学校生活ブログ

期末考査1週間前 (=^・^=)

今朝は快晴で瀬戸の山から上る朝日に、実習棟が照らされて、キラキラと輝きとても美しかったです。

さて、今日は考査1週間前です。ラケットやバットを鉛筆に持ち替えて勉強に専念しましょう。明日は祝日でじっくり勉強できるはずです。1、2年生は、年度内残る試験は2回です。ということは・・・、あと2回で就職や進学を左右するといわれる「評定」が決まってしまいます。心して臨みましょう!そんな皆さんに、勉強そのものといって言っていい「記憶」について少し話をしたいと思います。

定期考査にしろ資格試験にしろ、その勉強では暗記することが沢山あるのに、人の脳は記憶した物事を片っ端から忘れるようになっているから困ったものだと思ったことはありませんか?でも、早く忘れていいものは早く忘れないと、例えば町中ですれ違った人全員を記憶してしまう状態が当たり前になったら、かなりストレスに感じるし、脳には大きな負担になることでしょう。早く忘れていいものと、記憶しなければならないことの差別化を行うことにより、私たちは脳を無意識に守っているといわれています。

また、記憶は外部からの情報を収集・整理するだけでなく、危険な体験をした場合に、その後回避するためにも使われます。その意味では、生物が外敵から身を守りながら厳しい環境に適応するために不可欠な機能とも考えられています。

では、皆さん。記憶には感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つの段階があることはご存知でしたか。(それぞれの言葉の意味の説明はここでは省略します。とりあえず、言葉から受け取れるイメージのとおり理解して差支えありません)

勉強をしていると「すべて長期記憶だったらいいのに!」と思うことが多々ありますよね。でも、そうはいかないのが人の悲しいところです。

前置きが長くなりましたが、試験勉強に励む皆さん方に、短期記憶をいかにして試験の時使える長期記憶にするかということについて、ヒントを差し上げたいと思います。と言っても、最新の脳科学の知見を引用しながら様々な研究者が長期記憶に結びつける勉強の仕方を説いるわけで、その中から広く共通しているアドバイスの紹介になります。結論を聞くと「な~んだ!」となりかねませんが・・・。でも是非、参考にしてください。


 人間は五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を介して脳に情報が伝達されます。その際に、働かせる感覚器官が多ければ多いほど、記憶は強化されやすく、長期間に渡って残りやすいことが実証されているのだそうです。たとえば、本の内容を暗記する場合、視覚を使うだけの黙読よりも、視覚と聴覚を働かせて音読した方が、確実に記憶できることは皆さんたちも経験上感じていることでしょう。

さらに記憶を強固にするためには、本の内容を音読しながら紙に写すほうが、視覚と聴覚に加え触覚を働かせている分、より記憶ができるということも実証されているとありました。とにかく、五感をフル活用させたほうが記憶に残るわけです。試験勉強ではこれを多いに活用しましょう。

そうです。覚えたいことを声に出して音読しながら(できれば同時に紙に写しながら)覚えましょう!古くから知られた方法ですが、これだけ脳の働きが解明された現代でも、今のところこれに勝る記憶定着の方法はないようです。


 最後に、早く忘れ去りたいのに、どうしてこんな面白くないことを40年経った今でも覚えているのだろうかと思秋期の今、私自身不思議に思っていることを一つ。確か寒い頃のテストだったので、高校2年の2学期の期末考査じゃなかったのかと思っていますが、英語の試験にこんな文章が出て、和訳をしなさいとありました。

I wish I had worked harder, when I was at school. 


 私はこの仮定法の英文を「学生の頃、もっと働いておけばよかったのに」とアルバイトなどをしなかったことの後悔を滲ませた和訳をして答案に書いていました。

そしたら、驚いたことに返された答案には、大きな×がつけられていました。何と正解は、「学生の頃もっと勉強をしておけばよかった」なんだそうです。

study harder なら分かります!でもwork harder、これが学校生活について使われると「もっと一生懸命勉強をする」なんていう意味になることを、何と高校2年生まで知りませんでした。恥ずかしいことです。

皆さん方は英文のような後悔をしないように、期末考査に向けての健闘を期待します。
                                         【校長】

『受験脳の作り方』(池谷裕二著)にそれぞれの記憶の特徴や脳内の活動部位など、そのメカニズムが詳しく説明されています。著者の池谷裕二博士は、記憶のメカニズムにおいて、極めて重要な役目を果たしている海馬(かいば)についての研究で薬学博士号を取得した最前線の研究者です。しかも、一般人向けに記憶のメカニズムについてじつにわかりやすく説明してくれるサイエンスライターとして卓越した才能をもつ人でもあります。本書の中から一部を抜き出してみますが、朱書きのところは早速、応用可能です! 

・「海馬に必要だと認めてもらうには、できるだけ情熱を込めて、ひたすら誠実に何度も何度も繰り返し情報を送り続けるしかないのです。」(p.38) 

・「忘れることには個人差がないことを覚えておきましょう。」(p.49) 

・「復習すれば忘れる速さが遅くなるのです。」(p.63 

・「実際、腹がすいている時の方が記憶力が高いことが科学的に証明されています。・・・たとえば朝昼晩の食事前などは、脳が適度に危機を感じている状態です。」(p.106 

・「したがって、部屋の温度は若干低くした方が、学習効率が高まります。(p.107) 

・「つまり、覚えたら忘れないうちに寝る、これが鉄則なのです。(中略)就寝時間の1~2時間前は、脳にとって記憶のゴールデンアワーです。」(p.134135 

この本、5階の図書館には無かったようでしたので、入れてもらうようにリクエストしておきました。興味が湧いた方は、ぜひ読んでみてください。読みやすい本ですよ。 

がんばる高校生表彰式!

平成28年度熊本県がんばる高校生として機械科3年の中山紀香さんが蒲島熊本県知事より表彰状を頂きました!
 

以下は、中山さんへのインタビュー記事です!

Q1 今回平成28年度熊本県がんばる高校生の表彰式を受けての感想をお願いします。

私は様々なことに挑戦をして全力で取り組むようにしてきました。その努力が周りから認められたようでとても嬉しかったです。挑戦することは自分自身にとって決して無駄にならないので、これからも様々なことに挑戦していきたいと思います。

Q2 残り少ない高校生活をどのように過ごしたいですか?

卒業後は就職で九州を離れてしまうので、家族との思い出、友達との思い出をたくさん作りたいと思っています。また、今回このような表彰状も頂くことができたので、残りの高校生活も様々な面で全力を尽くして頑張りたいです。


Q3 高校卒業後は、トヨタ自動車に専門部生として入社予定ですが、どの様な仕事がしたいですか?

 トヨタ自動車の専門部は1年間の学習を経て、様々な部署に配属されます。
 私は技術系に進みたいと考えています。そのためにもカーエレクトロニクスやメカトロニクスなどの電気の勉強を早め早めにしておきたいと思います。

 

 

 

 

 

建設産業イメージアップ戦略事業「高校生向けガイダンス」

 建設産業イメージアップ戦略事業「高校生向けガイダンス」に参加してきました。最初にKKRホテルにて、先輩技術者の講話と熊本城の被災状況、復旧状況の説明を聞くことができました。建設産業の仕事について深く知ることで興味が湧きました。また、熊本を復旧させるには20年かかることを学び、現在の高校生が中心となっていかなければならないという責任感と使命感をいだきました。
 講話後は熊本城の視察を行い、瓦は剥がれ、倒壊寸前の熊本城を実際に見ることで、熊本地震の被害の深刻さを改めて感じました。
 今回の建設産業イメージアップ戦略事業「高校生向けガイダンス」に参加することで、今後の進路決定に向け良い経験となりました。











【情報技術科】平成28年度熊本県工業高等学校生徒研究発表会


  11月16日(水)崇城大学本館6階学術講演会室で開催された「平成28年度第28回熊本県工業高等学校生徒研究発表会」に参加してきました。

 生徒研究発表会は県内の工業関係高校の生徒が日頃の研究成果を発表、今回は情報技術科3年生9名が研究の成果を発表しました。

  テーマ「熊本地震から考える~わたしたちの災害対策~」です。内容は、熊本地震や天草での台風などの災害を調査し、最終目的の災害時に利用でき、オフラインで動作する携帯端末向けのアプリを開発です。

  発表当日は、全員が高校生らしく堂々と発表しました。結果は「奨励賞」でしたが、生徒達が協力して1つのことを一から考えて、作成し、課題を解決していくプロセスを経験できたと感じていることでしょう。


   

善行児童生徒表彰を受彰!

土木科3年生の永田健人君が、今年度の熊本県公立学校善行児童生徒表彰を受彰しました。

表彰事由については、今年の8月2日(火)の夏期課外からの帰宅途中、茂木根海水浴場で銛(もり)を左足甲に刺して大けがをした中学生を救助したことです。その際、海岸から60~70m離れた岩場でうずくまっている中学生のところに向かうために、迷わず制服を脱いで岩場まで泳いで渡り、救助が到着するまで中学生を励まし続けました。

 永田君の優しさと勇気のある行動に拍手を送りたいと思います。