少し前になるのですが、1月に出荷(和牛甲子園)した肥育牛の肉を授業で食べました。農業において「収穫」は嬉しい場面です。本校の畜産部門では、生産した肉を食べることで、肉の勉強をしながら生産物(牛肉)を確認し、また、その喜びを共有しました。そのことを聞きつけた日本農業新聞の方が取材に来て下さり、新聞に大きく載せて下さいました。
日本農業新聞の方々は日本全国の農業高校について調査を実施されたそうですが、「自分たちで育てた牛肉を食べている学校って以外と少ないんですよ」とおっしゃられました。今回は和牛甲子園に出品した肉を買って下さった「マルイミート」さんの協力があり、生徒達に肉を食べさせる機会を作ることが出来ましたが、肉の流通の特性上、自分たちが育てた肉を食べることは結構、難しいことなんです。
みなさん、誤解しないで下さい。焼き肉会ではないですよ。あくまで「官能検査」です。食べる前と食べた後にアンケートを実施しました。
アンケートの結果は集計し、後日、掲載させて頂きます。
それではいよいよ焼き肉・・、あ、いや、官能検査の実施です。取材の方々の姿に緊張している様子でした。
このあと、生徒達はインタビューもして頂き、自分たちで育てたウシを食べた感想や、これまでの取り組み、ウシへの思いなどを説明していました。「表現」する力って大切だと感じました。
先日、掲載して頂いた記事です。農業新聞の方々が郵送して下さいました。記事の内容はインターネット(日本農業新聞のHP)でも見られるようですので、そちらからご覧下さい。
取材で撮った写真も一緒に送って下さいました。
普段は農場でウシを飼育しながら学習を積んでいる生徒達。今回は畜産を消費者という別の角度から考えることができたようです。農業の役割は沢山ありますが、基本的には食べ物を生産すること。消費者の気持ちを考えることが良い生産につながると感じました。
今回は様々な協力のお陰で牛肉の試食を実施することが出来ました。マルイミートさん、日本農業新聞さん、ありがとうございました。