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カテゴリ:農業科

鉛筆 バレンタイン いつ来ても良し この技術

 本日の農業科2年生の「食品製造」は、待ちに待った「ガトーショコラ」の製造実習。

 実は今回のメニュー、先生方が年間の指導計画や生徒たちの技術習得状況、焼き菓子やケーキといった洋菓子の体系的な学びのバランスを綿密に計算した上で、生徒たちにいくつかの候補を提示し、みんなで話し合って決定したもの。

 

【手慣れた手つきと、プロの問いかけ】

 トントン、サッサッ。

 材料を正確に計量し、全卵を卵黄と卵白にサッと分ける手つきは、これまで実習を重ねてきた2年生にとってもうお手の物。

 板チョコも細かく刻んで丁寧に湯煎で溶かし、薄力粉やココアパウダーをダマにならないようきれいにふるいにかけて準備を進めます。

 シャカシャカ、とろ〜り。

 生地を合わせていく工程では、甘いカカオの香りが漂う中で、先生からの鋭くも温かい問いかけやアドバイスが飛び交います。

 

・「砂糖を入れるタイミング」(一気に加えず分けることで、キメ細かく安定した泡に!)

・「作るものによる混ぜ方の違い」(さっくり切るように混ぜるのか、滑らかにつなぐのか)

・「メレンゲを少し入れる意味」(生地の比重を近づけ、全体の泡を潰さずに均一に混ぜ合わせるため!)


 ただレシピ通りに手を動かすのではなく、「なぜそうするのか?」という化学的な理由と意味を一つひとつ理解しながら、最後は型へと丁寧に流し込んでいきます。

 

【理論が形になる、至福の焼き上がり】

 じっくり、ふっくら。

 オーブンに入れて待つこと約40分。

 扉を開けると、芳醇なショコラの香りが実習室いっぱいに広がる立派なスイーツが焼き上がりました。

 

 カットした断面を覗いてみると、中まで密度の詰まった、しっとりとなめらかな仕上がりに。

 「なるほど、だからあの工程が必要だったんだ」

 先生方の言葉の意味が、目の前の美しい断面と質感で証明された瞬間でした。

 

【体系的な学びを重ねて未来へ】

 生徒たちの「作ってみたい!」という主体性を大切にしながら、その裏側に確かな技術理論と体系的な学びを組み込む「食品製造」の実習。

 一つひとつの工程に込められた「意味」を納得しながら形にした今日の体験は、これからさらに高度な加工技術に挑んでいく2年生にとって、大きな自信と確かな基礎となったはずです。

 自分たちの手で理論通りに焼き上げた、自信作のガトーショコラ。

 確かな手つきと理論を身につけた2年生たち——これでいつ2月の「バレンタイン」がやって来ても、準備は万全です!

 今日は持ち帰って、ご家庭で甘く誇らしい時間を過ごしてください。