学校生活
【建築科】【DXP】暮らしを守り、地域と共に歩むプロフェッショナルの仕事(株式会社松下組)
12月9日(火)に行われた、建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会。2か所目に訪れたのは、私たちの生活を水害から守るための重要な砦、「佐敷川の堤防工事現場」株式会社松下組 様です。ここでは、高度な土木技術と、地域住民への細やかな配慮が融合した「プロの仕事」を学びました。
地域の安全を支える多様な技術
令和9年の完成を目指し、地盤改良、矢板工、護岸工など、専門的な土木技術が駆使されています。ドローン測量で計測した3次元設計データをもとに、川の流れや地盤の性質を見極め、強固な堤防を築く技術力の高さに、生徒たちも松下組マスコットキャラクターの「まつしたさん」と真剣な眼差しを向けていました。
「技術」と同じくらい大切な「心づかい」
この現場で特に生徒たちの心に残ったのは、地域への配慮です。
ダンプトラックの徹底した徐行運転
商店街を避けたルート選定
騒音・振動を抑える工夫
「工事をする際に、できるだけ地域の方々に迷惑をかけない」。そんな現場の方々の姿勢から、技術者としてだけでなく、人として大切な責任感を学びました。
<中学生の皆さんへ> 建設の仕事は、派手なことばかりではありません。しかし、地域の安全を陰で支え、人々の当たり前の日常を守る、誇り高い仕事です。 地域社会に貢献できる技術者への第一歩を、水俣高校で踏み出してみませんか?
【建築科】【DXP】ドローンとICT建機が変える「未来の現場」を体感!~南九州西回り自動車道 芦北出水道路建設現場(株式会社佐藤産業)~
12月9日(火)、建築1・2年生が、水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会に行ってきました。 今回は3か所の現場を見学しましたので、その様子を3回に分けて掲載します。
現在建設が進む「南九州西回り自動車道」株式会社佐藤産業様の現場を見学しました。ここは単なる道路工事の場所ではありません。最先端のテクノロジーが集結した、まさに「データで動く現場」です。
生徒たちの目の前に現れたのは、自動制御や安全監視機能を備えたICT建機。そして空には、現場全体を高精度でスキャンする測量ドローン。これまで人の手や経験に頼っていた作業が、3次元点群データなどのデジタル技術によって管理され、驚くほどの効率と安全性で進められています。本校の「建設DX推進プロジェクト」で基礎を学んでいる生徒たちですが、実際の活用事例を目の当たりにし、その学びはより一層深まりました。
巨大な重機が動く現場。「地図に残る仕事」のリーダーに求められるのは、全体の安全・品質・コストを管理し、チームを導く統率力です。学んでいる知識が、地域の人々の暮らしを守る「道」として形になっていく。その瞬間に立ち会った生徒たち。本校OBである先輩の説明に、親近感を抱きながらも、その表情は真剣そのものでした。
<中学生の皆さんへ> 水俣高校建築コースでは、このようなDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む建設業界の最前線を肌で感じることができます。進化する建設業で、未来のインフラを作るエンジニアを目指しませんか?
【半導体情報科】アスカインデックス体験学習
令和7年12月9日午後、アスカインデックス様にて半導体に関する講義を行っていただきました。
今回のテーマは半導体製造の「後工程」に焦点を当てた内容で、チップをフレームへ取り付け、ワイヤボンディングを行い、樹脂でモールディングし、さらにバーンイン・検査へ進む一連の流れについて詳しく学ぶことができました。
実際の部材や工程サンプルを手に取りながら説明していただき、目で見て触れて理解できる非常に充実した研修となりました。生徒たちからは、専門的な内容にも関わらず積極的に質問が出る場面が多く見られ、学びへの姿勢や理解の深まりに大きな成長を感じました。
後半では、実際に稼働している製造装置を見学させていただきました。迫力のある大型機械が精密に動く様子を間近で見ることができ、生徒たちは目を輝かせながら説明に耳を傾けていました。丁寧でわかりやすいご案内のおかげで、半導体づくりの現場の臨場感を強く感じる貴重な機会になりました。
【商業科】1,2年生が企業見学に行きました
12月8日(月)、商業科1・2年生が、熊本市南区川尻のルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング(株)川尻工場と水俣市の水光社の見学に行きました。
ルネサスでは、会社の説明を受け、工場の見学やクリーンスーツの着用を体験させていただきました。また、先輩社員の方との交流も行いました。
水光社では、企業概要や仕事内容、店舗の売り場について丁寧に説明していただきました。店舗のバックヤードも見学させていただき、買い物で訪れる時とは違った視点で販売について学ぶことができました。
日頃、見ることができないことや初めて知ったことも多く、生徒は充実した表情で楽しかったと感想を述べていました。これらの経験を進路選択にも生かしていきたいと思います。
見学させていただいた企業の方々、ありがとうございました。
【半導体情報科・電気コース】半導体回路の設計を体験しよう!
12/8(月)にサーキットデザイン教育を半導体情報科1年生、電気コース2年生対象に行いました。
講師は、有明工業高等専門学校の石川様、城門様です。
サーキットデザイン教育の特別授業は、6月に続き今回は2回目になります。
内容は、半導体回路設計ツール(sx-meister)を使い、電子回路(インバータ回路)の設計を行いました。
この設計ツールは、企業でも使われている本格的なもので、今回設計した回路データは、ファウンドリ(製造会社)に製造を依頼するとチップを作ってもらえます。(実際に製造をお願いする予定です)
今回は盛りだくさんな内容(トランジスタの接続、レイアウト、DRC等)を短時間でご指導いただき、講師の先生方には本当にご苦労をお掛けしましたが、受講した生徒たちは、積極的に回路設計に取り組み、その難しさと面白みを感じているようでした。
また、石川先生には回路設計だけでなく、社会で活躍するためのポジティブな考え方、ノウハウも教えていただき、
内容の濃い授業をしていただきました。本当にありがとうございました。