学校生活ブログ

体験入学が行われました!

多くの中学生に参加していただき、体験入学を開催することができました。天気も良く、非常に暑い中での実施となりました。まずは部活動見学をしていただきました。普段は学校外で部活動を行っている部も、本日だけは学校で部活動を行い、練習の様子を見ていただきました。本校には多くの部活動があり、それぞれが一生懸命に取り組んでいます。そういった姿も少しは見ていただけたのではないかと思います。
 
 

 体育館でのオリエンテーション後、各科の実習の様子を見学していただきました。機械科・電気科・土木科・情報技術科では、ビデオやパワーポイントを用いて説明したり、実際に作業の様子を見てもらったり、中学生に作業を体験してもらったり等それぞれの特徴を出し、中学生に少しでもわかりやすいようにと工夫しながら天工生たちが説明してくれていました。
 

 機械科の様子
 
 

 電気科の様子
 
 

 土木科の様子
 
 

 情報技術科の様子
 
 

チュルチュルと そうめんすする 夏休み (^^♪

昨日、新着情報で「夏雲のわきて定まる心あり」の中村汀女さんの句を紹介したところ、旧知の国語の先生(私立高校勤務)からさっそくお電話をいただきました。話の中で、その学校の生徒さんが某団体主催の文芸コンテストの俳句部門で先日、優秀賞を受賞し、それがやはり夏雲を詠んだものだったと教えていただきました。早速、その団体のHPを検索して見つけました。

入道雲見ると無性に走りたい

選評には、「高らかな青春の詠。時は夏、むくむくと湧き、盛り上がる入道雲を見ると、こちらにも力が湧いてきて、無性に走りたくなるという。まさしく青春バンザイの高揚感、その元気さを買う」とありました。

言うまでもなく、俳句は17音という短さが命です。表現したい内容を一点に凝縮し、言い尽くせない部分は読者のイマジネーションに委ねるためにスパッと切り捨てざるをえません。作者と読者の密な協働作業で成立する詩とされる所以です。さらに、でき上がる時は瞬時ですが、それに至る凝視と熟慮の時間も問われ、エネルギーも必要です。それらのことを踏まえると、創作に際しては少々改まった姿勢で臨むことが求められるのかもしれません。

とは言っても、本校では、土木科主任の先生のご指導の下、当該科の生徒を中心に各種の文芸コンテストや標語のコンテスト等に日頃から積極的に応募しており、俳句等への心理的ハードルは結構低いのでは?と楽観的な思いも持っています。
 高校生の夏の俳句の定番というと、部活、蝉、花火、宿題、恋にかき氷といったところでしょうか?

私のそうめんの句、上五(最初の五文字)のオノマトペア(擬音語)の響きが今一つのうえ、季重なりの駄句になってしまいました。推敲して、縁側に白糸光る 入道雲 (*^^)v 今度はちょっとでき過ぎていますか?

皆さんもこの夏、一句ひねってみませんか。そうそう、作った句は今のあなたの青春の一頁です。大事に保管をしておきましょう。                                  校長     

本日は登校日です!

 夏休みに入ってまだ少ししか経っていませんが、本日は登校日です。掃除後に全校集会が行われました。吹奏楽部が大会前ということで、全校生徒の前で演奏をしました。とてもいい演奏で心が落ち着くような演奏でした。本番でも頑張って欲しいです!その後、生徒指導部からも生活面に関しての話がありました。長い夏休み中は気が緩みがちです。そういった時に限って普段では絶対に起こりえないことが起こってしまうものです。やるべきことをしっかりとやって、充実した夏休みになるようにしてほしいです。
 明日は中学生体験入学が行われます。これから明日の準備が行われます!!
 
 

夏雲の湧きてさだまる心あり (^^♪

梅雨が明けた途端、太陽がぎらぎらと照り付け、積乱雲(俗に入道雲)1がモクモクと立ち昇っていました。夏本番です。

ところで、皆さん、青空にくっきりと力強く湧き上がる入道雲を見てどのように感じますか。


 私は、日中、麦藁帽をかぶってセミ取りに夢中になっていた少年時代の夏休みの思い出がノスタルジックに甦ります。・・・突然、少し冷ややかな風がザワザワと吹き始めたと思ったら、あたりが急に暗くなり、ゴロゴロと大きな音と共に強い雨が降り出した。稲妻と雷鳴が近づいてきて、慌てて家に戻ると・・・

このように、俳句の夏の季語になっている 入道雲には、誰もが特別な記憶や思い入れがあるのかもしれません。そういえば、この3月に卒業した生徒が3年の時に使っていた国語(現代文)の教科書の表紙に入道雲の写真が載っていたことも思い出しました。(卒業生の皆さん、懐かしくありませんか?この教科書!)

さて、表題の「夏雲の湧きてさだまる心あり」、これは本県出身の俳人である中村汀女2によるもので、83歳の時に母校の第一高校の創立80周年を記念して建立された句碑除幕式で披露された俳句です。母校においでの汀女先生が、次のように在校生に語りかけられたようです。【同校の80周年記念誌からの抜粋】

「・・・白い湧きたつような夏の雲を見ながら(今は東京に住んでいますが)、私の心の一隅には熊本の夏雲があります。あーもう夏になったなあ、といふ気持ちの中に、何か心に期するものがあるはずだ、思ひ立つことは実行することだ、そういふ気持ちが湧くといふ気持ちでしょうか・・・」


 確かに、モクモクと高く湧き上がり、迫力のある入道雲を見ていると、自分の心の中に何か確かな、強い決心のようなものが湧き上がってくるのを感じますよね。この夏、将来の目標を胸に秘め、決意を新たにしている天工生、そして本校を目指して受験勉強に打ち込んでいる中学3年生に贈りたい句であると思い、ここで取り上げました。

夏休み中に、空を見上げて入道雲が目に入ったら、この句のことを思い起こしていただけると嬉しいです。              
                                             【校長】

*1積乱雲は、地上付近と上空の温度差がもたらす大気の不安定によって生じる雲で、その高さはゆうに10キロメートルを超え、成層圏まで達することもある。大雨や雷、竜巻など激しい気象の変化を伴うことが多く、俗に雷雲と呼ばれることもある。積乱雲は条件が整えば季節に関係なく発生する。一方、入道雲は夏に発生した積乱雲を指す場合が多い(入道雲は夏の季語)。なお、入道雲の「入道」とは仏道に入ることを意味し、入道雲のモクモクした部分の一つ一つが坊主頭のように見えるところから名付けられたといわれている。

*2中村汀女(なかむら ていじょ) 1900M33)年~1988S63)年、熊本県出身の昭和を代表する女流歌人、1980S54)年文化功労者、1984S59)年日本芸術院賞受賞、名誉都民、熊本市名誉市民

お知らせ 熊本地震復興支援ボランティア

 平成28年7月21日(木)に阿蘇郡西原村へ先月に引き続き、熊本地震復興支援ボランティアに参加してきました。

 西原村へ向かう途中、最も被害の大きかった益城町を再度通りました。徐々に道路整備等は進んでいましたが建物は手つかずのところが多く、その様子を見て生徒たちもショックを受けていたようです。
 西原村では農業ボランティアに参加しました。自宅の片付けもなかなか進まず、農作業は後回しになっている農家の方が未だに多く、高校生のボランティアをとても喜んでおられました。「今、自分に何ができるか」。熊本復興のため、自分にできることを迷わずやる勇気が大切だと思いました。