在校生・保護者の方へ

Students & Parents

芦高ブログ

鉛筆 間に合わず だから出会えた 頼もしさ

 

 自らの業務を片付け、食品製造実習室へと急ぎました。

 今日の当番実習は、農業科2年生のシフォンケーキ製造。

 

 ……しかし、私が到着したときには、すでに製造の山場は越えていました。

 オーブンから出てくる焼き上がりの瞬間にはなんとか立ち会えたものの、材料の計量や生地を混ぜ合わせる、あの繊細な実習プロセスを見届けることができず。

 正直に言えば、実習を見逃した「残念さ」が残る到着でした。

 

 けれど、ガランとし始めた調理場で、それ以上の驚きに出会うことになります。

 担当職員が指示を出すよりも早く、誰からともなく、すいすいと片付けが始まっていました。

 実習台を黙々と磨き上げる者、使用した器具を迷いなく洗浄する者、そして一列になって床を掃き清める者。

 「次はどこをすべきか」「誰が足りていないか」を各自が周囲を見渡し、判断して動いています。

 そこには、指示を待つ生徒の姿はありませんでした。

 

 これは3年生としての「自覚」なのか、それとも担当者が積み重ねてきた「仕掛け」の成果なのか。

 いずれにせよ、その淀みのない動きに、思わず感心していました。

 私を含め2名の果樹担当者でも、ちょうど「新3年生は、自分で考えて動くようになったね」と話していたところでした。

 食品担当者ともその話題になると、「本当に、成長が見られますよね」と、生徒たちの変化に深く頷き合いました。

 

 もちろん、まだまだ改善の余地はあるかもしれません。

 けれど、自分の役割を自ら見つけ、現場を動かしていくその逞しさ。

  製造の核となる部分は見られず残念でしたが、もし間に合っていたら、私はこの「自ら考え、動く生徒たち」の静かな凄みに気づけなかったかもしれません。

 工程が終わっていたからこそ出会えた、新3年生たちの頼もしい光景。

 これからの農業科を背負って立つ彼らの飛躍に、確かな期待を寄せています。

それぞれの成長を胸に、次なるステージへ

日増しに春の訪れを感じる季節の3月23日(月)本校では令和7年度の表彰式および3学期修了式を執り行いましたキラキラ

1年前の始業式、少し緊張した面持ちで登校してきた生徒たちも、今ではひと回りもふた回りも逞しく成長した姿を見せてくれました笑う

表彰式

修了式に先立ち行われた表彰式では、今学期、学業や部活動、文化活動で目覚ましい活躍を見せた生徒たちが登壇しました花丸

新体操や空手などの運動系の部活がよく表彰されているイメージでしたが、今回は書道や文化系の部活動、福祉関係での表彰が多くありました王冠

修了式

修了式は「昨日までの自分が、今日の自分に力を与え、明日からの自分を助けられるようにつなげる日」ですまる

校長先生からは、課題に目を向けるだけでなく、自分の良さや頑張ったことを大切にし、自分を認め、誇りにしてほしいという温かい言葉がありました。校長訓話全文⇒260323 修了式あいさつ.pdf

生徒代表の言葉として2年林業科の椎屋君が話をしましたお知らせ

この1年を振り返ってよかったこともたくさんありましたが、後悔したこともいろいろありました。その後悔を糧に来年度はいろいろなことに挑戦していきましょう!!と心強い言葉をかけていましたにっこり

明日からはいよいよ春休みが始まります。

進級を控えたこの時期は、期待と少しの不安が入り混じる時期かもしれません。
事故や健康に十分気をつけ、4月新学期素敵な笑顔でスタートできることを楽しみにしています!

1年の集大成!泥だらけの笑顔と、繋いだシャトルの記憶

学年の締めくくりとなる「3学期クラスマッチ」が開催されました。

1年間共に過ごしたクラスメートと挑む最後のスポーツ行事。どの会場も、熱気と歓声に包まれました!

女子:バドミントン(体育館)

体育館では、女子によるバドミントンが行われました。

 5人制(ダブルス×2,シングルス)で行われた今大会キラキラペア同士の「どんまい!」「ナイスショット!」という声掛けが響き渡り、 シャトルを地面に落とさない必死のレシーブに、観客席からは大きな歓声が上がりました。 試合が終われば、敵味方関係なくお互いの健闘を称え合う爽やかな光景が印象的でしたにっこり

男子:サッカー(グラウンド)

一方、昨夜の雨でコンディションの悪いグラウンドをものともせず、男子によるサッカーが繰り広げられました笑う

泥だらけになりながらボールを追いかける姿は迫力満点。鮮やかなゴールが決まるたびに、クラス全員が飛び跳ねて喜んでいました。 1点を守り抜くために、声を掛け合いながら鉄壁の守りを見せるクラスもあり、担任の先生も熱狂しながらコートサイドでは身を乗り出して応援する姿もあり、クラスの絆がより一層深まったようですお知らせ

決勝戦はPKまでもつれ込む大接戦でした汗・焦る

女子のバドミントン、男子のサッカー共に2年林業科が優勝を飾りました花丸

3学期も残りわずかキラキラ

勝ち負け以上に、仲間と全力で笑い、汗を流したこの時間は、きっと一生の宝物になるはずです。

この団結力を糧に、次の学年に向かって力強く進んでいきましょう!

選手の皆さん、運営の生徒会の皆さん、本当にお疲れ様でした!

鉛筆 闇を知り 光を数え 花ひらく

 明日、3月20日は二十四節気の「春分(しゅんぶん)」を迎えます。

 太陽が真東から昇り、真西へと沈む日。

 昼と夜の長さがちょうど半分ずつになり、明日を境に、私たちが見る世界は少しずつ「光の季節」へと傾いていきます。

 私たち農業科の生徒が、栽培を学ぶ上で必ず出会う不思議な法則があります。

 それは、植物たちが時計もカレンダーも持たずに、どうやって「今が咲く時だ」と知るのか、という謎。

 その鍵を握るのが『光周性(こうしゅうせい)』です。


■ 植物たちの「こだわり」と、闇の魔法

 植物には、それぞれ「このくらいの光の長さになったら花を咲かそう」という自分なりのルールがあります。


• 長日(ちょうじつ)植物

 春から夏にかけて、日が長くなると「待ってました!」と花を咲かせるタイプ(ホウレンソウやレタスなど)。


• 短日(たんじつ)植物

 逆に、日が短くなってくるのを感じて秋に準備を始めるタイプ(イチゴやキュウリなど)。


 実は植物たちが測っているのは、光そのものではなく、光が途絶えた「連続した闇の長さ」です。

 植物たちは、葉にあるセンサーで、一日のうちの「夜の時間」をじっと測っています。

 春分という節目を過ぎ、闇が少しずつ短くなっていく……。

 その微かな変化を感じ取り、「春が来た、今こそ芽吹く時だ」と、命のスイッチを入れるのです。



■ 幾万の夜を越え、新しい出逢いへ


 果樹園の先にある「峰崎さくらの森」の大寒桜も、まさにこの闇の魔法を敏感に感じ取り、今、見事な淡紅色の花を広げています。


 24年前、大松先生たちが植えられたあの苗木たち。

 それから今日まで、巡り来る四季を二十四回。

 三六五日の朝と夜を、幾千、幾万と積み重ねて、彼らはこの場所で静かに呼吸を続けてきました。

 一晩たりとも休むことなく、凍えるような冬の闇さえもじっと数え上げ、光の訪れを信じて待つ。

 その誠実な営みの果てに、今のこの美しい景観があります。

 そして今、この桜たちは、もうすぐこの学び舎の門をくぐる新入生たちを迎えようと、その枝を精一杯に広げています。



■ 力を蓄え、躍動の春へ


 明日の春分、農場は束の間の休息に入ります。

 しかし、土の下でも、枝の先でも、植物たちの内なる時計は休むことなく時を刻み続けています。

 私たちも、新しい仲間を迎える準備を整えながら、次なる農繁期への力を蓄えたいと思います。

 皆さまもぜひ、足元に咲く小さな花が「どのくらいの闇を越えて、咲くスイッチを入れたのかな?」と思いを馳せてみてください。

 


「春分(しゅんぶん)」

 闇の深さを数え、明日を待つ芦北高校より。

「芦北で暮らす、学ぶ」がもっと身近に!住まいの確保に関する包括連携協定

芦北高校には、県内外各地から「農業や林業を学びたい」「伝統ある環境で成長したい」という意欲を持った生徒が集まります。しかし、遠方の生徒にとって最大の壁となっていたのが「住まい」の不足でした汗・焦る

今回の協定は、行政・学校・民間が手を取り合い、生徒たちが安心して学業に専念できる居住環境を整備することを目的としていますキラキラ

地域住民 芦北町役場 

地域連携、見守り・駆け付け支援、家主補助

熊本県立芦北高等学校

教育的支援、生活指導、緊急時対応、生徒募集

株式会社松下組(地元芦北町の建設のエキスパート)

寮施設の整備、貸主としての提供

イー・アンド・エム株式会社(ICT・システム開発のプロフェッショナル)

ICT保安技術提供(防犯、入退室管理、24時間相談)

株式会社共立ソリューションズ(学生寮の管理・運営のスペシャリスト)

寮運営ノウハウ提供(生活支援、管理、食事)

県南広域本部芦北地域振興局長 森山様を立会人として調印されました鉛筆

「芦北で学びたいけど、通学が難しいから諦める……」そんな声をゼロにしたい。今回の協定は、私たちのそんな願いを形にする大きな一歩です花丸

今回の調印式をもとにした新たな住まいが令和9年度より稼働予定ですグループ

芦北高校生の住まいの確保に関する包括連携協定概要.pdf

 

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〒869-5431 
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