学校生活(芦高ブログ)

芦高ブログ

12月の福祉科

  さて、2025年も残すところ、あと5日となりました雪

  先日、終業式を終えましたが福祉科3年生は年明けの介護福祉士国家試験に向けて冬休みも授業を続け、頑張っています花丸

  12月は福祉科の生徒たちにとって大きな学科行事(学習)が3つありましたのでご紹介します!

①12月3日(水) 小国町社会福祉協議会にて農福連携事業の視察研修(1W・2W) 

 研修では、耕作放棄地を活用した大豆の栽培をはじめ、加工、販売、飲食提供までを一体的に行い、障がいのある方が地域の中で役割を持って働く仕組みと農業の循環について教えていただきました。午後からは、実際に現場を見学し、利用者一人ひとりの特性に応じた作業の分担や、働くことを通して達成感や生きがいを得ている様子を直接見ることができました。

 「農業」×「福祉」を結びつけることで地域課題の解決につながることや、障がいの有無に関わらず、地域を支える一員として共に働く共生社会のあり方について理解を深めることができました。

 

②12月18日(木) 水俣第二小学校(4年生)を招いての福祉体験学習(2W)

 小学校では、総合的な学習の時間において「福祉」を学んでいます。その一環として、福祉を学ぶ高校生が先生役となってと小学生が交流しながら福祉について学ぶ機会を頂きました。

 当日は、福祉科2年生が中心となり、まず「高齢者との関わり方」をテーマにしたミニ講座・寸劇を行いました。相手の気持ちに寄り添うことや、思いやりのある声かけの大切さについて、高校生が自分たちの学びや実習経験をもとに、小学生の目線に立って分かりやすく伝えることができました。

 続いて、高齢者レクリエーションの体験を行いました。小学生は高校生のサポートを受けながら体を動かし、高校生も小学生もみんなが「笑顔」で楽しむことができました興奮・ヤッター!。高校生は介護実習を通して培ってきたレクリエーション力を存分に発揮できたのではないでしょうか。小学生の皆さんに楽しんでもらえたことが高校生にとって何より嬉しかったようです。

 その後の質疑応答では、小学生から多くの質問が寄せられ、高校生が一つ一つ丁寧に答えることができました。福祉科の生徒たち自身も、教える立場として関わることで、これまで学んできた知識や技術を振り返り、再確認する機会となりました✨

 水俣第二小学校の皆さん、ありがとうございました星

 

③介護福祉士国家試験対策授業(3W)

 終業式が終わった後も、福祉科3年生の戦いは終わりません。年明け(令和8年1月25日)に実施される介護福祉士国家試験に向けて授業に取り組んでいます。他学科他学年が長期休業に入る中でも、国家試験合格の目標に向かって気持ちを切り替え、真剣な表情で学習に臨む姿が見られました。授業では、これまでの学びを振り返りながら、重要なポイントの確認や理解を深める学習を行っています。心が折れそうになった時はお互いに声を掛け、励まし合いながら諦めない心を持ち続けているようです。さすが、3年生。成長と責任感を感じます。

 国家試験は、生徒たちにとってこれまでの努力の成果が問われる大切な試験です。福祉科一同、最後まで生徒たちを支えながら、全員が自信をもって試験に臨めるよう取り組んでいきます。

  「冬を制する者は受験を制す」3年生の皆さん、頑張ってください期待・ワクワク

鉛筆 教え子に 手ほどき受ける 冬の山

冬休み中の12月26日。

世間は仕事納めの活気に満ちていますが、私たちの果樹園では、一年の締めくくりにふさわしい「甘夏」の収穫実習を行いましたお知らせ

 

 

今日の果樹園は、いつも以上に賑やかです。

私たち農業科から「ぜひ、私たちの実習を体験してほしい!」とお誘いしたところ、校長先生をはじめ、他学科や事務室の先生方が大勢駆けつけてくださいました。

 

気温はわずか5度雪

強い風に乗って雪がちらつくあいにくの天気でしたが、防寒着に身を包み、いざ実習開始!

その光景を見守る中で、私たち果樹担当職員は、ある「確信」を抱きました。

生徒たちが、本校の校訓である「創造・勤勉・敬愛」を、果樹園で見せてくれたからです。

 

■ 自らの手で場を「創造」する
「先生、ハサミの向きはこうですよ」

「まずはここを『二度切り』してください」

 果樹園のあちこちで、生徒が「師匠」となり、先生方に手ほどきをしています。

 

・普段は教わる立場の生徒たちが、今日は頼もしい先生。専門高校ならではの『立場の逆転』が生まれますキラキラ

・もちろん、先生の中には慣れた手つきで収穫をされる先生もおられます汗・焦る

 

 安全で効率的な実習ができるよう、その場を自ら「創造」する生徒たち。先生方への具体的な説明を通して、自分たちの知識や技術がより深く定着するのを感じているようでした。教えることで学びが深まる、その生き生きとした表情には、担当職員としても驚かされるほどの逞しさがありました。

 

■ 共に汗を流して知る「勤勉」
 今回の収穫は、約20本の「甘夏」。1本当たり約100kgもの実がたわわに実っています。

 「たった一玉穫るのにも、こんなに集中力がいるんだね」

 先生方のそんな呟きを聞きながら、生徒たちは寒さに負けず、黙々と、かつ丁寧にコンテナを埋めていきます。

 

 生徒たちが毎日当たり前のように繰り返しているこの「勤勉」な実習の重みを、先生方も共に汗を流す中で肌で感じておられました。 その真摯な姿勢が伝播したのか、なんと予定を大幅に前倒しして完遂!

 寒さを忘れるほどの集中力でした虫眼鏡

 

■ 黄金色の絆が結ぶ「敬愛」
 「先生、上手です!」

 「ありがとう、助かるよ!」

 収穫が進むにつれ、寒風を吹き飛ばすように感謝の言葉と笑顔が溢れます。

 

 

 自分たちが育てた果実を大切に扱ってくれる先生方を敬い、先生方もまた、淡々と実習をこなす生徒たちの専門スキルに敬意を払う。 そこには、校訓が掲げる「敬愛」の心が、黄金色の実とともにキラキラと輝いていました。 実習服の生徒と、それぞれのスタイルで挑む先生方。その混ざり合った姿は、まさに一つの「ファミリー」でした。

 


 農業科の日常を、学校全体の思い出へと変えた特別な仕事納め。

 「命と向き合う責任感」と「人を思いやる心」。

 教室の机の上だけでは見られない生徒たちの本物の輝きを、先生方と共有できたことを嬉しく思います。

 寒い中、共に汗を流してくださった先生方、本当にありがとうございました! 

 


最後になりますが、本年も本校農業科の活動を温かく見守り、応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

 皆様の支えがあったからこそ、生徒たちは雪の日も負けずに、豊かな実りを迎えることができましたにっこり

 来年も、黄金色の甘夏に負けないくらいの輝く笑顔を届けてまいります急ぎ

 どうぞ、良いお年をお迎えください!

鉛筆 一鉢に 込めた青春 冬を越す

「私、こうされると喜びます!」長持ちのヒミツ

芦高祭で私たちの仲間をお迎えいただいた皆様、本当にありがとうございます!

今日は、皆様のお家にお邪魔しているシクラメンたちの「本音」を、草花専攻の生徒が代弁してご紹介します。

 

1. 「暖房の効きすぎたお部屋は、ちょっとのぼせちゃうんです…」

 私は涼しいところが大好き。人間が「ちょっと肌寒いな」と感じるくらいの場所が一番落ち着きます。暖房の風が直接当たると、すぐにバテてしまうので、日当たりの良い涼しい窓辺に置いてくれると嬉しいです!

 

2. 「お水は、喉が乾いてからたっぷり欲しいんです」

 いつも足元(土)がビショビショだと、根っこが息苦しくなってしまいます。土の表面を触って「カサカサに乾いたな」と思ったら、お水をたっぷりください。 その時、私のお顔(花や葉)にお水がかかるとびっくりしてしまうので、鉢の端っこからそっと飲ませてくれると、とってもうれしいです!

 

3. 「終わった花は、お別れさせてください」

 咲き終わった花や黄色くなった葉っぱをずっと付けていると、次の蕾に栄養が届かなくて、私が疲れちゃうんです。 茎の根元を持って、クルッとねじりながら「お疲れ様!」と引き抜いてみてください。意外とスッキリして、また次の花を咲かせる元気が湧いてきます!

 

4. 「時々、くるっと回して景色を変えて!」

 太陽が大好きなので、ずっと同じ向きだと、ついつい光の方へ体が傾いちゃいます。1週間に1回くらい、「はい、チーズ」と鉢を回して向きを変えてくれると、360度どこから見ても美しさをキープできます。

 


草花の生徒からの一言

私たち生徒が、実習室で一鉢一鉢「可愛くなれよ〜」と声をかけながら、大切に育てた自慢のシクラメンたちです

実は、私たち生徒もシクラメンと同じ。

先生や地域の皆様に「頑張ってるね!」と声をかけてもらうと、ぐんぐんやる気が湧いてきます笑う

 

皆様のお家で、私たちのシクラメンが少しでも長く「ご機嫌」に過ごせますように!

鉛筆 「不知火」の 重みに弾ける 実習着

校内では終業式も無事に終わり、冬休みが始まりました。しかし、農業科2年生の果樹の生徒たちは、今日も元気に登校し、果樹園へと向かいました。

 

寒さの中にも、生徒たちの熱気でどこか暖かさを感じる今日。

わが校の果樹園では、一年で最も活気あふれる「不知火(しらぬひ)」と「甘夏」の収穫実習が行われました!

今回は、生徒たちの弾ける笑顔と、真剣な眼差しが詰まった実習の様子をお届けします!


青空の下、一歩一歩「学び」の場所へ
実習の始まりは、心地よい足音から。 青い収穫バッグを肩にかけ、みんなで果樹園へと向かいます。生い茂る木々のトンネルを抜けると、そこには黄金色に輝く宝物たちが待っています王冠

 

 

一玉に込める「お疲れ様」の気持ち
「見てください!」 「不知火」を手に、思わず笑みがこぼれる生徒たちにっこり

「不知火」の最大の特徴である「デコ」を傷つけないよう、ハサミを入れる手元は真剣そのものです。春から夏、そして秋。台風の心配をしたり、害虫から守ったり。自分たちが関わってきた時間が形になっていることを、その重みで実感しているようでしたキラキラ

 

爽やかな香りに包まれる「甘夏」の収穫
続いて、果樹園に爽やかな香りを漂わせる「甘夏」の収穫です。 「不知火」とはまた違う、つるりとした肌の美しい黄色が、冬の青空によく映えます。

高い場所にある実も、仲間と協力しながら丁寧に摘み取っていきます。一玉一玉を優しく扱い、コンテナへと運ぶ姿からは、これまで大切に育ててきた樹への敬意と、収穫への感謝が伝わってきました。

新聞紙を敷き詰め、果実同士がぶつからないよう配慮する細かな作業にも、妥協はありません。この丁寧な仕事が、消費者の皆さまに届く「安心・安全」に繋がっているんですね。

 

「美味しいって言ってもらえるといいな音楽
そんな呟きが聞こえてくるほど、丁寧に、優しくコンテナへと運びます。

  


帽子に刻まれた「ASHIKITA」の文字。

実習中の彼らの背中を見ていると、この地域の特産品である柑橘を守り、繋いでいくという力強い意志を感じます。

終業式を終えてなお、実習に励む彼らの努力。 土に触れ、樹と対話し、収穫の喜びを分かち合う。

教室の机の上だけでは学べない「命の重み」と「食の尊さ」が、ここには溢れていますキラキラ

良い年を…(2学期表彰式・終業式)

12月22日(月)終業式が行われましたキラキラ

今年最後の登校になる生徒も多いかと思います急ぎ

そんな朝の一場面

数日前から朝の落葉掃きを自主的にしています花丸

誰に言われるでもなく「ただ歩きにくそうだったから…」ということから始めたそうですひらめき

年末最後にいい光景が見ることができましたにっこり

 

まず、2学期の表彰式が行われました王冠

今学期も多くの生徒が活躍してくれました星表彰された皆さんおめでとうございますお祝い

 

終業式での草野校長先生の訓話(全文はこちらをクリック)は今年1年間の振り返りから始まり、人との関わり方の難しさの話がありました。

最後には「言葉」のプレゼントを贈りましょう。特に身近な人に感謝を伝えましょうという話を聞き、

近くにいるからこそ伝わりにくいこともあるのだと気づくことができましたまる

生徒代表あいさつでは生徒会副会長の平松君があいさつをしましたお知らせ

冬休みはイベントが多く楽しいことが多いですが、気を抜きすぎないようにしましょう!皆で笑顔で新年を迎えられるようにしましょうとあいさつしましたキラキラ

最後に生徒部主事より冬休みの過ごし方などの話がありましたにっこり

有意義な冬休みを過ごせるように、また元気に3学期の始業日に会えるようにしたいですね(K)