がかかるかもしれません。
そんなときは、DVDで薬物依存経験者が語っていた「薬物はすべてを失います」という言葉を思い出してください。自分自身を守るのは、正しい知識と強い意志です。

【バイオ工学科】間引き菜の浅漬け

3年生が圃場の作物の間引きを行いました。もったいないので、軽く塩もみして食べてみました。

まずはダイコンです。鹿農祭等で間引くのが遅くなり、結構成長しています。大丈夫かな?
塩をかけて

揉みます。

こんなに水分が出ました。

新鮮な証拠ですね。
このあと食べてみましたが...生徒曰く、「草みたい!」(笑)。成長したダイコンの葉は、火を通した方が美味しいようです。
次はカラシナ。塩もみして

食べてみます。


もうちょっと塩気がほしいかな。

再度試食。


「おいしい!」
カラシナ特有のツンとくる辛さが、やみつきになりそうです。 

【施設園芸科】タマネギ苗の販売準備

施設園芸科の1年生が、タマネギ苗販売の準備をしました。
まずは苗の値段や販売単位を学びました。お客様からお金をいただくことを改めて意識し、責任感が高まります。

続いて、良い苗の見分け方を学びます。

大きすぎる、小さすぎる、曲がっている。

これの苗は販売せず、本校で植え付けます。
作業台に移動して具体的な手順の説明と注意を受けたら、

作業開始です。
本校の販売単位は100本(+予備10本)です。生徒たちは良い苗を選別して11本単位にまとめ、


次の台に届けます。

苗の本数と品質を再度チェック。10束そろったら1つにまとめ

新聞紙で包みます。


苗を汚すことがないように、作業の合間には、床やテーブルの上の掃除も欠かせません。

これを延々と続けます。


先は長いぞ。みんな、がんばれ。 

【理科】生物の研究授業を行いました

本校はただ今公開授業週間中です。その中で生物の研究授業を行いました。テーマは「スギナの胞子の観察」です。
これがスギナです。

スギナの胞子茎(ツクシ)から胞子を取り出し、観察、スケッチします。胞子はこんな形をしています。

なんとなくユーモラスな形でみんな楽しんでスケッチしました。



胞子に息を吹きかけると胞子についているひも(弾糸)が変化します。
息を吹きかける前はこんな感じです。

紙で作った筒を使い検鏡しながらそっと息を吹きかけます。


「おおっ。動いた!丸まった!」

「吹きかけた息の何に反応して弾糸が動くのだろう」グループで話し合い、原因となりそうな要素を考えます。

「温度」「湿度」「振動」「二酸化炭素」「匂い」など、いろいろな可能性が挙げられました。

用意されたいろいろな道具を使ってそれぞれの班で実験を計画し、弾糸の秘密を探ります。

プレパラートを氷で冷やしてみたり

お湯で温めてみたり。

こちらの班も温めてみていますが、ビーカーにラップを被せ、湿度が上がらないよう工夫しています。

スライドガラスをお湯で温め、または冷水で冷やしてからプレパラートを作り、観察する班もありました。

同じ温度の影響を調べるだけでも、いろいろなやり方、工夫が見られました。
二酸化炭素の影響も調べました。二酸化炭素を一旦ビニール袋に入れ、プレパラートに優しくかけています。胞子が飛ばさないため、また物理的な刺激を与えないための工夫です。

水を垂らしてみた生徒もいます。

プレパラートを直接たたいて振動を与えてみた班、プレパラートの近くで手をたたいてみた班もありました。
検証した結果をまとめていきました。

温度を上げても下げても反応なし。二酸化炭素にも反応なし。振動にも反応なし。でも、湿度が上がったときだけは、弾糸がくるりと丸まりました。どうやら、弾糸は吹きかけた息の湿度に反応しているようです。隠された真実を一つ明らかにした瞬間です!
理科の実験は先生の指示通りに行い、教科書で学習してことを検証することが多いのですが、今回は自由に実験計画を立て、教科書に載っていない生物の秘密を探りました。いろいろな工夫や私達も思いつかないような発想が見られ、とても楽しい時間でした。

【鹿農祭】閉会式

後片付けも終了し、閉会式が始まりました。
開会 生徒会副会長

家庭クラブ会長挨拶

結果発表 文化委員長
緊張でがちがち。原稿をガン見してますが、これが普通です。

表彰
各部門の表彰を行いました。
スローガン部門
「平成最後に伝統を造れ!~105年目の挑戦~」

ポスター原画部門 イラスト同好会


壁新聞コンテスト
最優秀賞 3年施設園芸科

優秀賞 1年バイオ工学科

優秀賞 1年生活科学科

〇×クイズの部 優勝
初代「鹿農キング」です。

学校長講評
たくさんのお褒めの言葉とねぎらいの言葉をいただきました。

閉会 農業クラブ副会長

これにて、今年の鹿農祭もすべて終了。生徒のみなさん、お疲れさまでした。明日はゆっくり休んでくださいね。
三部会役員のみんなも、本当にありがとう!おかげで、いい鹿農祭になりました。
今年の鹿農祭は天気に恵まれ、予想以上にたくさんのお客様に来ていただきました。生徒たちの活動の様子を見ていただけて、とてもうれしく思います。ありがとうございました。

【鹿農祭】後片付け

一般開放は13:00で終了。後片付けに入ります。
みんな、てきぱき動いてくれます。








この後、閉会式です。 

【鹿農祭】展示

体育館では授業や文化系同好会の作品、課題研究中間発表、インターンシップ報告などが展示されました。
生活科学科授業作品



書道授業作品

バイオ工学科 室内園芸装飾

イラスト同好会
毎年、玉名市の疋野神社に大絵馬を奉納しています。来年は亥年ですよ。

狐のお面もありました。

(肝腎なイラストを撮り損ねました。ごめんなさい。)
フラワーアレンジメント同好会


2年生 インターンシップ報告

3年生 課題研究中間報告


体育大会団旗
青団:3年生  赤団:2年生  緑団:1年生

壁新聞コンクール

来ていただいたお客様に、文化委員が審査をお願いしました。

【鹿農祭】食品バザーと生徒会・図書委員会

各クラスの食品バザーも、美味しそうでした。
3年施設園芸科 フランクフルト&ジュース


3年生活科学科 豚汁


2年生活科学科 炊き込みご飯


2年施設園芸科 焼き芋


1年生活科学科 ぜんざい

2年バイオ工学科 肉まん


1年食品工業科 ポップコーン
材料のトウモロコシから手作りです。

出張販売もしました。たくましい。

図書委員会
手作りのしおりを無料で配布しました。

茶道部 
生菓子とお抹茶をお出ししました。

人前でお茶を点てたことがあまりなく、とても緊張しました。

生徒会が企画したスタンプラリー。全部集めるとお菓子がもらえるとあって、小さな子どもたちが大喜びでした。


生徒たちも、忙しい合間を縫って楽しんでいました。