学校生活(芦高ブログ)

芦高ブログ

今日から私たちの仲間。97名の新しい物語が始まります。

満開の桜が風に舞い、春の柔らかな日差しが校舎を照らす本日。本校では入学式を執り行いました。期待と少しの不安を胸に、真新しい制服に身を包んだ97名の新入生が、今日から私たちの仲間入りをしましたキラキラ

式典では、担任教諭から一人ひとりの名前が読み上げられると、会場には力強く、清々しい返事が響き渡りました。

 校長式辞(全文は20260408 令和8年度入学式式辞.pdf

①校訓「敬愛・勤勉・創造」② スローガン「私は挑戦する、夢を実現するために」③ 「美しい心」を育む

新入生誓いの詞(全文はR8 新入生代表 誓いの詞.pdf

新入生代表による誓いの詞では、地域みらい留学を通して本校を知り、入学してきた1年林業科の蒲生さんが

「それぞれの個性を活かし、互いに刺激し合いながら、芦北高校に新しい風を吹き込んでいくことを誓います」

という力強い決意が語られました。その真っ直ぐな瞳には、これから始まる高校生活への熱い意気込みが感じられ、教職員一同も身の引き締まる思いでした花丸

 来賓祝辞

在校生歓迎の詞

 式典後のホームルームでは教室で少し緊張がほぐれたのか、あちこちで笑顔も見られるようになりましたにっこり

97名の新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学本当におめでとうございますお祝い

本校は、皆さんが自分らしく、自由に、そして情熱を持って成長できるよう、全力でサポートしてまいりますキラキラ

これからの3年間、最高の思い出を一緒に作っていきましょう!

 

 

新たな出会いと共に。令和8年度の幕開け

校庭の桜が若葉へと姿を変え、春の息吹を強く感じる季節となりました。

本日、本校では令和8年度(2026年度)の新任式および第1学期始業式を挙行いたしました。

新学期のスタートを切る生徒たちの表情は、どこか誇らしげで、新しい1年への期待に満ちあふれていましたキラキラ

まず行われた新転任式では、今年度より本校に加わった教職員が紹介されました王冠

新しく着任した先生方を代表し、挨拶の中で「皆さんと共に学び、成長できることを心から楽しみにしています。いろいろなことに挑戦していきましょう」という力強いメッセージが送られました!

生徒代表の歓迎の言葉では、「本校は生徒一人一人が輝く、楽しい学校です。先生方との学校生活の中で多くのことを学びたいと思います。」という、温かくも頼もしい言葉が述べられました王冠

続いて行われた始業式。校長式辞では、(全文はこちら⇒20260408 第1学期始業式あいさつ.pdf

 1. 学年ごとの期待 2. 教育スローガン:「私は挑戦する、夢を実現するために」3. 安心・安全な学校づくりの話をされていましたキラキラ

その中でも、半歩先の身近な目標を定め、着実に歩みを進めることで、必ず成長へと繋がります。そのための「成長のコツ」として以下の3点を意識してください。

「気を利かせる」:一段上の自分を目指す。
「幸運を引き寄せる丁寧な生活」:身の回りを整え、感謝と謙虚な心を持つ。
「美しい心を持つ」:美しい心とは何かを考え続ける。

静まり返った体育館に、生徒たちが真剣に耳を傾ける姿が印象的でした花丸

生徒代表のあいさつでは3年農業科の告くんが

高校生という貴重な時間を目標を持って過ごしてください。私は新体操部としてインターハイに出場することが目標です。そのために日頃から練習はもちろん、充実した学校生活を送り、周りの人に応援して盛られるように頑張りたいです。皆さんも小さなことで構わないので自分なりの目標を決めて取り組んでいきましょう!

という挨拶をし、こちらも身が引き締まる思いがしました笑う

担任発表!期待と緊張の瞬間

式の最後には、待ちに待った担任・副担任の発表が行われましたお知らせ

自分のクラスの担任の名前が呼ばれるたびに、会場にはどよめきと笑顔(そして少しの緊張!)が広がりましたキラキラ

今日から新しい先生との生活が始まりますキラキラ今年1年よろしくお願いします。にっこり

鉛筆 実習着 姉から先輩 明日からは

 今日も農場では、3年果樹専攻の生徒たちが「不知火(しらぬい)」の出荷準備に追われています。

 

■技術とテンポの真剣勝負

 実習台に向かい、集中した面持ちで不知火の計量を行う生徒。

 50g刻みで細かく分けられたコンテナへ、迷いのない手つきでテンポよく仕分けしていきます。

 

 その一方で、専用の装置を使い、糖度と酸度を測る「非破壊検査」で品質検定を行う生徒も。

 一玉一玉の個性に科学の視点で向き合い、最高の一品を選別していきます。

 

■出番を待つ「主役」たち

 農場にある大きな貯蔵庫。

 現在は3つの貯蔵庫が、出荷の出番を待つ不知火で天井近くまで埋め尽くされています。

 この膨大なコンテナの山は、これまでの地道な管理の結晶です。

 

■同じ道を進む、妹たちへ

 その中で、協力して実習を進める二人の生徒。

 実はこの二人には、素敵な共通点があります。

 なんと、明日の入学式で、それぞれの妹さんが同じ「農業科」へと入学してくるのです。

 家では頼れる「お姉ちゃん」でしたが、明日からは同じ学び舎で、同じ志を持つ「高校の先輩」へと変わる二人。

 「先輩としてのアドバイスは?」と尋ねてみました。

 

 「高校生活は、本当に時間が経つのが早い。だから、一日一日を大切に、全力で楽しんでほしい。」

 

 真剣な表情で語ってくれたその言葉には、この2年間を全力で駆け抜けてきた最上級生としての重みがありました。

 

■感動、そして……

 まじめなコメントでビシッと決めてくれた後、ふと一人が呟きました。

 「……次は、私らが(卒業式で体育館に)座るんかぁ。……絶対泣くわ。」

 

 その言葉に、すかさずもう一人がツッコミを入れます。

 「そっちは誰の卒業式でも泣くやろ!」

 「あはは、確かに!」と弾ける笑い声。

 静かな実習室に響いた、最上級生としての自覚と、卒業への実感、そして変わらない友情が交錯した、少し大人びた(?)昼下がりの一コマでした。

鉛筆 Golden Fruits, Shared Dreams

Global Series Vol. 3:Ashikita Seasons

[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第3回は、3月9日の「不知火(しらぬい)の袋詰め実習」の記録です。

 [Global Series Vol. 2:Bright Smiles, Blooming Together はこちら]

 

[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 3: Shiranui Citrus Packaging Practice (Mar 9th).

[Click here for Global Series Vol. 2:Bright Smiles, Blooming Together]

 

— Shiranui Citrus: Hand-wrapping Practice for the Coming Spring —


The air in the orchard has begun to soften, yet inside the practice building, the energy remains high, as if to say, "The real work is just beginning." Looking up, containers are stacked high, filled with golden "Shiranui" citrus, waiting for their turn to be shipped. The students' hands move rhythmically, carefully wrapping each fruit in a protective polybag.

During this practice, as they focus all their senses on their fingertips, a natural relaxation seems to take hold. Curiously, their hearts feel closer here than they do in the classroom.

 

"Sensei, I went to my sister's graduation ceremony the other day."

"Do you still remember the lyrics to your junior high school song?"

"Man, that sore throat from the flu was seriously brutal..."

 

From casual reports of daily life and lighthearted memories to serious discussions about their future paths, and even grand dreams of crossing the ocean—"I want to live in Korea someday!"

 

 

Their hands never stop, yet their expressions are far softer than those seen in the classroom. The way they handle each fruit with care seems like a reflection of their will to cherish and weave their own futures in the same way.

Practice is not merely a place to learn technical skills. Through the "Shiranui" citrus, we touch the rich inner colors of our students. Surrounded by these golden fruits, their dreams, too, begin to take shape.

 

 

We get to see expressions and hear thoughts that rarely emerge in a typical classroom setting. This "time for dialogue" is an irreplaceable charm of these practical lessons for us as educators as well.

「今の私たち」を載せて。春爛漫の表紙撮影

新年度がスタートし、校内の桜もちょうど見頃を迎えた絶好のタイミングで、来年度入学生向けの「スクールガイド(学校案内)」の表紙撮影を行いましたキラキラ

今年の撮影場所は、町内にある見事な桜のある「佐敷川緑地公園」晴れ

青空と、満開の薄ピンク色のコントラストが本当に綺麗で、まさに「青春」を絵に描いたようなロケーションになりました花丸

モデルを務めてくれたのは、各学科代表の生徒4名王冠

最初はカメラを前にして少し緊張した面持ちでしたが、カメラマンさんの「もっと笑って!」「普段通りに喋ってみて!」という声かけに、次第にいつもの明るい笑顔が溢れ出しました3ツ星

今回の表紙は、「新しい一歩を踏み出すワクワク感」が伝わる、非常に華やかで温かい仕上がりになりそうです!

どんなスクールガイドになるか楽しみですね笑う

完成したスクールガイドは、地域みらい留学【高校進学】フェスやオープンキャンパス、学校説明会で配布予定ですので、どうぞお楽しみににっこり

鉛筆 芯を入れ 場を清め待つ 春の風

 二十四節気では、5日に「清明(せいめい)」を迎えます。

 この季節を象徴する「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉。

 万物が清らかに、明るく生き生きと輝く季節という意味が込められています。

 

 その言葉を体現するかのように、春休み中の農場では、新しい仲間を迎える準備が着々と進んでいます。

 農業科の更衣室では、新一年生が気持ちよく最初の一歩を踏み出せるようにと、ロッカーの隅々まで丁寧に掃除し、場を清める生徒の姿がありました。

 新しい風を最高の状態で迎え入れようとするその誠実な姿に、本校が大切にしてきた伝統の「土壌」を感じます。


■ 命を繋ぎ、輝きを創る

 来週4月8日に挙行される入学式。

 その式典を彩るため、実習棟ではフラワーアレンジメントの制作が行われていました。

 制作に励んでいたのは、先月の卒業式でも見事なアレンジメントを手がけてくれた一人の生徒です。

 普段から指導していただいている講師の方のアドバイスを真剣な眼差しで受け止めながらも、自ら考え、一輪一輪の花と対話するように向き合う。

 その横顔には、春の柔らかな光に負けないほどの凛とした「輝き」が宿っていました。

 

 皆さんは、花の軸を支える「ワイヤー」の存在を知っていますか?

 美しい花を、最も輝く角度で、そして式典の間も長く咲き続けさせるために。

 生徒は、見えないところで茎に細いワイヤーを巻き、軸を一本ずつ補強しています。

 講師の教えを自分のものにしながら、迷いなく花を切り、挿していく。

 その一連の動作の裏側にある、繊細で気の遠くなるような手間。

 それは、自分たちが大切に育てた、あるいは誰かが想いを込めて育てた命を、自らの技術でさらに美しく昇華させ、新しい誰かへと繋いでいく尊い作業です。

 「私にはとても真似できないな」と圧倒されるほどの集中力と、花を扱う優しい手付き。

 卒業式からまた一歩、その技術と想いを深めた生徒の献身的な姿こそが、入学式というハレの舞台を本当の意味で輝かせる「魔法」なのだと、深い驚きとともに感動を覚えました。

■ 新しい「光」を待つ農場

 清らかに整えられた場と、魔法をかけた花たちが、来週、新しい仲間という名の「光」を温かく迎え入れます。

 新しい光が伝統という土を温め、土が光に応えて新たな命を育む。

 この清明の季節にふさわしい、瑞々しい物語がもうすぐ始まろうとしています。

■ 輝く明日へ

 万物がその命を輝かせる、この佳き日に。

 生徒の誇らしい輝きを糧に、私たち農業科一同も、共に一歩ずつ成長していきたいと思います。

 皆さまの周りでも、何か新しい「輝き」が見つかるような、清らかな春でありますように。

 


「清明(せいめい)」

 万物の輝きとともに、新しい一歩を待つ芦北高校より。

鉛筆 笑顔へと 続く一打の エンターキー

 4月1日。

 新年度の挨拶と、期待と不安が入り混じった先生方のザワザワとした談笑。

 熱気を帯びた空気の中で、新しい一年が幕を開けます。

 

 午前中から息つく暇もなく始まる会議の連続。

 分掌の実務、学級経営、膨大な年間実習計画……。

 共有フォルダに積み上がるデータの山を眺めながら、正直なところ「おっと、これは……」と、頭がパンクしそうになっているのが本音です。

 

 ようやく訪れた昼休み。

 喧騒を離れ、呼吸を整えるように農場へと向かいます。

 会議室の熱気とは違う、少しヒンヤリとした果樹の出荷調整室。

 主役を待つ静かな食品製造実習室に響く自分だけの足音。

 そして、温室内で鼻の奥をくすぐるサイネリアの香り。

  誰もいない現場を歩きながら、

 「正直、会議室にこもるより、ここで生徒たちと一緒に実習している方が、よっぽど性に合っているのになぁ……」

 なんて、思わず苦笑いがこぼれます。

 

  土と緑の匂いに触れて、ようやく少しだけ、深い呼吸が戻ってきます。

 視界の端では、裏山を鮮やかに染める桜の薄桃色が、春風に優しく揺れています。

 農業科の学びは、日々の実習という地道な積み重ねでできています。

 新しい年度を迎えても、目の前の管理に一つひとつ丁寧に向き合い、毎日の実習を何よりも大切にすること。

 その積み重ねの先に、生徒たちの心が満たされ、充実した顔で農場を歩く姿を目指します。

 そうして一歩ずつ育んできた「実り」を、どう次へ繋げていくか。

 生徒たちが登校し、農場に弾けるような活気が戻ってくるまで、あと数日。

 

  令和8年度。

 やるべきことは、山積みです。

 けれど、そのすべてが、最後には生徒たちの笑顔に繋がっている。

 そう信じるだけで、指先に少しだけ力が宿ります。

 

 「カンッ」、と少し強く叩くエンターキー。

 

 さぁ、始めますか。

鉛筆 M16 知ればあなたも 目利きなり

芦北高校農業科 「品種名鑑」 #02

【品種名鑑 #01:「不知火」(あしポン)】はこちら

 

 前回、芦北高校の「不知火(しらぬい)」こと「あしポン」をご紹介しましたが、実は本校の果樹園で「あしポン」として皆様にお届けしている主役たちは、ただの「不知火」ではありません。

 その舞台裏を支えるのは、「肥(ひ)の豊(ゆたか)」「不知火M16A」という、選りすぐりの二つの精鋭品種です。

 見た目ではプロでも見分けがつかないほどそっくりな双子ですが、実は性格の違うこの二つの品種を、私たちが絶妙なタイミングでバトンタッチさせながらお届けしているのです。

 この「リレー」の裏側を知れば、あなたも立派な「あしポン目利き」です。

 

■ 表には出ない、二つの生い立ち

 「肥の豊(ひのゆたか)」

 ── 熊本生まれの「先行ランナー」

 地元・熊本県で「不知火」を親として誕生しました。

 名前の由来は「肥後(熊本)を豊かに」

 不知火譲りの濃厚な甘さはそのままに、酸が早く抜けるのが最大の特徴です。

 シーズンの幕開けと共に、いち早く最高の味を届けてくれる、スタートダッシュのスペシャリストです。

 

 「M16A(エムじゅうろくエー)」

 ── 科学の力で磨かれた「実力派アンカー」

 国の研究機関で、元の不知火からウイルスを取り除き、より健やかに育つよう改良された系統です。

 「M16A」というメカニックな名前は、その開発過程で付けられた管理番号。

 驚異的な貯蔵性を誇り、冬を越えて春先まで美味しさをキープする、後半戦を支える頼れる守護神です。

 

「どちらが届くか」は、プロの判断にお任せ
 お客様には、お手元の「あしポン」がどちらの品種かは分かりません。

 なぜなら、私たちは「その時、一番美味しい状態のもの」を、栽培方法と組み合わせて厳格に選別し、お届けしているからです。

 

・露地栽培

 ── 寒さが来る前に「年内収穫」

 お正月の寒波で果実が凍らないよう、外で育つ露地ものは年内に一斉収穫します。

 まずは足の速い「先行ランナー(肥の豊)」から順に旬を迎え、貯蔵のきく「アンカー(M16A)」へとバトンを繋いでいきます。


・ハウス栽培

 ── 樹の上でじっくり「2月収穫」

 一方、ハウスものは暖かな屋根の下でさらにじっくり熟成させ、2月に入ってから収穫を迎えます。

 露地栽培の在庫が終わる頃に、さらに濃厚な甘みが乗った「真打ち」として登場します。

 

■ 届いた一果に、物語を添えて

 次に「あしポン」を手に取られた際は、ぜひその裏側にある「品種のリレー」を想像してみてください。

「今届いたのは、熊本生まれの先行ランナーかな? それとも後半を支える実力派アンカーかな?」

 そんな風に、品種と栽培のドラマを語れるようになれば、あなたも立派な「あしポン目利き」です。


 「届くまでのリレー。目には見えないけれど、繋がれたバトンの先には最高の『美味しい』が待っています」

 


■ 次回予告

 次回は、冬の窓辺を彩る鮮やかな色彩。

 草花専攻生が丹精込めて育てる「シクラメン」について詳しく紹介します。

 お楽しみに!

「芦北高校が大好きでした」転退任式で語られた、先生たちの本音

桜の蕾が膨らみ始め、別れと出会いの足音が近づく季節となりましたキラキラ

今年度は、この春で本校を去られる計9名の先生方をお送りすることとなりましたにっこり

所属 氏名 勤務年数 転出先
教頭 牛迫 大樹 1年 水俣高校・定時制
事務長 坂井 優美 3年 球磨工業高校
数学 木下 耕司 6年 小川工業高校
保体 若林 秀樹 3年 湧心館高校
福祉科 河村 要 9年 上天草高校
事務 小田 理沙 3年 装飾古墳館
福祉科 久保 仁美 4年 南稜高校
林業科 永野 蒼志 1年 八代農業高校泉分校
林業科 藤﨑 貫治 12年 ご退職

転退任式

お一人おひとりの先生から最後のご挨拶をいただきました花丸

牛迫 教頭坂井 事務長木下 教諭

若林 教諭河村 教諭小田 先生久保 講師永野 講師

生徒代表の言葉では生徒会長の遠山君が笑いを踏まえながらこれからの先生方へ感謝の言葉を話されていましたお知らせ

その後、花束贈呈が行われ、感動的な雰囲気に包まれました笑う

先生方と歌う最後の校歌をしっとりと歌い上げることができました音楽

最後の退場では在校生・卒業生・職員でつくられたアーチをくぐって見送られましたグループ

先生方の新しい場所でのさらなるご活躍を、生徒・職員一同、心よりお祈り申し上げますキラキラ

本校で刻んだ思い出を胸に、またどこかでお会いできる日を楽しみにしています3ツ星

そして生徒の皆さん、別れは寂しいものですが、先生方から教わったことを糧に、新学期からまた新しい一歩を踏み出しましょう!

鉛筆 間に合わず だから出会えた 頼もしさ

 

 自らの業務を片付け、食品製造実習室へと急ぎました。

 今日の当番実習は、農業科2年生のシフォンケーキ製造。

 

 ……しかし、私が到着したときには、すでに製造の山場は越えていました。

 オーブンから出てくる焼き上がりの瞬間にはなんとか立ち会えたものの、材料の計量や生地を混ぜ合わせる、あの繊細な実習プロセスを見届けることができず。

 正直に言えば、実習を見逃した「残念さ」が残る到着でした。

 

 けれど、ガランとし始めた調理場で、それ以上の驚きに出会うことになります。

 担当職員が指示を出すよりも早く、誰からともなく、すいすいと片付けが始まっていました。

 実習台を黙々と磨き上げる者、使用した器具を迷いなく洗浄する者、そして一列になって床を掃き清める者。

 「次はどこをすべきか」「誰が足りていないか」を各自が周囲を見渡し、判断して動いています。

 そこには、指示を待つ生徒の姿はありませんでした。

 

 これは3年生としての「自覚」なのか、それとも担当者が積み重ねてきた「仕掛け」の成果なのか。

 いずれにせよ、その淀みのない動きに、思わず感心していました。

 私を含め2名の果樹担当者でも、ちょうど「新3年生は、自分で考えて動くようになったね」と話していたところでした。

 食品担当者ともその話題になると、「本当に、成長が見られますよね」と、生徒たちの変化に深く頷き合いました。

 

 もちろん、まだまだ改善の余地はあるかもしれません。

 けれど、自分の役割を自ら見つけ、現場を動かしていくその逞しさ。

  製造の核となる部分は見られず残念でしたが、もし間に合っていたら、私はこの「自ら考え、動く生徒たち」の静かな凄みに気づけなかったかもしれません。

 工程が終わっていたからこそ出会えた、新3年生たちの頼もしい光景。

 これからの農業科を背負って立つ彼らの飛躍に、確かな期待を寄せています。