学校生活ブログ
【授業の取組み(現代社会・国語総合)】ディベート実践(教科横断的指導)
2学年の授業で、『現代社会』と『国語総合』の時間を利用して、ディベートに取り組みました。
クロスカリキュラム(教科横断的指導)の一環として、現代社会の授業で扱われた学習内容をテーマに、国語でディベートの理論を学び、それを実際のディベートとして論戦が繰り広げられました。
図書の田中先生にご協力いただきながら、図書館やタブレット端末を利用してディベートに必要な資料を収集しました。今回は、朝日新聞社が提供している記事検索サイト「朝日けんさくくん」をお試し期間として利用することができ、効果的に新聞記事を活用することが出来ました。3月15~17日の授業で実践発表を行い、担任の先生や他教科の先生方にも観覧いただきました。
●テーマ①「選挙における投票の棄権に罰則を設ける」
●テーマ②「積極的安楽死を法的に認める」
・図書館での調べ学習(朝日けんさくくんの紹介)
・各教室での論戦の様子
・ジャッジ(審判)の様子
自分たちで調べ、班内で意見を固め、反対意見の人と議論を交わし、自分たちでジャッジする。
初めてディベートを体験した人が多かったようです。しかし、自分の意見を述べる・質問する・相手の意見を聞く・相手の意見に対してさらに自分の意見を述べるという力は、これから1人の社会人として生活していく上で必要な力です。
今後も様々な機会を通して、自分を表現する力を身に付けていきたいです。
【授業の取組(地理A)】オイルランプ製作(防災学習)
1学年の「地理A」の授業では、“日本の自然災害と防災”分野で防災について学習しています。
自然災害の多い日本では、どんな災害があるのか把握し、それに備えることが必要です。そこで、1年生全クラスを対象に、自分の住んでいる地域のハザードマップを見たり、理科の濱田先生のご協力の下、被害をより少なくする減災の備えをするために、家庭にある物を使って「オイルランプ」の製作を行いました。
●ランプ製作(材料として用意したもの)●
・サラダ油40ml・アルミホイル・キッチンペーパー1枚・マッチ・ピンセット
テーマ「班で自由に材料を使って(全てを使わなくてもOK)、より長く点灯するランプを作る!」
さまざまな工夫をして、アイデアあふれる形のランプを製作する姿が見られました。
万が一災害に遭って停電したとしても、少しの明かりがあるだけで安心感が違います。
実験では、サラダ油を使用しましたが、代用できる物として「ツナ缶(オイル漬け)」があります。ランプとして利用できるだけでなく、中のツナは食べることもできます。ツナ缶は水煮のものもありますので、選ぶ際には注意が必要ですが、自宅で準備をする防災グッズに1つ足しておきたいアイテムです。
今後も防災について、学びを深めていき、災害に備える力を身に付けていきたいです。
メタバース講演会を開催しました!
令和4年3月8日(火)に情報技術科1年生40名に対して株式会社パラレアル様(福岡市)によるVR(仮想現実)・AR(拡張現実)のワークショップが開催されました。講師の大仁田代表は本校電気科の卒業生でもあり、天草市と協定を結び「天草メタバース計画」を進めておられます。
・身の回りですでにメタバースはあふれている(Nintendo「あつまれどうぶつの森」など)事を知ってもらいたい
・メタバース関連の仕事を知り、将来の選択肢を増やしてもらいたい
・メタバースの可能性を体感してもらいたい
こうしたことをメタバース社会を担う高校生に伝えたいという思いから講座を開催してくださいました。
生徒達は全員で仮想空間上の大阪の街を訪れるなど、初めて体験するメタバースの世界に夢中になっていました。今回の体験が進路選択の一助になることを期待します。
PDA即興型英語ディベート高校生交流大会出場!
令和4年2月19日(土)に開催されました「熊本県高校生即興型英語ディベート大会」に工業高校では唯一、本校から1チーム(M2B井手尾さん・立石くん・吉口くん、E2戸北くんの4名)出場しました。今大会は、県内の13校29チーム125名が参加し、Zoomでのオンラインという形で対決を行いました。
結果は以下のとおりです。
練習実践:対鹿本高校Dチーム 負け
実践①:対熊本高校Bチーム 引き分け
実践②:対済々黌高校Aチーム 勝ち
実践では、1勝1分けでした!
短い練習期間の中、自分たちの出せる精一杯の力を出すことができました。
今後も英語を通じた発信力を強化していきたいと思います。
【機械科】天草拓心高校実習船「熊本丸」オンライン見学会
令和4年2月17日(木)に天草拓心高校マリン校舎の実習船「熊本丸」のオンライン見学を機械科2年生を対象に開催しました。
県立高校OneTeamプロジェクト事業の一つで、天草地域の特色ある学習活動として、拓心高校に御協力いただき、実習船「熊本丸」の機関室を実際に見学させていただく予定でしたが、新型コロナウィルス蔓延防止の観点からオンラインでの見学となりました。
GoogleMeetで教室と現地をつなぎ、熊本丸内部の見学及び質疑応答等を行いました。
実際に見ることは叶わなかったものの、画面をとおして臨場感のある映像を目の当たりにして、生徒たちも積極的に質問をしていました。
次回は、ぜひ実際に見せていただきたいと感じました。
ICT職員研修
本日、職員向けの2つのGoogleアプリの活用研修をおこないました。
Jamboardの詳しい使い方を教わったあと、班に分かれて複数の活用事例を使って共同編集体験しました。
また、Formsを利用した問題作成の設定や点数配点、Classroomと連携し課題配布や集計、自動採点についても教わりました。
今後の授業でもJamboardやFormsを活用していきたいと思います。
【工業科】天草市青少年健全育成・教育推進フォーラム
令和4年2月5日(土)に天草市青少年健全育成・教育推進フォーラムが天草市複合施設ここらすにてオンライン開催されました。本校から、電気科3年新納進之介君と情報技術科3年坂上菜々華さんが代表として県立高校OneTeamプロジェクト事業「街なか高校生派出所」の取組及びインターアクトクラブの活動内容と活動実績について実践発表を行いました。「街なか高校生派出所」は天草高校、天草拓心高校本渡校舎、天草工業高校の3校が共同して取り組み、銀天街の空き店舗を借用して「まちはみんなの遊園地in銀天街」の中で地域と共に高校生が各学校の特色ある取組を発表し、地域活性化及び地元の高校の魅力を伝える事業として取り組んできたものです。
【授業の取組(政治・経済)】防災学習②(火おこし・災害食作り・アウトドア用品について)
3年生の選択授業「政治・経済」の授業では、“地域社会の変貌と住民生活”分野において「実践型防災学習」に取り組んでいます。
学習成果発表第2弾となる今回は、理科の濱田先生、家庭科の小川先生、情報技術科の嶋田先生、機械科の伊達先生・宰川先生のご協力の下で進めてきた防災学習の後半部分を紹介します。
今回の授業は、停電や断水になっても、自力で暖を取ったり、炊き出しをしたりする方法を身に付けることを目的に「火おこし体験」「災害食作り」を行いました。また、災害時に役立つアウトドア用品の使い方を、キャンプの知識を多くお持ちの先生方に教えていただきました。
●火おこし体験(まい切り式火おこし機・ファイヤースターター)
まず、まい切り式火おこし機を使いました。木と木を高速で擦り合わせて火をおこすものですが、思ったよりも力を使います。非常に苦労してやっと小さな火だねを作ることが出来ました。しかし、大きな炎にすることはできませんでした。次に、ファイヤースターター(火打ち石)を使って火おこしをしました。こちらは、すぐにコツをつかんで上手に炎を作ることができました。
●災害食をつくろう(鍋でお米を炊く・ポリ袋調理)
カセットコンロがあれば、鍋でお米を炊くことが出来ますので、作り方を知っておくと安心です。
家庭科の小川先生によるご指導の下で調理をしましたが、鍋でお米を炊くのが初めてだという生徒もいました。また、ポリ袋に入れるだけで簡単に調理できる食事も同時に作りました。(親子煮(焼き鳥缶と卵)や、蒸しパンなど)。缶詰やホットケーキミックスを使用しましたので、簡単に手早く作れました。
●アウトドア用品を使ってみよう(テント・調理器具・車中泊グッズについて)
◎嶋田先生:テント ◎伊達先生:調理器具 ◎宰川先生:車中泊グッズ
3人の先生方の得意分野について、説明していただきました。実際に火をつけてお湯を沸かしたりテントを協力してたてたりと、賑やかに授業が行われました。初めて見る器具も多かったですが、アウトドア用品を備えておくと、災害に遭遇しても安心であると気付きました。
体験してみて初めて気づくことがあります。いつ、どこで自然災害に遭遇するか分からないからこそ、平時のうちに防災学習を通じて、災害に備える力を身につけることが必要です。
政治・経済での学習内容を、図書館廊下にポスターとして掲示しています。
防災に関しての書籍も多数備えてあります。ぜひ足を運んでみて下さい。
●参考文献(天草工業図書館にあります)
・『かんたん、時短「即食レシピ」もしもごはん』2016年 今泉マユコ著 清流出版
・『防災2020-2021 新ルール』2020年 日経トレンディ 編 日経BP
・『ヒロシのソロキャンプ』2020年 ヒロシ著 学研プラス
若Tube!学校自慢をしてみた!!
TKU様から若っ人ランドの「学校自慢をしてみた」を撮影していただきました。生徒会執行部がリポーターとなり、熊本の方々に天草工業高校を知ってもらうため、「インターアクト」・「ソフトボール部」・「ボクシング部」を取材する内容です。現場は笑顔が絶えず、楽しく撮影することができました。天草工業の良いところが伝わる内容にできたと思います。TKU様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!放送は2月5日(土)16時30分から予定されています。放送を見逃されてもYouTubeに掲載されますので、是非ご覧下さい!
【授業の取り組み(2学年)】18歳成人にむけた消費者教育(家庭科・数学科・地歴公民科)
2022年4月1日から、成人年齢が18歳に引き下げられます。大人としての自覚を持ち、責任ある行動ができるように、家庭科・数学科・地歴公民科のクロスカリキュラム(教科横断的指導)として、4時間構成のコラボレーション授業を行いました。
18歳で「親の同意なしに契約を結ぶことが出来る」ことに重点を置き、これから社会の一員として過ごしていく中で、契約に対しての正しい知識を得て、自分で決断できる力を身に付けるために、様々な活動を行いました。
①利息計算用プログラム(Googleスプレッドシートで作成)を活用し、クレジットカードの分割払いとリボ払いについて理解する。
②消費者庁「だまされやすさ度チェック」で、自分の消費傾向を知る。
③キャッチセールス(モデルスカウト)のロールプレイングを通して、身近に潜む悪質商法について知る。
④架空のインターネットショッピングサイト(GoogleJamboardで作成)を見て、おかしいなと思う箇所を指摘する。
●コラボレーション授業実施後のアンケート結果(感想)の一部●
・リボ払いよりも分割払いの方が利息が安く済むからこれから大人になって上手く活用できるようにしたいなと思いました。将来に役立つし、とても楽しく授業を受けることができました。
・結構騙されるタイプだったので気をつけたいです。
・自分も将来一人暮らしはすると思うので、悪質商法やクレジットカードのことについてコラボ授業を通して知ることができたので良かったです。
・ネットで買い物をするとき怪しいところがないかしっかり見定めていきたい。
・大人になることでメリットがある代わりにデメリットもたくさんあるので、正しい決定ができるようにしていきたいと思いました。
「授業を通して、成人になることへの自覚は高まりましたか?」という質問に対して、「とても高くなった」「高くなった」と答えた生徒は85.4%という結果でした。
自分のことを自分で決断できるということは、反面、その決断に責任を持たなければならないということです。そのために、「正しい知識を持つ必要がある」と気付くことができた授業になったと思います。