学校生活
【電気コース】半導体産業 産学ミートアップに参加しました
10月30日(水)に、「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱鹿児島TEC」で行われた、「半導体産業産学ミートアップ」に、電気コース3年生の5名が参加してきました。半導体関連企業、さらに大学生、高専生、高校生が参加し、ワークショップなどを通して交流を深めました。
「10年後のデジタル技術について想像する」というテーマでワークショップが行われ、企業の方、他校の生徒とチームを組み、意見を交わしました。最初は緊張の面持ちの5名でしたが、手を動かしてものを作ったりする中で、活発に意見交流ができるようになりました。『ブランド品の贋作を見破る眼鏡』や、『映像を視野に表示するARコンタクトレンズ』などユニークなアイデアが生まれていました。最後には、各チームの代表が、このワークショップを通じて想像した「10年後の世界・日本の姿」や、「10年後の自分の姿」について発表しました。
AIやARなどのデジタル技術が発展していく一方で、それを使いこなす私たちの倫理観や、変わりゆく社会への適応力などが求められることを実感しました。
半導体製造の現場見学もさせていただき、大変良い学びとなりました。貴重な時間をありがとうございました。
【弓道部】全国選抜大会(2年連続)出場決定 県選抜大会(全国選抜予選)結果報告
11月9日・10日(植木町弓道場)
女子団体:Aチーム(谷口・上田・渡辺・松本)Bチーム(宮下・堀井・福地・渕本)
男子団体:(中本・西本・濱崎・江口)個人(宮﨑)
女子団体:
1次予選
Aチーム5中→通過
Bチーム7中→通過
2次予選
Aチーム9中→合計14中により3位通過
Bチーム5中→合計12中により8位→予選落ち
女子決勝リーグ
1回戦:✕水俣A6−8文徳A〇
2回戦:〇水俣A8−5尚絅A✕
3回戦:〇水俣A9−5熊本商業A✕
4回戦:〇水俣A10−7学園大付属A✕
5回戦:〇水俣A8−6九州学院A✕
6回戦:〇水俣A8−5天草工業A✕
結果:5勝1敗…優勝(全国選抜出場決定)
個人準決勝:
上田:〇〇✕✕→4位5位決定戦へ
宮下:〇✕✕✕→準決勝敗退
4位5位決定戦:
上田:射詰め〇→遠近法により4位
男子団体:1次予選
4中→予選落ち
11月9・10日に植木弓道場で行われた県選抜予選に出場してきました。男女ともに例年にないハイレベルな争いでしたが、女子Aチームが決勝リーグを5勝1敗で優勝し、全国選抜大会の団体出場権を獲得しました。また、個人でも2年4組上田心優さんが4位入賞し、上田さんは2大会連続での個人入賞を果たすことができました。結果として、本校弓道部としては2年連続の全国選抜出場、初となる全国選抜大会団体での出場、1年10カ月ぶりの県大会団体優勝を達成することができました。全国選抜では最高の結果を出せるよう、大会まで最大限の努力を行って臨みたいと思います。応援ありがとうございました。
【半導体人材育成事業】アスカインデックス半導体研修(電気建築システム科2年6組)くまモンの取材もあった!
1010月31日(木)に、株式会社アスカインデックスで半導体研修を行いました。
電気建築システム科2年6組(22名)は、昨年アスカ社1回目の研修でクリーンルーム体験等を受けており、今回は2回目の研修でした。内容は、半導体製造装置の真空引きと、真空漏れ(リーク)のチェック、補修作業の体験です。
半導体製造装置は内部を真空にした状態で製品を製造しており、真空漏れ(リーク)は製品のばらつきや不良品につながるため、リークチェック、補修作業は重要なメンテナンスメニューとなっています。
研修では、コンプレッサーでチャンバー(製造装置)内の空気を抜き、真空状態にした後、装置の各バルブ付近からリークしていないかヘリウムガスを吹きかけ、チェッカーで確認する作業で、生徒たちは2~3人一組で行いました。
バルブを閉めているネジのゆるみ等でリークを起こすため、正確にリーク箇所を探すことと、発見した箇所のネジを規定トルクで均等に締め増しすることが重要ですが、このネジの締め増し作業が生徒達には難しく、締めてもリーク箇所を補修できない生徒がいました。工具の使い方やネジ締め方向、複数あるネジの均等な締め方など、シンプルな作業ですが奥が深く、生徒たちは良い経験になったと思います。
また、今回の研修と新学科「半導体情報科」について、テレビの取材を受けました。
半導体情報科では、アスカ社をはじめ県内の様々な企業の協力を得て、体験型学習をとおし、半導体関連産業で即戦力となる人材の育成を目指していきます。
【建築コース】【DXP】建設DX推進プロジェクトクロージングセッション
本日は、ジョウ所長にお越しいただき、建築コース3年生に3時間、出来形管理について、講義を行っていただきました。今回も分かりやすく、ICT機器など最先端技術を紹介していただきながら、就職や進学を控えた生徒たちに、技術者や社会人としての心構えを教えていただきました。熱のこもった授業に生徒たちは刺激を受け、熱心にメモを取っていました。また、芦北振興局土木部課長及び建設業協会芦北支部の方々も参加していただきました。
最後に、産学官が勢ぞろいして、ジョウ所長がMCとなり、クロージングセッション(意見交換会)を開催しました。生徒たちがDXや仕事についてなど、ジョウ所長や企業の方々に質問し、それに対して回答やアドバイスをたくさんしていただきました。時間が足りないほどセッションが盛り上がり、関係者の方々から生徒たちへ期待や激励の言葉を多くいただきました。
プロジェクトに関わっていただいている皆様、本当にありがとうございます。
【ジョウ所長の土木技術者サポートチャンネル】
https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7
【カヌー部】九州高等学校カヌー新人大会結果
10月25、26日に、大分県豊後高田市で九州高等学校カヌー新人大会が行われました。
結果は以下の通りです。
スプリント
男子シングル
大澤 優勝 鶴長 3位
男子ペア
大澤、鶴長組 優勝
女子ペア
谷川、西組 5位
今大会はカヌー部全員が出場権を獲得し、現時点での九州での実力を把握することができました。
今回の課題を来年の大会で活かせるように、チーム一丸となって冬の練習も頑張っていきます。
【生徒会】全日制文化祭
10月25日、26日に全日制文化祭が行われました!
1日目は委員会発表と音楽選択者による合唱、探究活動等の発表がありました!
2日目は午前中はステージで3年生の企画や有志によるダンスの発表がありました!
昼からは天気が心配されましたが、暑すぎるくらいの晴れとなり、バザー広場では生徒たちが作った
焼き鳥や揚げたこ焼き、キッチンカーが大人気でした!クラスの展示もユニークなものが多く、
生徒だけでなく生徒のご家族や地域の方々も楽しんでいただけたみたいでした!
最後は音楽部の素敵な歌声と吹奏楽部のポップな演奏で文化祭が終了となりました!
今年も多くの来場ありがとうございました!
【探究活動】高校生サミット 苗木の記念植樹
10/30(水)16:00より、先日開催された「『世界津波の日』2024高校生サミットin熊本」に参加した生徒9名で、本校正門前に記念植樹苗木の植え直しを行いました。
10/24(木)に熊本まちなか広場において行われた記念植樹の椿の木を、プランターに入れ、本校は2チーム参加したことから2本学校に持って帰りました。それを正門前の広場に植え直しを行いましたが、皆とても楽しそうに植樹していたのが印象的でした。
最後はみんなで記念撮影です。毎日登校するたび、この椿の苗木に目を配り、生長を見守ってください。生徒のみさんとともにこの苗木も大きく育ってほしいですね!
【工作部】ジャパンマイコンカーラリー2025熊本県大会
10月20日(日)に八代工業高校でジャパンマイコンカーラリー2025熊本県大会が行われ、水俣高校から、advenced classに4台、basic classに2台、camera classに1台の計7台(7名)が出場しました。
前日の試走会では、順調に周回を重ねるマイコンカーがある中、なかなかうまく動かないマイコンカーもあり、試走会終了後、学校へ帰り遅くまで残って調整する生徒達もおり、各自がぎりぎりまでマシン調整をして大会に臨みました。
熊本県大会は、新型コロナの流行で中止になっていた開会式が5年ぶりに行われ、本校の工作部部長で電気コース3年金澤学志君が選手宣誓を堂々と行い、競技がスタートしました。
大会は、予選1回目、2回目のタイムで順位が決まります。九州地区大会出場枠は、advenced class30台、basic class10台、camera class3台です。
水俣高校の結果は以下の通りです。
advenced class:9位 金澤学志(電気コース3年)(九州地区大会出場)
basic class:16位 本山心優(機械科2年)
camera class:優勝 金子拓矢(建築コース3年)(九州地区大会出場)
九州地区大会は、11月24日(日)に大分工業高校で行われます。出場する金澤君、金子君には、ぜひ上位入賞目指して頑張ってほしいです。また、結果が出なかった部員たちは次の大会に向けマイコンカーの改良、調整をスタートしていきます。
〇選手宣誓
〇センサー調整 〇車検
〇大会の様子1 〇大会の様子2
〇表彰(Camera Class優勝)
【探究活動】「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本に参加しました!
10/23(水)、24(木)に熊本城ホールで行われた「『世界津波の日』2024高校生サミットin熊本」に、本校より2年生9名が参加してきました。
津波の脅威と対策について理解と関心を深めることを目的に、2015年12月の国連総会において日本が提唱し全会一致で採択された11/5の「世界津波の日」をもとに、翌2016年から世界各国の高校生が津波の脅威と対策について学ぶ場として、「世界津波の日」高校生サミットが毎年開催されています。
本年は熊本において、地震や津波などの自然災害による被害を最小化し、国土強靱化を担う将来のリーダーの育成と世界各国の「きずな」を一層深めることを目的に、「『世界津波の日』2024高校生サミットin熊本」が開催され、国内313名の高校生と海外42カ国213名の高校生、総勢526名の高校生が熊本城ホールに集結しました。
1日目はA~Oに分かれて分科会が行われ、自己紹介から始まり、プレゼンテーションとディスカッションを繰り返しながらグループ全体での発表につなげました。
また、その後開会式が盛大に行われました。
2日目は、記念植樹と記念碑除幕式が爽やかな晴天の中、くまもと街なか広場にて行われました。本校からも武内さんが記念植樹に参加しました。その後、分科会報告と大会宣言発表が行われ、最後は県内の高校生の素晴らしいパフォーマンスの数々を見て感動しました!海外の高校生と積極的に英語で交流し、とても刺激を受けた2日間でした。英語での発表にも物怖じせず、生き生きと輝く水高生の姿はとても素晴らしかったです!地域のグローバルリーダーを目指す水高生は、これからも輝き続けます!!
【建築コース】【DXP】ドボ・シティカードゲームに挑戦!
10月23日(水)の建設DX推進プロジェクト授業の際、ジョウ所長よりドボ・シティを寄贈していただきました。早速、本日の専門教科の時間に3年生がやってみました。
ドボ・シティは、土木学会会長特別プロジェクト魅力ある土木の世界発信小委員会の監修、新庄砕石工業所が製作されたもので、ジョウ所長もそのプロジェクトに関わっておられます。
インフラを発展させると街が発展するという分かりやすいルールの中に、災害が発生すると街がダメージを受けるという現実、土木の力により、被害を軽減・復旧が可能であることを学ぶことができるカードゲームです。
生徒たちは、ルールを理解し、仲間と話し合い、災害に強く、発展する街づくりを目指して、楽しみながら様々なことを学ぶことができたようです。
ジョウ所長、ありがとうございます。
ドボ・シティの遊び方等の説明は下記URLをご参照ください。
https://committees.jsce.or.jp/2023_Presidential_Project01/node/26
【ジョウ所長動画】
水俣高校建設DX講演会前編 https://youtu.be/z79wZlklvSo?si=0loPjZw_m2L9PxW1
後編 https://youtu.be/1zIc4cmnswY?si=hgBejKEVdimwmAr0
はじめての現場所長 https://youtu.be/K8EV3ug4ueU?si=C2oV5eGoy97TnDr2
【建築コース】【WCP】~Wood connect project~ものづくりマイスター招聘授業
今日はWood connect project2024道の駅ミナマータ新水俣駅店の木製販売台製作実技指導の最終日でした。いよいよ組み立て段階になり、生徒たちは積極的かつ楽しみながら作業を行いました。今日で完成とはいきませんでしたが、多くのアドバイスやマイスターの動きから学び取り、自分のものにしていきました。
最後に、マイスター及びアカデミア所長からの講評及び激励の言葉をいただき、生徒たちも全員が一人ずつ、今回の活動で得たもの、気づき、そして感謝の言葉を述べました。完成に向けて、今後は生徒のみで製作を行なっていきますが、マイスターの教えを胸に、丁寧に仕上げていきます。
【建築コース】【DXP】2年生第2回建設DX推進プロジェクト授業
10月23日(水)の午前中、2回目の建設DX推進プロジェクト授業でした。今回は株式会社KAWATSUの3名の講師の方に加え、技術顧問の条谷様(ジョウ所長 6月の水俣高校講演会動画 https://youtu.be/z79wZlklvSo?si=0loPjZw_m2L9PxW1)、日立建機株式会社からも講師としてお越しいただきました。また、芦北振興局土木部、地元建設業協会からも参加していただき、多くの大人の方に見守られながら、意識高く授業を受けていました。
1限目はジョウ所長からICT施工概論について、2限目はグラウンドでICT機器を使用した丁張及び丁張レス施工、最後に3限目は日立建機のICT建機について学びました。先進的なICTによる省人化や生産性向上を実際に体験し、生徒たちは自分たちが今身に付けるべき知識や技術を理解したようでした。
ご支援いただいた多くの方々に感謝し、今後も立派な技術者を目指して頑張ります。
【建築コース】【WCP】~Wood connect project~ものづくりマイスター招聘授業
9月27日(金)から、Wood connect project2024道の駅ミナマータ新水俣駅店の木製販売台製作に製作がスタートし、10月11日、18日と順調に作業が進んでいます。組子の墨付け、加工、組立てを中心に行いました。複数の材料をまとめて加工することで精度を高めることや、刃物や機械の正しい使い方を学ぶことができました。プロの手際のよさと、木材加工理論に驚きながらも、今までの経験や知識をフル活用して、わからないことを積極的に質問するなど、使ってもらう人のことを考えながら、丁寧に作業を進めることができています。
まさに「ものづくりは人づくり」生徒たちは、専門力に加え、人間力を向上させています。
【半導体人材育成事業】アスカインデックス半導体研修(商業科1年4組)
10月11日(金)に商業科1年4組(14名)が、株式会社アスカインデックスで半導体研修を行いました。1年生は初めての研修で、半導体に関する基礎知識やクリーンルーム体験をしました。
講義では、「半導体とは何か」「どんな素材か」「身の回りのどこに使われているか」など、半導体を身近に感じられる内容でした。生徒たちは、ほとんどの電化製品や自動車、電車などに半導体が使われていることを知ると、驚いていました。
体験実習では、クリーンスーツに着替え、エアシャワーを浴びて、クリーンルームに入りました。商業科1年の生徒たちは、ちょっとしたアトラクション感覚でとても喜んでいました。クリーンルーム内では、半導体製造工程や装置の見学をしたり、ウェハの取り扱い方を体験したり、すべてが初めての経験で楽しみながらも真剣に取り組んでくれました。
研修後の生徒感想の中には、半導体が身近に感じられ、将来の進路として半導体関連の企業も考えたいなどの意見がありました。
〇講義の様子
〇半導体はどこに使われているか 〇電子の動きを体験
〇クリーンスーツに変身 〇いざ、クリーンルーム内へ 〇エアーでほこりを除去
〇装置の説明 〇ウェハーの取扱体験
【探究活動】メタルバイオサイエンス研究会2024 ポスター発表
10/17(木)、18(金)の2日間、水俣市総合もやい直しセンター「もやい館」にて「メタルバイオサイエンス研究会2024」が行われ、本校から2年生2名、3年生3名の計5名がポスター発表に参加しました。
この5名は、2年生の「総合的な探究の時間」で「水銀」に関するテーマを扱っており、今回のポスター発表につなげました。2年生の2名は初めてのポスター発表で最初は緊張した様子でしたが、ポスター発表の中で観覧者と質疑応答を繰り返すうちみるみる自信を付け、最後は堂々とした発表をしていました。観覧した方々からも、水俣高校生5名の生き生きとした発表と堂々とした姿勢に賛辞のお言葉をいただきました。5名の皆さんの「探究する力」が具現化された素晴らしい発表でした!また、2名は「高校生ポスター賞」を受賞することもできました。おめでとうございました!
今回の発表にあたり、ご尽力いただいた国水研の丸本先生にお礼申し上げます。
【カヌー部】国民スポーツ大会 カヌー競技入賞!
令和6年10月11日~14日に、国民スポーツ大会 カヌースプリント競技が佐賀市富士しゃくなげ湖水上競技場で開催され、本校男子がカヤックフォア(島津・大澤・鶴長・柳野)、女子がカヤックペア(新井・山口)に出場しました。
500mと200mの競技で、男女とも決勝に出場し入賞を果たしました。
会場
佐賀市富士しゃくなげ湖水上競技場
決勝の結果は、
男子カヤックフォア(500m) 3位
女子カヤックペア (500m) 7位
男子カヤックフォア(200m) 4位
女子カヤックペア (200m) 5位
【500m決勝】
女子カヤックペア決勝(500m)6レーン7位入賞 男子カヤックフォア決勝(500m)5レーン3位入賞
男子500mは、0.202秒差で3位に入賞しメダルを獲得しましたが、200mでは3位と0.018秒差で残念ながら4位となりました。女子は、200mでは順位を上げました。最後まで力を尽くしました。
今回の大会で、3年生男女4人は高校生最後の出場となりました。
【500m表彰式】
女子カヤックペア(500m) 男子カヤックフォア(500m)
【機械科】半導体人材育成事業 機械科3年半導体研修
令和6年10月10日(木)に、水俣市の株式会社アスカインデックスにおいて、本校機械科3年生向けの半導体研修が行われました。
昨年度に続き今回で2回目の研修内容は、半導体製造装置に重要な真空装置のメンテナンスについてでした。半導体装置には、露光やエッチングなどで多くの真空装置が用いられます。講義では半導体装置の真空漏れのことを「リーク」ということや、真空装置点検で必要な重要ポイントについて学びました。
講義後は研修用真空装置で、付属の真空ポンプの真空度別の種類や働き、ボルトの締め方を学び、実際にヘリウムガスを用いたメンテナンスを行いました。半導体装置は機械要素が多く、部品の材質や点検の方法だけでなく、検査のノウハウや点検ミスによる装置や製造ラインへの影響などを学びました。また、半導体業界の厳しさについても作業の中でお話をいただき、生徒は興味深く取り組み、装置について質問を行いました。
【生徒感想】
● 半導体製造で使われる機械を細かく説明していただき、理解することができました。真空リークチェックを見せてもらい、地味な作業だと思いましたが、説明を聞いて製品の質に関わる大切な作業であると分かり、良い体験をすることができました。
● リークの影響がいかに半導体を製造するうえで大きいかがよく分かりました。2時間から3日間かかるメンテナンスで、リークが見つかると、重大な損失が出ることで、日頃の締結などの基本的な作業を確実に行うことが大切だと思いました。これから社会人として働くうえで、基礎事項を大切にし、事故や故障をなくしたいと思います。
機械科3年生は多くの生徒の進路が決定し、就職内定者数名が半導体業界に就職します。これまでの機械科の学びを深め、製造装置製造や関連産業などについて知識を得ました。今後は就職後に半導体産業に関わる可能性があると多くの生徒が感じ、意欲的で有意義な研修になりました。
【進路指導部】2学年特進クラスアカデミックインターンシップ(校外研修編)
特進クラスで今年度行った「学び」と「仕事」をつなぐアカデミックインターンシップでは、午前中は出張講義で各コースならではの「学び」を行い、午後は午前中の学びをもとに「仕事」の現場での研修を行いました。
半導体コースは、地元のアスカインデックス様の半導体実技総合大学校での研修を行いました。クリーンルームにも入らせていただき、午前中の講義で学んだことを現場で実際目にし、学びの大切さを実感しました。今回の研修で半導体のイメージがより身近なものになったという生徒もいました。
医療コースは、水俣市立総合医療センターに伺いました。チーム医療もさまざま分野で行われていることや医療センターでの課題を知ることができました。また、医療センター内のさまざまな仕事の現場を見せていただき、お話を聞くことができました。自分たちが医療従事者として将来働いている姿をイメージした生徒も多かったようです。
文系の地域課題コースは、水俣市役所の会議室で、「こうありたい将来のあなたと水俣市を描こうワークショップ」を行いました。私たちが暮らす水俣市について、「こうありたい」をスタートにして「妨げているものは?」「実現するために必要なことは?」という視点で考えました。熊本学園大学の溝上先生や中央コンサルタンツの皆様、UTモビリティサービスの皆様、水俣市役所の皆様のご支援をいただきながら、高校生の立場から考えを深めました。
翌日は、グループでこのアカデミックインターンシップを振り返り、学び得たことや考えたことをお互いに発表しました。
【進路指導部】2学年特進クラスアカデミックインターンシップ(出張講義編)
2学年ではインターンシップを実施していますが、特進クラスでは今年度は「学び」と「仕事」をつなぐアカデミックインターンシップとして3コースに分けて実施しました。
理系(半導体)コースでは、熊本県立技術短期大学校半導体学科の藤本先生のから、半導体についてご講義いただきました。半導体について、とてもわかりやすく説明していただきました。また、半導体についての学問は、今の学び(特に数学や物理や化学)が土台となっていることを改めて感じました。
医療コースでは、水俣市に本店を置くAMI株式会社の高木様から先進医療機器「超聴診器」と今後の医療における展望についての講義がありました。グループワークで地域医療の課題解決にテクノロジーがどのように関わっていくのか、考えを深化させることができました。
文系(地域課題)コースでは、熊本学園大学経済学部の溝上先生とUTモビリティーサービスの江島様、中央コンサルタンツの岩男様からの講義で、溝上先生から町が抱える公共交通の課題と公共政策、江島様から水俣Maasの取り組み、岩男様からは水俣の市民アンケート結果について講義がありました。午後からは午前中の講義をもとにワークショップを行いました。
午前中の講義の内容との関連を考えながら、午後は、各コースとも校外で活動を行いました。
《アカデミックインターンシップ 校外研修編に続く》
【建築コース】【DXP】2年生建設DX推進プロジェクト授業
10月7日(月)の午前中、建設DX推進プロジェクトの2年生への1回目の授業でした。株式会社KAWATSUより2名の講師の方にお越しいただき、CAD室で「三次元設計データ作成」について授業していただきました。三次元設計データの利用に関する具体例や活用におけるメリット、注意点などを学ぶことができました。その後は、三次元ソフトの操作練習を行い、講師の方より座標測定の演習を行いながら操作しました。
生徒たちは、JWCADの操作ができることもあり、戸惑いなく操作できていました。また図面を読む力も活用し、演習に対しても対応できていました。そして何より講師の方の分かりやすい資料や説明のおかげで理解を深めることができました。次回は、グラウンドでICT機器を用いての測量実習です。講師の皆様、ありがとうございました。