日誌

芦高ブログ

鉛筆 褒められて なおも足跡 探す朝

 秋風が心地よく実習園地を吹き抜ける季節となりました。

 昨日、本校にて毎年恒例となっている「狩猟技術向上研修」が実施されました。

 「くまもto☆農家ハンター」の稲葉様をはじめ、地元猟友会や振興局の皆様に毎年お越しいただき、果樹園や畑を守るための専門的なアドバイスを直接いただける、私たち教員にとっても実に貴重でありがたい機会となっています。

 

【受け継がれるバトン、静かに芽吹く変化】

 思い返せば昨年のこの研修をきっかけに、当時の先輩(昨年度の卒業生)たちとともに果樹園の防除対策を本格的に強化しました。

 ※卒業生の活動の様子

 

  それ以来、課題研究の果樹班は毎週のように現場へ足を運び、試行錯誤の対策を積み重ねてきたのです。

  以前の「スイートスプリング」(上)と、今年の「スイートスプリング」(下)。

 まだ果実こそ少ないものの、適切な獣害防除によって守られた樹の勢いや葉の青々とした輝きには、確かな違いが現れていました。

 さらに隣の「はるか」の園地を覗くと、なんと生徒の膝ほどの低い位置にも綺麗な果実がしっかりと実を結んでいます。

 来校いただいた講師の皆様からも、「積み重ねてきた対策のおかげで、目に見えて良い変化がたくさん出ていますね」と温かいお褒めの言葉をいただきました。

 卒業していった先輩たちの想いと、在校生の粘り強さが静かに実を結んでいる——その事実が、教員として何よりの誇りであり、深く心に沁み入る瞬間でした。

 

【一筋縄ではいかないからこそ、探究は続く】

 しかし、自然相手の取り組みに「終わり」はありません。

 本日朝、課題研究果樹班の生徒たちは、さっそく「鹿フンマップ」作成のための果樹園巡回へと向かいました。

 昨日お褒めいただいた園地とは別の区画を歩いていると――

 

 「先生、ここ入られてますよー!」

 「あ、これ鹿が食べたっぽいね……」

 生徒たちの鋭い視線が、新たな被害の痕跡を見つけ出します。

 評価していただいた喜びを糧にしながらも、まだまだ張り巡らさなければならない対策や、改善の余地が山積みであることを再確認しました。

 この「山あり谷あり」の現場こそが、生徒たちをたくましく育ててくれる生きた教材です。

 

【向き合うものは変われど、目の前の課題に全力で】

 

 ザクッ、ザクッ。

 カリカリ、サラサラ。

 こねこね、ペチッ。

 

 1時間目に泥にまみれながら果樹園を巡回していた生徒たちは…

  土と向き合う果樹の現場。

  数式と向き合う黒板の前。

  命の恵みと向き合うパンの生地。

 1日の中で向き合う対象は次々と変わっていきますが、どの瞬間においても、目の前にある課題に対してひたむきに、一生懸命に汗を流す生徒たちの姿があります。

 生徒たちのその健気で力強い眼差しに、教員である私たちが救われ、背中を押される毎日です。

 果樹班の探究と防除の戦い、そして生徒たちの成長の物語は、これからも続いていきます。

スギの成長の歴史を読み解く!3年生林業科の「樹幹解析」

10月13日林業科3年生が演習林へ向かい、スギの伐採を行いましたキラキラ今回の伐採は、単なる伐採実習ではなく、「樹幹解析(じゅかんかいせき)」のための貴重なサンプルを採取するという重要な目的があります王冠

樹幹解析とは?ひらめき
木の幹(樹幹)を一定の間隔で輪切り(円盤)にし、年輪の幅や成長の履歴を詳しく調べる分析方法です。その木がこれまでにどのように成長してきたか、過去の環境変化や手入れの成果を「木の履歴書」のように読み解くことができます。

久しぶりの伐採実習でしたが安全に配慮しながら無事にスギを倒し、解析に必要な円盤(輪切りにした木材)を慎重に切り出して持ち帰ってきましたにっこり

学校に戻った後は、いよいよ仕上げの工程へ! 持ち帰った円盤は、そのままだとチェーンソーの切り跡が残っていて年輪が綺麗に見えません。そこで、生徒たちは紙やすり(サンダー)を使って、1枚ずつ丁寧に表面を研磨していきました。

最初はザラザラしていた表面も、粗さの異なるやすりを順番にかけ分けていくことで、みるみる滑らかに!しっかりと年輪の筋が浮かび上がってきました。

今回のサンプルを元にデータを取っていきます笑うこれから一人一人レポートを仕上げていきます。

頑張っていきましょう!

 

プロの技術と獣道(けものみち)を探せ!本格現場体験「狩猟技術研修」

近年、農作物の被害や地域の安全とも深く関わる「鳥獣被害対策」。今回は専門家の方々を講師にお招きし、最新の技

術から現場での実践まで学ぶ狩猟技術研修を2年農業科・林業科合同で行いましたキラキラ

 

① 座学研修:地域課題と最新テクノロジーを学ぶ

 座学の講師を務めてくださったのは、「くまもと☆農家ハンター」プロジェクトリーダーの稲葉氏ですキラキラ

 まずは、地域で深刻化する鳥獣被害の現状や、なぜ対策が必要なのかという基本について講義を受けました。

特に生徒たちの目を引いたのは、ICT(情報通信技術)やIoTを活用した最新の被害対策です。スマートフォンやセンサーカメラ情報処理・パソコンと連携した捕獲管理システムなど、テクノロジーを駆使した「次世代の対策」について分かりやすく解説していただき、生徒たちも真剣な表情でメモを取っていました鉛筆

 

② 野外研修Ⅰ:罠の構造と機器の設置方法

続いては農場へ移動し、箱わなやくくり罠の設置実習を行いました。

講師には稲葉さんに加え、熊本県猟友会芦北支部の桑田さん・渡邊さん、そして熊本県芦北地域振興局林務課の職員の皆様をお迎えしました3ツ星

 

実際の「箱罠」や「くくり罠」を目前にしながら、それぞれの仕掛けや構造、安全に設置するための手順をレクチャーしていただきました。プロの素早い手つきと手際に、生徒たちからは感嘆の声が上がっていましたお知らせ

 

昼食にはシシ汁が振舞われました給食・食事

 

③ 野外研修Ⅱ:実践!獣道探しと実際の設置作業

 研修の締めくくりは、より実践的なフィールドワークです。

講師の稲葉さん、桑田さん、渡邊さんご指導のもと、実際に動物が通る「獣道(けものみち)」の見分け方を現場で観察しながら教わりました。足跡や枝の折れ具合など、自然の中に残された小さなサインを見つけるプロの観察力に生徒たちも驚いていました。

 その後、見つけたポイントに合わせてシカ捕獲用の「箱罠」や「くくり罠」、実際の現場を想定した作業を通して、地域を守る仕事の大変さとやりがいを肌で感じることができたようです花丸

ご協力いただいた「くまもと☆農家ハンター」の稲葉さん、猟友会芦北支部の桑田さん・渡邊さん、そして芦北地域振興局林務課の皆様、貴重な学びの機会を本当にありがとうございました!

 

本校では今後も、地域課題の解決や先端技術の活用を学べる実践的なカリキュラムを取り入れてまいります。次回の活動報告もお楽しみに!

 

【福祉科】1年生・2年生 介護実習スタート!!

本日から、福祉科1・2年生の介護実習がスタートしました!

今回は、熊本地震の影響で中断していた実習の補習も含め、

11日間にわたる長期の介護実習となります。

実習初日は、前回の実習の振り返りカンファレンスからスタート!

7月の実習で学んだことを発表したり、

疑問に思ったことを実習指導者の方に質問したりしながら、

学びを深めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、今回の実習で確かめたいことを整理し、

一人一人が新たな目標を立てました。

「学んだことを、実践につなげる!」

ご利用者の方々との関わりを通して、一人一人の思いや生活を理解し、

その人らしい暮らしを支えるために何ができるのか。

地域の福祉のプロの方々から学び、考え、実践する11日間が始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実習を受け入れてくださる地域の福祉事業所の皆様、

そして御協力いただくご利用者の皆様に、心より感謝申し上げます。

生徒たちが多くの気づきと学びを得て、

介護の実践力を育むことができるよう、御指導よろしくお願いいたします。

「いつ、どこで起きるかわからない」からこそ。自分の命を守る避難訓練

全校生徒および教職員を対象に「火災避難訓練」を実施しましたグループ

今回の訓練は、校内での火災発生を想定し、安全かつ迅速に避難経路を確認することを目的に行われました。火災発生の放送が入ると、生徒たちは教員の指示に従い、速やかにグラウンドへ避難することができました花丸

小さいころから「お・は・し・も(おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない)」のキーワードを習って避難し、高校生らしく点呼・報告もしっかり行っていましたキラキラ

校長の講評では「火災をはじめとする災害は、いつ、どこで発生するかわかりません。私たち熊本に住む者にとって、熊本地震は日頃からの避難訓練がいかに大切かを身をもって実感した大きな出来事でした。いざという時に自分の命を守り、落ち着いて行動できるよう、こうした訓練の積み重ねを日常から意識していきましょう。」というお言葉がありましたにっこり

今回も地元の消防団の皆様にもご協力・ご連携いただきました。ひらめき地域を守る消防団の方々から防災に関するアドバイスをいただいたほか、訓練の後半には代表生徒と教員による放水体験も実施しました雨

実際にホースを握り、水圧を感じながら標的に向かって放水する体験を通して、消火活動の大変さや初期消火の重要性を肌で学ぶ貴重な機会となりましたにっこり

ご協力いただいた消防団の皆様、本当にありがとうございました3ツ星

災害は予測できませんが、備えることはできます。学校では今後も地域と連携しながら、生徒の safe & secure(安全・安心)な学校生活を守るための防災教育に取り組んでまいります。

ご家庭でもぜひ、この機会に避難経路や防災対策について話し合ってみてください!

鉛筆 長袖に 澄む風抜けて 笑む寒露

 本日10月8日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」です。

 露が冷たく感じられる頃とされ、日中はずいぶんと過ごしやすい気温となってきました。

 澄み渡るすっきりと清々しい青空のもと、校内でも長袖姿の生徒を見かけることが増え、秋の深まりを肌で感じます。

 特に朝晩は少し肌寒いくらいの冷え込みとなり、季節の移ろいを実感する日々です。

 

■ 実りの秋、たわわに育つ命

 寒露の心地よい風が吹き抜ける農場では、植物たちがそれぞれのペースで力強く成長を続けています。

 果樹ハウスの「不知火」はますます肥大し、枝をしならせるほどずっしりと豊かな実を太らせています。

 草花温室に目を向けると、出荷に向けたシクラメンの「葉組み」実習がこれから本格化する時期を迎えます。

 整然と並べられた鉢の中を覗いてみると、気の早い株が数鉢、一足先に可愛らしい花を咲かせていました。

 シクラメンの中にも、どうやら少し「せっかち」な子がいるようです。

 思わずクスッと微笑ましくなると同時に、季節が着実に前へ進んでいることを教えてくれます。

 

■ 16日の稲刈りを待ちわびて

 そして水田に目を向ければ、一面に広がる黄金色の絨毯。

 10月16日に控えた稲刈りの日を静かに待ちながら、丸々と実った稲穂たちが誇らしげに頭(こうべ)を垂れています。

 1年生が大切に種をまき、荒天を乗り越えて泥にまみれながら植えたあの苗たちが、今こうして立派な実りを迎えています。

 自然の厳しさと恵み、その双方に向き合いながら汗を流してきた生徒たちの努力が、目に見える形となって実結ぶ瞬間は、何度経験しても胸が熱くなるものです。

 

■ 秋空のもと、誇らしく前へ

 せっかちに咲く花もあれば、じっくりと時を重ねて実る果実や稲穂もあります。

 進路や考査、日々の実習に向き合う生徒たちの歩みもまた、それぞれのペースで着実に花開き、実を結んでいくはずです。

 寒暖差の大きくなる季節です。

 体調管理に気をつけながら、実りの秋を全身で感じて進んでいってほしいと願っています。

 清々しい秋空のもと、ひたむきに頑張る芦北高校の生徒たちを、農業科一同、これからも温かく見守り、全力で応援していきます。

 

「寒露(かんろ)」

 澄み渡る青空のもと、ずっしりと実る命と、それぞれのペースで前を向き歩む生徒たちのひたむきな姿に想いを重ねて。芦北高校より。

鉛筆 バレンタイン いつ来ても良し この技術

 本日の農業科2年生の「食品製造」は、待ちに待った「ガトーショコラ」の製造実習。

 実は今回のメニュー、先生方が年間の指導計画や生徒たちの技術習得状況、焼き菓子やケーキといった洋菓子の体系的な学びのバランスを綿密に計算した上で、生徒たちにいくつかの候補を提示し、みんなで話し合って決定したもの。

 

【手慣れた手つきと、プロの問いかけ】

 トントン、サッサッ。

 材料を正確に計量し、全卵を卵黄と卵白にサッと分ける手つきは、これまで実習を重ねてきた2年生にとってもうお手の物。

 板チョコも細かく刻んで丁寧に湯煎で溶かし、薄力粉やココアパウダーをダマにならないようきれいにふるいにかけて準備を進めます。

 シャカシャカ、とろ〜り。

 生地を合わせていく工程では、甘いカカオの香りが漂う中で、先生からの鋭くも温かい問いかけやアドバイスが飛び交います。

 

・「砂糖を入れるタイミング」(一気に加えず分けることで、キメ細かく安定した泡に!)

・「作るものによる混ぜ方の違い」(さっくり切るように混ぜるのか、滑らかにつなぐのか)

・「メレンゲを少し入れる意味」(生地の比重を近づけ、全体の泡を潰さずに均一に混ぜ合わせるため!)


 ただレシピ通りに手を動かすのではなく、「なぜそうするのか?」という化学的な理由と意味を一つひとつ理解しながら、最後は型へと丁寧に流し込んでいきます。

 

【理論が形になる、至福の焼き上がり】

 じっくり、ふっくら。

 オーブンに入れて待つこと約40分。

 扉を開けると、芳醇なショコラの香りが実習室いっぱいに広がる立派なスイーツが焼き上がりました。

 

 カットした断面を覗いてみると、中まで密度の詰まった、しっとりとなめらかな仕上がりに。

 「なるほど、だからあの工程が必要だったんだ」

 先生方の言葉の意味が、目の前の美しい断面と質感で証明された瞬間でした。

 

【体系的な学びを重ねて未来へ】

 生徒たちの「作ってみたい!」という主体性を大切にしながら、その裏側に確かな技術理論と体系的な学びを組み込む「食品製造」の実習。

 一つひとつの工程に込められた「意味」を納得しながら形にした今日の体験は、これからさらに高度な加工技術に挑んでいく2年生にとって、大きな自信と確かな基礎となったはずです。

 自分たちの手で理論通りに焼き上げた、自信作のガトーショコラ。

 確かな手つきと理論を身につけた2年生たち——これでいつ2月の「バレンタイン」がやって来ても、準備は万全です!

 今日は持ち帰って、ご家庭で甘く誇らしい時間を過ごしてください。

山で切った一株を未来のベンチへ!ヒノキの皮剥ぎ実習

今回の2年林業科の木工実習はヒノキの皮剥ぎを行いましたキラキラ

このヒノキ、実は生徒たちが自ら演習林で伐採してきたヒノキなんです!自分たちの手で切り倒した木を、今度は製品の材料へと仕上げていく作業に挑戦しました王冠

地元業者に丸太を持ち込み、賃引き(スライス)していただいたものの皮を剥いでいきます。200枚ほどある木材の皮をノミを上手に使いながら剥いでいきますにっこり

皮を剥ぐと、中からみずみずしく綺麗な木目が顔を出し、ヒノキの爽やかで心地よい香りを感じることができました花丸皮の剥がしやすさや木肌の触感など、実際に手を動かすことでしか味わえない「生きた木材」の特性をしっかりと肌で感じることができたようです了解

生徒たちは一本一本、心を込めて丁寧に作業を進めていました。

来年度の作品づくりに向けて
今回綺麗に整えたヒノキの材料は、しっかりと乾燥させたあと、来年度の木工実習で制作する「ベンチ」や「バインダー」などの材料として大切に使用されます!

山で木を育てる・伐採する(素材生産)ことから始まり、加工して日用品へ生まれ変わらせる(利活用)という、林業の循環とモノづくりの面白さを存分に実感できる実習となりました笑う

自分たちが手がけたヒノキがどんな素晴らしい作品に生まれ変わるのか、今から完成がとても楽しみですね!

 

鉛筆 Preparing in the Rain for Tomorrow's Clear Skies

Global Series Vol. 7:Ashikita Dedication

[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第7回は、9月4日の「3年生果樹専攻・雨の日の実習(刈払機メンテナンス)」の記録です。

 [Global Series Vol. 6:Tasting the Difference Today, Selling with Confidence Tomorrow はこちら]

 

[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 7: Junior Fruit Tree Practice — Rainy Day Maintenance (Sep 4th).

[Click here for Global Series Vol. 6:Tasting the Difference Today, Selling with Confidence Tomorrow]

 

 

— Junior Fruit Tree Practice: Expressing Gratitude Through Maintenance on a Rainy Day —

Before we realized it, a whole month had passed since our last post...!

After days of relentless heat, today brought a sudden shift to rain. While outdoor practical lessons were put on hold, there is no point in complaining about the weather! A rainy day has its own distinct work to be done.

With that mindset, the third-year Fruit Tree majors gathered in the practical training room.

Deciding today was the perfect "brush cutter maintenance day," they set out to thoroughly care for the trusty equipment they rely on every day.

 

■ Thorough Maintenance for Our Reliable Partners

Swish, swish, wipe.

The session began with cleaning the air filters—which support the engine's breathing—and the fuel filters that ensure a smooth supply of clean fuel. The students calmly brushed away the accumulated dirt. Next came the spark plugs, the very heart of the engines. They meticulously polished the soot-blackened tips until they were clean enough to strike powerful sparks once again.

 

■ No Shortcuts, Especially Where It Cannot Be Seen

Squeeze.

They carefully applied fresh grease to the gear cases.

Next was replacing the nylon cutting cords, a task that directly impacts work efficiency. Focusing intently on their hands to prevent tangling, they wound the cords with balanced tension—turning smoothly until a crisp snap signaled everything was set. In the workshop, where only the sound of falling rain resonated, a quiet yet intense atmosphere filled the room as each student silently faced their machine.

 

■ Ready for the Next Blue Sky

With all maintenance steps completed, it was time for the final test: starting the engines.

Vroom, vroom!

A powerful exhaust roar echoed through the room. The trusty machines seemed to come back to life, as if saying, "We're ready anytime." Once the rain stops, the relentless weed control work will resume. But our students are ready. The equipment they carefully tuned with their own hands on this rainy day will undoubtedly perform at its best when the sun shines again.

Doing what needs to be done, rain or shine—now fully prepared.

Team Fruit Tree is ready to roll anytime!

【福祉科】目指せ笑顔のレクリエーション!1年生の実習前予行練習

福祉科1年生は、10月に介護実習を控えており、

各実習施設でレクリエーションをさせていただく予定です。

利用者の方々に楽しんでいただけるよう、道具を手作りし、練習を重ねています。

今日は3年生がデイサービスの利用者役となり、1年生の予行練習を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年生はこれまでの介護実習の経験を活かし、

利用者の方の言動や動きを想定して練習相手を務め、進行についてもアドバイスを送りました。

3年生は1年生の成果や課題を付箋に書いて伝えます。

たくさんの気づきやエールでメッセージはボードいっぱいに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の経験を通して、1年生もさまざまな場面を想定することができ、

進行の工夫をさらに深めることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実習施設の利用者様、そして職員の皆様

一生懸命練習し、楽しんでいただけるレクリエーションに挑戦しますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

「木の温もりを届けたい」――私たちが取り組む森育・木育ワークショップ

森林の魅力を次世代へつなぐプロジェクト!3年林業科の「森育木育班」は、地元の子供たちを対象に、森林資源の大切さや木製品の温もりを伝える体験型学習の企画・運営に取り組んでいますキラキラ専門学びの集大成として、生徒たちが主体となって進めている主な活動内容をご紹介します。

地元の保育園・小学生向け「森林教室」の企画・運営

学校林や地域の森をフィールドに、五感を使って自然を学ぶプログラムを企画にっこり
樹木観察や伐倒の見学を通じて、森の循環や林業の役割をわかりやすく伝えます花丸
生徒自らが端材や間伐材を活用したストラップ作りなどを行います王冠
当日はお兄さん・お姉さん先生として、安全な鋸の使い方やヤスリがけを優しく指導していますまる

今回の授業ではネイチャーゲームの記念品を試作しましたひらめき

試作段階ですが、子供たちがもらって喜ぶものを作れるようにしてきたいです笑う

 

鉛筆 ハサミ入れ 描く数年 先の花

 坂道を登りながら、生徒たちの足取りにはどこか緊張感が漂います。

 

 「あの補修で止まっているだろうか……」

 「また破られていたらどうしよう……」

 

 ドキドキとした高鳴りを胸に、前回の実習で緊急対策を行った露地「不知火」園地へと向かいました。

 

  前回の記事はこちら・・「鉄パイプ 打ち込み挑む 知恵比べ」

 

 緊張の面持ちで現場に足を踏み入れると――鹿の侵入痕跡はゼロ!

 自分たちの手で施した補修がしっかりと功を奏し、まずは第一関門突破です。

 

【凄まじい生命力と、新たな刺客】

 ムクッ、青々と。

 食害を受けた「不知火」の枝をよく観察すると、わずか2週間前に葉を削ぎ落とされた場所から、力強く新芽が吹き出しているのを確認。

 このまま食べられ続ければ枝ごと枯れてしまうリスクもありましたが、「不知火」が見せた粘り強い生命力に生徒たちも驚きを隠せません。

 しかし、ホッとしたのも束の間。

 自動撮影カメラのデータを解析すると、なんと今度はイノシシの親子らしき姿が……!

 鹿は防げたものの、油断は禁物です。

 次回の実習では、さらに頑丈な獣害ネットの補修や張り替えを計画し、絶対に突破されない対策を検討していきます。

 

【逆転の発想!9月の剪定実験】

 続いて、樹勢回復を目指す「スイートスプリング」の試験区へ。

 現在、対象の樹は主幹や主枝から多くの新梢(新しい枝)が発生しているものの、樹全体に実がなっていないという課題を抱えています。

 そこで果樹班は、「結実がない状態」を逆手に取った実験を試みることに!

 本来なら冬季に行う剪定ですが、あえてこの9月に実施(比較のために剪定しない試験区も用意)。

 特に今後「徒長枝(無駄に伸びる枝)」になりやすい主枝上面の新梢を、今のうちに早めに剪定していきます。

 

【見据えるのは、来年・再来年の姿】

 パチ、パチッ、スーッ。

 茂っていた新梢を切り落とすと、それまで混み合っていた主幹部が見違えるほどスッキリと風通し良くなりました。

 果樹の研究は、今日実習したからといって明日にすぐ結果が出るものではありません。

 この一手が、来年・再来年の開花や着果にどう影響してくるのか。

 目先の変化に一喜一憂せず、未来の収穫を見据えた果樹班の探究と挑戦は、まだまだ続いていきます。

鉛筆 秋風や 挑む背中に 光あれ

 昨日9月23日は、二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」でした。

 昼間はまだ夏の残り香を感じる日差しが差すものの、朝晩はすっかり過ごしやすくなり、澄んだ空気が心地よく頬を撫でる季節となりました。

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、季節の歩みは着実に進んでいます。

 シルバーウィークが明け、学校は一気に緊張感のある空気へと包まれ始めました。

 

■ 挑む秋。それぞれの場所で戦う生徒たち

 今、3年生はまさに進路活動の真っただ中です。

 就職を希望する生徒たちは、連日のように就職選考(面接や試験)へと挑んでおり、日ごとに誰かが公欠で試験に向かっています。

 空席の残る教室に漂うのは寂しさではなく、「仲間が今、自分の未来のために戦っている」という静かな熱気と互いを思いやる空気です。

 また、10月に入ると進学を希望する生徒たちの試験も本格化します。

 面接や小論文の対策に打ち込む生徒たちの表情には、真剣そのものの熱が宿っています。

 就職、進学、それぞれの道は違えど、互いの努力を認め合いながら進む姿はとても頼もしく感じられます。

 さらに、来週からは全学年で定期考査も控えています。

 放課後の校内では、テストに向けて残って勉強に励む生徒や、農場での実習の成果を振り返る生徒の姿が見られます。

 

■ 夜長の深まりとともに、未来を灯す

 秋分を境に、昼よりも夜の時間が少しずつ長くなっていきます。

 秋の夜長、深く静まる時間の中で重ねる努力は、必ず明日の自分を支える光になります。

 自分の進路と向き合い試験に向かう足取りも、机に向かってペンを走らせる手も、すべては自分の夢や目標を実現するための大切な一歩です。

 季節の変わり目、寒暖差に気をつけながら、この試練の秋を乗り越えていってほしいと願っています。

 それぞれの未来に向かって突き進む芦北高校の生徒たちを、農業科一同、これからも温かく見守り、全力で応援していきます。

 

「秋分」

 夜の長さを増す空のもと、就職や進学、考査という試練に挑み、自らの手で未来を切り拓く生徒たちのひたむきな姿に想いを重ねて。芦北高校より。

大型機械の操作からチェーンソー間伐まで!熱気あふれる演習林

先週に引き続き9月15・16日に2年林業科が演習林実習を行いました花丸

15日は県立林業大学校と連携し林業大学校の学生、更に地元の林業研究グループと共に実習を行いましたキラキラ

林業大学校との連携では高性能林業機械の操作を学びましたグループ

本校生徒は例年通りプロセッサ(木材の枝払い・玉切りを行う機械)の操作をしましたが、同時に林大生がグラップル(丸太をつかみトラックなどに積むことができる機械)・フォワーダ(丸太を積載する自走式機械)を操作しているの見学することができましたグループ

操作を終えた生徒からは

「ボタンがいっぱいついて触るのが怖かったが実際にやってみると簡単に操作することができた」

「チェーンソーでやった枝払いや玉切りがこんなに簡単にできる機械があるのかと感動した」

などの声が聞かれました笑う

林業研究グループからは間伐を指導していただきましたまる

前の週に学校の先生から基礎は習いましたが、今回は実際に林業を生業にしている方や現場で働かれている方から直接指導していただけた貴重な機会になりました王冠

まずは伐倒する前に指先確認を行うことが大切!!

「上方良し」(樹木につるなどが絡んでないかなど確認)

「周囲良し」(伐倒作業する周辺【伐倒する木の高さ×1.5程度】に人がいないか確認)

「伐倒方向良し」(伐倒する方向に障害物【障害物があると倒した後に木が跳ね上がる】などがないか確認)

「足元良し」(作業するところに邪魔な木やつるがないか確認)

「退避方向良し」(木が倒れ始めたときにあらかじめ逃げる方向を決めて障害物を取り除いておく)

全ては安全に作業を行うために必要な確認になります注意

「安全第一、品質第二、生産第三」と言われるように怪我をしてしまってはどんなに良い成果を上げても意味がありませんにっこり

今回の実習でも大きな怪我もなく予定通りの行程を終えることができました花丸

ご協力いただきました関係の皆様方ありがとうございました!

鉛筆 結び吊り 黄色く染まる その日まで

 本日の農業科2年生「総合実習」は、ハウス内での「不知火(しらぬい)」の枝吊り実習です

 果実が順調に肥大してくると、その重みで枝がぐんぐんと垂れ下がってきます。

 そのままにしておくと、最悪の場合は枝が折れてしまうことも……。

 そこで、ハウスの上に張り巡らされたワイヤーから麻紐を伸ばし、果実のついた枝を吊り上げて支える技術を学びます。

 

【プロの技「一工夫」を体得する】

 キュッ、シュッ。

 一見、ただ紐を結んでいるだけのように見えますが、実はここに必要なのが農業科ならではの「一工夫」です。

  ・果実の成長に合わせて「高さ調整」が簡単にできること

  ・果実を傷つけず、でもしっかり固定できること

  ・収穫後の「撤去」のときに、サッと簡単に解けること

 2年生たち、この結び方を夏休みの間に実習室内で何度も何度も繰り返し練習してきました。

 指先が覚えるまで叩き込んだあの成果を、現場の実習で発揮する時がまさに今です。

 

【指先に込める、未来の収穫への想い】

 「よし、この高さでバッチリ!」

 手元に集中しながら、一本一本の枝と丁寧に向き合う生徒たち。

 夏休みに実習室でトレーニングを重ねていた姿から一転、実際のハウス内で迷いなくサクサクと結び目を作っていく姿には、頼もしい成長が感じられます。

 

【見事な黄色に染まるその日まで】

 枝を吊り上げてもらい、どこか誇らしげに青空に向かって持ち上がった「不知火」の果実たち。

 しかし、本格的な収穫はまだまだ先です。

 これから秋を越し、緑色の果実が鮮やかな黄色へと色づき、甘みが乗った見事な果実に育つまで。

 生徒たちの手による細やかな管理実習は、これからも続いていきます。

 自分たちの手でしっかり支えた「不知火」

 最高の収穫期を迎えるのが今から楽しみです。

剣道部「OPEN稽古会」を開催します!

芦北高校剣道部です!

いつも地域の皆様や保護者の方々より温かい応援をいただき感謝申し上げます。

 

今回剣道部では、中学生、小学生を対象とした

「OPEN稽古会」を開催します!

 

日時は令和8年9月20(日)(日)9:00~12:00

場所は芦北高校剣道場にて行います!

 


 

7月に行われた玉竜旗高校剣道大会において最終日3日目(ベスト64)へ進出し奮闘した剣道部。

ぜひこの機会にそんな高校生と一緒に剣道の楽しさを感じ、芦高剣道部の魅力を体験してみませんか!?

OB・OGの先輩方のご参加もお待ちしています。

 

鉛筆 一瓶に 詰める成長 一歩ずつ

 本日の農業科2年生の「食品製造」は、実習室で「イチゴとブルーベリーのミックスジャム」製造に挑戦です!

 実習に入る前の全体説明では、先日教室の座学で学んだ「ゲル化の三要素(糖度・酸度・ペクチン)」について、振り返りました。

 めざす目標糖度は60度。

 理論で学んだ知識が、いよいよ目の前の実習とつながっていきます。

 

【一滴一滴に込める緊張感】

 全体説明を終えたら、充填作業へ。

 熱々のジャムを扱うのは、2年生にとって今回が初めての実習です。

 微調整の基準は「ビンの首まで確実に入っているか」。

 少なすぎても多すぎてもいけないため、目の前の瓶をじっと見つめながら「あと数ミリ……!」と慎重にスプーンを動かします。

 熱い瓶をこぼさないよう丁寧に拭き上げる手元には、心地よい緊張感が漂います。

 

【密閉直前!最後の最後まで手抜きなし】

 いよいよ最終段階、キャップを締める「密閉」の工程へ。

 ここでしっかりチェックすると、中にはほんの少しだけ量が足りず、急遽ジャムを注ぎ足して微調整する瓶もいくつかありました。

 「もうちょっと足そう!」

 「よし、これで首までピッタリ!」

 最高のジャムを届けるため、最後の1瓶まで妥協せず、声を掛け合いながら丁寧に仕上げていきます。

 

【未来の名人に育つ日まで】

 そんな2年生の奮闘を見守りながら、ふと頭をよぎったのは、以前投稿した先輩たち(現3年生)の手際の良さでした。

 

 過去のブログはこちら→「共に行く 地域と歩む この一歩」

 

 無駄のない動きでテキパキと実習を進める先輩たちも、最初から完璧だったわけではありません。

 今日の2年生のように、座学の知識を現場で試し、量の加減に悩み、注ぎ足しながら一歩ずつプロの技術を身につけてきたのです。

 教室で学んだ知識が、今日の手探りの実習を通して一つひとつ自分の技術へと昇華していきます。

 先輩たちの背中を追いかけながら、ここからどんどんレベルアップしていこう、2年生!

福祉科 人に触れる仕事 手から伝える相手を思うケア

福祉科では「動き出しは本人から」というテーマで

介護講習会を行いました。

北海道から大堀具視先生にオンラインで講話をいただきながら

介護福祉士会の方々も来ていただき

福祉・介護のプロから、「身体に触れて知る仕事」において

大切なことを学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして福祉現場で勤務している本校福祉科の卒業生も

集まってくれて、一緒に学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年生はコミュニケーションを中心に、実際の介護の様子の動画を見ながら

大切な声掛けのポイントを発見していきました。

利用者の方の言葉や様子をしっかり見て、耳を傾ける。

そうすると相手が発した情報をもとに、気づきが増える。

いい介護ができる可能性は、自分の手で広げていくことができる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利用者様の生活の主体は、利用者様だから

安心して気持ちよく暮らせるように、

ご本人がどうしたいのか、尋ねてみる、伺うことが大切です。

いつまでも「自分で自分のことをやっている」と思っていただく

コミュニケーションの在り方を、みんなで考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年生では、「動き出しは本人から」の支援を実践しました。

利用者様の生活のルール、その人らしさはご本人が教えてくれます。

利用者様にある可能性を信じ、1mmでも自分から動き出そうとする

その意識を感じること、認めることが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体位変換をするときには、顔の向きや頭を支えて促す方法など

利用者の動き出しを待って行う支援を実践しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大堀先生から「言葉遣いが聞いていて気持ちがいい」と

言っていただきました。

教えていただいたことを活かして

人々の幸せな暮らしをプロデュースしていきます!

 

 

 

 

福祉科 芦北支援学校 本校舎との交流会

福祉科2年生が、芦北支援学校の生徒さん方と交流学習を行いました。

いつもは分教室の生徒さんとの交流を行っていますが、

今回は本校舎の中等部・高等部の生徒さんとの交流です。

芦北支援学校の生徒さんの元気な自己紹介で始まり、

福祉科の生徒たちは、手話で自己紹介を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3班に分かれてボーリング大会を行いました。

ストライクが出る度に、みんなで大喜び!大盛り上がりでした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芦北支援学校の生徒さん方は、

製作された用具を用いて、個々の力に応じた投球方法で挑戦しており、

個別性やエンパワメントの支援の実践を学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、喀痰吸引が必要な生徒さんに対する医療的ケアの見学を行いました。

喀痰吸引は、ご本人にとって苦しさを伴うケアであり

意思確認がとても重要であることを学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

給食を児童・生徒さん方の個別性に応じて、

ミキサーで撹拌などを行う二次調理の見学を行いました。

白米の水分量や粘度等、一人ひとりの嚥下する力に応じて

調節されている実際の支援を見学することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芦北支援学校の生徒さん、先生方のおかげで

福祉科の生徒たちにとって、貴重な

そしてとても楽しい充実した交流となりました。

ありがとうございました。

 

鉛筆 駆け抜けた 未来の自分に 出会う旅

 夏の日差しがまだ強く残る、眩しい秋空。

 第44回全九州高等学校陸上競技新人対抗選手権大会熊本県予選大会は、いよいよ最終日を迎えました。

 

【試される「自分の身体」との向き合い方】

 今日、芦北高校陸上競技部が挑んだのは男女200m。

 昨日までに掴んだ「アスリートとしての自覚」を胸に、選手たちは最後まで一歩一歩を噛み締めるようにトラックへ挑みました。

 直線だけでなく、コーナーを全速力で駆け抜けるタフな200m。

 競技を終えた男子生徒からは、思わずこんな率直な一言が漏れていました。

 

 「全然体が動きませんでした。自分の身体じゃないみたいです」

 

 自分のイメージ通りに身体が動かないもどかしさと悔しさ。

 その言葉を聞いて、専門家である顧問の先生はすかさず、優しくも真理を突いた言葉を返します。

 

 「練習での追い込みが足りなかったからだな」

 大会の日に最高のピークをどう持ってくるか。

 自分の身体をいかに自在にコントロールし、走りに変換していくか。

 昨日の「陸上はごまかせない」という言葉が、実感を伴って生徒の胸に深く深く突き刺さります。

 

【春に大きな花を咲かせるために――知らない自分に出会う旅へ】

 隣のコースを走る選手よりも早く、ゴールへ。

 前にいる選手に、一歩でも追いつくために。

 そして何より、昨日の自分を越えていくために。

 

 3日間の激闘をすべて終え、スタンドではやり切った生徒たちが集まり、記念撮影の時間を迎えました。

 生徒たちの表情を見つめ、優しくシャッターを切る顧問の先生。

 そして、レンズに向かって晴れやかな表情を向ける部員たち。

 カメラに向けられたその表情には、悔しさの中にも、自分たちの現在地をはっきりと見定めた力強い眼差しが宿っています。

 自分と誤魔化さずに向き合い、泥臭く地力を蓄える厳しい冬が、もうすぐやってきます。

 けれど、その過酷な冬こそが、春に大きな大輪の花を咲かせるための、深く頑丈な「根」を張るかけがえのない時期なのかもしれません。

 次にこのスタジアムに立つとき、僕たちはどんな走りをしているのだろう。

 きっと、厳しい冬を乗り越えた先で、まだ見ぬ「自分の知らない自分」に出会えるはずです。

 

 

 3日間にわたって温かいご声援を送ってくださった保護者の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 ここからまた一歩ずつ、真のアスリートとして前へ進んでいきます。

 これからも芦北高校陸上競技部をよろしくお願いいたします!