日誌

芦高ブログ

鉛筆 共に行く 地域と歩む この一歩

 今日は2年農業科によるミックスジャムの製造実習。

 来週に開催される「デコポン祭」への出品に向けた、大切な準備です。

 地域のみなさまと共に祭りを盛り上げたい、そんな思いで実習に励みます。

 

 まずは全体説明を聞き、役割分担、器具の洗浄と手際よく実習を進める生徒たち。

 

 工程の一つにクエン酸を加える実習があります。

 担当職員から「色が変わるので注目」とのひとことが。

 クエン酸を入れると、確かに鮮やかな色の変化が起こりました。

 写真で見比べてみて、色の変化はわかりますか?

 食品製造の実習には「化学の知識」が必要なのだと、改めて痛感する瞬間です。

 

 その後は手分けをして瓶詰め実習へ。

 瓶に詰め、内容量を微調整し、密閉。

 担当者の厳しいチェックを経て完成です。

 あとは後日、ラベルを貼ればいよいよ製品となります。

 

 ですが、あまりの熱気と集中力のせいでしょうか。

 ふと手元を見ると、瓶の口からジャムがあふれてしまう場面も。

ふり返れば、隣の生徒の帽子には、点々とジャムがはねた跡が残っていました。

 そんなアクシデントも、一生懸命に実習に励んだ証です。

 地域の方々に喜んでいただけるよう、生徒たちが知識と技術を詰め込んだこのミックスジャムは、来週の「デコポン祭」で販売します!

 


 生徒たちの努力の結晶を、ぜひ会場で手に取ってみてください。

 地域のみなさまとお会いできるのを、楽しみにしています!

「木」から世界を変える。日本製紙との産学協定で始まる、本校の新しい教育。

「学校で、最先端のバイオ技術を学ぶ。」

皆さんは「エリートツリー」という言葉を聞いたことがありますか?通常の数倍のスピードで育ち、CO2をたっぷり吸収する。そんな魔法のような木を、なんと本校の生徒たちが日本製紙のプロの皆様と一緒に育てることになりました。

エリートツリー」って知ってる?

今回の連携の大きな柱となるのが、今、林業界で最も注目されている「エリートツリー」です。

「エリートツリー」とは、多くの木々の中から、

成長が格段に早い
形が真っ直ぐで美しい
材質が優れている

という条件を兼ね備えた、まさに「選ばれしエリート」な個体のことです。

更に今回提供していただいたスギのエリートツリーは

二酸化炭素吸収量が1.5倍(日本製紙が栽培技術で特許取得)

花粉量が半分以下

という特性も持っていますキラキラ

まずは連携協定のキックオフ講演会として芦北町出身で日本製紙株式会社特別顧問であります馬城様に講演していただきましたお知らせ

そのあと、本校の鏡山演習林にて記念植林を行いました晴れ

今回の植林で約250本のエリートツリーを植えることでができました花丸

これから生徒と共に管理・研究を行っていきますにっこり

さらに今回は株式会社南栄様と小川林産様の協力のもとシカ防止ネットの設置も行いました動物

小川林産では年間で50kmもの鳥獣被害対策ネットを設置しているそうで、3人とは思えない速度で設置されていました3ツ星

これから始まる新たな取組み更に林業を担う生徒と共に管理・研究をしていきたいと思いますキラキラ応援よろしくお願いします!

鉛筆 春の夢 未来へ向かって 共に行く

 ブログでの紹介がすっかり遅くなってしまいましたが、今、芦北高校では「町」「企業」、そして「学校」ががっちり手を組んだ、大きなプロジェクトが進んでいます。


 令和6年5月、芦北町、芦北高校、そして株式会社共立ソリューションズの3者は、「地域活性化に関する包括連携協定」を締結しました。

 芦北の農業のミライを創るため、大きな一歩を踏み出したのです。


 「不知火」プロジェクトの目標

 この協定の大きな柱の一つが、芦北の名産「不知火」の研究です。

 これまでの伝統的な育て方に加え、最新のテクノロジーを導入することで、


 • 「高品質な不知火を、よりスマートに、より安定して育てること」

 • 「気候変動や人手不足に負けない、持続可能な農業モデルをつくること」

 これらを目標に掲げ、芦北高校がその「最先端の研究基地」となります。


 その挑戦を現場でリードしてくれるのが、地域活性化企業人の石井裕美(いしい ひろみ)さん。

 そして本日、ついに「不知火」の苗木の植え付け実習当日を迎えました。



 今回の研究の舞台は、数年前の豪雨で被害を受け、ずっと使えなくなっていたビニールハウス。

 多くの方々の協力を得て、最新の設備がそろった「驚きの研究室」へと生まれ変わりました。


 実習が始まると、ハウス内は一気に活気に包まれました。

 まずは、石井さんから、このハウスに備わった最新設備についての紹介がありました。

 生徒たちは、これまでのハウスとは違う、自動で環境を整える「スマート農業」の仕組みに興味津々の様子です。


 続いて、果樹担当から、「不知火」の苗木の扱い方や植え付けの正しい手順について説明がありました。


 いよいよ植え付けのスタートです!

 今回の実習では、生徒と芦北町の職員さんがペアを組み、一本ずつ丁寧に苗木を土へ据えていきました。


 土に触れ、対話をしながら「ミライの研究」の土台を築いていく実習に、生徒たちの目もキラキラと輝いていました。

 さらに、本日は教頭先生も実習に参加し、生徒たちと一緒に汗を流しました。


 町、企業、学校。

 みんなで力を合わせて、芦北のミライをつくる挑戦がいよいよ本格的にスタートです!


 

 これから、芦北にはどんなミライが待っているのか、本当に楽しみです!

鉛筆 人の声 貯蔵庫響き 春の夢

 果樹園の空気も少しずつ和らいできましたが、実習棟の中は「まだまだこれから」という活気に溢れています。

 視線を上げれば、積み重なったコンテナの中には、出番を待つ黄金色の「不知火」たちが、今か今かと山のように控えています。

 一つひとつ丁寧に、リズミカルにポリ袋へ包んでいく生徒たちの手。

 指先に全神経を集中させるこの実習の時間は、余計な力が抜けるからでしょうか。

 不思議と、教室にいる時よりも心の距離が近くなります。

 

 「先生、この間、妹の卒業式に行ってきたんですよ」

 「中学校の校歌の歌詞、今でも覚えてる?」

 「いやぁ、インフルの時の喉の痛み、まじできつかったっす……」

 

 そんな日常の報告や、他愛もない思い出話。

 さらには、進路の真剣な相談から「将来は韓国に住んでみたいんです!」という、海を越えた大きな夢まで。

 実習の手を休めることなく、けれど表情は教室で見せるそれよりもずっと柔らかい。

 一つの果実を慈しむように扱うその手つきは、自分たちの未来も同じように、大切に紡いでいこうとする意志の表れのようにも見えます。

 実習は、単に技術を学ぶ場ではありません。

 「不知火」を介して、生徒たちの内面にある豊かな彩りに触れる。

 黄金色の果実に囲まれながら、彼らの夢も少しずつ、形を成していく。

 普段、教室では見せることのない表情や、なかなか話せないことまで感じることができる。

 そんな「対話の時間」こそが、私たち指導者にとっても、代えがたい実習の魅力です。

鉛筆 大寒桜(おおかんざくら) 誘(いざな)い連れて 人の声

 本日は入試採点日。

 校内は凛とした静寂に包まれ、生徒たちの声も、足音も聞こえません。

 採点処理の画面に向き合い、マウスのクリック音だけが規則正しく響く採点室。

 ふと窓の外の「峰崎さくらの森」に目をやると、私の脳内では、こんな会話が勝手に動き出していました。

 

(ここからは、私の脳内フィクションです。)

 

 春の柔らかな日差しが降り注ぐなか、「大寒桜」が咲き誇る山の上から、一人の女性が楽しそうに坂道を下ってきました。

 近所に住む、花好きの「あし子さん」です。

 

「あらー、先生!山の上はたいぎゃ綺麗かったバイ!昨日のブログば見て、居ても立ってもおられんくなってね。24年も経つと、桜も立派な『大人』になっとるねぇ」

 

「あし子さん、お久しぶりです。満足げに下りてこられましたね」

 

「……で、あの中にある『あのお花』も、一緒に連れて帰りたかと思うてきたとたい。卒業式に飾ってあったつの、えらい『もぞらしか(可愛らしい)』ったもんねぇ。……先生、あいた、なんて名前やったかいね?」

「あし子さん、あれは『サイネリア』っていう花ですよ。和名では『富貴菊(ふうきぎく)』とも呼ばれていて、縁起もいいんです」

「そうそう、サイネリアたい!覚えたバイ!……で、先生、今日は買えるとね?」

 

「残念ながら、今日は入試で中には入れんとですよ」

 

「なら、あのサイネリアは、いくらね?」

「一鉢、450円ですよ」

 

「ばっ!そぎゃん安かつね!? 生徒さんの手塩にかけた花が、そがん値段でよかとね!? ……して、何色のあっと? うちの玄関に合うごつ、よか色のあっとよかばってん」

 

「紫にピンク、爽やかな青、それに白とのグラデーション……。まるで宝石箱をひっくり返したような、鮮やかな色が揃っていますよ」

「わっちゃー、迷うねぇ! なら、試験の採点の終わって門の開いたら、一番に買いに来るけんね! うちの玄関と台所に置く分と、お隣りさんにもあげたか。それから息子夫婦の分も……。あいた、一番よか色のつば『予約』しといてはいよ!」

 

「ははは、さすがはあし子さん、お目が高いですね。サイネリアの花言葉は『明るい笑顔』『希望』。いつも元気で花を愛するあし子さんと、大切な方々へ贈るのに、これほど似合う花はありませんよ」

 

「わっちゃー!そがんとね!なら、ますます楽しみになってきたバイ!」

(ここまでが、私の脳内フィクション。)

 

 ……現実は、クリック音だけが響く静かな採点室。

 もちろん、今日はあし子さんは来ませんが(笑)、温室の中では生徒たちが丹精込めて育てたサイネリアが、本当に出番を待ちわびて咲き誇っています。

 

■実習のポイント:サイネリア(シネラリア)

 卒業式や入学式を彩る「春を告げる花」として知られています。

 生徒たちが温度管理や水やりに細心の注意を払い、育て上げました。

 宝石のような鮮やかさが特徴です。

 

 現在、本校農場にてサイネリアを「絶賛販売中」です。

 「あし子さん」のように、宝石のような色彩に驚き、大切な人へ「明るい笑顔」を届けたいという方は、ぜひ事前にお電話にてお問い合わせください。

 採点という大きな仕事が終われば、また賑やかな農場が戻ってきます。

 皆様からのお電話、お待ちしております!

 

 連絡先(0966)82−2034 担当:松野、平松

鉛筆 二十余年 繋ぐ想いや 大寒桜(おおかんざくら)

 先日、本校では卒業式が挙行され、3年生が晴れやかな表情で学び舎を後にしました。

 先輩たちの賑やかな声が消え、少しだけ静かになった実習棟。

 しかし、農場の時計は止まることなく、次なる季節の幕開けを告げています。

 

 本日3月5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を迎えました。

 大地が温まり、冬ごもりをしていた虫たちが土の窓を叩いて、次々と顔を出し始める季節です。

 

「三寒四温」の雨と、本格始動の号令

 ここ最近は、暖かい日が続いたかと思えば、急に冷え込む雨が降る……。

 まさに「三寒四温」を地で行くような天気が続いています。

 一雨ごとに寒さが和らぎ、その雨が潤いとなって、土の下で眠っていた命を力強く揺り起こしているようです。

 農業の世界では、この啓蟄こそが「本格始動」の号令。

 果樹園の草刈りに向かうと、そこには鮮やかな「菜の花」が咲き誇り、その蜜を求めて「ミツバチ」が忙しく羽音を響かせていました。

 しかし、命が動き出すのは喜ばしいことばかりではありません。

 暖かさと共に、作物たちを脅かす「病害虫」もまた活動を始めます。

 芽吹きの美しさに目を細める間もなく、防除や観察といった「守り」の作業に追われる日々が始まります。

 この地道な戦いこそが、豊かな実りを支える屋台骨。

 本格的な農繁期の到来に、身の引き締まる思いです。


■ 二十四年の時を繋ぐ、桜の記憶

 果樹園で作業をしていると、ふと山手の方から淡い色彩が目に飛び込んできました。

 「あぁ、もうそんな時期か」と斜面の上を仰ぎ見れば、果樹園のさらに先にある「峰崎さくらの森」が、山肌を優しく染め上げています。

 誘われるように坂を登り、森へと足を運んでみると、そこにはすでに淡いピンク色の花を咲かせた、美しい桜の姿がありました。

 傍らには、「大寒桜(オオカンザクラ)」という表記と共に、「大松 茂」という名が記されていました。

 本校林業科の職員である大松先生です。

 お話を伺うと、この桜は創立80周年の記念事業として植樹されたものだそうです。

 今から約24年前、当時の先生方や生徒たちが、未来の芦北高校を想って植えた小さな苗木が、今ではこうして立派な樹となり、春の訪れを一番に伝えてくれています。


■ 受け継がれる「守り」のバトン

 3年生が卒業し、新しい季節が始まります。

 「さくらの森」がそうであるように、私たちが日々向き合うこの農場も、多くの先輩方が手塩にかけて繋いできてくださったものです。

 その一本一歩の歩みを、これからは2年生(新3年生)が責任を持って引き継いでいきます。

 三寒四温の雨が土を潤し、やがて豊かな実りを結ぶように。

 24年という時間の経過と、そこに流れる伝統の継承を深く感じながら、春の良き日を噛み締めています。


「啓蟄(けいちつ)」

 羽音とともに、明日への希望が膨らむ芦北高校より。

鉛筆 一玉に 自覚を包む 朝の空

 1・2限目の果樹実習。

 まだ少し冷たい朝の空気の中、2年生たちが向き合っていたのは、黄金色に輝く「不知火(しらぬい)」でした。

 

 今日の実習は、一玉ずつ丁寧にポリ袋に入れる「個包装」

 数日間にわたる「予措(よそ)」を終え、いよいよ長期の「貯蔵(ちょぞう)」へと入るための、大切な橋渡しです。

実習のポイント

 「予措」とは、収穫した果実を一定期間置き、果皮の水分を適度に飛ばして乾燥を促す工程です。

 これによって果実が引き締まり、貯蔵中の腐敗を防ぐことができます。

 「貯蔵」は、そこからさらに寝かせることで酸味を抜き、まろやかな甘みを引き出すための時間です。


 実習棟を見渡すと、生徒たちは皆、とても真剣な表情でした。

 その手元には、真っ白な手袋。

 「わずかに爪が当たるだけでも、果実には傷がついてしまう」

 その緊張感を、言葉以上に、彼らの慎重な手つきが語っていました。

 わが子を扱うようなその真剣な眼差しに、指導者として、頼もしさを感じるほどです。

 

 これまでは、何かあればすぐに3年生の「先輩」に聞けばよかった。

 けれど、もうここには先輩はいません。

 これまでは「後輩」として背中を追ってきた彼らですが、この広大な果樹園も、芦北高校が守り続けてきた伝統の味も。

 これからは、君たちの肩にかかっているんですよ。

 

 袋に包んでいたのは、単なる果実ではありません。

 それは、先輩から受け取った「責任」という名の重いバトン。

 一玉一玉に集中して実習に没頭する彼らの横顔は、いつの間にか、立派な「農の担い手」の顔になっていました。

 先日、卒業生に贈るためにみんなで真心を込めて箱詰めした「不知火」。

 あの時感じた「贈る喜び」は、今日のこの地道な実習があるからこそ生まれるものです。

 袋に包まれた「不知火」たちは、生徒たちの決意を閉じ込めたように、実習棟の中でつややかに並んでいます。

 3年生がいない分、少し広く感じるこの場所で。

 2年生たちの新しい季節が、確かに動き出しています。

 

 来年は、君たちも不知火を「もらう喜び」を噛み締め、笑顔で卒業を迎えたいですね。

 その日のために、この一玉を、自分たちの手で大切に守っていきましょう。

鉛筆 Bright Smiles, Blooming Together

Global Series Vol. 2:Ashikita Connections


[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第2回は、2月24日の「高齢者施設でのフラワーアレンジ交流会」の記録です。

 [Global Series Vol. 1:Beyond One’s Sight, Into Our Shared Vision はこちら]


[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 2: Flower Arrangement Exchange at a Local Senior Care Facility (Feb 24th).

[Click here for Global Series Vol. 1:Beyond One’s Sight, Into Our Shared Vision]

 


— 2nd Year Floriculture Students: Flower Arrangement Workshop —


On Tuesday, February 24th, second-year students from the Agricultural Department specializing in Floriculture visited a local senior care facility. They served as instructors for a flower arrangement workshop, putting their daily studies into practice.


For this event, the students carefully selected and prepared floral materials based on a specific theme, planning every detail to ensure the residents would enjoy the experience.

■ Powering Practice with Lessons from the Welfare Department

A vital part of this exchange was the collaborative lesson held beforehand with our school's Welfare Department. Thanks to their professional guidance on "respecting others" and "eye-level communication," our students were able to connect with the residents naturally and confidently.


We extend our sincere gratitude to the Welfare Department. Those lessons truly allowed "flowers of smiles" to bloom at the facility today.

■ The Difficulty of Teaching and the Joy of Connecting

After the session, students shared their honest reflections on the challenges and rewards of real-world experience:


* "Teaching while making conversation was harder than I imagined, but it was rewarding to stay smiling and create arrangements together at eye level."

* "Everyone listened to me with such kindness and smiles that my nerves disappeared. What I learned from the Welfare Department was incredibly helpful."

* "I got a bit confused trying to help multiple people at once. I want to learn even more about flowers so I can give smoother explanations next time."


While facing the difficulty of putting thoughts into words, the joy of "having a wonderful conversation" was even greater. The students learned the importance of heartfelt interaction, going beyond just technical skills.

■ Aspirations Nurtured by the Community

We would like to express our deepest gratitude to the facility staff and residents for welcoming our students so warmly. The students' newfound motivation to "learn more" and "become experts" was sparked by these warm interactions.

With the support of our community, another lesson in the Agricultural Department has blossomed into a rich, life-changing experience.

サヨナラは、新しい自分への「プロローグ」

本日、第77回卒業証書授与式を挙行いたしましたキラキラ

卒業生の皆さん、ご卒業本当におめでとうございます!

3年前、期待と不安を胸に入学した皆さんも、今日、立派にこの学び舎を巣立っていきましたイベント

朝早くいくと教室の黒板には在校生が書いたお祝いのメッセージが並んでいました鉛筆

静寂の中いよいよ卒業生が入場してきましたにっこり  

緊張した顔の生徒もいれば、満面の笑顔の生徒もいてそれぞれの雰囲気が出ていました王冠

各担任の呼称に元気よく返事をする姿は3年前の入学時との成長を感じられました花丸

各学科の代表も力強く卒業証書を受け取っていました笑う

校長式辞(全文はこちら)の最後には「教育スローガン「私は挑戦する、夢を実現するために」のとおり、皆さんは、夢を持って挑戦し続け、期待に応えてくれました。自分の成長を実感し、誇りとして、明日の力にしてください。」と励ましの言葉を送られていましたキラキラ

送辞では在校生総代から卒業生への思い、憧れ等があふれていましたまる

答辞では代表して農業科田副さんが同級生への思い、学校生活の思い出、そして保護者への感謝の気持ちを語ってくれ、職員・保護者も胸が熱くなりましたキラキラ

最後の式歌(仰げば尊し、蛍の光)校歌斉唱は静かながらも透き通った歌声で歌い上げ、更に感動でしたひらめき

退場ではお世話になった先生方、そして保護者へ感謝の言葉を伝えることができましたお知らせ

式後のHRでは一人一人に卒業証書が手渡され、これまでの3年間をクラスに伝えていました3ツ星

そこではそれぞれの個性が光る涙あり、笑いあり、歌ありの和やかな最後のHRでした了解

式典での凛とした姿、最後のホームルームで見せた最高の笑顔。

そのすべてが私たちの宝物です✨

新しいステージでも、あなたらしく輝けますように。

教職員一同、皆さんの未来を全力で応援しています!

 

追記

卒業証書授与式壇上を彩りましたフラワーアレンジメントは2年農業科の前田さんが作製しました花丸

アシスタントとして1年農業科の高佐さんも参加してくれました興奮・ヤッター!壇上に彩を与えてくれてありがとうございましたキラキラこちらのフラワーアレンジメントはしばらく本校事務室前に飾られますので、来校された際はぜひご覧くださいにっこり

鉛筆 先輩を 想う横顔 チョーク舞う

 明後日の日曜日は、いよいよ卒業式。

 今日は午前中に設営と予行が行われ、校内はいよいよ「その日」を迎える緊張感と寂しさに包まれました。

 そんな中、農業科の2年生たちは、3年生への感謝を形にしようと、午後の時間いっぱいそれぞれの持ち場で大忙しでした。

 

 一部の生徒たちは、3年生の教室へ。

 終礼が終わってからも教室に残り、がらんとした黒板を、輝く未来へのエールで彩る装飾を担当してくれました。

 何を描くかは自分たちで考えてくれたのですが、チョーク一本で描き出される世界は驚くほどダイナミックで、そして温かい!

 黒板いっぱいに広がる大胆な構図と、そこにちりばめられた可愛いイラストたち。

 みんなの自由な芸術的センスが爆発しています。

 

 ちなみに、担任の私の一押しは……この写真に写っている、この「宇宙人」?

(何とも言えない絶妙な表情に、思わず笑みがこぼれてしまいました。笑)

 

 最後は、教室を仕上げてくれたメンバーで記念にパシャリ。やり切った、いい顔をしています。

 

 さて、その裏側では、ほかのメンバーたちもフル回転。

 教室装飾と同時進行で、卒業生の胸元を飾るコサージュ作りや、式典の顔となるステージの巨大なフラワーアレンジ作成に打ち込みました。

 見事な完成品は当日の様子をお伝えするブログでご確認ください。

 「3年生のために」と、放課後の時間も惜しんで真剣に花材と向き合う姿は、もう立派な農業科のリーダー候補たちです。

 

 さらに、農業科の卒業生には特別な贈り物を準備しました。

 私たちが丹精込めて育てた、芦北の宝物「不知火(しらぬい)」です。

 昨日、2年生果樹専攻生が「喜んでくれるかな」と一玉ずつ丁寧に、真心を込めて箱詰めしたものです。

 卒業して、新しい生活が始まって、ふとした時にこの甘酸っぱい香りを嗅いで…… 芦北高校で過ごした、泥臭くも輝いていた日々を思い出してくれたら。

 そんな願いを込めて送り出しました。

 

 3年生、卒業おめでとう。

 明後日、最高の門出になりますように!

春の足音と、旅立ちの準備

いよいよ明後日は、令和7年度「第77回 卒業証書授与式」が挙行されます花丸

現在、校内では教職員と在校生が一丸となって、3年生の門出を祝うための準備を急ピッチで進めています。本日の準備の様子を少しだけお届けしますキラキラ

壇上を彩るフラワーアレンジメントの様子

どのような装飾になるか楽しみですねにっこり

完成バージョンは卒業証書授与式のブログで掲載します笑う

鉛筆 感性で 心に咲かす 自分色

〜 熟練技能者に学ぶ、2年生草花専攻生フラワーアレンジ実技指導 〜


 農業科2年生の草花専攻生を対象に、フラワーアレンジメント講習会を実施しました。

 本講習会は「熊本県職業能力開発協会」のご協力のもと、第一線で活躍される熟練技能者の方を講師としてお招きし、直接手ほどきを受ける貴重な実技指導の場となっています。

 芦北高校ではこの「本物の技」に触れる機会を大切にしており、2年生で年間6回、3年生では年間10回という継続的な指導を通じて、基礎から応用まで着実にステップアップを図っています。


「自分らしさ」を形にする。感性と個性の探究

 今回の実技指導では、基礎技術の習得はもちろんのこと、生徒一人ひとりの「感性」を磨き、内に秘めた「個性」を表現することに重点が置かれました。

 色とりどりの花材を前に、最初は戸惑っていた生徒たち。

 しかし、熟練の技を持つ講師の先生から、花それぞれの個性を生かす捉え方や、自由な発想を大切にする姿勢について助言をいただくと、実習室の空気は一変しました。

・高低差を活かしてダイナミックな流れを作る生徒
・繊細な小花を重ねて、静かな奥行きを表現する生徒
・色彩の調和にこだわり、独自の美意識を追求する生徒

 熟練の技術に裏打ちされた自由な表現を間近で見ることで、生徒たちは「正解」をなぞるのではなく、自らの感性で作品を創り上げる喜びを深く実感していました。


■ 確かな技術指導への感謝と、深まる「寄り添う心」

 全6回の講習を経て、2年生の生徒たちは見違えるほど成長しました。

 道具の扱いといった基本所作から、空間を捉える造形力まで、熟練技能者の方による丁寧な実技指導が、生徒たちの自信へと繋がっています。

 実は、こうした日ごろの真剣な学びが、先日の「高齢者施設でのフラワーアレンジ交流会」でも大いに生かされました。

 プロから学んだ「花を通じて心を届ける技術」「相手の感性を尊重する姿勢」があったからこそ、利用者の方々の笑顔を引き出すことができたのだと、改めて実感しています。

 

【あわせて読みたい】!高齢者施設での交流会の様子はこちら!

 

 ご指導いただいた講師の先生、そして派遣いただいた熊本県職業能力開発協会の皆様、厚く御礼申し上げます。

 プロの厳しさと温かさに触れるこの時間は、生徒たちが将来、農業やものづくりの担い手として、また心豊かな表現者として羽ばたくための大きな糧となりました。

 来年度、3年生になれば全10回のさらに高度な講習が待っています。

 今回磨いた技術と感性を大切に、さらなる高みを目指して歩みを進めていきます。

鉛筆 離す手に 魔法のボタン 直進路

〜 北海道大学&先端企業と描く、未来の農業体験 〜


 本日、本校農業科にて「スマート農業研修」を実施しました。

 本研修は、本校卒業生が北海道大学に勤務されているご縁で始まり、今年で早くも3回目を迎えます。

 開会行事では、校長先生が若かりし頃に在学されていた先輩との絆についても触れられ、伝統と未来が交差する特別な一日となりました。


■【午前】データと最新技術が変える農業の姿

 座学では、北海道大学の星野教授やヤンマーアグリジャパン様より「経験と勘の農業から、データに基づいた再現性のある産業への変革」について学びました。

 また、サングリン太陽園様による北海道の広大なドローン活用事例や、NTT e-Drone Technology様による最新の獣害対策など、スマート農業の最前線を凝縮して吸収しました。


■【午後】五感で学ぶ!最先端の「実学」を体感

 午後は武道場と圃場に分かれ、最新機器の音や振動を肌で感じるローテーション研修を行いました。

 

① 農業用ドローン(NTT e-Drone Technology)

 圃場では、実際に水を使った薬剤散布デモンストレーションを見学しました。

 プロペラが空気を切り裂く力強い風圧と、低く響くローター音。

 頭上を通過する瞬間の迫力に、生徒たちからは「おぉー!」と驚きの声が漏れます。

 均一に、そして力強く水が噴霧される様子を間近に見て、空から行われる効率的な農作業の形をリアルに体感しました。

 

② ドローンサッカー体験(サングリン太陽園)

 武道場ではドローンサッカーに挑戦。

 球状のガードに包まれた機体を操りますが、これが至難の業。

 スティックをほんの数ミリ動かすだけで、機体は敏感に反応して大きく揺れ、あらぬ方向へ。

 生徒たちは機体の挙動を必死に目で追い、プロポを握る手にじわりと汗をかきながら、繊細かつダイナミックな操作に格闘。

 最新技術を「操る」難しさと面白さに没頭していました。

 

③ 走行アシストトラクタ・ラジコン草刈機(ヤンマーアグリジャパン)

 トラクタ試乗では、エンジンの心地よい振動を全身で感じながら、最新の運転支援技術を体感しました。

 1.指示を受けて乗車:高い運転席からの視界に、背筋が伸びる思いでハンドルを握ります。


 2.旋回後にこの「魔法のボタン」を押す:旋回を終え、基準線に合わせてスイッチをON!

 3.手を放してもまっすぐ進む:ゴツゴツとした土の感触をタイヤが拾いながらも、ハンドルが勝手にスルスルと回り、寸分違わず直進。

 自分の手を離れているのに意志を持って進む機械の動きに、感動が広がります。

 4.見てください、全員まっすぐの走行跡です:実習を終え、振り返ると圃場には完璧に等間隔で引かれた直線の山。

 自分たちの「操縦」がデータと融合して描いた美しい景色に、農業の新しい形を確信しました。


感謝を込めて

 北の大地よりお越しいただいた北海道大学の皆様、そして情熱的なご指導をいただいた企業の皆様、誠にありがとうございました。

 五感で刻んだこの貴重な学びを、これからの実習や自身の進路に力強く活かしていきます!

実習がさらに充実!チェーンソー&刈払機が仲間入りしました

この度、JAグループ熊本様より、農業を学ぶ高校生の学習に役立ててもらうために農業用機材をご寄贈いただきましたキラキラ

全体の贈呈式(3月9日)に先立ちまして、個別の本校の方で贈呈式を行いましたにっこり

本校はバッテリー式刈払機2台とチェーンソー2台を寄贈していただきました花丸

校内で行われた贈呈式では、JAグループ熊本の担当の方から「これからの熊本の農業を支える若い力に、ぜひ役立ててほしい」と温かい激励の言葉をいただきました3ツ星

受け取った生徒代表も、新しい機材を前に「これからの日本の農業を背負っていけるように、新しい機材と共に頑張ります」と、目を輝かせながら抱負を語ってくれましたお知らせ

いただいた機材は大切に安全に生徒の実習に使わせていただきますひらめき

JAグループ熊本様本当にありがとうございましたにっこり

車いすバスケットボール体験会(2月4日(水))

福祉科の1・2年生は、2月4日(水)5・6時間目に、NPO法人ソーシャルインクルージョンセンターの高濱様ご協力のもと、パラスポーツコーディネーターの山本行文様「車いすバスケットボール体験会」を開催していただきました✨

 

芦北高校では、NPO法人ソーシャルインクルージョンセンター様のご協力により車いすバスケットボール体験会を実施しています。この授業は、「 障がいのある人、特に車いす利用者の体験談を聴き、障がいのある当事者及び介助者の双方の観点に立ち障がいの特性や人権問題に対する理解を深める。また、車いすバスケットボールの体験をとおして、障がい者スポーツの楽しさ、迫力、技術の難しさなどを実感し、心身の状況に応じて生涯にわたりスポーツを楽しむ環境づくりの重要性について考える機会とする。 」を目的としています。

 

今回の講師もパラスポーツコーディネーターの 山本行文 様です。

まずは山本様の紹介をさせていただきます。山本行文さんは、日本の車いすアスリートの先駆者であり、熊本県出身の方です。車いすマラソンの選手として、1984年ニューヨーク・ストークマンデビルパラリンピック(1984年ロサンゼルスオリンピック時)以降3回のパラリンピックに出場されています。1983年~1992年シーズンの車いすマラソン日本記録保持者。1998年の長野パラリンピック開会式では聖火リレーにおける競技場内の最終ランナーを務められました。

現在は、パラスポーツコーディネーターとして、障がいのある人とスポーツをつなぐ活動に取り組まれています。競技体験会や指導者研修の企画・運営、学校や地域と連携した普及活動を通して、多様性を尊重する社会づくりに貢献されており、誰もが楽しめるスポーツの力を、次世代へ伝えられています。

 

そんな素晴らしいご経歴の山本様のご協力のもと、まずは車いすの走行の練習に入りました。

車いすのハンドリムを思いっきり前に押し、全力で漕ぎました。

 

前に漕ぐときは、重心を前にかける、止まるときは重心を後ろにかける。思いっきり止まって、進行方向を変えるなど、頭と体と車いすを使って行いました。

 

3人で1つの車いすを活用し、順番に練習をしました。待っている時間は、どんな風に漕ぐと早く移動できるのか、素早く止まれるのか、またターンの仕方を見て学びみんなで声を出し合いながら取り組みました。

 

後半には、4チームに分かれゲームを行いました。

最近まで体育の授業でもバスケットボールがあっていましたが、「車いすを動かすこと」と「ボールをパスしてコントロール」することの両立が難しく、悪戦苦闘していました。

 

 

ゲームを重ねるうちに、コートの中でも外でも声を掛け合い、ボールをつなぐことができていました。

車いすユーザーの視点、また同じ環境で競技が行えるということを体験し、理解することができました。

また、失敗してもチームで協力し、立ち上がる力強さを身につけた瞬間でもありました。

 

 

ご協力いただきました、山本様・高濱様、車いすを運んでくださった業者の方、本当にありがとうございました!!!

来年度はより、学びを深め開催していきたいと思います。

鉛筆 寄り添えば 花より明るい 皆の顔

〜 2年生草花専攻生 高齢者施設でのフラワーアレンジ交流会 〜


 2月24日(火)、農業科2年生の草花専攻生は地域の高齢者施設を訪問し、フラワーアレンジメントの講師を務める交流実習を行いました。

 この日のために、生徒たちはテーマに合わせた花材を丁寧に選別・準備し、利用者の方々に喜んでいただけるよう計画を練って当日を迎えました。

 

■ 福祉科の教えを現場の「力」

 今回の実習を語る上で欠かせないのが、事前に行われた福祉科との連携授業です。

 専門的な視点から「相手を敬う心」「目線を合わせたコミュニケーション」を熱心にご指導いただいたおかげで、生徒たちは迷うことなく利用者の方々の懐に飛び込むことができました。

 事前指導をしていただいた福祉科の皆様、本当にありがとうございました。その教えが、今日、現場で見事な笑顔の花を咲かせました。

【あわせて読みたい】!事前指導の様子はこちら!

 

■ 現場で知った「伝える」難しさと通じ合う喜び

 実習を終えた生徒たちからは、現場を経験したからこそ得られた、等身大の感想が寄せられました。

 

「会話をしながら教えるのは想像以上に難しかったけれど、目線を合わせて一緒にアレンジができ、笑顔を忘れずに過ごせて楽しかった」


「皆さん優しく笑顔で聞いてくれたので、緊張が解けて気持ちが楽になった。福祉科で教わったことがとても生きた」


「一度に複数の方へ対応して頭が混乱することもあった。次はもっとスムーズに説明できるよう、さらに花について詳しくなりたい」


 言葉で伝える難しさに直面しながらも、それを上回る「お話ができて楽しかった」という喜び。生徒たちは技術だけでなく、心の交流の大切さを学んだようです。

 

■ 地域に支えられ、育つ志

 生徒たちを温かく迎え入れ、貴重な実践の場をくださった施設の皆様に心より感謝申し上げます。

 「もっと覚えたい」「もっと詳しくなりたい」という生徒たちの意欲は、利用者の方々との温かい交流があってこそ芽生えたものです。

 地域の力を借りて、農業科の学びがまた一つ、豊かな経験へと変わりました。

専門職による講話(1・2年福祉科)

水俣市介護保険サービス事業者連絡協議会主催による「専門職による出前講座」を実施しました会議・研修

①介護支援専門員、②訪問看護師、③訪問リハビリ職の部会から講師をお招きし、業務内容ややりがいなどについてお話しを聞くことができました。

生徒はそれぞれ自分の希望進路に沿ったブースを選び、たくさん質問しました。

この出前講座は昨年に引き続き、2回目です。

実際に働かれている専門職からのお話は、生徒にとって貴重なものです。

生徒は、自分が働くイメージを抱くことができたようで、今後も夢実現に向けて頑張ると決意しましたキラキラ

介護技術のレベルアップ(福祉科)

 先日、放課後に福祉科の実習室を覗くと、実技テストに向けて1・2年生が練習をしていました。

2年生は「視覚障がい者を食堂まで誘導し、昼食のメニューを伝え、どこに何があるかを伝える」という課題です。

1年生は衣服の着脱介助の課題です。

 

「介護」は、介護をする人と受ける人とで信頼関係を築く事が大切です。しっかりコミュニケーションを図り、相手が何をされたいか汲み取ります。介護で大事なことはもちろんその技術ですが、実はその土台はコミュニケーションなんです。

「自分で学ぶ」ことができると、授業中の気づきも多いでしょうね。次の授業はみんなでこの課題の振り返りをしていきますにっこり

※写真はこれだけですが、他にも練習する生徒がいました。

フットサル大会に出場(サッカー部)

「美里町 町長杯GRATIA Futsal U-23」に出場しました。

熊本県の高校チームやフットサルクラブチーム、そして県外からも2校参加し、9チームによる総当たり戦で行われました。

10分2得点ノックアウト方式(引き分けの場合は、先制点もしくは先に枠内シュートを打ったチームの勝利)という、この大会ならではのレギュレーションで、目まぐるしい展開が最大の魅力です。

 

芦北高校サッカー部の良さはチームワークです。1試合終わるたびに、自分たちで話し合います。

守備は良くなってきたので、奪ったボールをどう攻撃に移すか、それぞれ意見を出しみんなで考えます。

結果は8位でした。引き分けルールによる敗戦が2試合もあり、やはり得点力を上げていかないことには、いくら良い守備をしても勝ちにはつながらないということ。今回、強いチームと試合ができたことでチームの課題がはっきりしました。

現在、フットサルリーグ戦も進行中で、3月に最後2試合します。

「目的」を持ってしっかりトレーニングし、全員の力で勝利を目指しますキラキラ

 

この1日、生徒と過ごしているとたくさんの良いところを見つけました。とにかく「サッカーが好き」なんだなと。

他チームの試合をずっと観戦し、良いプレーには拍手し讃えます。

試合中、接触プレーで相手を倒してしまった時は手を差し伸べます。

当たり前かもしれませんが、スマホはほとんど触らない。

ある監督からは「芦高生がトイレのスリッパをきちんと並べてくれました」と褒めていただきました。

保護者様、OBのおかげで、少ない人数ながら楽しくから活動できています。

改めて、部活動の良さに気づかせてもらいました。

鉛筆 解ける土 雨と涙が 潤して

 「立春」を迎え、新しい一年の起点に立った日から、わずか半月。

 つい先日、春の始まりを喜んだばかりだというのに、暦はもう次の節目である「雨水(うすい)」を迎えました。

 空から降るものが雪から雨へと変わり、凍てついていた土が解け、水となる。

 そんな自然のサイクルに合わせるかのように、私たちの農場でも、驚くほどの速さで「季節」「世代」が動き出しています。


■ 受け継がれる「黄金色のバトン」

 本日、農業科2年生の実習では、「不知火(しらぬい)」の収穫を行いました。

 これまでこの農場の「不知火」を守り、収穫の重みを担ってきたのは、主に3年生たちでした。

 しかし今日は、2年生がそのバトンをしっかりと受け取り、自分たちの手で収穫に臨みます。

 ハウスの中は、まだひっそりと静かです。

 柑橘特有のあの甘い香りが漂い始めるのは、収穫を終えた果実たちが貯蔵庫でじっくりと眠り、追熟を経てからのこと。

 今はまだ、樹の上で寒さに耐え抜いた黄金色の果実たちが、静かにその時を待っています。

 

 本日の実習には、卒業アルバムの制作業者さんも撮影に来てくださいました。

 カメラを向けられ、誇らしげに「不知火」を掲げる2年生たち。その姿をレンズ越しに見つめていると、ふと胸に迫るものがあります。

 

 「ついこの間、2年生に進級したばかりだと思っていたのに……」

 

 農業の世界では、収穫は次のサイクルの始まりでもあります。

 気づけばもう、彼らの「卒業」に向けた記録が始まっている。

 時の針が刻む早さを、改めて実感せずにはいられません。


■ 足元の小さな春と、旅立ちの涙

 実習の合間、休憩する生徒たちの足元にふと目をやると、そこには「ホトケノザ」「ナズナ」が、春の柔らかな日差しを浴びて可憐に花を咲かせていました。

 厳しい寒さを越え、誰に気づかれずとも、解け始めた土の上で精一杯に命を謳歌する野の花たち。

 その姿は、一歩ずつ自立へと向かう生徒たちの姿とも重なり、温かな光に包まれて輝いています。

 

 本校では間もなく、3年生が学び舎を去る日を迎えます。

 この芦北の地で汗を流し、時には人知れず悔しい涙を流した日もあったことでしょう。

 今の皆さんの心境は、もしかしたら冷たい雨の中にいるような、寂しさや不安が混ざり合ったものかもしれません。

 しかし、農業を学ぶ皆さんは知っています。

 「雨が降らなければ、芽は出ない」ということを。

 そして、その芽は雨の潤いを得てこそ、やがて力強い茎を伸ばし、鮮やかな花を咲かせ、いつか誰かを笑顔にする豊かな実りへと繋がっていくのです。

 これまでの3年間の努力、そして別れを惜しむその涙。

 それらすべてが今の皆さんにとっての「恵みの雨」となり、カチカチに固まっていた不安を解かし、心という土壌を優しく、豊かに潤してくれました。

 その潤いがあるからこそ、皆さんが新しく踏み出す地でも、希望という名の花が咲き誇ることを信じています。

■ 変化を慈しむ季節

 実習地を歩いてみると、長靴の底から伝わる土の感触が、先週よりもずっと柔らかくなっていることに気づきます。

 3年生が守ってきたこの農場を、2年生が「潤った土」と共に、引き継いでいきます。

 卒業アルバムに刻まれる今日の笑顔が、いつか彼らが道に迷ったとき、自らを潤す記憶の雫となることを願って。

 新しい命を育む、温かな季節がすぐそこまで来ています。


「雨水(うすい)」

 一雨ごとに、希望が膨らむ芦北高校より。