学校生活

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創作活動(各創作班初回)

9月20日(金)より、いよいよ今年度の創作活動が始まりました。

今年も1年生~4年生の全生徒が、「光班」「絵画班」「工作班」「おもてなし班」の四班に分かれて活動します。

まずは、全生徒多目的室に集合して、文化祭・創作活動全体の連絡を受けます。その際、生徒会長より、今年度の文化祭のテーマを発表してもらいました。

 

2学期初頭に生徒から募集した案をもとに、生徒会3役及び文化委員長で話し合いをしてもらった結果、今年度のテーマは「和気愛逢 ~創ろう!唯一無二の青春を~」に決まりました。
この「和気愛逢(わきあいあい)」というテーマには「探究心を持って、それぞれの個性を出し、和気あいあいとした雰囲気で文化祭当日も準備期間中も笑顔が溢れる文化祭になってほしいという願いと、“愛逢”にはその価値を認めてまわりの人を大切に想い、親しい人や大切な人と顔を合わせ、大切なお客様をもてなすといった意味が込められています。」と、生徒会長より説明がなされ、このテーマには、その様子を表す思いが込められています。

テーマは、次週より教室掲示されますので、日頃からこのテーマを意識して取り組んでいってほしいですね。 

その後、各班に分かれて活動開始です。

それでは、光班の活動風景からです。

 

本日は初回ということもあり、まずは昨年度の作品を掘り起こして、使えそうな部位、新たに必要と思われるものをピックアップしていきます。

光班は毎年、夜間実施の定時制文化祭に彩りを与える演出を施してくれます。楽しみです。

続いて、絵画班の活動風景です。

 

絵画班は、1年生や昨年から絵画班に参加している2年生のメンバーが中心です。

昨年の作品を参考に、出来ることから始めます。幻想的な作品を作っている様子です。

続いて、工作班の活動風景です。

 

昨年の作品の説明を受けた後、動画教材を使って、工作の作品がどのようなものか勉強します。

工作班も、制作の幅が広いので、どんな作品が出来上がるか楽しみです。

続いて、おもてなし班の活動の様子です。

 

おもてなし班とは、文化祭当日にお客様をもてなすための各種掲示物等を、趣向を凝らして制作する班です。

昨年の作品等を参考に、今年度のバージョンを考案し、作業を進めていきます。

以上が初回における各創作活動班の活動の様子でした。

創作活動を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための制作期間であることを願います。

創作活動の成果は、11月8日(金)の定時制文化祭で披露する予定です。

創作活動(絵手紙教室)

9月13日(金)は、創作活動第1弾として、毎年恒例の「絵手紙教室」が書道室において開催されました。

 

講師は、今年も墨人・書家として活躍されている、本校定時制卒業生の新立航大氏に来校いただき、講演・実演・指導をしていただきました。

 

まずは、新立先生によるお手本です。書画カメラに投影しながら、テクニックを披露していただきます。

 

「風」という字を書いていただきました。

丁寧に綺麗に書こうとするのではなく、このように遊び心で自由に書く風も面白いですよということでした。

 

続けて、様々な書体の「風」を書いていただきました。絵手紙を書く上での参考になりそうです。

それでは、生徒による練習です。

 

上級生は、早速、書きたい字の練習から始めます。下級生は、過去の作品などを見ながら、書きたい字を考えます。

 

黙々と練習する人、新立先生からアドバイスをいただきながら書く人、様々です。

 

清書は、ポストカードに書いて、色画用紙に貼って完成です。

 

最後に、文化委員長より生徒代表謝辞をしてもらいました。

新立先生、本年も後輩たちのために、夜遅い時間にご来校・ご指導いただきありがとうございました。

講座終了後は、片付けの要領の説明を受けて、きちんと最後まで後始末をして終わりました。

絵手紙教室を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための取り組みができたようです。

出来上がった作品は、10月13日(日)の定通文化大会及び11月8日(金)の定時制文化祭において展示予定です。

進路講話・文化祭オリエンテーション

9月6日(金)は、進路講話及び文化祭オリエンテーションが実施されました。

〇進路講話

講師として若者サポートステーションやつしろの所長様及び職員の方をお迎えして、「コミュニケーション~自己理解と他者理解~」と題して、ご講演をいただきました。

 

コミュニケーション能力の定義としては、他者との意思疎通を上手に図る能力のことで、感情を互いに理解し合い、意味を互いに理解し合う能力であり、感情面に気を配って、意味を分かち合い、信頼関係を築いてゆく能力です。電子メールや手紙による、顔を合わせない意思疎通もコミュニケーションの一部となります。

【ジョハリの窓】についてお話がありました。米国の心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって提唱された心理学モデルです。円滑にコミュニケーションを促進するために設計されました。「4つの窓」と呼ばれるフレームワークを使い、自己認識と他者からの評価の相違を理解しやすくする点に大きな特徴があり、自身の長所短所に気付け就活にも活用できます。

 そこで今回は、自己理解と他者理解ということで、他人の目に映った自分を知ることで、他人と自分の見方の差異を認識し、自己の内面を見つめることで自己理解を深め、自分と向き合う姿勢を身に付ける取り組みをします。また、自己理解を深めることで、人間関係という点から他者理解につなげるための実践も行います。

 

 

ジョハリの4つの窓について確認します。

①開放の窓は、自己開示の領域です。自分も他人も分かっています。

②秘密の窓は、秘密やプライバシーです。自分は気づいていますが、他人は知りません。

③盲点の窓は、自分は気づいていません。自分は分かりませんが、他人は気づいています。

④未知の窓は、潜在的な可能性です。自分も他人も知りません。

グループワークを通して、フィードバックした盲点の窓を開放の窓に受容し、秘密の窓を開示して開放の窓に広げ、未知の窓にある潜在能力を開放の窓に移すことで、自己成長につなげられます。

心の窓を開くことは、自己開示することであり、それは人間関係づくりに欠かせない点です。自分の良さや個性、内面に気付き、ありのままの自分を理解・把握し、自己受容することが大事です。

進路選択は、まず初めに「自己理解」から始まります。確かな自己理解と自己にしっかりと向き合うことで、自分の進路の可能性を広げることに繋がります。

最後は、最高学年の4年生の生徒より、立派な謝辞がありました。

本日の講義を聴講し、グループワークを通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するため、上級生は目の前に迫った進路活動に対する、下級生は1~2年後の進路実現に向けた、それぞれが着実な学びとなった1日でした。

この度、講演をいたいただきました若者サポートステーションやつしろの先生方、本日は本校生徒のために本当にありがとうございました。

 

〇文化祭オリエンテーション

進路講話の講師の先生方をお見送りした後、休憩を挟んで「令和6年度定時制文化祭」のオリエンテーションが実施されました。

文化祭は、定時制の生徒が、日ごろの学習成果などを展示、発表する行事です。創作活動による展示、販売実習などがあります。

今年度の文化祭は、11月8日(金)本校定時制教室・多目的ホールで開催されます。

昨年度の活動の様子を、スライドで見ながら説明を受けました。

その後、それぞれの生徒が考える「今年のテーマ」の入力及び各創作活動班の希望調査を、タブレット端末で行いました。

最後に、次週予定されている「絵手紙教室」についての説明がありました。

年間最大の行事である文化祭の準備を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための、実り多き活動期間であることを願います。

定時制文化祭に関する情報及び準備の様子等は、このホームページ上で随時更新していく予定ですので、楽しみお待ちいただけますと幸いです。

2学期始業式

9月2日(月)は、2学期始業式が行われました。

まずは始業式に先立ち、表彰式から行われました。

 

 6月に実施された、全国商業高等学校協会第148回ビジネス計算実務検定試験の合格証書が、校長先生より手渡されました。1学期、とてもよく頑張りました。

 引き続き、始業式です。

 以下は、校長講話の概要です。

 皆さんはこの夏休み期間中、自分を見つめ直しましたか?また、自分を鍛えましたか?あるいは、自分を出し切りましたか?

大勢の前で講話をする機会も多いため、私はこの夏休みの期間、テレビでのオリンピック観戦を通して、自分を見つめ直しました。

先月まで連日行われていたパリオリンピックでは、特に卓球競技に関して、私自身も学生時代に卓球部として活動していたこともあり、特に注目して観戦していました。左手を負傷しながらも銅メダルを獲得した早田選手は、まさに「挑」の姿勢を貫いた素晴らしい活躍でした。

 スケートボード男子ストリートの堀米選手は前回の東京オリンピックで金メダルを取った選手でした。今回のパリオリンピックでは、最後の最後まで、出られるかどうかといった瀬戸際の中、あと1回滑ってどうかという局面において、暫定7位だったのをひっくり返して金メダルを取り、オリンピック2連覇を成し遂げました。これまで、骨が折れても立ち上がってチャレンジ(挑戦)を続けてきた堀米選手は、「1%の可能性を信じて良かった。」と語っています。

フェンシングエペの男子個人・加納選手も金メダルを獲得しました。「自分が今までしてきたことが正しかった。頑張って良かった。」と語っています。

人それぞれですが、2学期は何に関することに挑戦するか。定時制文化祭もあります。自分を、仲間を、先生方を信じて挑戦を続けてください。

以上が校長講話の要旨です。

講話後は校歌斉唱、その後各部主任主事より連絡がありました。

式後は各教室に分かれてLHRです。久しぶりに会えて、皆さんうれしそうです。

 生徒の皆さんと比較的年齢が近いオリンピック選手の活躍を励みにして、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための2学期であることを願います。

進路セミナー

7月22日(月)は、全学年を対象とした進路セミナーが実施されました。

 

まずは参加生徒全体に対しての、進路担当の先生による講話からです。以下は講話の要旨です。

みなさんが生まれた年の同級生の数ですが、平成17年生まれが約106万人、平成18年生まれが約109万人、平成19年生まれも約109万人、平成20年生まれも109万人、平成21年生まれが107万人といった具合に推移しています。先生たちの年代(40代~50代)の出生数が、約200万人と言われていたので、みなさんはそのおよそ半分の人口ということになります。それぞれどんな進路を歩むのでしょうか。

日本国民の三大義務に、勤労・納税・教育があります。学校を卒業したら、社会人としてのデビュー、つまり働くことになります。人はなぜ「働く」のか?「生活保障」「自己実現」「社会参加」のためです。「生活保障」とは、経済的に自立し、自分や家族の生活を支えるだけの収入を得ることです。「自己実現」とは、自分の可能性に挑戦し、成長とやりがいを実感する体験の積み重ねをすることです。「社会参加」とは、①周囲の人たちと互いに信頼しあい、力を合わせたり、精神的に支え合ったりする関係性を持つこと、つまり仲良く協力することです。②自分の仕事が地域や国、ひいては世界や地球環境に与える影響に思いを馳せること、つまり誰かの役に立つ仕事をしている自覚をもつことです。卒業後、進学する人も、すぐに就職する人も、いずれ社会の一員として働くことになります。誰かの役に立つことをして、お金まで稼げることは、とってもやりがいがある素敵なことです。

その他、アルバイトと正社員の違いについての詳しいお話がありました。また、高卒求人票と一般求人票の違いについての説明もありました。生徒は真剣な眼差しで聞いていました。

続けて、ビジネスマナーの基本についての講話です。

 服装・身だしなみ・接遇・面接試験の受け方について、入退室・礼法・想定される質問事項等についてのお話がありました。まずは、先生たちがお手本を見せます。その後、実際に生徒も練習します。手の置き方等に気を付けます。

次は、履歴書の書き方について、来春の卒業予定者と下級生等に分かれて、教わります。

 

基本事項(住所・学歴など)の書き方にや志望動機の書き方について、応募先を想定して書く練習をしました。「ここの欄は、どのように書くのですか?」といった質問も出る等、とても意欲的でした。

進路セミナーをとおして、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するため、将来を見据えた学習によく取り組めたと思います。夏休みに入ったばかりですが、暑い中、生徒はとてもよく頑張りました。今後の成長に期待したいところです。