学校生活ブログ

【講演】蒲島知事出前ゼミを行いました

 12月5日(月)に熊本県知事の蒲島郁夫様が来校され、「逆境の中にこそ夢がある」の演題で講演会を行いました。

 自身の生い立ちから知事に就任するまでの話をもとに、「人生の可能性は無限大」「夢に向かって一歩踏み出す」など熱いメッセージをいただきました。「知事として一番大切にしていることは」「熊本のいいところは」という生徒からの質問には、半導体産業の現状などに触れながら知事の信念について語られました。最後にはくまモンも登場し、講演会をさらに盛り上げてくれました。

 創立60周年を記念して実施させていただいた講演会でしたが、心に刻まれ思い出に残る講演会となりました。

 

【工業科】熊本スーパーハイスクール(KSH)生徒研究発表会

 12月3日(土)に崇城大学で行われた、令和4年度(2022年度)熊本スーパーハイスクール(KSH)生徒研究発表会に土木科2年生2名が参加してきました。この発表会はポスターセッションで行われ、県内各高校で取り組まれている探究活動や課題研究における内容で、124テーマ、約400名が参加し、本校はプロフェッショナルハイスクール(実践研究型)重点校として取り組んでいる「CGクリエーター・ドローン技術者育成プロジェクト」について発表してきました。

【授業の取り組み(防災学習①)】マイタイムライン・火おこし・電池製作)

3年生の選択授業「政治・経済」では、10月から1月にかけて「実践型防災学習」に取り組んでいます。現在、いつどこで自然災害に遭遇するか分からない状況です。自然災害を防止することはできませんが、災害に遭ったときの被害を最小限にする減災に取り組むことはできます。授業での様々な取り組みをとおして、自分たちにできることを考えて実行する力を身につけられるようにしています。今回は、図書館の秋田先生、理科の濱田先生、電気科の岡部先生に協力をいただきながら、防災学習の前半部分で学んだ内容を紹介します。

まず、過去に熊本で起こった災害を調べてレポートにまとめたり、天草市が発行している資料をもとに、オリジナルのハザードマップを作成しました。

次に、河川の氾濫を想定したマイ・タイムラインを作ったり、様々な家族構成を想定して、非常持ち出し袋の内容物を考えたりと、実験や班活動を行いました。そして、災害時に停電になっても明かりや暖を確保するために必要である「火」や「電池」を自分たちで手作りしました。

 

●マイ・タイムラインをつくろう

●非常持ち出し袋の内容物を考えよう(班活動・発表)

マイ・タイムラインとは住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)であり、大雨によって河川の水位が上昇する際にどの様な避難行動が必要か、また、どういうタイミングで避難することが良いのかを自ら考え、自分自身がとるべき防災行動を時系列的に書き出すものです。はじめて作成し、「経験したことのない事態を想定する」ことの難しさを感じました。

また、非常持ち出し袋にいれるべきものについて考えました。班により、異なる家族構成で必要な物を考えましたが、家族構成によって準備しておくべき物が違ってきます。まだ、持ち出し袋を準備してない家庭もあるようですので、家族みんなで話し合って、今のうちから備えて欲しいと思いました。

 

●火おこし体験(まい切り式火おこし機・ファイヤースターター・虫眼鏡・電池)

まず、まい切り式火おこし機を使いました。木と木を高速で擦り合わせて火をおこすものですが、非常に苦労してやっと小さな火だねを作ることができましたが、大きな炎にすることはできませんでした。(有り余るパワーで、火おこし機を壊してしまった班もありました)次に、ファイヤースターター(火打ち石)を使って火おこしをしました。こちらは、すぐにコツをつかんで上手に炎を作ることができました。虫眼鏡や乾電池も使用し、様々な火おこしの方法を体験しました。

●炭素をつかった電池を作ろう

鉛筆の芯、食塩水、アルミホイルをつかって、手作りの電池製作をおこないました。よく、教科書などに原理として載っているものを目にすることはあっても、実際に作ったことはありません。電池の原理は電気科の岡部先生に教わり、理科の濱田先生に実験手順を教わりながら製作にあたりました。電子メロディーが鳴った瞬間、歓声があがりました。発光ダイオードも点灯させることができ、賑やかに実験が行われました。

防災学習後半では、避難所を運営する側の立場に立ってシミュレーションをしたり、災害食を作ります。(英語科や家庭科の先生方とのコラボレーション授業を予定しています。)

 

・参考文献・

『新しい電池の科学』2006年 梅野良之著 講談社

『親子で作る自然エネルギー工作 太陽熱・バイオ発電』2014年 中川進著 大月書店

関東地方整備局ホームページ「小中学生向けマイ・タイムライン検討ツール ~逃げキッド~」

『災害に役立つスキルを手に入れる!もし時サバイバル術Jr.』 2018年 太郎次郎社エディタス

 

【工業科】祝「高校生ビジネスプラン・グランプリ」ベスト20に選定!

 日本政策金融公庫が開催する、第10回「創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」ベスト20に選定されました。

 過去最多の参加校455校・応募総数4,996件の応募の中、本校のビジネスプランがベスト20プランに選定され、今後、更にファイナリスト10組が選定され、最終審査会(2023年1月8日、東京大学本郷キャンパスで開催)でグランプリが決定されます。

 本校は、昨年度、土木科1年(現土木科2年)のビジネスプランがベスト100に選定されましたが、今年度は、機械科・電気科3年生のプラン(家畜骨をダイヤモンドへ 宝物を作り環境を守ろう)ベスト20に選定されました。ベスト100には、県内高校では千原台高校、熊本マリスト学園高校、熊本中央高校が選定されています。

 以下のリンクで詳細をご覧いただけます。

 詳細は → こちらをクリック(日本政策金融公庫のニュースリリースへのリンク)

 後援:財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、中小企業庁 等

60周年記念天工祭、ありがとうございました!

 天工祭を11月11日(金)~12日(土)の2日間にわたって実施しました。12日お昼の一般開放の時間帯には、予想をはるかに上回る来場者数で、受付の待ち時間などで皆様には御不便をおかけしたところもあり、申し訳ございませんでした。

 2日間、多岐にわたる内容で、60周年記念の名にふさわしい天工祭となりました。