活動の記録

学校生活

【ハンドボール部】感謝を力に。環境を整え、次なる舞台へ。

 新年を迎える準備として、現在、水俣高校では各部活動が校内の大掃除に取り組んでいます。私たちハンドボール部は、日頃から練習の拠点としている体育館アリーナの外通路、ステージ、そして倉庫の清掃を担当しました。

「水高の絆」を感じる大掃除

 特に力が入ったのは、アリーナ外通路の溝掃除です。ここで大活躍したのが、本校機械科の先輩が実習で製作した特製スコップ。鉄製で驚くほど丈夫、そして使いやすさを追求した形状は、まさに「ものづくりの水高」ならではの逸品です。先輩方が残してくれた道具を使い、溜まった砂や土を効率よく取り除いていく。「自分たちの活動は、多くの人の支えの上にある」 そんな感謝の気持ちを、冷たい水でブラシを動かしながら改めて実感する時間となりました。単なる清掃ではなく、自分たちの心と向き合うトレーニングの一環として掃除をしました。鳥のフン一つ見逃さず洗い流し、きれいになった体育館を見て、チームの士気もさらに高まりました。

 ハンドボールは、スピード、パワー、そして知略がぶつかり合うエキサイティングなスポーツです。水俣高校ハンドボール部は、技術の向上はもちろん、こうした活動を通じて「応援されるチーム」を目指しています。今年一年安全にプレーさせてくれた体育館への感謝を力に変え、1月末に開催される熊本県工業高校大会へ挑みます。

【探究活動】水銀に関する水俣条約COP6ユース企画参加の報告会を実施しました!

 12/24(水)表彰式の前に、水銀に関する水俣条約COP6ユース企画参加の報告会を体育館にて実施しました!

 このユース企画参加は、11/3からスイスのジュネーブで行われた「水銀に関する水俣条約COP6のサイドイベントの「水銀に関する国際ユースダイアログ」と「ナレッジ・ラボ」において、水俣高校の2年生岩阪さんと1年生本山さんが水俣高校での水銀に関する探究活動の内容を報告したものです。本日の報告会では、その際の発表内容報告と、その際に観衆の方々からいただいた質問内容、そして自分たちがその質問にどう回答したか、そして今回の参加で得た学びなどを、現地での視察内容も含めて全校生徒の前で報告しました。

 

 

 

 

 現地視察では様々な方から貴重なお話をしていただき、発表の場では自分の意見を発信する重要性を実感したことがよく伝わる報告でした。全校生徒の皆さんもその報告をしっかり聞いてくれました!

 これからも、水俣高校生は世界へ羽ばたきます!!

【建築科】建築大工技能検定への挑戦

 水俣高校建築科では、1年生からプロの領域に足を踏み入れる本格的な実習を展開しています。現在、生徒たちが挑んでいるのは、国家資格「建築大工技能検定3級」の取得に向けた実技対策です。単なる「ものづくり」の枠を超えた、建築科ならではの高度でクリエイティブな学びの最前線をご紹介します。

 実習室では、1年生たちが張り詰めた空気の中、真剣な面持ちで木材と対峙しています。現在取り組んでいるのは、木材加工の最重要工程「墨付け(すみつけ)」です。特に難所となるのが、屋根の傾斜を支える「垂木(たるき)」への墨付け。そこには「勾配(角度)」という複雑な計算が関わります。生徒たちはこれまでの製図や実習で培った知識を総動員し、数学的な理論を具現化するように木材へと線を刻んでいきます。

 その手には、墨つぼや墨さしといった伝統的な道具に加え、角度を精密に導き出す「さしがね」や「自由がね」が握られています。先生の解説やプリントを深く読み込み、頭の中で三次元の立体を構築しながら道具を操る姿は、まさに「知性と技術の融合」そのものです。

 この検定の課題は、制限時間内に「柱・梁(はり)・桁(けた)・垂木」を組み上げ、屋根の構造体である「小屋組みモデル」を完成させることです。建築科は、単に建物の知識を蓄えるだけの場所ではありません。自分が引いた一本の線が形を成し、やがて誰かの暮らしを支える強固な構造体へと変わっていく。その確かな手応えを、1年次から肌で感じることができる場所です。「一生モノの技術を手にしたい」「自分の手で未来を形にしたい」という志を持つ皆さん。私たちと一緒に、次世代の建築を切り拓いてみませんか。

過去の建築科の記事はこちら

【速報】台湾・国際教育交流連盟が来校!注目される水俣高校の教育実践

 本日12月22日(月)、台湾の「高級中等以下学校国際教育交流連盟」および台湾教育部の皆様が、本校の先進的な教育活動を視察するために来校されました。水俣高校が展開する「国際交流」「半導体教育」「独自の探究活動」は、今や国内のみならず、海外からも注目されています。

 〇多彩なプレゼンテーションで本校の魅力を発信

 視察では、本校の職員が、動画やスライドを駆使して本校の取り組みを熱烈にプレゼンしました。

・学校概要、国際交流の実績: 本校及び國立嘉義高級中學(台湾)との交流について紹介

・世界基準の探究活動: 水俣市支援事業「Stanford e-minamata」や、水銀に関する水俣条約第6回締約国会議(COP6)ユース企画への参加など、本校ならではのグローバルな活動を報告

・次世代を担う半導体教育: 新設された「半導体情報科」のカリキュラムや、最新の教育環境について説明

 意見交換会では、半導体教育の展望や高校生を取り巻く教育環境の変化について、国境を越えた活発な議論が交わされました。

〇現場の熱気を体感!「ロボット制御」の授業見学

 説明会の後は、2年機械科の「実習」の授業を視察いただきました。シナジーシステム株式会社様の協力を得て行われている「アーム型ロボット制御」の実習では、生徒たちが最新の技術を使いこなす姿に、視察団の皆様も深く感銘を受けておられました。

水俣から世界へ。進化し続ける水俣高校

 今回の視察は、わざわざ台湾から本校を選んで視察に来てくださったことは、私たちにとっても大きな自信となりました。今後も水俣高校は、地域と連携し、世界を視野に入れた「本ものを体験できる学校」として歩み続けます。

【半導体情報科・電気コース】木村電機様70周年にともなう水俣高校生への電動工具の贈呈式

12月19日(金)に標記の贈呈式が行われました。

これは、木村電機株式会社様が創立70周年を迎えられことを記念に、熊本県内の電気系学科で学んでいる高校生、専門学校生全員に充電式ミニドライバーを贈呈される取組です。電動工具を手にした学生たちが、電気工事士の資格取得に取り組み、卒業後、電気工事士として県内企業で活躍してくれることをサポートしたいとのことです。

水俣高校では、電気建築システム科電気コース3年12名、2年16名、半導体情報科1年8名の合計36名に電動ミニドライバーいただきました。

また贈呈に関しては、熊本県電気工事業工業組合の各支部のご協力のもと行われ、本校には、水俣芦北支部より贈呈していただきました。木村電機様、熊本県電気工事業工業組合水俣芦北支部の皆様、本当にありがとうございました。

贈呈式参加者

木村電機株式会社水俣営業所長 髙木博功 様

興南電気株式会社代表取締役 平松大祐 様

立尾電設株式会社建設事業部 今村幸一 様

 

電気コース3年生3名が代表で受け取りました

 

木村電機株式会社水俣営業所長 髙木様より贈呈

 

受贈者代表挨拶 電気コース3年福﨑君

 

合計36名に対し、電動ミニドライバーをいただきました。大切に使いたいと思います。