芦高ブログ
ドローン講習会がありました(農業科1年)
今日は農業科1年生の午後の授業はドローン基礎講習会が行われました。講師は、いつもお世話になっている高峰農園の高峰さんです。高峰さんは、農業にとどまらず、今回のようなドローン講習の講師や映像撮影等、様々なことに取り組んでおられます。以前このブログでも紹介した高峰苺花さんのお父様でもあります。
ドローンについての基本的な情報や法令、職業としてドローンをどのように活用しているか、ドローン操縦体験が、本日の講習の内容です。
農薬散布等の作業に使われる機体は結構大きいですね。でも見た感じよりもずっと軽く感じます。
まずは体育館内でドローンを飛ばしてみます。普段見ることのない景色をモニター越しですが見ることができ、生徒も「おぉー!」と歓声を上げてました。グラウンドから体育館を映した映像は割と大きめのドローンでした。4K撮影ができるもののようで、とてもきれいな映像でした。
小さめのドローンを実際に操縦してみます。コントローラーで、右と左で使い分けて操作するというのと空間に浮いているドローンを操縦するという難しさがあるようですね。
操縦したドローンには、GPSやセンサーが装備されておらず、期待の安定が難しいようですが、練習を繰り返していくうちに安定して機体が飛ぶようになってきたところでレースもしてみました。
最後は、家にドローンを3台持っているという告くんが、少し大きめのセンサーやカメラを搭載してあるドローンを飛ばしてみます。着陸は機体を直視せず、モニターのみを使って行いました。操縦技術もあったと思いますが、指定された位置に安定した着地ができました。
これでドローンに少なからず興味を持った人はいるはずです。ドローンの活用場面は、防災や土木・建築、農林業のみならず、防犯、物流と広がっていくと思います。「お出かけ知事室」では、企業誘致等を要望する声も上がりましたが、知事は地元にある産業を大切にしていくことが重要とも話されていました。今の芦北で重要なことは何なのかということも考えさせられる2日間を送りました。(K)
お出かけ知事室~ともに未来を語る会~ in 芦北町
昨日の10月24日(木)にあしきた青少年の家で「お出かけ知事室~ともに未来を語る会~」と題して県内17市町村に木村知事が訪れ、県民の意見や提案等を直接聞き、県の政策につなげるという広聴会が行われました。
今回は、12人の発表者がそれぞれの思いを語り、知事が回答していくという形でした。小学5年生から70代まで幅広い世代からの思いを聴くことができました。小学生から芦北町を盛り上げるためにどうしたらいいかといった質問もあり、会場内に驚きの声が…。その他にも芦北町で地元の特産品を使ったクラフトビールを製造している人やUターンしてきた人、コミュニティースクールに携わる人など様々な視点からの思いが語られていました。知事は、その思いに丁寧に一つひとつ答えられ、会場も終始和やかな雰囲気で会が進んでいきました。
そんな中というか、トップバッターに福祉科2年の川添くんが発表しました。このブログにも記事が上がっていますが、福祉科2年生が、現在、バリアフリーについて学んでいます。車いすや高齢者疑似装具を付けて芦北町を回った経験をもとに、障がい者体験ができる施設をお願いしたいといった内容でした。
知事からは、熊本市内にそれに近い施設はあるものの十分とは言えず、そういった施設で研修できるような施策を考えていきたい。とくに芦北高校は農業科や林業科もあり、農福連携で高齢者対策や学科横断的な取り組みなども考えていけるのではないかという提案もいただきました。
最後に記念撮影もしていただけました。月曜にも県立高校あり方検討会の意見交換会がありましたが、総じて芦北町を盛り上げたい、芦北高校を応援していきたいといった声が多く聞かれました。本校としても地域に根差し、何ができるかということを考え、取り組んでいくことができたらと思います。(K)
介護福祉士国家試験合格に向けて(福祉科3年)
1月26日(日)に介護福祉士国家試験が実施されます。
現在、3年福祉科の生徒は 合格に向けて、徐々にエンジンをかけ始めています。
自分の就職・進学試験を終えた生徒から自主的に放課後、学習をしています。
頑張れ!3W
高校サッカー選手権大会熊本県大会(サッカー部)
10月5日(土)から高校サッカー選手権大会熊本県大会が始まりました。
本校は八代農業高校との合同チームで参戦しました
3年生にとって高校サッカー最後の大会は1回戦敗退となりましたが、選手は楽しみながらプレーしていました。
今後はフットサル大会や新人戦に向けて、トレーニングに励んでいきたいと思います。
日頃からたくさんの応援ありがとうございます
マネージャーからお守りとエネルギー補給のお菓子をもらい喜ぶ選手
試合前にエンジンを組み、気合を入れる選手
バリアフリー調査(福祉科2年)
福祉科2年の授業では、現在、バリアフリーについて学んでいます。
今回は「誰もが住みやすい芦北町」と題して、グループ毎に車いすや高齢者疑似装具を付けて芦北町を回りました。
場所は佐敷駅、スカイドーム、コミュニティセンター、図書館、道の駅でこぽん、専妙寺、スーパーひらき、佐敷川緑地公園です。
もしかしたら、その様子を道中やお店等で見かけられた方もいらっしゃるかもしれませんね
あちこちで調査をしましたが、普段何気なく利用している場所も、車いすだと通りにくかったり、届かなかったりと不便を感じる箇所もあったようです。
小さなお子様と遊びに来られていた方は「子育てしやすい街だと嬉しいですね。来やすい、利用しやすい遊び場があると、安心できる」とのことでした。
地域の方々にもインタビューをしました。「買い物しやすいように、店員さんやお客さんに声をかけてもらえると助かる」とのことでした。「普段、生活しながら少し周りを見て、困っている人がいれば勇気をもって声掛けができるあたたかい心を持ち合わせたいな」と生徒が一言。私はハッと!生徒から学ばされました。
帰り道、車いすを自操しながら学校に戻っていると、道路工事をしている方々が、歩道上の落ち葉などをサッと箒で掃き、道を空けてくださりました。生徒が「この気遣い、嬉しいね」と話しながら、笑顔で帰る様子が印象的でした。
ー「住みやすい街づくり」ー
環境がよくなることもそうですが、人と人、心と心のつながりこそが住みやすさ・生活しやすさになる一番大事なことなのかもしれませんね
次の日、「1日車いす体験」と題して、学校内を車いすで生活しました。
机と机の間の狭さ、段差、高さ、いろんなバリアを感じながら1日過ごしました。
そんな中、福祉科の生徒がトイレに行くとき、段差を乗り越えられずにいると、別の学科の生徒が車いすを押してくれたようです。クラスも部活も違うこの生徒は、きっと車いす操作なんて専門的に学んだ経験もあまりないのに、何のためらいもなくパッと手を貸す姿。見ていてほっこりしました。
私たち福祉科の授業では、介護者(支援者)として車いす操作や介助方法について学んでいます。
しかし、意外に当事者目線で体験する機会は少なかったなと改めて感じました。
高齢者、障がい者、子育て中の親、小学生から大人まで、いろんな人のことを考えるきっかけになりました。
芦北町役場の方にもご協力いただきながら、これからも学びを深めていきたいと思います。