学校生活ブログ

【授業の取り組み(防災学習①)】マイタイムライン・火おこし・電池製作)

3年生の選択授業「政治・経済」では、10月から1月にかけて「実践型防災学習」に取り組んでいます。現在、いつどこで自然災害に遭遇するか分からない状況です。自然災害を防止することはできませんが、災害に遭ったときの被害を最小限にする減災に取り組むことはできます。授業での様々な取り組みをとおして、自分たちにできることを考えて実行する力を身につけられるようにしています。今回は、図書館の秋田先生、理科の濱田先生、電気科の岡部先生に協力をいただきながら、防災学習の前半部分で学んだ内容を紹介します。

まず、過去に熊本で起こった災害を調べてレポートにまとめたり、天草市が発行している資料をもとに、オリジナルのハザードマップを作成しました。

次に、河川の氾濫を想定したマイ・タイムラインを作ったり、様々な家族構成を想定して、非常持ち出し袋の内容物を考えたりと、実験や班活動を行いました。そして、災害時に停電になっても明かりや暖を確保するために必要である「火」や「電池」を自分たちで手作りしました。

 

●マイ・タイムラインをつくろう

●非常持ち出し袋の内容物を考えよう(班活動・発表)

マイ・タイムラインとは住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)であり、大雨によって河川の水位が上昇する際にどの様な避難行動が必要か、また、どういうタイミングで避難することが良いのかを自ら考え、自分自身がとるべき防災行動を時系列的に書き出すものです。はじめて作成し、「経験したことのない事態を想定する」ことの難しさを感じました。

また、非常持ち出し袋にいれるべきものについて考えました。班により、異なる家族構成で必要な物を考えましたが、家族構成によって準備しておくべき物が違ってきます。まだ、持ち出し袋を準備してない家庭もあるようですので、家族みんなで話し合って、今のうちから備えて欲しいと思いました。

 

●火おこし体験(まい切り式火おこし機・ファイヤースターター・虫眼鏡・電池)

まず、まい切り式火おこし機を使いました。木と木を高速で擦り合わせて火をおこすものですが、非常に苦労してやっと小さな火だねを作ることができましたが、大きな炎にすることはできませんでした。(有り余るパワーで、火おこし機を壊してしまった班もありました)次に、ファイヤースターター(火打ち石)を使って火おこしをしました。こちらは、すぐにコツをつかんで上手に炎を作ることができました。虫眼鏡や乾電池も使用し、様々な火おこしの方法を体験しました。

●炭素をつかった電池を作ろう

鉛筆の芯、食塩水、アルミホイルをつかって、手作りの電池製作をおこないました。よく、教科書などに原理として載っているものを目にすることはあっても、実際に作ったことはありません。電池の原理は電気科の岡部先生に教わり、理科の濱田先生に実験手順を教わりながら製作にあたりました。電子メロディーが鳴った瞬間、歓声があがりました。発光ダイオードも点灯させることができ、賑やかに実験が行われました。

防災学習後半では、避難所を運営する側の立場に立ってシミュレーションをしたり、災害食を作ります。(英語科や家庭科の先生方とのコラボレーション授業を予定しています。)

 

・参考文献・

『新しい電池の科学』2006年 梅野良之著 講談社

『親子で作る自然エネルギー工作 太陽熱・バイオ発電』2014年 中川進著 大月書店

関東地方整備局ホームページ「小中学生向けマイ・タイムライン検討ツール ~逃げキッド~」

『災害に役立つスキルを手に入れる!もし時サバイバル術Jr.』 2018年 太郎次郎社エディタス

 

【工業科】祝「高校生ビジネスプラン・グランプリ」ベスト20に選定!

 日本政策金融公庫が開催する、第10回「創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」ベスト20に選定されました。

 過去最多の参加校455校・応募総数4,996件の応募の中、本校のビジネスプランがベスト20プランに選定され、今後、更にファイナリスト10組が選定され、最終審査会(2023年1月8日、東京大学本郷キャンパスで開催)でグランプリが決定されます。

 本校は、昨年度、土木科1年(現土木科2年)のビジネスプランがベスト100に選定されましたが、今年度は、機械科・電気科3年生のプラン(家畜骨をダイヤモンドへ 宝物を作り環境を守ろう)ベスト20に選定されました。ベスト100には、県内高校では千原台高校、熊本マリスト学園高校、熊本中央高校が選定されています。

 以下のリンクで詳細をご覧いただけます。

 詳細は → こちらをクリック(日本政策金融公庫のニュースリリースへのリンク)

 後援:財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、中小企業庁 等

60周年記念天工祭、ありがとうございました!

 天工祭を11月11日(金)~12日(土)の2日間にわたって実施しました。12日お昼の一般開放の時間帯には、予想をはるかに上回る来場者数で、受付の待ち時間などで皆様には御不便をおかけしたところもあり、申し訳ございませんでした。

 2日間、多岐にわたる内容で、60周年記念の名にふさわしい天工祭となりました。

 

【TKUリンク有】60周年記念文化祭「天工祭」にガリットチュウさんが登場!

令和4年11月11日(金)から12日(土)の2日間、天工祭が開催されました。

1日目の11日(金)は、ガリットチュウさんのトークショーと学校寄席を実施しましたが、TKU様と天草ケーブルテレビ様の取材がありました。

11日(金)のガリットチュウさんのトークショーの様子 こちら → TKUのニュース動画(リンク)

(本校インスタグラムには画像も多数掲載していますので、是非フォローしてご覧ください。)

【工業科】第34回熊本県工業高等学校生徒研究発表会

 11月9日(水)、熊本大学にて令和4年度第34回熊本県工業高等学校生徒研究発表会が行われました。

 本年度は土木科(3年生7名)が学校代表として参加し、「高校生によるビジネスプラン ~リラックス、そしてストレス軽減 Withコロナ~」というテーマで発表を行いました。この発表に臨むに当たり、様々な方々からの御支援、御協力をいただき、工夫と改善を重ねてきた結果、昨年度発表の電気科に続き2年連続で最優秀賞を受賞することができました。

 関係いただいた皆様、ありがとうございました。

 また、11月15日(火)、熊本学園大学で実施される熊本県産業教育振興会「産学懇談会」にて県内工業高校を代表して発表を行います。

  

 

【体育科】令和4年度体力向上優良校として表彰されました!

 令和4年度熊本県体力向上優良校に撰ばれた県立の高等学校は本校を合わせて6校でした。

体力向上優良校とは、体力向上の推進や新体力テストの結果、運動部活動の加入率及び活動状況などを総合的に判断され決定されるものです。

今後も、体育的活動や部活動などを通して、全校生徒の体力向上を図れるように活動をしていきます。(写真:本校 体育委員長)

 

【家庭科】郷土料理講習会が実施されました!!!

 令和4年度10月11日(火)~17日(月)の5日間に渡り、2年生を対象とした郷土料理講習会が天草工業高校の調理室で開かれました。天草の特産品を取り入れた料理を作ることにより、「食」をはじめとする郷土の生活文化について学ぶとともに、天草市地域婦人会の方々との交流を図り、郷土の良さを見直す機会を目的としました。献立は「魚の蒲焼き丼」「押し包丁」「がね揚げ」「タコのぶた和え」の4種を作りました。生徒たちは夢中になって料理を作っており、天草市地域婦人会の方々たちと、コミュニケーションを図りながら料理をしていました。その後は自分たちで作った料理を美味しそうに食べていました。天草市地域婦人会の皆様方、生徒達のために貴重な機会を設けて頂きありがとうございました。

【工業科】街なか高校生派出所

 10月16日(日)に天草市の銀天街にて2回目となる街なか高校生派出所を開催しました。

 今回のワークショップはキャンドル製作です。本校では初の試みとなる作品の製作体験となりました。子どもから大人まで幅広い年齢の方が来場され、天草の素材を生かした個性溢れるものづくりができたとできたと思います。

栃木国体選手壮行会及び天草宝島起業塾表彰式

【壮行会】

 機械科3年生の2名、福岡君(ピポッドプレーヤー)と山田君(ゴールキーパー)がハンドボール少年男子の代表として本国体へ出場します。校長先生より、熊本県代表、天草工業高校代表として一戦一戦に臨み、全力でのプレーと活躍、そして熊本県少年男子が勝ち進んでいけるようにと激励の言葉をいただきました。

【表彰式】

 3年生7名(機械科3名、電気科1名、土木科3名)が、7月~8月にかけて実施された天草宝島起業塾高校生コースに参加し、機械科・電気科の合同チームの発表において、「最優秀賞」を受賞しましたので、その表彰式が行われました。校長先生より、昨年、一昨年と「優秀賞」、今年度「最優秀賞」と参加生徒の活躍を紹介いただき、賞状・記念品が手渡されました。

台湾の大学とのオンライン特別講演会参加

 令和4円9月30日(金)に台湾の大学の教授によるオンライン特別講演会(テーマ「台湾有事は日本有事」)に参加しました。台湾海峡をめぐる情勢や、アメリカや日本の立ち位置について分かりやすく解説いただきました。英語での講話でしたが、通訳付きでした。

 台湾での半導体関連事業は世界の約3分の2を占めるもので、工業高校に関係ある事業の一つですので、台湾がどのような国家であるのかということを知るきっかけともなりました。また、英語をとおして世界情勢を学ぶという、グローバルな視点をもつ人材の育成という観点からも意義ある時間となりました。

【機械科】アマクサファクトリー講話

 9月13日(火)午後に機械科2年対象にキャリア教育講話を行いました。講師は、アマクサファクトリー合同会社代表の西森真二氏でした。ものづくりの楽しさ、人生の面白さについて約2時間お話しいただきました。

 西森氏は苓北町のご出身で、大学卒業後上京し、38歳で広告代理店を退職し、靴磨きの仕事から再出発するというユニークな経歴の持ち主です。現在代表を務める「アマクサファクトリー」は靴などの革製品の製作・修理を手掛ける会社で、杉並区や新宿区に3店舗構えておられます。

 夢は「ニューヨーク進出」と話す西森氏は、「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きて」という堀江貴文氏の言葉を引用しつつ、若さの価値や夢見ることの大切さを熱く語られました。

 生徒からは「仕事のやりがいは」「なぜ靴の仕事を選んだのか」「苦しいときにどう考え乗り越えるのか」など多くの質問が寄せられ、西森氏の飾らない素直な答えに生徒たちは納得していた様子でした。

【図書室】図書購入費を贈呈いただきました!

 9月7日(水)に株式会社新和光学の舩田社長(天草おやじの会)から、図書購入費を贈呈いただきました。野上建設株式会社の野上社長(同会)も同席いただき、本校育友会の米村会長と本校図書委員長の小坂くん(情報技術科3年)が贈呈を受けました。

「天工生による小学生への読み聞かせ用の絵本購入をはじめ、広く天草のためになる活動に活用してほしい」という言葉に舩田社長の郷土愛を強く感じました。本校の地域貢献活動に精一杯活用させていただきます。

 

 

熊本天草幹線道路「本渡道路」お絵描きボランティア

 夏休みに熊本天草幹線道路「本渡道路」のお絵描きボランティアに参加しました。この事業は「本渡道路」舗装前のコンクリート部分にハマボウ(天草で有名な花)やタコ、くるまエビ(天草の特産物)などを描くものです。現在、第二天草瀬戸大橋(仮称)が建設されており、今年度中の開通に向けて着々と工事が進められています。「本渡道路」を身近に感じてもらうために、建設事業者から本校に依頼があり、本校生が道路に下絵を描き、色づけを地域の幼稚園児が行うというものです。本校から3年生8名、2年生1名が参加し、天草をイメージした絵を描いてきました。高校生が描いた下絵に、後日、地域の幼稚園児が色づけを行いました。色づけ当日は、くまモンも来てくれました!「本渡道路」も地域に愛される道路となるでしょうね。

  

【2学期】始業式

2学期始業式が行われました。

校長先生より、夏の終わりを告げる蝉(ツクツクボウシ)の鳴き声を始まりに、主に以下のお話がありました。

・夏期休業中の生徒活躍(部活動、ものづくり活動、発表会など)

・悩み相談(新学期スタートを迎えるにあたって)

・進路対策(面接指導、合格祈願)

【校長先生が広島県の宮島にある厳島神社へ行かれ、合格祈願をしてこられたというお話で、名物の ” しゃもじ ” を披露されました。】

・新型コロナウイルス感染防止

・2学期の学校行事

本日より2学期がスタートします。2学期のテーマは「Professional ~自らの課題を改善~」です。更に前へ上へを目指して様々なことにチャレンジしていきたいと思います。

【追記】校長先生が夏期休業中に本校前歩道の除草作業をされていた時に、複数の生徒が声を掛けてきたそうです。その中で、人を思い遣る言葉が多く、” 利他心 ” が溢れていたというお話をされました。気持ちがこもった一歩踏み込んでの会話、挨拶ができる人になってほしいと思います。

【工業科】わくわく本渡児童館ものづくり体験会

 8月25日(木)、わくわく本渡児童館でものづくり体験会を行いました。児童たちにとって、「ものづくり」の楽しさが伝わるとともに、夏休みの終わりによい思い出として残ってくれればと思います。

 (機械科:缶バッヂ製作、電気科:光るうちわ製作、土木科:本棚製作、情報技術科:オルゴールごま製作)

 


【工業科】最優秀賞を受賞!天草宝島起業塾高校生コース③

 3年生7名(機械科3名、電気科1名、土木科3名)が、天草宝島起業塾高校生コースに参加してきました。8月21日(日)はそのビジネスプラン発表会が行われ、天草管内の学校から多くの生徒が参加する中、機械科・電気科の合同チームの発表において、「最優秀賞」を受賞することができました。

 発表内容は、土木科は間伐材に着目した「天草産ヒノキ材を用いたリラックス効果」をテーマとし、機械科・電気科は「家畜の骨を利用したダイヤモンド製造」をテーマとしました。ビジネスモデルを制作する上で様々な課題や問題がありましたが、講師の先生方から貴重なご助言やご意見をいただきまとめることができました。とても良い経験となり、次のステップにつなげることができる大事なものを得ることができました。

                        西村校長先生(左)、大庭准教授(京都大学)

天草工業高校体験入学 2022

令和4年8月10日(水)に天草工業高校の体験入学が実施されました。新型コロナウイルス感染症が拡がる中ではありましたが、充分な感染対策を施した上で開催することができました。当日は、多くの中学生が体験入学に参加していただき、各科(機械科、電気科、土木科、情報技術科)の実習を体験していただきました。各科それぞれ、生徒達が主体となって、中学生に発表したり、実習の内容を教える様子がみられました。体験入学後、中学生の皆さんが笑顔で帰る姿見られて本当によかったです。

機械科【溶接の様子】