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芦高ブログ

鉛筆 こねる手に ナポリの風が 吹く実習

 

 本日3・4限目、農業科2年生の「食品製造」の授業。

 今日のブログのタイトルと、ここからお送りする製造工程の写真を見て、生徒たちが一体「何を作っているのか」、ぜひ画面の前で予想しながらご覧ください!

 

 一見、よくある美味しそうな料理ですが、実は「小麦粉のグルテン形成」「酵母菌(イースト)の発酵特性」を体感で学ぶ、農業科ならではの本格的な実習の記録です。

 

【前編:職人の技と、ミクロの科学】

1.まずは先生の説明を真剣に聞きます。

(仕上がりの食感を左右する、重要なポイントを頭に叩き込みます)

 

2.材料を正確に計量。

(食品製造において、1グラムの誤差は命取り。慎重に測ります)

 

3.ボウルに入れて、均一に混ぜ合わせます。

 

4.ここからが力仕事!まずは優しくこねる。

 

5.さらに全体重をかけて、力強くこねる!

(こねることで小麦粉のタンパク質が結合し、網目状の「グルテン」が形成され弾力とツヤが!)

 

6.丸めてラップに包み、しばらく寝かせます。

 

【後編:目の前で起きる、生命の神秘】

7.生地を休ませている間に、次の「盛り付け」の説明を聞きます。

 

8.……と、説明を聞いている間に、ラップがパンパンに膨らんでる!?

(これぞイースト菌の力!生地の中で二酸化炭素を発生させている証拠です。)

 

9.発酵した生地を、薄くまるく成形します。

 

10.ソースを均一に塗って……

 

11.彩り豊かな具材を、焼き上がりを計算しながら乗せていきます。

 

12.オーブンに入れて、高温で一気に15分!

 

【運命の正解発表!!】

13.焼き上がりました!

 正解は、タイトル通り「ナポリ風ピザ」でした!

 

 外はカリッと香ばしく、中は驚くほどモチモチ。

 小麦粉の性質を知り、微生物の手を借りることで、ただの粉がこれほど美味しい「食品」へと姿を変える。

 これこそが食品製造の醍醐味であり、面白さです。

 

14.学びの成果が詰まった、世界に一枚だけの特製ピザが完成です!

 

【おうちに持って帰ります!】

 こうして焼き上がった最高のピザは、本日生徒たちが自宅へと持ち帰っています。

 自分たちで粉から、科学の力を借りて一生懸命に作った自慢の味。

 今夜はぜひ、ご家庭で今日の頑張りや学びの話を聞きながら、召し上がってください。

 それでは皆様、家族みんなで――

 

 「ブォナッペティート(召し上がれ)!」

 

鉛筆 小暑の日 夏空仰ぎ 夢を祈(こ)う

 本日7月7日は、二十四節気の「小暑(しょうしょ)」です。

 文字通り、いよいよ本格的な夏の暑さが始まる節目の日。

 そして、誰もが夜空を見上げ、星に願いを託す「七夕(たなばた)」でもあります。

 ここ最近は重たい梅雨空が立ち込め、しとしとと雨が降り続く日が続いていましたが、今日は朝から一転、突き抜けるような青空と、力強い夏の白い雲が広がりました。

 待ち望んだ晴天ではありますが、一気に気温も湿度も上昇。

 ふと足元を見れば、ひまわりの黄色い花が咲き誇り、蜜蜂が忙しそうに飛び回るなど、農場はすっかり夏の装いです。

 この急激な暑さは、外で活動する生徒たちにとっては身体に堪える非常に厳しい試練の始まりでもあります。

 

■ 暑さに負けず、農場で流すひたむきな汗

 そんな過酷な暑さの中でも、農業科の生徒たちは決して歩みを止めません。

 本日、果樹専攻の生徒たちは、照りつける太陽のもとで果樹園の草刈り実習に奔走しました。

 草むした地面を、集中力を切らさずに一台一台丁寧に刈り進めていく作業は、体力的にも本当にタフな実習です。

 しかし、すべては育てている命に豊かな栄養を行き渡らせるため。

 生徒たちが大汗をかきながら実習に励むその傍らでは、期待のメロン「肥後グリーン」がネットをくっきりと浮き立たせて丸々と大きく実り、柑橘の「不知火」も青々とした力強い果実を太らせています。

 また、温室の中では次の季節を待つシクラメンの瑞々しい緑の葉が、一鉢一鉢丁寧に整えられていました。

 生徒たちの流した汗は、確実に農場の植物たちの生命力へと変わっています。

 

■ 天の川に想いを馳せ、それぞれの夢の舞台へ

 実習でしっかりと汗を流した放課後、校内では七夕の心温まる風景が広がっていました。

 図書室前の黒板には、彦星と織姫、そして夜空に流れる天の川を描いた見事な黒板アートが施され、紀友則(きのとものり)の歌が美しく添えられています。

「あまの河 あさ瀬しら波 たどりつつ 渡りはてねば 明けぞしにける」


 黒板に書かれたその言葉のように、高校生活の限られた時間は、夢中になって走っているとあっという間に過ぎ去ってしまうものです。

 だからこそ、今という時間を大切に、自分の「将来の夢」や目標に向かって一歩一歩、実直に突き進んでほしいと願っています。

 梅雨を耐え抜き、今日の強い光を浴びて一段と色濃くなった農場の緑のように、生徒たちがこの試練の夏を超えて、自らの手で大きな未来を切り拓いていくことを信じています。

 星が輝く今夜、芦北高校の生徒たちのすべての願いや挑戦が天に届き、それぞれの夢が豊かな実りを結びますよう、農業科一同、これからも見守り、全力で応援しています。

 

「小暑」

 「七夕」を迎えて 一転した夏空のもと、命のきらめきと、自らの夢に向かって汗を流す生徒たちのひたむきな姿に未来を重ねて。芦北高校より。

鉛筆 先輩の 言葉が照らす 道しるべ

 「学校とバイトのバランスはどう取っていますか?」

 「ひとり暮らしって、やっぱり難しいですか?」

 「進路を決めるときに、一番大事にしていたことは何ですか?」

 質疑応答の時間に入った瞬間、学年を問わず、次々と手が上がりました。

 生活費のリアルなお金の話から入試対策まで、生徒たちから溢れ出す等身大の質問の数々。

 これほど多くの質問が飛び交ったのは、生徒たちがただ聞いていただけではなく、自分の未来を重ね合わせ、それだけ強い興味を持って先輩の話に耳を傾けていた証拠です。

 本日6限目、現在教育実習生として来られている本校卒業生のK先生による、「卒業生講話」を開催しました。

 

【担任の粋な企画で、農業科が全員集結!】

 この講話を企画したのは、K先生の高校在学時に担任だったM先生です。

 先生の熱い呼びかけに応え、農業科の1〜3年生全員が視聴覚室に大集結。

 

【芦高から大学へ。先輩が歩んだリアルな軌跡】

 講話のなかで、K先生は自身の経験をもとに、生徒たちの未来に直結するたくさんのお話をしてくださいました。

 ・芦高への入学のきっかけ

 ・在学時に熱中したこと(フラワーアレンジメントや農業鑑定競技への挑戦)

 ・進路決定までのプロセス(担任の先生からの声掛けや、試験に向けた取り組み)

 ・大学で専門的に学んでいること(造園や栽培について)

 さらに、高校生が一番気になっている「大学生活のリアル」についても、ひとり暮らしの工夫やアルバイト、現在の就職活動の様子まで、包み隠さず語ってくださいました。

 

「やりたいことがない」と悩む後輩たちへ】

 進路に迷う後輩たちに向けて、K先生が送ってくれたアドバイスは、心に深く刺さるものでした。

 「進路を選ぶために、まずは資格や経験をたくさん積んで選択肢を広げてほしい。そして、周囲への感謝を伝えることを忘れないでください」


また、「将来やりたいことがまだ見つからない」という生徒に対しては、

 「『これならちょっとやれそうかな』ということから始めてみればいい。自分のペースで『自分なりにはだいぶ良い方だな』と思える選択をしていけば大丈夫」

 という、優しく背中を押してくれる言葉をかけてもらい、生徒たちは真剣な表情で深くうなずいていました。

 

【濃密な時間への感謝】

 年齢が近い「先輩」だからこそ、どの言葉も説得力があり、生徒たちにとっては進路パンフレットを読むよりも何倍も大きな刺激になったはずです。

 どんな質問にも笑顔で、かつ丁寧に答えてくれたK先生の姿勢からは、後輩への温かいエールが溢れていました。

 企画してくださったM先生、そして本音で語ってくれたK先生、本当にありがとうございました。

 この講話を聞いた生徒たちが、これからどんな進路を選び、どんな風に挑戦していくのか、今からとても楽しみです。

届け、地元の元気に!高校生が魂を込めて作った木製看板

芦北町商工会様より熊本県商工会青年部連合会熊本県大会の出店者ブースの看板を作ってほしいとの依頼を受けましたキラキラ

そこで林業科の森育・木育班が魂を込めて看板を製作しました花丸

それぞれに担当を決めて、お店を調べて看板のイメージをしました了解

生徒がデザインしたものを昨年導入したレーザー加工機で刻印していきますにっこり

その後、紙やすりで表面を整えて完成です笑う

そして本日芦北町商工会へ贈呈式が行われましたひらめき

芦北町商工会様より「地元高校生と一緒に色々なことに挑戦して芦北町を盛り上げていきましょう」というお言葉をいただきましたグループ

 

鉛筆 後輩に 技とエールを 届ける日

 農業科3年、草花の授業。

 ふと見ると、生徒に混じって、見慣れない職員の姿。

 6月29日から本校農業科に教育実習生としてやってきた、卒業生の「K先生」です。

 

【頼もしい実績を持つ卒業生】

 K先生は高校在学時、課題研究で草花を選択し、土日も惜しまず技術を磨いてフラワーアレンジの全国大会に出場した経験を持っています。

 素人の私が「これは何の葉っぱですか?」と聞くと、迷うことなく「レザーファンです」と即答。

 流石の一言です。

 その知識と技術は、卒業してからも全く衰えていません。

 実習中、手こずっている生徒を見つけると、サッと隣に寄り添って優しくアドバイスをされていました。

 

 すでに先生らしい温かい眼差しで指導する姿に、生徒たちも真剣な表情で耳を傾けていました。

 

【授業だけじゃない、教員のリアルを学ぶ2週間】

 実習の舞台は実習室だけではありません。

 職員室では、指導教師の先生と2週間のびっしり詰まったスケジュールを確認していました。

 授業見学や教材研究はもちろん、教務の仕事や生徒指導のあり方など、学ぶべき内容は多岐にわたります。

 教科書を開くだけでは分からない、学校現場の「リアル」を肌で感じる、非常に濃い2週間になりそうです。

 

【充実した実習になりますように!】

 3日には最初の授業実施、そして来週には実習の集大成となる「食品製造」の研究授業も控えています。

 教える側として母校の教壇に立つ緊張と喜び。

 K先生にとっても、農業科の生徒たちにとっても、これ以上ないほど充実した時間になりますように!

 チーム農業科、全力で応援しています!

 

【今日の一枚】

 先輩の技を、まさかの方法で吸収!?

 K先生の熱心な指導が続く、3年生の草花実習。

 カメラを向けるとポーズを取ってくれました。

 K先生、個性が爆発する楽しい後輩たちですが、2週間どうぞよろしくお願いします!

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