本日の農業科の実習は、いつもとは少し違う、華やかな熱を帯びた時間となりました。
本校の果樹部門で大切に育ててきた「不知火(しらぬい)」の、宣伝用写真の撮影です。
実はこの「不知火」、芦北町の「ふるさと納税」の返礼品として出品される計画が進んでいます。
(時期はまだ未定ですが、今から楽しみです!)
本日はそのための素材撮影として、町の職員の方やプロのカメラマンの方々が来校されました。
本格的な機材を抱えた大人たちに囲まれての撮影。
「不知火」が一番美しく見えるよう、角度を変えたり、ときには「しんどい姿勢」をキープしたりと生徒たちは大奮闘です。
「写真は撮るより、撮られる方が難しいですねぇ……」
そんな声が漏れるほど、慣れないモデル役に緊張した様子でしたが、それもまたプロの仕事の奥深さを肌で感じる貴重な経験となりました。
現場は終始、「不知火」のオレンジ色のような明るい笑い声に包まれていました。
撮影も無事に終わり、ハウスを出て一息ついた終盤のこと。
私がカメラを向けると、緊張から解放されたのか「そんなポーズの指示あったっけ??」と思わず笑ってしまうような、サービス精神旺盛な姿を見せてくれました。
撮影のために一部ハサミを入れましたが、本格的な収穫はもう少し先。
芦北の太陽をたっぷり浴びた本校の「不知火」が、最高の状態で皆様へ届く日が今から待ち遠しいです。
ご協力いただいた皆様、本日はありがとうございました。
先日、果樹園の見回りをしていた時のことです。
地面に落ちていた鹿のフンを見つけ、1人の女の子がぽつりと呟きました。
「粒が小さいから……これ、子鹿ですかね」
その言葉に、私は思わず「おっ」と驚きました。
ただのフンとして見過ごすのではなく、そこにある命の姿を自然に推測している。
彼女は、先日の「緊急防衛会議」の当事者である果樹専攻生であり、課題研究でも獣害対策に取り組んでいる1人です。
この場所で山や木々と向き合い続けてきた彼女の中に、農業科ならではの「鋭い感覚」が備わっていることに改めて気づかされました。
私はこう声を掛けました。
「鹿のフンを見て、個体の大きさを予想できる女子高生は、日本に何人いるかなぁ」
彼女は「やめてくださいよぉ」と少し照れた様子でしたが、そのさりげないやり取りの中に、学びの深さが凝縮されているようでした。
1月16日には課題研究発表会が行われます。
卒業を前に、しなやかな感性を身につけた生徒の姿を見ることができた、冬の午後のひとときでした。
2年福祉科は「障がいがあっても暮らしやすいまちづくりを考える」をテーマに「障がい」について学びました。
2学期は「芦北町役場」や「みつば学園」、「児童発達支援センターにこにこ」、「くまもと芦北相談支援センター」を訪問し、障がい者の暮らしやそれを支える仕事などのお話を聞かせていただきました。さらに、調べ学習をとおして、自分たちの福祉観を深めていきました。
授業内で資料等をまとめ、「学習成果発表会」を開きました。発表会には、それぞれの専門職の方々にも参加していただきました。
生徒は、この探究学習の実践を通して地域福祉の向上のヒントを得られたように思います
関係者の皆様、御支援御協力ありがとうございました
1月10日(土)に県下大会が行われました。1回戦は「第二高校」との試合でした。
サッカー部1・2年生は人数不足のため、他の部活動に所属する生徒に力を貸してもらい出場しました。
試合前に気合を入れて、ウォーミングアップする選手
前半は強風の影響を受けながらも、粘り強い守備とGKのファインセーブにより、0−0と拮抗した試合となりました。
後半は相手に得点を許しましたが、チャンスになればパスでつなぎ、相手ゴール前まで攻め込む時間帯もありました。
12月から合同で練習を重ね、日を追うごとにチームとしてまとまってきました。明るく楽しくそしてひたむきに取り組む生徒の姿は、尊く格好良いものでした。素晴らしい「チーム」でした。
たくさんの応援ありがとうございました
1月9日(金)本校の体育館にて全校生徒を対象とした「薬物乱用防止教室」を実施いたしました。 今回は本校学校薬剤師の楠原様をお招きし、薬物の恐ろしさや、身近に潜む危険について詳しくお話しいただきました
最近SNSや街中で見かける機会が増えた「CBD商品」や身近にある経口補水液・エナジードリンク、最近増えている電子タバコなどの危険性についても触れながら、薬物問題の「今」について考える時間を持ちました
「流行っているから」に潜むリスク
最近、グミやオイル、リキッドなどの形で「リラックスできる」と謳うCBD(カンナビジオール)製品が流通しています。これらは法律で規制されていない成分を含むものとして販売されていますが、高校生の皆さんに知っておいてほしい「落とし穴」がありますそれは違法成分混入の危険性があります
経口補水液の「正しい飲み方」をご存知ですか?
熱中症対策などでよく耳にする「経口補水液」ですが、実はスポーツドリンクと同じ感覚で常用するのはおすすめできません
「飲む点滴」であること: 経口補水液は、脱水症状の際に必要な塩分(ナトリウム)や電解質が高濃度で含まれています。健康な時に水代わりに飲み続けると、塩分の過剰摂取になり、体に負担をかけることがあります。
正しい使い分け:
日常の水分補給 ➡ 水、麦茶
運動で汗をかいた時 ➡ スポーツドリンク
発熱や下痢、脱水が疑われる時 ➡ 経口補水液
「頑張りたい」その気持ちの裏側に(エナジードリンクの秘密)
テスト前や部活動の大会前など、「もうひと踏ん張りしたい」時にエナジードリンクを飲む生徒も少なくありません。しかし、そこに含まれる多量の「カフェイン」が、成長期の体に大きな負担をかけることがあります
正しい休息をとりましょう
①ご飯をしっかり食べる ②適度な運動 ③十分な睡眠
SNSの「かっこいい」に騙されない(電子タバコ)
ニコチンが含まれていないと謳っていても、実際には有害物質や依存性の高い成分が含まれている製品が多く出回っています
健康被害: 蒸気に含まれる化学物質が肺に深刻なダメージを与える(肺疾患のリスク)。
依存の入り口: 「吸う」という行為自体が習慣化し、将来的に本物のタバコや違法薬物へとエスカレートする「ゲートウェイドラッグ」になる恐れがあります
昨年話題になったゾンビタバコについても触れられていました
最後に保健委員から謝辞があり、意外と身近に潜む薬物や商品の危険性知ることができ、ぜひ家族や友人の中でも共有していきたいと話していました
「自分には関係ない」と思いがちな話題ですが、SNSが普及した現代では、危険な誘いは意外と身近なところに潜んでいます生徒たちが今回の講話を通じて、「自分の体と心を大切にすること」「正しい判断力を身につけること」の重要性を再認識してくれたなら、これほど嬉しいことはありません
ご家庭でもぜひ、今日の講話の内容を話題にしてみてください。学校と家庭が連携して、子どもたちの明るい未来を守っていきましょう
■ 歌声の余韻の中で
三学期の授業や実習が本格的に始まりました。
ふとした瞬間に、先日の始業式で歌った校歌の一節が胸に蘇ります。
「三岳(さんがく)の険を仰ぎては 心を磨き身を修む」
以前、校長先生からこの「三岳」の由来について伺う機会がありました。
それは、かつて芦北の地に入るために越えなければならなかった三つの険しい峠――「赤松太郎」「佐敷太郎」「津奈木太郎」を指しているのだそうです。
本校の同窓会が「三太郎会」と呼ばれているのも、この歴史に由来しています。
■ 峠を越えて、身を修める
農業科の学びもまた、自然という「険しき峠」に向き合う毎日の連続です。
思うようにいかない気象条件や、冬の寒風。しかし、生徒たちはその困難を避けるのではなく、自らを律し、技術と心を磨くための糧としてきました。
特に、卒業を間近に控えた3年生。
ひたむきに土と向き合ってきたこの3年間の歩みは、まさに校歌が謳う「心を磨き身を修む」そのものでした。
■ 「希望は高く燃ゆるなり」
3年生にとって、一番の結びにある「希望」はもはや抽象的な言葉ではありません。三太郎の険しき峠を一歩ずつ越えるようにして積み上げてきた、確かな自信そのものです。
まもなく、彼らはそれぞれの道へと羽ばたき、伝統ある「三太郎会」の一員となります。
たとえ行く手に新たな「険しさ」が待ち受けていても、芦北の空の下で培った強さがあれば、その希望はどこまでも高く燃え続けるはずです。
旅立ちの日まであとわずか。
卒業していく先輩たちの背中を追いながら、私たちもまた、芦北の嶺に見守られ、誠実な歩みを進めていきたいと思います。
追伸
さて、素晴らしい未来を語った後で恐縮ですが、3年生の皆さんには今月末、卒業前の「最終関門」となる学年末考査が待ち受けています
これこそが、高校生活で越えるべき最後の「三太郎の峠」かもしれません。
「身を修む」の仕上げとして、有終の美を飾れるよう、全力でこの坂道を登りきってください。応援しています!
※校歌の全文や「不知火の海」が歌われる二番以降の歌詞については、ぜひ本校ホームページ内の「校歌紹介」のページを探してみてください。
令和7年度の3学期がスタートしました。
校舎に賑やかさが戻る中、農業実習棟2階の教室では、農業科3年生が「課題研究発表会(1月16日)」に向けた最終調整に励んでいます。
生徒たちが手にしているのは、各自のタブレット端末。
これまでの実習でひたむきに積み重ねてきた経験を、誰にでも伝わる「言葉」へと磨き上げる作業です。
■ 磨きをかける「四つの探究」
すでにプレゼンテーションの形は整い、現在は本番を想定した発表練習が中心。4つのグループが、自分たちの研究成果を最大限に引き出す表現を模索しています。
草花班: プランターによる切り花栽培の確立。
食品班: ジビエ有効利用「シカ味噌」の開発。
野菜班: 高濃度酸素水を用いた比較栽培実験。
果樹班: スイートスプリングの樹勢回復への取り組み。
1・2年次から系統立てて学んできた専門知識を土台に、3年間の学びを一つの物語に繋ぎ合わせていく。
端末を操作する真剣な表情からは、これまでの挑戦に対する誇りが伝わってきます。
■ 16日、4つの挑戦がいよいよ形に
準備期間もあと10日。
現場での貴重な経験を、洗練されたスライドと堂々たる発表に変えて。
1月16日の本番当日、4つの班がどんな素晴らしい姿を見せてくれるのか。
その瞬間が今から待ち遠しくてなりません。
冬休みが明け、校舎に生徒たちの元気な声が戻ってきました
本日、第3学期始業式を執り行いました。 冷え込みの厳しい朝となりましたが、体育館に集まった生徒たちの表情は、新年の決意に満ちた晴れやかなものでした
始業式に先立ちまして表彰式等が行われました
表彰式
昨年末に行われた剣道部と空手道部の大会の表彰が行われました今後も活躍に期待ですね
学校農業クラブ役員任命式
農業クラブ会長より
活動の活性化と来年度本校が事務局を担う県年次大会の成功を目指したいクラブ員全員が積極的に活動を盛り上げていけるように工夫して頑張ってきます
福祉クラブ紹介
福祉クラブ会長より
これまでの福祉クラブの活動を大切にしながら、地域に貢献し、感謝される組織にしたい昨年は多くの交流やイベントを通して積極的に活動してきました
今年は更に福祉クラブを盛り上げていきたいです
始業式
校長訓話(⇐全文はこちらから)では校長先生の今年の目標の話がありました。今年の目標は「素直な心」を大切にすることです。失敗の原因を自分の中に求め、改善して次へつなげる。学びを深め成長し続けるために必要なこの心を、ぜひ皆さんも大切にし、自身の目標を語り合ってください。
3学期は登校日が一番少ない学期ですが、生徒たちが最も大きく成長する時期でもあります 今学期も日々の授業の様子や部活動の活躍、学校のちょっとした日常を定期的にお届けしていく予定です
本年も、本校の教育活動へのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます(K)
明日は、いよいよ三学期の始業式です。
久しぶりに登校する生徒たちを前に、農機具庫を少しだけ覗いてみました。
農場には、実習を影で支える頼もしい道具たちがたくさんいます。
今日から時々、そんな彼らにスポットを当てる新企画【芦高・相棒図鑑】をスタートします。
第1回は、本校の果樹園を美しく保つ【草刈4兄弟】です。
エンジンを積んだ兄貴たちは、今、すべての燃料を抜き取られています。
燃料を入れたままにすると、中でガソリンが傷んでしまい、春の始動時に故障の原因になるからです。
農業科ならではの大切な『おやすみなさい』の儀式です。
■ 長男:ラビットモアー 「果樹園の道を切り拓く、不屈の大黒柱」
果樹園の広い通路を、職員が操り力強く整えてくれる一族の大黒柱。今は大きな体を休め、春の出番に向けて英気を養っています。
■ 次男:ラジコン草刈機 「斜面を制する、静かなるハイテク・エリート」
果樹園の斜面をスマートにこなすハイテクな実力者。最新の機能を携えた彼も、今は静かに、次なる合図を待つ眠りの中にいます。
■ 三男:刈払機(エンジン式) 「生徒と汗を流す、熱き現場のムードメーカー」
生徒たちが最も多く手にし、肩に伝わるエンジンの振動は、まさに実習の鼓動そのもの。樹の根元などの細かい実習を共にする一番身近な相棒。草が芽吹き、その力強い鼓動が必要になる季節までは、しばしの休息です。
■ 四男:電動刈払機 「静かに、未来を起動する」
燃料いらず、バッテリーひとつで目を覚ます新世代。音もなく、スマートに実習をこなす期待の末っ子です。今はその心臓部(バッテリー)を外し、静かに牙を研いでいます。
黄金色の実が踊った果樹園に、草が伸び始める春までは、彼らが動き出すことはありません。しかし、丁寧に管理され、整然と並ぶその姿からは、次のシーズンへの静かな決意が感じられます。
明日は、校舎に賑やかな声が戻ってきます。
その声を心地よい刺激にしながら、彼らはもうしばらく、深い眠りの中で春の幕開けを待ち続けます。
生徒たちが手にする明日の「相棒」は、きっと筆箱や教科書。
久しぶりの登校に向けた準備は整っているでしょうか。
私たちも、新しい学期を迎える準備を整えて待っています。 保護者の皆様、地域の皆様、三学期も芦高の教育活動を温かく見守っていただければ幸いです
新年明けましておめでとうございます
今年も芦北高校の魅力を随時発信していきますのでよろしくお願いします
いよいよ、明日1月8日より3学期が始まります
今年もどうぞよろしくお願いします(K)