学校生活
【電気コース】ロボット制御学習の実施
電気コース2年生を対象に、ロボット制御学習の出前授業を行いました。
講師は、菊池市にあるシナジーシステム株式会社の楠田様、小本様です。
実施日は、11/4火、11/6木、11/11火、11/13木の4日間で1回3時間のため、全12時間の内容を実施していただきました。
具体的には、前半はシミュレータを用い、パソコンの画面上でロボットを動かすプログラミングを行い、後半は実際のロボットにプログラムを送信し、シュミレーター通りにロボットを動かす内容です。実際のロボットを動かすときは、細かい位置調整(ティーチング)で数値補正を行い、正確にロボットを動かします。
プログラミングが得意な生徒は、先へ先へスムーズに進んでいき、苦手な生徒は、苦戦しながらも講師の方に丁寧に指導していただき、全員が課題をクリアしていました。
今回の学習は、ロボットを正確に動かすプログラミングとティーチングの基礎学習でしたが、実際の製造工場では、もっと複雑に動くロボットをコントロール、メンテナンスしていくことになり、将来の進路につながる大切な学習でした。
来月(12月)には、機械科2年生に対しても同じ内容を授業していただきます。
楠田様、小本様、長時間のわたり丁寧にご指導していただき本当にありがとうございました。来月もどうぞよろしくお願いいたします。
【探究活動】慶應義塾大学とのオンライン交流 水俣SDGsデジタルアート
11月11日(火)の放課後、水俣SDGsデジタルアート活動としてリモートによる慶應義塾大学生とのオンライン交流を行いました。今年度行ったすごろくで遊びながら水俣のSDGsに触れる「SDGs探検隊in水俣」の活動について、反省点や次年度に向けての改善点、来年度の企画について話し合いを行いました。それぞれ意見交換を行う中で、短時間で様々な意見や高度な内容を発表される大学生の様子を間近に見て、水俣高校の生徒もとても良い刺激になったようです。
水俣SDGsデジタルアート活動のように水俣高校では高校在学中に様々な大学と交流活動や連携を行っており、生徒たちの知的好奇心や探究心の喚起、進路選択の幅を広げることにもつながっています。今後もたくさんの探究活動をとおして、主体的に自らの学びを深め、生徒一人ひとりの夢・願いを実現できるよう取り組んでいきたいです。
【建築科】【DXP】3年生が最新の出来形管理を学ぶ~産学官連携建設DX推進プロジェクト~
11月14日(金)、建築3年生を対象に、産学官連携による「建設DX推進プロジェクト」の特別授業が開催されました。1・2年生の授業に引き続き、今回は「空中写真測量(UAV)出来形管理要領」をテーマに、最先端の技術について学びました。
建設業界の「今」を知る
今回も、講師として株式会社KAWATSUの技術顧問の兵庫県から条谷様(ジョウ所長 YouTubeURL https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7)をお招きしました。さらに、芦北地域振興局土木部職員4名の方々も来校され、講義の様子を見学していただきました。
授業は、まず国土交通白書を読み解くところから始まりました。社会の情勢や業界の背景を「知って仕事をする」ことが、将来どれほど大きな優位性を持つかについて、熱心にご教授いただきました。生徒たちは、自分たちが目指す業界の「今」を知り、真剣な面持ちで聞き入っていました。
続いて、授業の核心である「出来形管理」について、UAV(ドローン)を用いた3次元測量のメリットが詳しく解説されました。UAVに搭載されるカメラの性能が測定精度にどう直結するか、また、実際の現場で使われる「ヒートマップ」の操作を実演していただきながら、3次元計測技術で「出来形数量」を算出するプロセスを学びました。UAV測量の具体的な方法や関連する航空法の規定など、実務に即した内容に、生徒たちの目も輝いていました。
未来を担う高校生への熱いメッセージ
条谷様は、ご自身の豊富な実務経験に基づき、生徒たちへ熱いメッセージを送られました。「テクノロジーが進むほど便利になるが、それを『使える』ことが重要。AIができない部分こそ、人間の技術が大切になる」デジタル化が進む未来だからこそ、人の持つ技術と判断力がいかに重要であるかを強調されました。
最後に、生徒からの質問に対し、これからの社会で若い高校生たちに多くのチャンスが広がっていること、そして社会から大いに期待されていることを語っていただき、生徒たちは建設業の未来と自らの将来について深く考える、非常に貴重な時間となりました。
【進路指導部】1学年進路講話
1学年進路講話を実施しました。
講師に、県の企業連携コーディネーターとしてご活躍の徳田様をお招きし、「『フィールドを観る』を通して学ぶ!?」という題目のもと、1学年生全員を対象にご講話いただきました。
生徒との対話をとおしてお話を進められ、生徒それぞれの出身中学校の景色から始まり、徐々に視野を広げられ熊本県や台湾の半導体の現状などをわかりやすく伝えていただきました。
生徒は県や世界の状況を知ることができ、今後の進路を考える上で貴重な機会となりました。
徳田様、ありがとうございました。
【機械科】卒業生による母校訪問
令和7年11月11日(火)7限目に、今年3月に本校機械科を卒業した石牟禮 学さんが本校を訪れ、後輩の機械科生徒へ就職した企業の様子や生活など話してくれました。
石牟禮さんは現在、トヨタ自動車株式会社の専門部(トヨタ工業学園)に所属しています。1年間専門部で学ぶ意義や、企業の状況や今後の目標を話し、生徒からは高校時の意識や高校のうちにやっておいたほうがいいことなど、多くの質問がありました。特に2年生からは、就職を意識した活発な質問があり、進路決定への意欲を高めることになりました。
1年生へ説明
2年生へ説明
3年生へ説明