令和4年度卒業生が課題研究の授業で1年間をかけて開発した「くま茶(さ)ぐりクッキー」の販売が始まっています。改めて卒業生のこれまでの取り組みをご紹介します。南稜高校食品科学科では、以前より模擬会社を立ち上げ、新商品の開発を行ってきました。令和3年度には県南フードバレー推進協議会協力のもと、模擬会社HCC班が「フィナンシェ」の開発に携わりました。その先輩に続いて「私たちも人吉球磨を盛り上げたい」との熱い思いから、令和4年度模擬会社ASH班が誕生しました。模擬会社名の由来は「人吉球磨の特産品をアピールして、地元を盛り上げたい」という意味を込めてASH(Appeal the Special of Hitoyoshi kuma)と名付けました。模擬会社ASH班は、運営部(社長、副社長1名ずつ)、製造部3名、マーケティング部2名の合計7名で活動しました。生徒たちは、人吉球磨の特産品の中から「お茶」と「栗」の2種類に着目し、クッキー開発に取り組みました。地元の松本製茶や株式会社あさぎり・フレッシュフーズの協力を得ながら何度も試作を行いました。また、南稜祭のみならず令和4年10月に行われた球磨中央高校の中央百貨店で試食品を配布しアンケートを行うなど、各所の協力を得ながら精力的に活動しました。栗クッキーは完成に至らずでしたが、進路活動等に追われながらも最後まで根気強く取り組み、お茶クッキーを形にしました。令和5年2月に株式会社あさぎり商社へプレゼンテーションを行い、高校生の思いを汲んでいただき商品化することができました。開発、製造、販売に携わっていただいた皆様本当にありがとうございました。また卒業生の皆さん大変良く頑張りました。
生徒のこれまでの取り組みの様子と商品のご案内をします。ぜひご覧ください。
【1学期レポート】運営部の生徒が2学期間の取り組みをまとめたレポートです。思いがあふれA3用紙両面びっしり記入してあります。
【中間報告】下記は令和4年度南稜祭にて展示したものです。広用紙2枚にまとめています。
【株式会社あさぎり商社でのプレゼンの様子】
【くま茶(さ)ぐりクッキー販売場所】
おかどめ幸福駅売店
あさぎりフレッシュフーズ自動販売機
3月に行われた南稜マルシェでの販売の様子。卒業式後でしたが、販売のお手伝いにかけつけてくれました。
過去の南稜生開発商品です。現在でも人気商品となっています。
フィナンシェは現在「Natural パンとお菓子の工房-ナチュラル」にて販売されています。また、あさぎり町のふるさと納税返礼品になっています。
ゴールデンウィークや帰省された際のお土産品など、南稜生開発製品をぜひご賞味ください。よろしくお願いします。