カテゴリ:林業科学科
林業科学科 日本森林学会高校生ポスター発表で優秀賞受賞
第134回日本森林学会大会 第10回高校生ポスター発表が鳥取市で開催され、
27日にオンラインによる表彰式があり、林業科学科の発表が優秀賞を受賞しました。
全国の高校からSSHの取り組みや科学部、森林・林業学科の課題研究の取り組みなど
森林に関する高校生の探究的な学習成果の30テーマを学術関係者の審査を受け、
特別賞3題、優秀賞3題、最優秀賞2題が選考されました。
林業科学科からは
「林業のチカラ×ふくしの心」ものづくりで地域の課題解決! と題して
林業科学科2年の堂上さん、森崎さん、赤星さん(矢部中)、
坂本さん(蘇陽中)、上田さん(桜木中)、境さん(玉稜中)
の6名が発表しました。
その結果、優秀賞を受賞し2年連続の受賞となりました。
林業と福祉の連携、製造工程管理の工夫、木育活動などの取り組みが評価され、
継続的な取り組みを毎年発展させていること等を評価していただきました。
この研究に際して協力いただいた、
山都町社会福祉協議会、㈱Re学、上天草高校福祉科、上天草市立中南小学校、ASEの皆様に感謝いたします。
今後も継続した研究活動を実施していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
林業科学科 1年生の木工実習(ミツバチの巣箱)
林業科学科では、課題研究の授業を中心にニホンミツバチの養蜂技術の研究を行っています。
これに関連して、1年生は総合実習の時間に木工実習でミツバチの巣箱を製作しました。
5月末から製作を始めて、他の実習や行事が途中に入ったりしながら作っています。
最後に焼き杉加工をして完成です。
1月までかかってやっと完成させることができました。
器用な生徒や木工が好きな生徒もいますが、
ものづくりを苦手に感じている生徒もいます。
ペアで互いに確認しながら一人一つの作品ができました。
この巣箱は、町内外の養蜂に興味がある方に予約販売で提供しています。
林業科学科 (仮称)山都町総合体育館建築工事現場見学
林業科学科の1~3年生は、
山都町長原に建設中の(仮称)山都町総合体育館の建築工事現場の見学をしました。
現場では、山都町役場で働く林業科OBの西山さんから説明をいただきました
はじめに、木材トラス構造の屋根の構造と材料についてお話しいただき、
木材で鉄鋼を挟む構造になっており、積雪50cmまで耐えることのできる強固な構造であり
この木材はすべて山都町の町有林のヒノキの間伐材を利用していると教えていただきました。
耐荷試験用のモックアップを見学し最終的な屋根の構造をイメージ図を見ながら
解説していただきました。
また、コンクリート壁に木目をつけるための型枠をつかってどのように見えるかを
試験するモックアップも見学し、アリーナやエントランスを作っている現場も外から見せていただきました。
生徒達は今年の11月に完成予定の新しい体育館のデザインをイメージしながら見学することができました。
今回の見学会のお世話をしていただいた山都町役場の西山様、工事を中断して見せていただいた西松建設の皆様、マイナス2度の寒い中林業科学科の生徒のためにお時間を作っていただき大変感謝いたします。ありがとうございました。
林業科学科 新しい林内作業車の納品
林業科学科では、演習林で間伐実習を行っています
間伐材は、4mの長さに玉切りして林道まで運搬しています。
運搬には、林内作業車というウインチとワイヤロープがついた運搬車を使っています
現在使っている林内作業車はまだまだ使えますが、
20年以上使っており故障もでてきたので更新の要望を県教委にお願いしていたところ
今回、新しく購入することができました。
今日は、新しい林内作業車の納品があり、1年生の総合実習の時間と重なったため
1年生も一緒に納品された業者から使用方法の説明を受けました。
新しい林内作業車は、ラジコン操作(離れたところからリモコンでウインチを操作)できる製品で
林内での作業効率が上がります。ダンプ装置もついているので運搬した木材を土場で簡単に下ろすことができます。
安全性も向上しておりこれまで以上に安全な実習をすることができます。
この機械を活用してこれからも林業・木材産業の担い手、公務員林業職の担い手の育成をがんばります。
林業科学科 石材加工の技術を学習
林業科学科2年生が授業で取り組んでいる「石橋石工研修(全5回)」は、今回が最終日です。
前回の授業で石を削って、扇形にする実習を行いましたが、
最後まで完成させる事ができませんでした。
途中までできた要石を、講師の山下さんと藤原さんが仕事の合間をぬって形を整えていただき、
今日は、高さをそろえる作業と石の幅をそろえる作業を行ないました。
削りたい場所を大きく削って一気に仕上げたいところですが、なかなかうまく割る事ができません。
少しでも凸部があると石と石を組み合わせたときに隙間が空いてうまくいきません。
初めての石の加工のためなかなか進みませんでしたので、講師の先生に手伝ってもらいながら仕上げました。
完成した要石を使って実際の石橋にはめ込みました。
微調整をしながら完成させることができました。
研修の最後に修了証をいただきました