学校生活
入学式・初顔合わせ会
4月8日(火)令和7年度の入学式及び初顔合わせ会が実施されました。
〇入学式
今年度の定時制の新入生は4名。緊張した面持ちで入場しましたが、校長先生からの入学許可・式辞に続き来賓祝辞も、とても良い姿勢で聞くことができました。
以下は校長式辞の要旨です。
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。大きな意欲をもって入学されたみなさんを、心から歓迎します。
また、熊本県議会議員・吉永和世様、水俣市長・髙岡利治様、PTA会長・学校運営協議会委員・田口潤一様、同窓会会長・澤村昭仁様をはじめ、多くの御来賓のみなさまのご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
水俣高校は、これまでに2度の転機がありました。最初の転機は、平成24年度に、旧水俣高校と水俣工業高校が再編統合され、新しい水俣高校が誕生した時でした。本年度は開校から14年目を迎え、「自律・敬愛・創造」を校訓に掲げた総合高校として、また、水俣市唯一の高校として、地域に支えられながら、生徒の願いを叶えるための教育活動を展開してきました。2度目の転機は、平成28年度から令和2年度までの間、文部科学省よりSGH(スーパーグローカルハイスクール)の指定を受けた時でした。国内外の企業や関係機関との連携・探究活動を通して、グローバルリーダーの育成に努め、教育活動のさらなる充実に取り組んできました。
そして、今回は3度目の転機を迎えました。今年度は、半導体情報科・建築科が新たに「科」として新設されました。「リニューアル水高」として探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するために、最先端の技術等、より「本物」を体験すべく、地域の企業の皆様にご協力ご支援をいただいていくなかで感謝の心を育みながら、3度目の転機という節目にあたる新入生に、3つの「続けてもらいたいこと」を伝えます。
(1)「夢を持ち続けること」です。大きな夢を抱いて、あきらめることのないよう、困難に立ち向かい、「夢」を心の支えにしてください。
(2)「努力し続けること」です。夢を願い続け、努力し続けることこそが夢への扉を開く鍵となります。努力でその時の自分の限界を超えることにより、新しい自分へと成長することができます。未来へ向けて、より努力していくことが大事です。
(3)「仲間とともに挑戦をし続けること」です。時には仲間とぶつかることもあるでしょう。思うような成果が出ないこともあるでしょう。「出来ない」ではなく「どうすれば出来るようになるのか」を、一緒に夢の実現を目指す仲間と考え、支えてくれる先生、応援してくれる地域の方の力を借りながら挑戦をし続けていくことが大事です。
これらのことが出来た人こそが、夢を叶えることができます。歴史をみると大きな夢を叶えた人たちは、それらのことが出来ていた人たちばかりです。トーマス・エジソンは、天才とは1%のひらめきと、99%の努力であると言い残しています。彼は何千回もの失敗を繰り返しましたが、努力を続け、あきらめませんでした。どんなに遠くても歩みを止めなければ、可能性は大きく広がります。
保護者のみなさまにおかれましても、お子さんの御入学、誠におめでとうございます。この高校生活の期間は、在り方生き方を探っていく大切な時期です。予測困難な時代ではありますが、教職員一同、全力で支援してまいります。時には厳しく、時には優しく指導してまいりますので、学校の方針をご理解いただき、家庭との連携を密にしながら生徒の育成にあたっていければと思います。
結びに、新入生のみなさんに、ある歌の一節を贈ります。
「願いよ叶えいつの日か そうなるように 生きてゆけ」
ともに頑張っていきましょう。
〇初顔合わせ会
式後は、定時制の多目的室に移動して、新入生・保護者・職員の初顔合わせ会が行われました。
教頭あいさつ、担任・副担任あいさつから職員紹介を経て各部連絡が行われました。
いろいろな面で、義務教育課程とは異なる高等学校の仕組みについてお話がありました。
いよいよ、翌日からは一人で登校することになります。これから始まる定時制での高校生活の、記念すべき初日が無事に終わりました。探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう、勉強に友だちづくりに、大いに励みましょう。