学校生活

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卒業証書授与式・卒業生を祝う会

3月1日(水)に、卒業証書授与式が挙行されました。

今年度は、3年生3名と4年生1名の計4名が本校を卒業しました。

卒業証書授与では、代表の生徒1名が壇上に上がり卒業証書を受け取りました。

             

校長式辞では、校長先生がネルソン・マンデラ氏や松下幸之助氏の言葉を紹介され、これから旅立つ卒業生に向けてエールを送られました。

卒業生には時折笑顔も見られ、それぞれで高校生活の思い出を振り返っていたようです。

さらに今回はマスクを着用しての斉唱が可能となり、3年生にとっては念願の校歌斉唱となりました。

新型コロナウイルスの影響を受け、今回が最初で最後の機会となってしまいましたが、言葉一つ一つを噛みしめるように歌う卒業生の姿に感銘を受けました。

 

式後は、定時制多目的室にて卒業生を祝う会が行われました。

前日の夜から在校生全員で飾り付けを行い、とても華やかな会場となりました。

    

  

当日も数名の在校生が駆けつけ、長い時間をともに過ごしてきた仲間の卒業を見届けました。

涙を流して友との別れを惜しむ姿も見られましたが、最後は全員笑顔で会を終えました。

 

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

今後は高校生活で培ってきたものを最大限に活かし、唯一無二の明るい人生を切り拓いていってください。

これからもずっと、応援しています。

3学期始業式

1月10日(火)に、3学期始業式が行われました。

17日間の冬休みでしたが、生徒たちは今学期も元気に登校してきました。

生徒たちはそれぞれで良い年末年始を過ごしたようで、久しぶりに会う友人と楽しく話をしていました。

 

始業式では、校長先生が古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの「人間は、目標を追い求める動物である。」という言葉を紹介され、生徒たちが3学期の過ごし方を考える機会となりました。

         

 

3学期はいよいよまとめ・準備の期間です。

卒業予定の生徒に関しては、残りの登校日もあと十数日となります。

気持ちよく一年間を締めくくることができるよう、一日一日を大切に過ごしていきましょう。

表彰式・終業式

12月23日(金)に、表彰式・終業式が行われました。

表彰式では、各検定試験の合格者や書道展で銀賞に輝いた生徒、2学期皆勤・無欠席の生徒に賞状が贈られました。

      

1人で何枚も賞状をもらった生徒もおり、2学期は特に生徒たちの活躍が目立ちました。

 

終業式では、校長先生とともに2学期の振り返りを行いました。

               

文化祭、販売実習、校外研修、創立10周年記念式典、生徒交流会など、学校行事がたくさん行われた2学期でした。

生徒それぞれが個性や力を発揮し、充実した2学期を過ごすことができたのではないでしょうか。

 

また、この日は校外研修で訪ねた御船窯で制作した作品が学校に届きました。

 

想像以上に素晴らしいできあがりとなっており、生徒たちも作品を手にとって思い出話に花を咲かせていました。

(※校外研修のようすは、こちらから是非ご覧ください。)

 

今年度もいよいよ3学期を残すのみとなりました。

3学期はそれぞれの進路や今後の生活について考え、しっかりと準備をする期間となります。

寒い日が続きますが、来年1月にまた元気な姿が見られるのを楽しみにしています!

2学期生徒交流会~百人一首大会~

12月22日(木)に生徒交流会が行われました。

毎年、2学期は百人一首大会を開催しており、数週間前からこの日を心待ちにしていた生徒もいました。

国語や社会の授業でも百人一首の練習をする機会があり、初めて百人一首に挑戦する生徒もしっかり準備をして参加することができました。

 

今回は2人1組となって3回戦まで行いました。

上の句が読み上げられた時点で、すばやく札を取りに行く生徒や、「全然見つからん!どこ!」と、対戦相手とつい協力してしまいながら札を探す様子などが見られ、部屋のあちこちから一喜一憂する声が聞こえてきました。

    

楽しみつつも真剣勝負となり、勢いあまって椅子を倒してしまうハプニングも。

         

 

最後に、今年最後の運試し「坊主めくり」を行いました。

終了時に持ち札が最も多い人の勝利ですが、驚異の99枚で勝つ生徒もいるなど、こちらも大盛り上がりの対戦となりました。

        

今回は百人一首の優勝チーム、個人1~3位、坊主めくりの優勝者を表彰しました。

感染対策を講じながらの対戦でしたが、笑顔あふれる賑やかな時間を過ごすことができました。

 

デジタル社会を生きていく生徒たちですが、こうして古き良き日本の文化に親しむ時間も大切にしてもらいたいと思います。

環境教育

12月16日(金)に、環境教育が行われました。

今年度は講師として国立水俣病総合研究センターの丸本様にお越しいただき、SDGsをテーマに専門的な視点からお話をしていただきました。

 

はじめに「SDGsとは何か」についてお話をしていただきました。

本校でもSDGsについて勉強する機会を設けており、生徒たちはこれまでに、目標達成に向けて自分にできることは何かを考えてきました。

 

今回は講師の先生と一緒に、現在の世界情勢や日本国内の状況、それらに関するさまざまな調査データなどと照らし合わせながら、「このままで本当に2030年までに目標を達成できるのか?」ということを考えました。

      

知識を取り入れるばかりではなく、具体的に何をする必要があるのか等の課題発見も行うことにより、生徒たちはSDGsについて新しい見方をできるようになりました。

 

次に、身近なSDGsについてお話をしていただきました。

日本国内で駆除された動物のうち、多くはそのまま捨てられてしまっている現状があるのだそうです。

水俣市内でもイノシシやシカをはじめとする動物の駆除が行われており、この問題は決して他人事ではありません。

そこで、駆除された動物を利用してSDGsの目標達成につなげられることはないかということを考えました。

   

   

この日は講師の先生がつくられた動物の骨の標本などに触れ、SDGsの視点における解決策を考えるだけでなく、この問題の根幹ともいえる“命の尊さ”を直接感じることができました。

 

今後、世界はさらにSDGsがキーワードとなっていきますが、2030年までの目標達成に向けて、これからは本校の生徒たちから発進していけるようになってもらいたいと思います。

薬物乱用防止教室

12月9日(金)に、薬物乱用防止教室が行われました。

今年度は水俣警察署の方にお越しいただき、薬物を使用することの危険性や恐ろしさについてお話をしてくださいました。

          

最初に、薬物の種類やその影響についての説明がありました。

世の中には数多くの薬物があり、さらにそれぞれにはわざと親しみを持ちやすいような名前がつけられていることを学びました。

特にSNSが普及した現代では、一見、薬物であるとは気付かないような巧妙な手口で販売されているケースも多いようで、SNSを利用している人であれば誰もが気をつけなければなりません。

 

その後、薬物の依存性についての説明がありました。

1gあたり数万円もする薬物でも、たった1度使用してしまえば「大金を払ってでもまた使いたい」と思わせてしまうほどの強い依存性があるのだそうです。

これまでに薬物乱用に関する話を聞いたことがあるという生徒たちも、薬物の値段や薬物依存の恐ろしさに驚いていました。

 

今回の話を通して、薬物は1度でも使用すれば「乱用」になり、薬物を使用した本人が心身ともにボロボロになるだけでなく、友人や家族、ひいては地域までも壊してしまう恐れがあるということを学びました。

今回学んだことをしっかりと心に留め置き、万が一誘われてもきちんと断ることができる人であってほしいと思います。

防災訓練

11月25日(金)に、防災訓練が行われました。

今年度も水俣消防署の方々にご協力いただき、さまざまな見学や体験をすることができました。

内容は、消防署内や緊急車両の見学と、心肺蘇生の練習の2つでした。

 

 消防署内・緊急車両見学では、この機会にしか見ることのできないものをたくさん見ることができました。

まずは訓練施設や生活スペースなどを見学し、消防士の方々が署内でどのように過ごされているのかを知ることができました。

      

奥へ進むと司令室があり、たくさんのモニターが並んでいる様子に生徒たちは興味津々でした。

          

ここでは、消防署に通報があってから出動するまでの流れを教えてくださり、火事や救急の際に短時間で駆けつけてくださることのありがたみを感じました。

 外へ出ると、緊急車両が立ち並んでおり、まさに大迫力の景色でした。

      

1つ1つの車両について、どの場面で活躍するのか、何のための装備かなどを丁寧に教えていただきました。

 最後に消防士の方が防火服の着装を実演してくださったのですが、重装備にもかかわらず、かかった時間はわずか1分未満・・・!驚きと感動を覚えました。

生徒たちも防火服を実際に着させてもらい、その重さや動作の大変さを味わいました。

       

 

心肺蘇生の練習では、急病人を発見したときにとるべき行動について教えていただきました。

まずはビデオを視聴し、心肺蘇生が命を取り留めることができるということ、勇気ある行動が一人の命を救えるということを学びました。

このことを踏まえ、実際に目の前で人が倒れていたらどうすればよいのかについて、人形やAEDを使った練習を行いました。

通報から救急車の到着まで平均8分程度かかるとのことで、その間は心臓マッサージをし続けなければなりません。

    

今回は練習ということで2分間の心臓マッサージをやってみましたが、生徒たちはとても疲れた様子。

「こんなに大変なんだ」と初めて知ることができたうえに、その行動こそが人命救助の第一歩であるということを、生徒たちは身をもって体感することができました。

 

今回の防災訓練を通して、いつも私たちの安全を守ってくださる消防士の方々に感謝の気持ちをもつとともに、いざというときには自分自身も行動を起こすことで命を守ることができるということを学びました。

勇気ある行動で自分の命・まわりの命を守るためにも、今回学んだことを日常生活でしっかり活かしてもらいたいと思います。

 

定時制文化祭

11月11日(金)に、定時制文化祭が行われました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般公開は行わず、来場者を限定して開催しました。

今年度のテーマは「桜梅桃李(おうばいとうり)!輝け努力!みんなで彩る文化祭!」でした。

この“桜梅桃李”という言葉には、「それぞれが独自の花を咲かせるように、個々がそれぞれ違う輝きをもつこと」といった意味が込められています。

まさにこのテーマの通り、今年度も個性あふれる作品の数々が、夜の教室を彩りました。

<創作活動の作品発表>

 

      

   

      

               

 

今年度は、生徒たちがおもてなし班・光班・紙工作班・絵画班に分かれて行う創作活動での作品発表に加え、国語・書道・理科・数学による授業展示、商業科による販売実習も行われ、とても賑やかな文化祭となりました。

<授業展示>

  

  

  

 

<販売実習の様子>

       

          

準備の段階から文化祭当日まで、生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。

 

今年度も無事に文化祭を開催できたことを、とても嬉しく思います。

生徒たちには、これからもさまざまな場面で“桜梅桃李”のように輝かしく活躍してくれることを期待しています!

校外研修

10月21日(金)に、校外研修が行われました。

今年度は御船町を中心に、合計3カ所を巡りました。

 

まずは、御船町恐竜博物館。

はじめに、学芸員の方に化石についてお話をしていただきました。

恐竜の生態や歴史、化石の発掘方法、さらにはその期間のキャンプ生活の様子など、とても興味深いお話でした。

「化石は人類の宝である」という言葉がとても印象的でした。

       

 

説明が終わり、さっそく展示室へ足を運ぶと、そこには大迫力の恐竜の化石が・・・!

       

           

想像を超える恐竜の大きさに、生徒たちは圧倒されていました。

恐竜だけでなく、古生物や人類の歴史に関する展示もあり、幅広い知識を得ることができました。

 

次に、イオンモール熊本へ行きました。

はじめに、スタッフの方にイオンモール熊本についてお話をしていただきました。

「お客様第一」の理念は、商業科で学ぶ私たちにとってたいへん大きな学びとなりました。

さらにイオンモール熊本は、従業員の方々が働きやすい環境づくりにも注力されており、この点に関心をもった生徒も多かったようです。

    

 

説明の後は、いよいよ自由時間です。

       

買い物や食事を存分に楽しむことができたようで、「また来たい!」といった声も聞こえてきました。

 

最後に、御船窯で陶芸体験をしました。

生徒たちの多くは初めての陶芸で、作り方の説明をとても真剣に聞いていました。

          

製作中の生徒たちはとても楽しそうで、「もうちょっとこうしたら?」などとアドバイスし合っている場面もありました。

  

  

 

仕上がりは、このようになりました!

 

まさに「世界に一つだけ」の、個性あふれる素晴らしい作品になりました。

 11月頃に焼き上がったものが届くとのことで、生徒たちは完成を心待ちにしています。

 

今回もまた1つ、楽しい思い出をつくることができました。

それだけではなく、今後の授業や販売実習に活かすことができる学びもあったようで、とても充実した1日を過ごすことができました。

今後もさらに充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。

熊本県高等学校定時制・通信制文化大会

10月16日(日)に、熊本県高等学校定時制・通信制文化大会が開催されました。

今年度は3年ぶりの熊本県立劇場での開催となり、県内の定時制・通信制高校が一堂に会しました。

また、今回は久しぶりに全プログラムが行われ、盛りだくさんな内容となっていました。

午前の部:各校代表生徒による生活体験発表

昼食時間:各校の作品展示、湧心館高校定時制によるランチタイムショップ

午後の部:生徒会報告、各校のステージ発表、湧心館高校定時制和太鼓部によるアトラクション

 

本校は、展示の部と生活体験発表の部に参加しました。

展示の部では、生徒が作り上げた絵手紙や切り絵、光を用いた作品、折り紙などを展示しました。

お互いに協力しながら準備を行い、本校生徒の魅力があふれる空間にすることができました。

     

     

生活体験発表の部では、本校代表生徒が『挑戦』という題目で、将来への強い思いを込めた素晴らしい内容を発表してくれました。

その他の生徒たちもしっかりと他校の発表を聞き、「共感した」「心を打たれた」など、友人と感想を共有していました。

              

現地開催は多くの生徒にとって初めてでしたが、生徒たちはとても楽しめたようで、終始笑顔に満ちていました。

他校の活動を知るだけでなく、仲間たちの頑張る姿や個性あふれる作品などを実際に見ることができ、充実した1日となりました。