ついに「その瞬間」を捉えました
これまで、頑丈なフェンスの設置や電気柵の点検など、対策を徹底してきました。
それでも残される足跡やフン……。
その正体を暴くべく設置した自動撮影カメラが、1月3日 深夜2時21分、ついに侵入者の姿を記録しました。
夜間モードに映っていたのは、背中に縞模様がある「ウリ坊」です。
初めて姿を捉えた嬉しさと、対策を突破されていた悔しさ
が入り混じります。翌朝、現場を確認すると、大切に管理してきた果樹園の草地がボコボコに掘り返されていました。
以前、芦北にある熊本県農業普及振興課の方からいただいた「獣害対策に完璧はない。諦めないことが一番大切」という言葉。
今、その意味を強く噛み締めています。
現在、冬休み中ではありますが、本日、果樹担当の職員2名で以下の緊急対策を実施しました。
◆果樹園の柵を隅々まで総点検
◆電気柵が正常に作動しているか動作確認
◆監視を強化するため、自動撮影カメラを追加設置
◆侵入口の可能性がある箇所をプラスチックフェンスで封鎖
※追加設置したカメラの様子です。
侵入口を完全に特定できたわけではありませんが、少しでも可能性があるなら、できる限りの策を講じる。
その想いで現場を回りました。
果樹専攻の諸君へ告ぐ
諸君が冬休みを満喫している間も、果樹園ではイノシシとの熱い知恵比べが続いている。
3学期の始業とともに、この映像と被害状況をもとにした「緊急防衛会議」を招集する。
「どうすれば、この果樹園を守り抜けるか?」
諸君は始業式の日までに、この記事の写真をよく確認し、自分なりの「最強の防衛プラン」を立案しておくように。
2026年、果樹園の平和を取り戻す戦いは、ここからが本番だ。
諸君の斬新なアイデアを期待する。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
本日、1月5日は二十四節気の「小寒(しょうかん)」。
暦の上では「寒の入り」を迎え、いよいよ冬の寒さが本番となる時期です。
■ 「寒(かん)」に宿る、先人の知恵
古くから、小寒から立春までの約30日間を「寒(かん)」と呼び、この期間に汲み上げた水は「寒の水」として、長く腐らず体に良いものと大切にされてきました。また、厳しい寒さだからこそ、大切な人の安否を気遣う「寒中見舞い」を送るのも、この時期ならではの美しい習わしです。
厳しい自然をただ避けるのではなく、その力を暮らしに取り入れ、人を思いやる。先人たちが受け継いできた、心のゆとりを感じる季節でもあります。
■ 常緑の葉が物語る「静かな成長」
昨年末、先生方を巻き込んで賑やかに収穫を終えた露地の果樹園。
黄金色の実はありませんが、そこには柑橘特有の濃い緑の葉が、冬の青空に映えて力強く広がっています。
常緑樹である柑橘は、冬の間もその葉を落とすことはありません。重い実をすべて預け終えた枝先は、今、この「寒の入り」の厳しい冷え込みを全身で受け止めています。
実は、この寒さこそが、樹が内側から次なる春へのエネルギーを蓄え、根を深く張るための大切なスイッチとなります。作物も、そして人間も。厳しい環境を経験してこそ、その芯(しん)は強く、甘く、磨かれていくのかもしれません。
■ 静寂の農場から、新年の誓い
生徒たちの声のない農場は、耳が痛くなるほどの静けさに包まれています。
しかし、手入れされた道具たちや、寒風の中で緑を守り抜く木々を見つめていると、ここは決して「休み」ではなく、春に最高のスタートを切るための「大切な準備の場所」なのだと教えられます。
生徒たちが登校し、この農場に活気が戻ってくるまであと少し。
2026年も、芦北の豊かな自然と、そこに真摯に向き合う生徒たちの「飾らない日常」を、丁寧にお伝えしてまいります。
本年も、芦北高校農業科をどうぞよろしくお願い申し上げます
さて、2025年も残すところ、あと5日となりました
先日、終業式を終えましたが福祉科3年生は年明けの介護福祉士国家試験に向けて冬休みも授業を続け、頑張っています
12月は福祉科の生徒たちにとって大きな学科行事(学習)が3つありましたのでご紹介します!
①12月3日(水) 小国町社会福祉協議会にて農福連携事業の視察研修(1W・2W)
研修では、耕作放棄地を活用した大豆の栽培をはじめ、加工、販売、飲食提供までを一体的に行い、障がいのある方が地域の中で役割を持って働く仕組みと農業の循環について教えていただきました。午後からは、実際に現場を見学し、利用者一人ひとりの特性に応じた作業の分担や、働くことを通して達成感や生きがいを得ている様子を直接見ることができました。
「農業」×「福祉」を結びつけることで地域課題の解決につながることや、障がいの有無に関わらず、地域を支える一員として共に働く共生社会のあり方について理解を深めることができました。
②12月18日(木) 水俣第二小学校(4年生)を招いての福祉体験学習(2W)
小学校では、総合的な学習の時間において「福祉」を学んでいます。その一環として、福祉を学ぶ高校生が先生役となってと小学生が交流しながら福祉について学ぶ機会を頂きました。
当日は、福祉科2年生が中心となり、まず「高齢者との関わり方」をテーマにしたミニ講座・寸劇を行いました。相手の気持ちに寄り添うことや、思いやりのある声かけの大切さについて、高校生が自分たちの学びや実習経験をもとに、小学生の目線に立って分かりやすく伝えることができました。
続いて、高齢者レクリエーションの体験を行いました。小学生は高校生のサポートを受けながら体を動かし、高校生も小学生もみんなが「笑顔」で楽しむことができました。高校生は介護実習を通して培ってきたレクリエーション力を存分に発揮できたのではないでしょうか。小学生の皆さんに楽しんでもらえたことが高校生にとって何より嬉しかったようです。
その後の質疑応答では、小学生から多くの質問が寄せられ、高校生が一つ一つ丁寧に答えることができました。福祉科の生徒たち自身も、教える立場として関わることで、これまで学んできた知識や技術を振り返り、再確認する機会となりました✨
水俣第二小学校の皆さん、ありがとうございました
③介護福祉士国家試験対策授業(3W)
終業式が終わった後も、福祉科3年生の戦いは終わりません。年明け(令和8年1月25日)に実施される介護福祉士国家試験に向けて授業に取り組んでいます。他学科他学年が長期休業に入る中でも、国家試験合格の目標に向かって気持ちを切り替え、真剣な表情で学習に臨む姿が見られました。授業では、これまでの学びを振り返りながら、重要なポイントの確認や理解を深める学習を行っています。心が折れそうになった時はお互いに声を掛け、励まし合いながら諦めない心を持ち続けているようです。さすが、3年生。成長と責任感を感じます。
国家試験は、生徒たちにとってこれまでの努力の成果が問われる大切な試験です。福祉科一同、最後まで生徒たちを支えながら、全員が自信をもって試験に臨めるよう取り組んでいきます。
「冬を制する者は受験を制す」3年生の皆さん、頑張ってください
冬休み中の12月26日。
世間は仕事納めの活気に満ちていますが、私たちの果樹園では、一年の締めくくりにふさわしい「甘夏」の収穫実習を行いました
今日の果樹園は、いつも以上に賑やかです。
私たち農業科から「ぜひ、私たちの実習を体験してほしい!」とお誘いしたところ、校長先生をはじめ、他学科や事務室の先生方が大勢駆けつけてくださいました。
気温はわずか5度
強い風に乗って雪がちらつくあいにくの天気でしたが、防寒着に身を包み、いざ実習開始
その光景を見守る中で、私たち果樹担当職員は、ある「確信」を抱きました。
生徒たちが、本校の校訓である「創造・勤勉・敬愛」を、果樹園で見せてくれたからです。
■ 自らの手で場を「創造」する
「先生、ハサミの向きはこうですよ」
「まずはここを『二度切り』してください」
果樹園のあちこちで、生徒が「師匠」となり、先生方に手ほどきをしています。
・普段は教わる立場の生徒たちが、今日は頼もしい先生。専門高校ならではの『立場の逆転』が生まれます
・もちろん、先生の中には慣れた手つきで収穫をされる先生もおられます
安全で効率的な実習ができるよう、その場を自ら「創造」する生徒たち。先生方への具体的な説明を通して、自分たちの知識や技術がより深く定着するのを感じているようでした。教えることで学びが深まる、その生き生きとした表情には、担当職員としても驚かされるほどの逞しさがありました。
■ 共に汗を流して知る「勤勉」
今回の収穫は、約20本の「甘夏」。1本当たり約100kgもの実がたわわに実っています。
「たった一玉穫るのにも、こんなに集中力がいるんだね」
先生方のそんな呟きを聞きながら、生徒たちは寒さに負けず、黙々と、かつ丁寧にコンテナを埋めていきます。
生徒たちが毎日当たり前のように繰り返しているこの「勤勉」な実習の重みを、先生方も共に汗を流す中で肌で感じておられました。 その真摯な姿勢が伝播したのか、なんと予定を大幅に前倒しして完遂
寒さを忘れるほどの集中力でした
■ 黄金色の絆が結ぶ「敬愛」
「先生、上手です!」
「ありがとう、助かるよ!」
収穫が進むにつれ、寒風を吹き飛ばすように感謝の言葉と笑顔が溢れます。
自分たちが育てた果実を大切に扱ってくれる先生方を敬い、先生方もまた、淡々と実習をこなす生徒たちの専門スキルに敬意を払う。 そこには、校訓が掲げる「敬愛」の心が、黄金色の実とともにキラキラと輝いていました。 実習服の生徒と、それぞれのスタイルで挑む先生方。その混ざり合った姿は、まさに一つの「ファミリー」でした。
農業科の日常を、学校全体の思い出へと変えた特別な仕事納め。
「命と向き合う責任感」と「人を思いやる心」。
教室の机の上だけでは見られない生徒たちの本物の輝きを、先生方と共有できたことを嬉しく思います。
寒い中、共に汗を流してくださった先生方、本当にありがとうございました
最後になりますが、本年も本校農業科の活動を温かく見守り、応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。
皆様の支えがあったからこそ、生徒たちは雪の日も負けずに、豊かな実りを迎えることができました
来年も、黄金色の甘夏に負けないくらいの輝く笑顔を届けてまいります
どうぞ、良いお年をお迎えください
「私、こうされると喜びます」長持ちのヒミツ
芦高祭で私たちの仲間をお迎えいただいた皆様、本当にありがとうございます
今日は、皆様のお家にお邪魔しているシクラメンたちの「本音」を、草花専攻の生徒が代弁してご紹介します。
1. 「暖房の効きすぎたお部屋は、ちょっとのぼせちゃうんです…」
私は涼しいところが大好き。人間が「ちょっと肌寒いな」と感じるくらいの場所が一番落ち着きます。暖房の風が直接当たると、すぐにバテてしまうので、日当たりの良い涼しい窓辺に置いてくれると嬉しいです!
2. 「お水は、喉が乾いてからたっぷり欲しいんです」
いつも足元(土)がビショビショだと、根っこが息苦しくなってしまいます。土の表面を触って「カサカサに乾いたな」と思ったら、お水をたっぷりください。 その時、私のお顔(花や葉)にお水がかかるとびっくりしてしまうので、鉢の端っこからそっと飲ませてくれると、とってもうれしいです!
3. 「終わった花は、お別れさせてください」
咲き終わった花や黄色くなった葉っぱをずっと付けていると、次の蕾に栄養が届かなくて、私が疲れちゃうんです。 茎の根元を持って、クルッとねじりながら「お疲れ様!」と引き抜いてみてください。意外とスッキリして、また次の花を咲かせる元気が湧いてきます!
4. 「時々、くるっと回して景色を変えて!」
太陽が大好きなので、ずっと同じ向きだと、ついつい光の方へ体が傾いちゃいます。1週間に1回くらい、「はい、チーズ」と鉢を回して向きを変えてくれると、360度どこから見ても美しさをキープできます。
草花の生徒からの一言
私たち生徒が、実習室で一鉢一鉢「可愛くなれよ〜」と声をかけながら、大切に育てた自慢のシクラメンたちです
実は、私たち生徒もシクラメンと同じ。
先生や地域の皆様に「頑張ってるね!」と声をかけてもらうと、ぐんぐんやる気が湧いてきます
皆様のお家で、私たちのシクラメンが少しでも長く「ご機嫌」に過ごせますように