学校生活ブログ

【3学年】防災学習②『政治・経済』(避難所へGo・災害食作り)

3年生の「政治・経済」の授業では、10月から1月にかけて「実践型防災学習」に取り組んでいます。

学習成果発表第2弾となる今回は、家庭科の中野先生、図書館の田中先生のご協力の下で進めてきた防災学習の後半部分を紹介します。

第1弾で、天草市が作成しているハザードマップを使って学習を進めてきましたが、今回は天草市が指定している「避難所」へ実際に足を運び、気づいたことを書き留めてきました。また、停電や断水になっても、食事を確保する力をつけることを目的に「災害食」を作りました。

 

●避難所へGo(亀場町コミュニティーセンター)

車いすでも使いやすいように、スロープが作られ、トイレも設置されていました。

 

●避難所へGo(本渡南公園)

車いすでも使いやすい、広めのトイレが設置されていますが、坂道があったり、階段でしか行けない箇所もあったりと、使いづらさを感じる人もいるかもしれません。

 

●災害食をつくろう(ポリ袋調理)

ポリ袋に入れるだけで簡単に調理できる食事をつくりました。

・ポリ袋で炊く、白米(無洗米)

・親子煮(焼き鳥缶と卵)

・いかとひじきの和え物(いか缶とひじきのドライパック)

・さんまとキャベツの煮物(さんま缶とキャベツ)

無洗米を初めて知った生徒もいました。災害の時は、飲料水の確保が難しいこともあります。

少ない水で調理できる方法を知っておくとよいでしょう。

 

●災害食をつくろう(鍋でお米を炊いてみよう)

某有名レシピサイトによると、熊本地震の際、熊本からアクセスが多かったレシピが「鍋でお米を炊く」だったそうです。

停電で炊飯器が使えなくても、カセットコンロがあれば、鍋でお米を炊くことが出来ますので、作り方を知っておくと安心です。

 

実際に足を運んでみる、実際に調理してみる。

体験してみて初めて気づくことがあります。いつ、どこで自然災害に遭遇するか分からないからこそ、平時のうちに防災学習を通じて、災害に備える力を身につけることが必要です。

 

政治・経済での学習内容を、図書館廊下にポスターとして掲示しています。

防災に関しての書籍も多数備えてあります。ぜひ足を運んでみて下さい。

 

参考文献

『かんたん、時短「即食レシピ」もしもごはん』2016年 今泉マユコ著 清流出版