水高diary

学校生活

【建築科】【DXP】九州初!建設用3Dプリンター見学会〜教室を飛び出し、建設DXの最前線へ

 12月5日(金)、本校建築3年生が、(株)KAWATSU様、条谷様(ジョウ所長https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7)のご紹介により、これからの建設業界を劇的に変える「建設用3Dプリンター」の見学会に参加しました。この見学会は、松本建設(株)様が、九州地方整備局で「初」となる記念すべきイベントです。 教科書の中だけの話ではない、まさに建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の最前線を、水俣高校の生徒たちは肌で感じてきました。

まるでミルフィーユ!目の前で進む「未来の施工」

 会場は、水俣市袋地先の南九州西回り自動車道(水俣IC〜出水IC)の工事現場。 そこに現れたのは、巨大なアームを持つ3Dプリンターです。ノズルからモルタル材料が押し出され、まるでミルフィーユのように一層ずつ積み重ねられていきます。人の手では難しい複雑な形状の「集水桝(しゅうすいます)」が、自動制御で驚くべきスピードで造形されていく様子に、生徒たちは釘付けになりました。

「実物」で比較するからこそ分かる、技術の革新性

会場には、新旧の技術を比較できるように3種類の桝(ます)が展示されました。

・3Dプリンターで製作した桝(最新技術)

・従来の型枠を組んで作った桝

・二次製品(工場で作られた既製品)の桝

 これらを横並びで見比べることで、「3Dプリンター技術がいかに画期的か」を実物を通して実感。 「工期の短縮」「安全性」「デザインの自由度」そして「環境への配慮(SDGs)」。 これからの建設技術者に求められる視点を、生徒たちは現場で学び取りました。

「技術」だけでなく「生き方」を学ぶ

 今回の見学会のハイライトは、最先端技術を見るだけではありませんでした。 実際に3Dプリンターを手掛けるスタートアップ企業、(株)Polyuse様との対話の時間です。生徒たちからは、質問が次々と飛び出しました。「強度は十分にあるか?」「地震に対する耐震性はどうか?」「積層する際のジョイント部分(継ぎ目)の仕組みは?」さらに、質問は技術面だけにとどまりません。 「起業家として、失敗をどう乗り越えてきたか。」 こうしたキャリアや人生観に迫る質問に対しても、担当者様から熱意ある回答をいただきました。その言葉は、これから社会に出る生徒たちの心に深く響く「人生のヒント」となりました。

 今回の見学会は、企業や官公庁、大学教授、さらに新聞やテレビなどのメディア取材も多く入る注目度の高いものでした。 このような貴重な「九州初」の学びの場を企画・提供してくださった松本建設(株)様をはじめ、(株)KAWATSU様、(株)Polyuse様、(株)兵庫土木サポート条谷様、そして国土交通省および関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

中学生の皆さんへ

 水俣高校建築科では、このように「社会の最先端」とつながる学びを大切にしています。 教室で基礎を学び、現場で未来を見る。新しい技術に興味がある人、モノづくりで社会を変えたい人。 私たちと一緒に、建築の未来を創りませんか?

 

 


 

【1学年】【部活動】世界とつながる水俣高校!台湾・嘉義高級中学との交流会レポート3

【体験授業】:剣道・弓道・茶華道・書道…一緒に楽しめば、もう友達!

 日本の文化を体験してもらう部活動交流の時間です。 剣道、茶道・華道、弓道、書道の4つのグループに分かれ、水俣高校生が先生役となってレクチャーしました。

剣道・弓道:初めて持つ竹刀や弓に、台湾の生徒たちは興味津々。剣道では、水俣高校生が手取り足取り教え、「メーン!」と声を合わせて打ち込むと、そこには国境を越えた一体感が。

茶道・華道・書道:日本の「静」の心に触れる時間。お茶を点てたり、漢字を書いたり。完成した時の笑顔は万国共通です。

 「最初は緊張したけど、一緒に体を動かしたり作品を作ったりしているうちに、自然と仲良くなれました」 体験が終

わる頃には、写真を撮り合ったりする姿が見られました。好きなことを通じてつながれるのも、部活動が盛んな水俣高校ならではの魅力です。

 

【建築科】【DXP】産学官連携「建設DX推進プロジェクト」表彰式・感謝状授与式

 12月4日(木)、本校にて産学官連携による「建設DX推進プロジェクト」の表彰式および感謝状授与式が執り行われました。

 この度、株式会社KAWATSU様と熊本県建設業協会芦北支部様の多大なるご功績に対し、熊本県芦北地域振興局より「優良工事等表彰 特別表彰」が授与されました。本表彰制度において、「人材育成」への尽力が表彰対象となるのは今回が初めての快挙となります。また、本校校長より感謝状を贈呈いたしました。

 式典では、芦北地域振興局土木部長より、「建設DXを軸とした授業は、技術だけでなく地域における建設業の重要性を示し、生徒が将来を考える大変意義深いきっかけとなった」とのご挨拶をいただきました。続いて、受賞された皆様からご挨拶を頂き、それぞれ生徒たちへ期待の言葉を述べられました。さらに、建築3年の生徒代表が、「建設業がスマートで未来を創る仕事へと進化していることを肌で感じた」と、学びと深い感謝の言葉を述べました。

 最先端技術に触れ、地域インフラを支える誇りを学ぶ貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。受賞された皆様、誠におめでとうございます。

過去の建築科の記事はこちら


 

【1学年】世界とつながる水俣高校!台湾・嘉義高級中学との交流会レポート2

【教室交流】:英語が飛び交う!「伝えたい」気持ちが世界を広げる

 歓迎会のあとは、教室に分かれての授業交流です。 特進コースや半導体情報科のクラスに嘉義高校の生徒さんを招き、一緒に机を並べました。

 普通科特進コース1・2年では、英語のことわざを使った「かるた遊び」や、英語でのディスカッションに挑戦。「英語が飛び交う」教室の中で、生徒たちはジェスチャーも交えながら必死にコミュニケーションをとっていました。 「もっと英語を勉強して、自分の言葉で想いを伝えられるようになりたい!」 参加した生徒からは、そんな熱い感想が聞かれました。

 半導体情報科では、電子回路製作の授業で「LEDランタン」を一緒に製作。 言葉がわからなくても、技術は世界共通です。回路がつながり、LEDの光が灯ったときには、お互いにハイタッチをして喜び合う姿も。「専門技術を磨くことが、国際交流にもつながるんだ」と実感できる貴重な時間となりました。

 水俣高校の授業は、ただ机に向かうだけじゃありません。世界とつながるトビラが、教室の中にあります。

 

【1学年】世界とつながる水俣高校!台湾・嘉義高級中学との交流会レポート1

 12月2日、水俣高校に台湾から國立嘉義高級中学(嘉義高校)の生徒30名の皆さんがやってきました! たった1日の交流でしたが、言葉の壁を越えて笑顔があふれ、私たち水俣高校生にとっても忘れられない一日となりました。その様子を4回に分けてレポートします。

【歓迎会】:響き合う才能!書道×吹奏楽の「化学反応」で幕開け

 記念すべき交流のスタートは、体育館での盛大な歓迎会から始まりました。 台湾の生徒たちがアリーナに入場すると、水俣高校1年生全員が拍手でお出迎え。会場は一気に熱気に包まれました。そして、この日のハイライトは、以前ホームページでも少しだけ紹介していた「吹奏楽部」と「書道部」による合同パフォーマンスです。

 吹奏楽部が奏でる迫力ある音楽に乗せて、書道部が巨大な紙に筆を走らせる――。 リハーサルを重ねて練り上げられたそのパフォーマンスは、まさに「化学反応」。音楽と書が一体となり、歓迎の想いを力強く表現しました。完成し

た作品が掲げられた瞬間、会場からはこの日一番の歓声と拍手が沸き起こりました。また、記念品交換では、本校建築科が制作した「レーザー彫刻入り鉛筆」などを贈呈。それぞれの強みを生かした「チーム水俣」でのおもてなしです。

 「言葉は通じるかな?」そんな不安を吹き飛ばす、最高のスタートが切れました。

 

【建築科】【DXP】「つくる」は現場だけじゃない。建設DXを担う未来のプロフェッショナルへ

~1年生・パソコン利用技術検定対策~

 建築科と聞くと、木材を加工したり図面を描いたりする姿を想像する人が多いかもしれません。もちろんそれらも大切な技術ですが、今の建築業界で求められているスキルのひとつ、それが「ICT活用能力」です。現在、建築科1年生は「パソコン利用技術検定」の合格に向けて、熱心に取り組んでいます。

建築×デジタルの基礎固め

 この検定は、単にパソコンの知識を問う筆記試験だけでなく、実際に活用できるかを問う「実技試験」の両方が課されます。昨日の授業では、マイクロソフトWordを使用した文書作成の実技対策を行いました。当初は操作に戸惑うこともあった生徒たちですが、今ではソフトの使い方を完全に理解し、制限時間内に課題を完成させられるまでに成長しています。教室にはキーボードを叩く音だけが響き、全員が黙々と、そして真剣に画面に向き合っています。その集中 

力は、まさに職人の卵です。

「建設DX」を推進する人材になるために

 水俣高校建築科では、建設業界のデジタル・トランスフォーメーション(建設DX)を見据えた教育に力を入れています。これからの建築現場では、ドローンや3Dデータ、そして高度な情報処理能力が当たり前に使われる時代になります。今のうちからパソコン操作のスキルを磨くことは、単なる資格取得にとどまらず、「将来、現場でリーダーシップを発揮するための武器」を手に入れることと同義です。

中学生の皆さんへ

 「建築も好きだけど、デジタルにも強い。」 そんな最強のエンジニアを目指しませんか。水俣高校建築科では、伝統的な技術はもちろん、これからの時代に不可欠なデジタルスキルもしっかりと学ぶことができます。「モノづくり」と「最新技術」の両方に興味があるあなたを建築科は待っています。

過去の建築科の記事はこちら

【カヌー部】テレビ番組「ミラモンGOLD」で生徒が紹介されます

 本校カヌー部2年、大澤 風季君の活動が「ミラモンGOLD」という番組で全国放送されます。
   日時 :11月30日(日)11:15~11:45
   放送局:フジテレビ
 密着取材され、学校生活、自宅、部活動練習、国民スポーツ大会本番の様子などが放送されると思われます。
ぜひご覧ください!
   番組HP
    https://www.fujitv.co.jp/miraimonster/

【取材の様子】

 水俣の艇庫にて(9月)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 国民スポーツ大会(滋賀県)の会場にて(10月)

 

 



【建築科】【WCP】ついに完結!地域と心を繋ぐ「塩釜神社建具贈呈式」

 令和7年1月27日の伐採実習から始まった、建築科3年生の長きにわたる挑戦。「Wood Connect Project 2025 〜塩釜神社復興プロジェクト〜」が、本日ついに完結の時を迎えました。11月21日(金)、19区寄ろ会の皆様、そして本プロジェクトを支え続けてくださった連携企業、水俣環境アカデミアの皆様をお招きし、「塩釜神社建具贈呈式」を執り行いました。

想いを込めたバトンの受け渡し

 式典では、水俣環境アカデミアの渕上様による事業経過報告の後、生徒代表二人が挨拶を行いました。二人は、デザイン考案者としての苦労や、マイスターからの指導で得た技術への自信、そして何より「使う人のことを考える」とい うものづくりの真髄を学んだことへの感謝を力強く語りました。「自分たちが扱う木材が『命』であることを実感した」「地域の方々の想いを知り、身が引き締まる思いだった」という生徒の言葉からは、単なる「モノづくり」を超えた、深い精神的成長が感じられました。

永遠に刻まれる「証(あかし)」

 贈呈式のクライマックスでは、完成した建具に記念プレートを取り付けるセレモニーが行われました。生徒代表、19区寄ろ会様、建具組合ものづくりマイスター様、そしてWood one様、それぞれの想いを込め、交代で釘を打ち込みました。 「コンコン」という澄んだ音が会場に響くたび、このプロジェクトに関わった全ての人の心が一つになる瞬間でした。このプレートは、生徒たちの技術と地域の絆の証として、永く後世に残ることになります。

産学官民が織りなすストーリー

今年度のWCPを振り返ると、多くのドラマがありました。

1月:寒さ厳しい中山での伐採実習(山の実際を学び)

3月:塩釜神社での現地調査(歴史と地域愛の発見)

4月:木育ワークショップ(山林の役割や手入れ、伐採と植林の大切さ)

6月:建築士へのプレゼンテーションや文化財講話(プロの視点の獲得)

9月〜11月:ものづくりマイスターによる実技指導(本物の技術の継承)

これら全てのプロセスを経て、生徒たちは「木材」を「世界に一つだけの建具」へと昇華させました。ご協力いただいた合同会社Wood one様、水俣地区建具組合様、(株)KAYアーキテクツ様、水俣市教育委員会様、そして水俣環境アカデミア様に、改めて心より感謝申し上げます。

未来へ続く水俣高校建築科の伝統

 今回贈呈した観音開きの建具は、今後改修される塩釜神社の御本尊を祀る大切な場所に設置される予定です。水俣高校建築科では、このように地域社会と深く関わりながら、教室の中だけでは決して味わえない「本物の経験」を提供しています。生徒たちはこの経験を糧に、自信を持って次のステージへと羽ばたいていきます。

 中学生の皆さん、あなたの作ったものが地域の歴史の一部になる。そんな感動的な体験を、水俣高校建築科で一緒にしてみませんか?

令和7年度(第58回)水俣市読書感想文/標語コンクール表彰式

 11月20日(木)、16:30より水俣市公民館2階ホールにて「令和7年度(第58回)水俣市読書感想文/標語コンクール表彰式」が行われました。

 「高校生の部」の優秀賞は、生田陽輝さんの『駅伝ランナー』、入選は西輝真さんの『君たちはどう生きるか』を読んでの読書感想文でした。それぞれの作品は作品から得た気づきや今の自分の思いを綴り、読み応えのあるものでしたので、入賞は嬉しい結果でした。

 講評では井上氏が「本の内容の深い理解と自分の体験や考えとの結びつき」「本を読んで得た気づきや学びを今後どのように生かすか」「伝えたい思いが読み手に伝わるように表現されているか」などの点を重視して審査されたことを伝え、どの作品からも本に向き合い、心動かされた様子が伝わってきたこと、自分も共感したり感心したりしたり、感動したりしたといわれ、これらヘの感謝をいただきました。

 読書することで得た思いが心に残る可能性が高まる、読む楽しみに加えて、心と対話する機会となるのが読書感想文だと改めて感じました。

 

 

 

【吹奏楽部】【書道部】響き合う才能!水俣高校が生み出す「化学反応」の瞬間

 水俣高校では今、ジャンルを超えた「創造的なエネルギー」が生まれています。 先日、吹奏楽部と書道部による、他校との交流イベントに向けた合同パフォーマンスのリハーサルが実施されました。このコラボレーションは、単なる発表会の域を超えた、水俣高校の「創造性」と「連携力」を象徴する取り組みです。

音楽が筆を導き、書が空間を彩る

 リハーサルでは、吹奏楽部の迫力ある演奏が、書道部の巨大な揮毫(きごう)を導くという、息をのむ光景が繰り広げられました。この日のリハーサルは、まさに初めてとは思えない、息の合ったパフォーマンス。お互いがプロフェッショナルとして準備を重ねたからこそ実現できる、質の高い「化学反応」を見せてくれました。

協働を通じて磨かれる「未来を創る力」

 この合同パフォーマンスの最大の魅力は、「異なる分野の才能が融合し、新しい価値を生み出す」という点にあります。将来、社会に出たとき、専門分野の知識だけでなく、異なる分野の仲間と協力し、一つの目標を達成する「協働力」こそが、求められる力となります。水俣高校では、普通科、工業系学科、商業科など、多様な学びのフィールドがあるからこそ、こうしたジャンルを超えた連携が日常的に生まれています。

 交流イベントの詳細は、当日のお楽しみとしてあえて伏せますが、間違いなく会場を盛り上げ、観客に強い印象を残すパフォーマンスになるでしょう。当日に向け、それぞれの部活はさらに練習を重ね、最高の瞬間を創り上げます!

【カヌー部】水俣市表彰式で、水俣市から表彰されました

 11月19日(水)に水俣市役所で「令和7年度 水俣市表彰式」が開催されました。

「令和7年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)カヌー競技」において、学校対抗男子総合1位(男子総合優勝)の本校カヌー部生徒4名の功績を称え、水俣市より水俣高校カヌー部へ「功績章」を授与されました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

髙岡市長より表彰(左から、3年 中村、山本、2年 鶴長、大澤)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表彰後は、被表彰者による挨拶がありました。

本校の生徒は、インターハイに至るまで多くの方々の支えがあったこと、家族、母親への感謝、来年への抱負など一言ずつ述べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表彰者全員と市議会議員さんとの記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

髙岡市長と記念撮影

 

 

 

 

 

【普通科】第4回普通科集会

外はいっきに寒くなり、吐く息も白くなってきました。

さて、本校は来週から4日間の期末考査が始まります。考査1週間前の今日、第4回普通科集会を実施しました。

2名の先生から、この1週間の取組みや帰宅後の具体的イメージをもって過ごすこと、自ら学び続ける姿勢の重要性、日々の少しずつの努力の積み重ねが大きな成果につながることなどの話がされました。

今日から、描いた「イメージ」を「行動」に変えて、毎日を過ごしてほしいと思います。

生徒のみなさんの健闘を祈ります!

 

 

【建築科】知識と技術の集結! 1年生が描く「軒先」

 建築科の1年生が、現在、製図の授業で「軒先(のきさき)マワリ詳細図」の制作に取り組んでいます。軒先は、建物の外観を印象付け、雨風から壁を守る非常に重要な部分であり、その構造は複雑です。生徒たちは、これまでの学びを総動員し、この難易度の高い課題に真剣な眼差しで向き合っています。

 この一枚の図面には、生徒たちがこれまで積み重ねてきた知識と技術が詰まっています。夏から取り組んできた「トレース技能検定」で培った、正確で美しい線を引く技術。木造住宅の「軸組模型」制作で、実際に自らの手で組み立て、立体的に理解した軒先の構造。そして「建築構造」の座学で学んだ、各部材の名称と役割。これらすべての経験が、今、一本の線としてリンクし、図面の上で統合されています。「模型で見た、あの部分がこうなっているのか」「この線は、あの部材を示すんだ」。そんな「わかった!」という発見が、生徒たちの集中力をさらに高めています。単に形を写すのではなく、なぜこの寸法なのか、なぜこの部材が必要なのかを、自らの知識と対話するように考えながら描いているのです。図面と真摯に向き合い、黙々と打ち込むその姿は、まさに専門家への第一歩を踏み出した証です。

 座学で得た知識(インプット)を、模型制作や製図(アウトプット)で実践し、結びつける。この繰り返しこそが、水俣高校建築科が育てる「社会で生きる力」です。複雑な情報を正確に読み解き、仲間と協力しながら形にしていくこの経験は、将来、どのような現場でも役立つ確かな「課題解決能力」となります。生徒たちの描く一本一本の線が、未来の素晴らしい建築を創り出す土台となっています。

過去の建築科の記事はこちら

【進路指導部】放課後出張講義ミナGAKU④「サステナビリティ講座」

本校で開催する放課後出張講義ミナGAKUの第4回として、JICA職員であり熊本県立大学特任教授でもあられる遠藤浩昭様にお越しいただき「サステナビリティ講座」として、世界の現状、国際協力、SDG’s、日本と開発途上国との関係性などについてご講話いただきました。

具体的に数値やデータ、資料で世界を紹介していただき、参加した生徒は真剣な表情で聞き入っていました。

「環境」「経済」「社会」の価値関係が変わってきており、これからの人生を歩むうえで、様々なことを体験すること、人と出会うこと、本を読むことなど、今後生きていくうえで重要なことを伝えていただきました。

また、よりよい社会を「共創」していくために必要なことなど、熱心にお伝えいただきました。

環境都市みなまたの市民として、一員として、高い意識をもって参加した生徒にとって、大変貴重な1日になったことと思います。

講義終了後には座談会を設けていただき、参加生徒からも素朴な質問が飛び交い、充実した会となりました。

【工作部】ジャパンマイコンカーラリー2026九州地区大会への挑戦

11/15(土)、16(日)に佐賀県立佐賀工業高等学校で九州地区大会が行われました。

本校から5名エントリーし、3名が出場しました。

出場クラスは以下の通り

〇アドバンスドクラス:3-5河元、3-5本山

〇カメラクラス:3-5上原

3名とも3年生で進路活動と並行してマイコンカーの製作を行ってきました。また、上原君、河元君は同じ時期にある高校生アイディアロボットコンテストにも参加する等、多くの行事をこなしながら大会に出場しました。

大会は、1日目に練習コースでの練習走行とフリー予選3回の走行、2日目に予選1回の走行が行われました。結果は、3名とも完走できずにリタイヤとなり、今年度の挑戦はここで終わりました。

3年生は、全員進路も決まり、この大会で引退となりますが、マイコンカー製作で学んだものづくりへの志を各自の進路先で生かしてくれると思います。

  

 

【建築科】【DXP】建設DX推進プロジェクト・クロージングセッション開催 ~業界のプロと対話し、未来への決意を新たに~

 11月14日(金)、DX授業のあと、建築3年生を対象とした「建設DX推進プロジェクト」の締めくくりとして、クロージング・セッションが開催されました。

 セッションには、特別授業に引き続き講師を務めていただいた株式会社KAWATSU河津社長、技術顧問条谷様(ジョウ所長 https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7)をはじめ、芦北地域振興局土木部部長・課長及び若手職員の方々、建設業協会芦北支部青年部長の他2名の皆様をお迎えし、本校教頭、建築科職員の同席のもと、生徒たちが業界の「今」と「未来」について活発な対話を行いました。

業界のリアルな声と、DXへの期待

 セッションは、条谷様の進行のもと、生徒からのDX授業の感想発表でスタートしました。参加企業の皆様からは、「DXは仕事の第二の変化の時。皆さんが一線級になる10年後には当たり前になる」、「DXプロジェクトで理論をしっかり学べるのが素晴らしい。理論と実務が合わさることで理解が深まる」といった、最先端の技術を学ぶ意義や高校生へ

の期待が語られました。

 また、行政の立場からはインフラの維持管理・新設におけるDXの不可欠性が示され、条谷様からは「リアルな事業者や行政の生の声を聞く経験は貴重。世の中の建設業に関わる人達は本当に水俣高校生に期待をしている」と、本校の取り組みの重要性と生徒たちへの激励の言葉が送られました。

地域の現状を知り、将来の不安を解消

 セッションでは、地元企業の方々より、水俣・芦北地域での具体的な工事内容(丸島での埋め立て工事、豪雨災害の復旧工事など)や、建設業界の人手不足の現状、ICT化による「新3K」実現への取り組みなどが紹介されました。質疑応答では、生徒から以下のような卒業後の進路を見据えた率直な質問が飛び出しました。

社会に出て必要なスキルは?

卒業までの残り時間、何をすべきか?(運転免許、勉強、読書など)

一人暮らしの不安

上司から信頼される部下とは?

 参加者の皆様は、一つひとつの質問に対し、「相手の立場に立って考えること」「挨拶と元気、探究心」「約束を守ること」など、ご自身の豊富な社会人経験に基づいた具体的かつ温かいアドバイスを送り、生徒たちの不安を解消してくださいました。

「挑戦したい」という決意へ

 セッションの最後には、参加者の皆様から生徒たちへ熱いメッセージが送られました。「これからはお金をもらう立場。『耐える心』を強く持ってほしい」「DXで仕事の幅が広がる。建設業を盛り上げてほしい」 「自分らしく、色々な価値観でこれからを楽しんでほしい」 「女性が建設業で活躍できる環境が整っている。頑張ってほしい」「今日のアドバイスはどの産業でも役立つ。視野を広く持ってほしい」

 生徒代表は謝辞の中で、「このプロジェクトを通し、建設業が『スマートで、クリエイティブで、未来を創る仕事』へと大きく進化していることを知りました。皆様のおかげで、将来への不安が『挑戦したい』という決意に変わりました」と述べ、学んだことを活かして未来の建設DXを担い、地域社会に貢献することを力強く誓いました。

 ご多忙の中ご参加いただき、生徒たちに貴重な学びの場を提供してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

過去の建築科の記事はこちら

【電気コース】ロボット制御学習の実施

電気コース2年生を対象に、ロボット制御学習の出前授業を行いました。

講師は、菊池市にあるシナジーシステム株式会社の楠田様、小本様です。

実施日は、11/4火、11/6木、11/11火、11/13木の4日間で1回3時間のため、全12時間の内容を実施していただきました。

具体的には、前半はシミュレータを用い、パソコンの画面上でロボットを動かすプログラミングを行い、後半は実際のロボットにプログラムを送信し、シュミレーター通りにロボットを動かす内容です。実際のロボットを動かすときは、細かい位置調整(ティーチング)で数値補正を行い、正確にロボットを動かします。

プログラミングが得意な生徒は、先へ先へスムーズに進んでいき、苦手な生徒は、苦戦しながらも講師の方に丁寧に指導していただき、全員が課題をクリアしていました。

今回の学習は、ロボットを正確に動かすプログラミングとティーチングの基礎学習でしたが、実際の製造工場では、もっと複雑に動くロボットをコントロール、メンテナンスしていくことになり、将来の進路につながる大切な学習でした。

来月(12月)には、機械科2年生に対しても同じ内容を授業していただきます。

  

 楠田様、小本様、長時間のわたり丁寧にご指導していただき本当にありがとうございました。来月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

【探究活動】慶應義塾大学とのオンライン交流 水俣SDGsデジタルアート

 11月11日(火)の放課後、水俣SDGsデジタルアート活動としてリモートによる慶應義塾大学生とのオンライン交流を行いました。今年度行ったすごろくで遊びながら水俣のSDGsに触れる「SDGs探検隊in水俣」の活動について、反省点や次年度に向けての改善点、来年度の企画について話し合いを行いました。それぞれ意見交換を行う中で、短時間で様々な意見や高度な内容を発表される大学生の様子を間近に見て、水俣高校の生徒もとても良い刺激になったようです。

 水俣SDGsデジタルアート活動のように水俣高校では高校在学中に様々な大学と交流活動や連携を行っており、生徒たちの知的好奇心や探究心の喚起、進路選択の幅を広げることにもつながっています。今後もたくさんの探究活動をとおして、主体的に自らの学びを深め、生徒一人ひとりの夢・願いを実現できるよう取り組んでいきたいです。

【建築科】【DXP】3年生が最新の出来形管理を学ぶ~産学官連携建設DX推進プロジェクト~

 11月14日(金)、建築3年生を対象に、産学官連携による「建設DX推進プロジェクト」の特別授業が開催されました。1・2年生の授業に引き続き、今回は「空中写真測量(UAV)出来形管理要領」をテーマに、最先端の技術について学びました。

建設業界の「今」を知る

 今回も、講師として株式会社KAWATSUの技術顧問の兵庫県から条谷様(ジョウ所長 YouTubeURL https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7)をお招きしました。さらに、芦北地域振興局土木部職員4名の方々も来校され、講義の様子を見学していただきました。

 授業は、まず国土交通白書を読み解くところから始まりました。社会の情勢や業界の背景を「知って仕事をする」ことが、将来どれほど大きな優位性を持つかについて、熱心にご教授いただきました。生徒たちは、自分たちが目指す業界の「今」を知り、真剣な面持ちで聞き入っていました。

 続いて、授業の核心である「出来形管理」について、UAV(ドローン)を用いた3次元測量のメリットが詳しく解説されました。UAVに搭載されるカメラの性能が測定精度にどう直結するか、また、実際の現場で使われる「ヒートマップ」の操作を実演していただきながら、3次元計測技術で「出来形数量」を算出するプロセスを学びました。UAV測量の具体的な方法や関連する航空法の規定など、実務に即した内容に、生徒たちの目も輝いていました。

 未来を担う高校生への熱いメッセージ

 条谷様は、ご自身の豊富な実務経験に基づき、生徒たちへ熱いメッセージを送られました。「テクノロジーが進むほど便利になるが、それを『使える』ことが重要。AIができない部分こそ、人間の技術が大切になる」デジタル化が進む未来だからこそ、人の持つ技術と判断力がいかに重要であるかを強調されました。

 最後に、生徒からの質問に対し、これからの社会で若い高校生たちに多くのチャンスが広がっていること、そして社会から大いに期待されていることを語っていただき、生徒たちは建設業の未来と自らの将来について深く考える、非常に貴重な時間となりました。

過去の建築科の記事はこちら

【進路指導部】1学年進路講話

1学年進路講話を実施しました。

講師に、県の企業連携コーディネーターとしてご活躍の徳田様をお招きし、「『フィールドを観る』を通して学ぶ!?」という題目のもと、1学年生全員を対象にご講話いただきました。

生徒との対話をとおしてお話を進められ、生徒それぞれの出身中学校の景色から始まり、徐々に視野を広げられ熊本県や台湾の半導体の現状などをわかりやすく伝えていただきました。

生徒は県や世界の状況を知ることができ、今後の進路を考える上で貴重な機会となりました。

徳田様、ありがとうございました。

【機械科】卒業生による母校訪問

 令和7年11月11日(火)7限目に、今年3月に本校機械科を卒業した石牟禮 学さんが本校を訪れ、後輩の機械科生徒へ就職した企業の様子や生活など話してくれました。
 石牟禮さんは現在、トヨタ自動車株式会社の専門部(トヨタ工業学園)に所属しています。1年間専門部で学ぶ意義や、企業の状況や今後の目標を話し、生徒からは高校時の意識や高校のうちにやっておいたほうがいいことなど、多くの質問がありました。特に2年生からは、就職を意識した活発な質問があり、進路決定への意欲を高めることになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1年生へ説明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2年生へ説明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3年生へ説明

【建築科】鉄筋コンクリート構造・高層新築工事 現場見学

 「教室で学んだ知識は、本当の現場でどう活きているんだろう?」 そんな疑問と期待を胸に、11月11日(火)の午後、建築科の1・2年生が熊本県人吉市で建設中の鉄筋コンクリート造マンションの新築工事現場を見学しました。

 今回、私たちを温かく迎え入れてくださったのは、工事を担当されている株式会社久保工務店様と宮原建設株式会社様(久保・宮原JVアメイズ人吉作業所)です。

教室を飛び出し、いざ「本物の現場」へ!

 生徒たちは、まず工事用のエレベーターに乗り込み、一気に最上階の屋上へ。初めて乗る現場のエレベーターに、生徒たちの表情は好奇心と緊張感でいっぱいです。まさに「ドキドキ体験」!屋上に降り立つと、そこには息をのむような光景が広がっていました。最上階は建物の骨組みとなる「躯体(くたい)工事」が終わったばかり。そこから階下へ移動しながら、内装を仕上げていく「仕上げ工事」まで、建物がゼロから完成していく流れのほぼ全てを見学するという、非常に貴重な体験をさせていただきました。

教科書が「現実」になる瞬間

 この体験は、生徒たちの学習段階に完璧にリンクしていました。1年生は、ちょうど授業で「鉄筋コンクリート(RC)造」を学び始めたばかり。教科書で見た図面や写真が、目の前で巨大な構造物として組み上がっている様子に、「おおっ!」と声を上げながら見入っていました。2年生は、来年度の国家資格「施工管理技士補」の試験を目指しています。建物の品質や安全がどう管理されているか、プロの技術を間近で見ながら、より専門的な視点で学びを深めていました。

プロから学ぶ「生きた知識」

 見学中、現場所長様が工事の概要を丁寧に説明してくださいました。生徒から「この大きな建物の工事期間はどれくらいですか?」という質問が出ると、所長様は一つひとつの手順を挙げながら、工期について詳しく教えてくださいました。現場の張り詰めた緊張感、圧倒的なスケールの大きさ、そして何よりも安全を第一に考えるプロの姿勢。そのすべてが、教室での学習だけでは決して得られない「生きた学び」となりました。最後に、両企業の皆様から生徒たちへ、「未来の技術者」としての心構えなど、温かい激励のメッセージをいただきました。

 水俣高校建築科は、このように多くの企業の皆様に支えられ、教室を飛び出して「本物」に触れる実践的な学びの場を数多く提供しています。中学生の皆さん、教科書の世界を飛び出して、私たちと一緒に未来を創る「本物の技術」を学びませんか?

 お忙しい中、未来の技術者の卵たちのために、かけがえのない学習の場を提供してくださいました株式会社久保工務店様、宮原建設株式会社様、そして現場スタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。

過去の建築科の記事はこちら

【建築科】予想外の結果も!? 建築科2年生が「デジタル騒音計」で校外実習!

 建築2年生が、専門的な学びを深める「騒音実験実習」を行いました。 「建築」と「音」。一見、結びつかないように思えますが、快適な建物をつくるためには「音」のコントロールが欠かせない、重要な要素です。
専門機材を手に、いざ校外へ!
 今回のミッションは、専門機材である「デジタル騒音計」を使い、学校周辺の騒音レベルを測定すること。 生徒たちは2つの班に分かれ、学校の外へ出発! 測定場所は、「正門側五差路道路」と、「裏門側前面道路」の2カ所です。「決めた時間ごとに測定、計50回行い、平均値を出す」 担当教師の指示のもと、規定を守りながら、正確なデータを集めていきます。
驚きの測定結果! 静かなのはどっち?
 さて、皆さんはどちらが「うるさい」と思いますか?多くの生徒が「車の通りが多い正門側」と予想していましたが…。 測定結果は、なんと「裏門側道路」のほうが騒音が大きいという意外なものに!なぜか? 裏門側は教室棟から離れていますが、交通量の多い産業団地に近いため、大型車が通る音などが影響していることが分かりました。 一方で、国道から少し中に入った住宅街にある水俣高校は、騒音源(裏門側の道路)から教室棟まで距離があり、水俣高校が学習環境としては非常に静かで恵まれていることも、データで再確認できました。
中学生の皆さんへ
 水俣高校建築科では、設計図を描いたり、木工で作品を作ったりするだけではありません。 「どうすれば人は快適に過ごせるのか?」 「静かな家、集中できる教室を作るには?」 このように、「住環境」を科学的に分析し、より良い空間をデザインするための「実践的な学び」がたくさんあります。「ものづくりが好きだ」「専門的な技術を学びたい」 そんなキミも、水俣高校建築科で、一足先に「プロの道具」と「未来の技術」に触れてみませんか?

過去の建築科の記事はこちら

【電気コース】第37回熊本県工業高等学校生徒研究発表会熊本県立短期大学校長賞受賞

令和7年11月12日(水)、第37回熊本県工業高等学校生徒研究発表会が熊本工業高校で行われて、電気コース3年生の5名が参加しました。

「地域とつながるプログラミング教育の実践-楽しく学び、水俣高校へつなぐ-」というテーマで、課題研究の取組みについての実践発表を行い、熊本県立短期大学校長賞受賞を頂きました。

ご協力いただきました関係機関の皆様、ありがとうございました。

【探究活動】1学年「総合的な探究の時間」等々力中学校(東京)との交流

 11/12(水)5限目の1学年「総合的な探究の時間」では、東京から等々力中学校の中学校3年生40名が来校され、各教室内で1学年の生徒たちと交流を行いました!1学年の総合的な探究の時間では「みなまたベーシックプログラム」と題して探究活動に取り組んでおり、2学期は特に「水俣病」や「水銀学習」を中心として学習を深めています。

 今回、等々力中学校の生徒さんたちは水俣病について学習するために水俣入りし、午前中は水俣病資料館、水俣病情報センターを訪問されています。

 

 今回の「総合的な探究の時間」では、まず最初に水俣高校と等々力中学校それぞれから学校紹介を行ってもらい、その後、さいころトークを展開しました。お題はそれぞれの学校考え抜いたお題6つ(水俣病や水俣に関するものなど)で、どのクラスも楽しそうに打ち解けて交流していました!生活圏が違う同世代との交流はとても刺激的だったようで、みんな笑顔があふれていました。熊本県以外の人にも水俣を知ってもらい、都会の若者が水俣をどのように見ているかを知るいい機会となりました。

 等々力中学校の皆さん、ありがとうございました!

 

 

【建築科】【DXP】令和2年熊本豪雨災害からの復興をDXで支える! ICT現場見学会

 11月11日(火)、建築科の1・2年生は、熊本県球磨郡球磨村の球磨川田頭地区で行われている「令和2年度熊本豪雨災害復旧DX現場見学会」に参加しました。この見学会は、三和建設株式会社様、株式会社KAWATSU様のご協力のもと、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)が災害復旧の最前線でどのように活用されているかを学ぶことを目的に実施されました。

災害の現実と復興を支える建設業の力

 生徒たちが小学5・6年生だった頃に発生した令和2年熊本豪雨災害。今回の見学では、まず被災地の現状を目の当たりにし、災害の恐ろしさを再認識しました。同時に、氾濫した球磨川の護岸工事(アンカータフストーン工法など)が、地域住民の生命や財産を守るためにいかに重要であるかを学びました。そして、この大規模な復旧・復興工事を、最先端の「建設DX」技術が力強く支えていることを実感しました。

最先端のICT技術を現場で体感!

 現場では、これまで授業(7月のドローン測量、10月のICT施工講義)でお世話になっている株式会社KAWATSU様、そして技術顧問の条谷様(建設系YouTuber「ジョウ所長」ジョウ所長の土木技術者サポートチャンネル)から、DXの目的や具体的な活用技術について詳しい説明を受けました。生徒たちは、教科書だけでは学べない以下の技術を体験しました。

・ICT重機の操作体験: 3次元データを活用し、高精度な施工を可能にする重機の操作を間近で見学・体験。

・AR(拡張現実)体験: タブレット端末を通して、現実の風景に設計図や完成イメージを重ね合わせる技術を体験。

・3次元データの活用: ドローン測量などで取得した3次元データが、設計から施工、管理まで一貫して活用されていることを確認。

学びの深化と未来への決意

 学校での座学や実習で学んできた点群データやICTの知識が、実際の広大な復旧現場でどのように活かされているかを目の当たりにし、生徒たちにとってこれ以上ない貴重な経験となりました。

「学校では体験できない最先端の現場に圧倒された」「復興のために最新技術を駆使する建設業の魅力と使命感を強く感じた」といった声が聞かれ、建設分野への興味・関心を一層深めるとともに、自らの学びが社会貢献に直結することを強く実感できたようです。

 水俣高校建築科は、今後もこうした産学官連携の実践的な学びを通して、未来の建設業界を担う技術者の育成に努めてまいります。ご協力いただいた三和建設株式会社様、株式会社KAWATSU様、条谷様、関係者の皆様、誠にありがとうございました。

過去の建築科の記事はこちら

【弓道部】令和7年度県選抜結果報告

11月8日・9日(植木弓道場)

 女子団体:Aチーム(谷口・堀井・宮下・脇元)Bチーム(渕上・石本・諌山・西川)

 男子団体:Aチーム(前田・新立・濱崎・宮﨑)Bチーム(秋山・城・西本・吉田)

 

女子団体:

1次予選 

Aチーム5中→通過

Bチーム2中→敗退

 

2次予選 

Aチーム8中→合計13中により3位タイ通過(68チーム中)

 

女子決勝リーグ

1回戦:〇水俣A7.1.2−7.1.1熊本工業✕

2回戦:✕水俣A3−7秀岳館〇

3回戦:〇水俣A8−6尚絅A✕

4回戦:〇水俣A9−5ルーテルA✕

5回戦:〇水俣A9−6A八代白百合A✕

6回戦:✕水俣A9.1−9.2学園大付属A〇

 

結果:4勝2敗45中…3位

 

 男子団体:

1次予選 

Aチーム7中→通過

Bチーム5中→敗退

 

2次予選 

Aチーム8中→合計15中により3位通過(61チーム中)

 

男子決勝リーグ

1回戦:〇水俣A9−6マリスト✕

2回戦:✕水俣A5−9秀岳館〇

3回戦:〇水俣A7−5東稜A✕

4回戦:〇水俣A9−8天草工業A✕

5回戦:✕水俣A5−8九州学院A〇

6回戦:✕水俣A7−8熊本A〇

 

結果:3勝3敗42中…3位

 

男子個人準決勝

新立:〇〇〇〇→決勝へ

宮﨑:〇〇〇〇→決勝へ

 

男子個人決勝

新立:〇✕→7位タイ

宮﨑:〇✕→7位タイ

 

11月8・9日に植木弓道場で行われた県選抜予選に出場してきました。男女ともに団体優勝、全国選抜団体出場という目標を掲げて臨んだ今大会でしたが、男子は2戦目の秀岳館戦に敗れ優勝争いから脱落、女子は最終戦まで優勝争いに加わり、最終戦で1敗どうしの学園大付属戦に臨みましたが9対9の同中競射の結果1対2で敗れ、優勝を逃してしまいました。

 女子は県選抜連覇まであと少しのところでの敗退となり非常に悔しい結果となりましたが、女子は連覇のかかった大会で最終戦まで優勝争いを繰り広げることができ、男子は県選抜団体では水俣高校弓道部史上最高順位となる3位入賞、県選抜においては水俣高校弓道部史上初めての男女ともに決勝リーグ進出、ともに団体入賞と今後に期待のもてる結果ともなりました。当日はたくさんの応援ありがとうございました。

文責:松下

【建築科】【WCP】感動のフィナーレ!塩釜神社復興プロジェクト、ついに建具完成!

 建築3年生が「Wood Connect Project(WCP)」として取り組んできた「塩釜神社復興プロジェクト」が、本日、ついに感動のクライマックスを迎えました。全4回にわたる「ものづくりマイスター」による最後の実技指導が行われ、生徒たちが伐採体験、設計から製作まで心血を注いできた観音開きの建具が、見事完成しました。

最後の試練は「手加工」での仕上げ

 最終回となる第4回目。プロジェクトの集大成として、生徒たちは建具の最も象徴的な部分である「盛り塩」をイメージした部材の加工に挑みました。これまでの指導で、機械の正確さと効率、そして手加工の難しさと尊さの両方を学んできた生徒たち。この最後の仕上げに、あえて機械を使わず、「手加工」で挑むことを選びました。マイスターの方々が見守る中、これまで学んだ全ての技術を指先に込めて木材と向き合う姿は、初回にプロの「神業」に驚いていた頃とは比べものにならないほど、自信に満ちた「職人」の顔つきでした。そして、見事に寸分の狂いもない美しい部材を完成させ、マイスターへ学びの成果を披露しました。

マイスターから生徒へ、受け継がれる想い

 すべての作業を終えた後、マイスターの皆様から生徒たちへ、技術指導の総括と温かい激励のメッセージが贈られました。技術だけでなく、ものづくりに向き合う姿勢や心の在り方を教えてくださった師からの言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。それに応え、生徒たちも一人ひとりが、このプロジェクトで得た学びや想いを語りました。

「マイスターの指導で、自分の建築技術が格段に向上しました。」 「復興という形で地域貢献できたことが誇りです。」 「ここで得た達成感と自信を胸に、社会に出てからも建築の仕事に励みたいです。」技術の習得、地域貢献への実感、そして未来への決意。生徒たちの力強い言葉は、このプロジェクトが彼らにとって、いかに大きな成長の糧となったかを物語っていました。

想いを乗せて、塩釜神社へ

 完成したこの「世界に一つだけ」の建具は、今後、塩釜神社が改修された後に、御本尊を祀る大切な場所に取り付けられる予定です。生徒たちの技術と、復興への願いが込められた建具が、神社の新たな歴史の一部となります。

 水俣高校建築科では、机上の学びだけでは得られない「本物」の経験を通じて、技術と心を兼ね備えた未来の建築人を育てています。ものづくりに情熱を燃やしたい中学生の皆さん、私たちと一緒に、歴史に残る仕事をしませんか。

保護者のための水俣高校ガイダンス

過去の建築科の記事はこちら

【カヌー部】九州新人大会結果

11月1日、2日に大分県豊後高田市で九州新人大会が行われました。

結果は以下の通りです。

 

男子カヤックシングル 優勝 大澤 準優勝 鶴長

男子カヤックペア   優勝 大澤・鶴長

女子カヤックペア   準優勝 集・鶴長

 

現時点での九州内での自分の実力が確認できた大会になりました。納得のいくレースができた選手、思い通りに行かなかった選手もいますが、それぞれの課題に向き合い冬の練習に取り組んでいきます。

また、今大会で令和7年の公式戦がすべて終了しました。一年間応援ありがとうございました。

今年度は、インターハイでの男子総合優勝、国民スポーツ大会での女子ペアの優勝をはじめとする多くの入賞、また国際大会への出場など多くの方々の支援を頂きながら、それぞれの大会で結果を残すことができました。来年度はさらに良い結果を残し、多くの方々から応援していただけるように、冬場の練習も頑張ります。今後ともカヌー部の応援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

【建築科】匠の技が、水俣高校の玄関に彩りを添える!〜地域と未来を繋ぐ、建築科の「ものづくり」〜

 先日、水俣の自然と再生をテーマにした世界的な祭典「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」が開催されました。このイベントで大活躍したのが、建築2年生が総力を挙げて製作した木製畳ベンチ(和紅茶用上がり台)です。

 地元企業様から提供いただいた木材、八代産イグサ、地元の畳店さんの技術、そして水俣高校生の確かな技術が一つに。まさに地域全体の「おもてなしの心」が形になっています。寸分の狂いもない正確な加工と組み立ては、生徒たちが日々磨く「大工技能士」レベルの専門技術の証。プロとしての誇りが試される工程を経て、見事な仕上がりとなりました。イベント後、この地域への想いが詰まったベンチを、より多くの皆さまに利用してもらいたいという生徒たちの願いから、本校の正面玄関に設置されました。

 ご来校の際は、ぜひこの温かい畳ベンチに座ってみてください。 生徒たちの熱意と、地域のものづくりへの情熱を肌で感じていただけるはずです。

建築科は、未来を築く「技術」と「心」を学ぶ場所!

 水俣高校建築科では、単に技術を学ぶだけでなく、地域社会と連携した実践的な「ものづくり」を通じて、社会で活躍するための「確かな専門技術」と、人とのつながりを大切にする「人間力」を同時に育んでいます。進路選択で迷われている保護者の皆様、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

保護者のための水俣高校ガイダンス

過去の建築科の記事はこちら

【探究活動】SPICE所長ゲイリー・ムカイ博士による対面授業が実施されました!

 10/18(土)、スタンフォード大学のゲイリー・ムカイ博士が来校され、Stanford e-Minamata第5回目の講義が対面で実施されました。SPICEのナタリー・モンテシノ(Stanford e-Minamata講師)がZoomで参加し、授業を進行しました。

 前日の10/17(金)はムカイ博士の歓迎交流会が16:00から行われました。開講式(ナタリー・モンテシノ講師が出席)ではオンラインで画面越しにお会いしていたムカイ博士と初めて直接会うことができ、最初は受講生も緊張気味でした。しかし、自己紹介を行う中で緊張もほぐれ、ムカイ博士からもご自身のこれまでの人生など、大変興味深い話を聞くことができました。

 対面授業当日は、受講生の皆さんはムカイ博士から「グローバル人材であるとはどういうことか」について話を伺うことができました。博士はグローバル人材に必要な資質を8つの要点に絞って講義し、受講生たちは自らが目指すグローバル人材をイメージしながら、ムカイ博士がお話しなさる内容を聞き漏らすまいと熱心に耳を傾けていました。受講後の質問タイムでは、受講生からいくつも質問が飛び出し、受講生の皆さんがムカイ博士の講義を理解し、さらに知りたいという探究心あふれる姿を見せてくれたことに感動しました。受講生の皆さんの成長を実感した一瞬でした!

 重要なことに、Chromebookの画面越しにナタリー・モンテシノ講師も参加され、みんなで記念写真も撮りました!Stanford e-Minamataは現在折り返し地点です。残りの後半も、受講生には自分の限界に挑戦し、可能性を広げてもらいたいと思います。

 ご自身の体験談をはじめ、受講生へ熱いメッセージを送ってくださったムカイ博士ゲ、また、今回のムカイ博士対面授業の計画等をしてくださった水俣環境アカデミアの方々に深く感謝いたします。本当にありがとうございました!

この貴重なムカイ博士による対面授業を経て、これからもStanford e-Minamata受講生は成長を続けます!

【半導体情報科】アスカインデックス様に講義していただきました

 今年度4回目となる、アスカインデックス様による講義をしていただきました!

 今回のテーマは、「半導体のつくり方」。

 皆さんは、半導体とはどんな部屋で作られるか知っていますか?答えは、「クリーンルーム」です!1学期には、実際にクリーンルーム内に入って、半導体製造装置を間近で見学させていただき、今回はクリーンルームについて座学で詳しく教えていただきました。

 また、半導体製造の流れについても教えていただき、生徒たちはメモを取りながら話を聞いていました。

 日々新しい知識を吸収し、未来の半導体製造技術者がどんどん成長しています!

 

【進路指導部】専門学校進路ガイダンス参加

八代市で開催された専門学校進路ガイダンスに参加してきました。

参加生徒は専門学校を進学先として考えている生徒11名です。

会場に到着後、参加5校によるキャリア教育としてのガイダンスが実施されました。

その後、各ブースに分かれ、生徒はそれぞれ興味のある学校の説明を聞きました。

色々な学校のお話を聞くことができ、今後の進路を考える上で大変貴重なガイダンスとなりました。

【探究活動】「水銀に関する水俣条約」第6回締約国会議(COP6)ユース企画参加 第2弾!

 11/3~11/7にスイスのジュネーブで開催されている、「水銀に関する水俣条約」第6回締約国会議(COP6)のユース企画に、水俣高校生2名が参加しています!

 そのユース企画参加第2弾として、現地時間11/4午後に条約事務局主催のイベント「ナレッジ・ラボ」で2名が発表しました。

 会場では、水俣高校の書道部が書いてくれた「水俣」の文字、国立水俣病総合研究センターの方にもお世話になったナレッジ・ラボ用のポスターも掲示されました。

 多くの方が水俣高校生の発表を参観しにいらっしゃり、会場は大盛況だったようです。あまりの盛り上がりに関係者の方々もビックリだったそうです。水俣高校への注目度の高さがうかがえますね!

 2年生の岩阪さんと1年生の本山さんも校内での水銀学習の取り組みをそれぞれ英語で発表しました。質問も大いに出て、水銀に問題に関する関心の高さが感じられるイベントになったようです。

 最後は「水銀に関する水俣条約」の事務局長のモニカさんからもお褒めのお言葉をいただき、2名もとても喜んでいました!

 今回の水俣高校生2名のユース企画参加実現に当たって、さまざまな方々のご支援やご協力があったことは言うまでもありません。環境省の方々はもちろんのこと、水俣病資料館語り部会長の緒方様には、2名に対して特別にお時間をとていただきお話をうかがうこともできました。また、国立水俣病総合研究センターの皆様方にも、日頃本校における水銀学習をサポートしていただいています。そして、水俣市役所をはじめ、水俣市民の方々にも温かい励ましの声をいただきました。水俣高校生にも事前に発表を行い、今回の参加の目的を共有しました。

 今回の「水銀に関する水俣条約」第6回締約国会議(COP6)ユース企画参加をとおして、水俣病や水銀に関するさまざまな方々の「思い」を水俣高校生全体で共有することができました。水俣市唯一の高校である水俣高校は、これからもその「思い」共有し、発信していきます!

 世界へ羽ばたけ!水俣高校生!!!

 

【商業科】探究学習発表会IN玉名に参加しました

  10月30日(木)に玉名市文化センターで開催された探究学習発表会IN玉名に商業科全員で参加してきました。

発表会では、1年生の商品開発「地域の特産品を使ったクリームシチュー」、2年生の地域課題3班「水俣の魅力を映す宿 ~若い世代の心を掴むには」、「若い人たちに日本酒を広めよう」、「津奈木町のアボカドを世界へPart2」、3年生の取組発表「私たちのリアルアクション ~キラキラ輝け!地元と未来~」の5つの発表をしました。

 1年生は緊張も観れらましたが、3年生は堂々とした発表で本校での成長を感じられる発表でした。企業の方からも具体的なフィードバックもいただき、今後の取り組みに生かしていきたいと思います。

【探究活動】水俣高校生が「水銀に関する水俣条約」第6回締約国会議(COP6)におけるユース企画へ参加します!

 新聞や・ニュースに大きく取り上げられているので皆さんもご存じかもしれませんが、スイスのジュネーブで11/3~11/7まで開催される「水銀に関する水俣条約」第6回締約国会議(COP6)のユース企画に、なんと水俣高校生2名が参加します!2名は、「水銀」に関する探究活動を行っており、その内容をユース企画の「水銀に関する国際ユースダイアログ」と「ナレッジラボ」の中で英語で発表します。

 11/2(日)、2名は「水銀に関する国際ユースダイアログ」の中で発表しました。これは水銀問題に関する全世界のユースの関心・関与を高めることを目的に、各参加ユースから水銀問題に関する取り組みや活動を発表し、互いに共有すると共に意見を交換するものです。2年生の岩阪さんは、、全校生徒を対象にした水銀の意識調査の結果からの考察、1年生の本山さんは、水銀に関する学習の内容を発表しました。

 こちらは打ち合わせの最中です。

 

 こちらは発表者と記念撮影です。2名とも、世界のユースたちと水銀問題に関して意見を交わし、大変刺激を受けたようです。

 11/3と11/4の両日で現地視察として、国連欧州本部(パレドナシオン)と世界保健機関(WHO)本部を視察し、11/4午後(現地時間)には、条約事務局主催のナレッジ・ラボに参加し、各国や団体等が水銀に関する取り組みを共有する発表セッションにて、水俣高校での取り組みについて発表予定です。

 水俣高校生にこのような発表の機会を作っていただいた環境省の方々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございます!

 世界に向かって羽ばたけ!水俣高校生!! 

令和7年度 芸術鑑賞 素晴らしい公演でした

 令和7年10月31日(金)、芸術鑑賞を行いました。

青島広志・ブレーメン楽団4名(ピアノ・解説・指揮・司会の青島広志様、フルートの中山広樹様、クラリネットの粟生田直樹様、コントラバスの飯田克哲様)による演奏に加え、ソプラノ歌手の横山美奈様、テノール歌手の小野勉様による、クラシックを中心としたコンサートでした。

 「面白かったら笑っていいのよ」という青島様のメッセージの柔らかさは、一曲一曲への解説、演者及び自己紹介などにもあらわれ、クラシック音楽と聞いて緊張していた生徒たちの心をほぐしてくれました。

 作詞・作曲者や曲に対する解説をホワイトボードに絵を描きながら話し、曲を楽しむ準備をしてくださるので、作品への理解も深まり、集中して聴くことができました。また、聴くことに集中する場合や一緒に歌ったり踊ったりする曲もあり、バラエティーに富んだプログラムがさらに演目を魅力的に響かせました。

 あっという間の公演でした。生徒の謝辞を受け、アンコールでは『椿姫』の「乾杯の歌」を披露してくださり、終幕となりました。本当に素敵な時間でした。

 保護者の方々の参加もあり、皆で楽しむことができた芸術鑑賞だったと思います。

 生徒の感想から感動の深さが伝わりました。

「3年に1度の芸術鑑賞がこの公演でよかったです」「さまざまな楽器の一つ一つの音の重なりが素晴らしく、どれが欠けてもならないと思った」「お二人の声の幅と声量、響き、本当にすごかった」「皆で歌ったり、踊ったりできたのが楽しかった」「さまざまな楽器の音色が組み合わさると、どんな音楽でも奏でられるのだと感じ、すごいと思った」

青島広志様ホワイトボードで解説みんなも踊ります謝辞青島広志・ブレーメン楽団 小野氏 横山氏

【建築科】上がり台、ついに完成!畳が入り「おもてなしの心」が形に

 「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」を彩る重要なアイテム、和紅茶用上がり台の製作が、ついに完成を迎えました。製作を担ってきた水俣高校建築2年生たちの熱意と技術が結実し、本日、座面に八代産イグサを使用した専用の畳がはめ込まれました。

素晴らしい出来栄えに生徒も満足!

 畳がぴったりと収まり、一つの美しい姿を現すと、製作に携わった「大工技能士」の資格を持つ生徒たちから大きな歓声が上がりました。

 製作過程では、地元企業様からのご提供いただいた木材を「超仕上げ鉋盤(かんなばん)」で鏡のように滑らかに仕上げ、のこぎりや鑿(のみ)といった手道具を駆使して、寸分の狂いもない正確な加工と組み立てに情熱を注いできました。特に、座面に畳をはめ込むための「精度を極めた組み立て作業」は、プロとしての誇りが試される工程でした。

 完成した上がり台に生徒たちが早速座ってみると、その素晴らしい出来栄えと、畳の温かい肌触りに心から満足した様子でした。

 この上がり台は、地元企業様からの木材・合板の提供、八代のイグサ、地元の畳店による製作、そして高校生の確かな技術という、地域全体の力が集結して生まれる「おもてなしの心」の結晶です。

 イベントのご案内

 生徒たちの技と想いが詰まったこの上がり台は、イベントでお披露目されます。高校生たちの情熱と地元連携の「ものづくり」をぜひご体感ください。

 テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣

日時: 令和7年11月1日(土)・2日(日)

会場: 11月2日(日)はエコパーク水俣にて開催される「スローフードマーケット」と「九州和紅茶サミット in みなまた」にて使用されます。

概要: 食と農を通じて持続可能な未来を考える世界的な祭典。水俣の豊かな自然と再生への強い想いが詰まったイベントです。会場で皆様をお迎えする上がり台にも、ぜひご注目ください。

 また、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

過去の建築科の記事はこちら

【建築科】【DXP】未来の建設技術「DX」を最前線で学ぶ!

 建築科では、次世代の建設業界をリードする「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)」を、企業・行政と連携した実践的な教育で提供しています。最先端の技術を、産学官連携で実現!本日、建築2年生を対象に、企業や行政機関とタッグを組んだ特別な授業を実施しました。高校にいながら、プロの技術者や行政の視点を学べる、この実践的な学びこそが水俣高校建築科の最大の魅力です。

・参加機関

株式会社KAWATSU様及び技術顧問条谷様(ジョウ所長https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7

芦北振興局土木部の職員の方々

建設業協会芦北支部

・未来の建設現場を体感!デジタル技術の力を実感

1. 講義:業界の未来を知る
講師の条谷様からは、建設業界が直面する人手不足の解消や生産性向上に不可欠な「ICT施工(情報通信技術を活用した施工)」の原理を学びました。
未来へのメッセージ: 「若い柔軟な力と、3次元設計データを活用するスキルが、これからの建設を担うカギになる」業界の進化は非常に速いからこそ、高校生のうちから最先端の知識に触れることが、未来を切り開きます。


2. 実習:最新技術で作業効率を大幅アップ!
屋外実習では、株式会社KAWATSUの技術者の方々から従来の測量と最新のデジタル測量を比較体験!生徒は最新技術を使えば、作業が大幅に効率化され、ヒューマンエラーも防止できることを肌で感じました。
教科書だけでは学べない「現場のリアル」を、水俣高校建築科では大切にしています。

3.まとめ:建築科で「社会で求められる力」を身につける!
 生徒からの「今からできること」について具体的な質問に対して、「多角的な視点を持ち、積極的にICTを活用すること。それが社会で求められる力になる」と熱いメッセージを頂きました。
 今回の学びは、11月11日に予定されているICT建機を使った現場見学へと繋がります。座学と実体験を結びつけながら、水俣高校の生徒たちは未来の建設技術者として成長しています。

 「好き」を「将来性のある仕事」にしませんか。 水俣高校建築科で、未来のまちづくりを担う専門的かつ実践的なスキルを一緒に身につけましょう。
ぜひ、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

過去の建築科の記事はこちら

【半導体情報科】読売新聞の取材を受けました!!

 9月16日(火)5,6限目に読売新聞社の方が「現場人材育成」題して授業を取材に来られました。

授業の中では、前の週に行った企業見学の事後指導や半導体の構造・性質についての授業が行われました。

授業の終わりには、インタビューを受け「最近、ニュースで『半導体』という言葉をよく聞くようになり、興味を持

った。将来は半導体関係の企業に入りたい」と抱負を語った。この記事の内容は、水俣高校の「半導体情報科」の産学

連携の取り組みとして掲載されました。

 

【機械科】県教育長が3年生のロボット製作を見学されました

令和7年10月29日に、本校で開催された「半導体協定に係る所属長会議」の後に、県教育長をはじめ、関係の皆様が機械科実習室へお越しになりました。
機械科3年生は、今週末11月1日に熊本工業高校で開催される、「令和7年度熊本県高等学校アイデアロボット競技大会」に出場します。現在は最終段階でロボットの調整中ですが、3年生が課題研究で製作しているロボット製作の様子をご見学いただきました。太田審議員からは、製作に関するアドバイスもいただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【機械科】文化祭で3年生が製作したバーベキューコンロを販売しました

機械科3年生(3年5組)は、「一人用バーベキューコンロ」を製作し、10月25日(土)の本校文化祭において製品を販売しました。

これまでの実習や学習で身につけた技術を活かし、生徒が板金加工、溶接など行い、製作しました。

バーベキューコンロとしてだけでなく、小型のなべやかんを置いても強度は十分です。
人気があり、おかげさまで、販売後短時間で ”完売” いたしました。

ご購入いただいた皆様、ありがとうございました。

【販売の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【製作の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

【工作部電気班】ジャパンマイコンカーラリー2026熊本県大会 結果報告

 

10月26日(日)ジャパンマイコンカーラリー2026熊本県大会が八代工業高校で開催されました。今年度より工作部に3名の部員が入部し、今年は電気建築システム科3年生の課題研究で製作したマイコンカーも3台も出場し、計10名での出場となりました。

大会は、予選1回目、2回目のタイムで順位が決まり、九州地区大会出場枠は、advenced class30台、basic class12台、camera class3台です。

advance class 3年 機械科 河元、本山 2年 吉田 1年 吉田、福本

basic class 3年 機械科 邑上 電気建築システム科 緒方 宮本 床並

camera class 3年 機械科 上原

 

結果は以下の通りです。

九州大会出場

上原(2位入賞) 河元 邑上 本山 福本



九州地区大会は、11月15日、16日(土)(日)に佐賀工業高校で行われます。
工作部では目標を高く、上位入賞&3クラスでの全国大会出場目指して頑張っていきます。



【探究活動】1学年「総合的な探究の時間」語り部講話

1年生の総合的な探究の時間では、水銀学習を行っています。

その一環として水俣病資料館語り部より会長の緒方正実様をお招きし、語り部講話を実施しました。

自身が生まれ育った地域や家族のこと、なぜ語り部として活動しているのかなど写真を交えお話しいただきました。

「水俣病は負の面ばかりが言われるが、水俣病から気づかされたこともある」「自分が経験したことを自分でとどめておくのではなく、他者に伝え循環していく必要がある」「自分に正直に生きることが大切だ」と話されました。水俣病やこれまでに自分で見聞きしたことを、他者がどのように受けとるかに関わらず、伝え残していくことが大切だと気付かされました。その思いを繋いでいきたいと実感しました。



【機械科】1年実習で、ものづくりマイスターによる溶接指導

今年度の1年実習(工業技術基礎)においては、旋盤と溶接の分野のものづくりマイスターによる指導を、熊本県職業能力開発協会の支援により実施しています。

10月28日から新たに溶接の指導を開始しました。
実習では、初めに溶接作業の安全指導、被覆アーク溶接機の使用方法、アーク発生を学びました。

マイスターの先生の溶接時の体験など、幅広いお話がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【建築科】【DXP】「建設DX推進プロジェクト講義」で学ぶ、建設業の「今」と「未来」

 建築科では、地域社会の安全と発展を担う、未来志向の専門教育を展開しています。
本日、建築科1・2年生を対象に、熊本県建設業協会芦北支部にご協力いただき、社会の変化に対応する最新の学びとして「建設DX推進プロジェクト講義」を開催しました。

1. 「地域を守る」役割と将来性
 講義ではまず、坂田建設の坂田様より、「建設業の役割と地域の防災・減災」について熱いメッセージをいただきました。多様な職種(仕事)をサッカーのポジションに例えて解説され、生徒にも身近なイメージで建設業の全体像が伝わりました。
世界における国土面積は0.3%という小さな日本で、大規模地震が20%も発生する日本の災害リスクを踏まえ、地域の安全・安心を支える建設業の重要性を強調され、「地域社会への貢献」という、やりがいと使命感を持てる仕事である点を深く掘り下げていただきました。

2. 進化する建設業!最先端技術「建設DX」を学ぶ
 次に、株式会社松下組の杉本様から、「ICT施工と建設DX(デジタルトランスフォーメーション)」についての講義がありました。
「見える・つながる・まちがえない」をキーワードに、ドローンやAIなどのデジタル技術を建設現場でどのように活用し、安全と効率を向上させているかを具体的に学びました。最新技術が進む中でも、安全・品質・信頼を担保するのは「人間」であり、ICTと人間の得意分野が組み合わさることで初めて「社会を支える力」になるという、技術と人間性の両立の重要性を生徒たちは強く意識しました。

3.「ものづくり」の魅力とキャリア形成
 さらに、株式会社松下組の池﨑様から、アスファルト舗装の技術においては、再生材を約75%使用するなど、環境に配慮した技術についても触れ、進化し続ける建設技術の奥深さを知る機会となりました。現場監督の仕事の面白さや、一つとして同じものがない「一品製作」の工程管理など、「手に職をつける」ことの醍醐味を具体的に知ることができました。

保護者の皆様へ
 本講義は、生徒たちが建設業の「今」を知り、「未来の可能性」を感じる貴重な機会となりました。地域社会に貢献し、安定した将来を目指せる専門スキルを身につけたいとお考えでしたら、ぜひ水俣高校 建築科をご検討ください。11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

過去の建築科の記事はこちら

 

【普通科】普通科集会③開催

外はめっきり涼しくなってきましたね。「〇〇の秋」と言えばみなさんは何を思い浮かべますか?

ここ数年は、涼しくなったと思ったら、急に寒くなることも多く「秋」の気配を感じる期間が短くなったように感じます。

いずれ「〇〇の秋」という言葉は、涼しさとともに消えていくのでしょうか。

 

さて、そんな過ごしやすい今の季節に、第3回普通科集会を実施しました。

今回の内容は、進路指導主事からは、大盛況だった文化祭からの切り替え、3年生の進路状況、11月模試・進路マップに向けた話、3年生担任からは、受験最前線で指導している立場から思うこと等の話の2本立てでした。みな真剣な面持ちで聞いていました。

これから、充実した「秋」にしてほしいと思います。

 

【文化祭】【3-6】【建築科】魂を込めた木製ジェットコースター!

 いよいよ明日は文化祭本番!私たち電気建築システム科3年6組は、本気で木製ジェットコースターを製作しました。材料の合板やむき芯は、新栄合板株式会社様よりご寄贈いただきました。ありがとうございます。

  放課後、足場の組み立てからコース製作まで、毎日みんなで力を合わせて作業。3年間、苦楽を共にしたクラスの団結力は伊達じゃありません。電気やガソリンを使わない、地球に優しいエコなコースターです。何度も調整し、試乗を重ね、安全確認も万全!

  乗車は無料です。皆さんのご来場を心よりお待ちしています。最高のスリルと達成感をぜひ体験してください。

【建築科】【DXP】未来を拓く建設DX教育の実践

 水俣高校建築科では、従来の建築知識に加え、デジタル技術(DX)を核とした建設エンジニア育成に注力しています。劇的に進化する建設業界において、卒業後すぐに最先端の現場で活躍できる力を高校段階から習得できる点が、本学科の強みです。

2年生が習得する「3次元設計」と「ICT技術」
 先日、建築2年生対象に、職員によるDX(デジタルトランスフォーメーション)授業を実施し、昨年度の基礎学習を土台に専門性の深化を図りました。ICT建機を動かす「3次元設計データ」の理解 現場の効率化・省人化を実現するICT建機(情報通信技術を活用した建設機械)は、3次元設計データを活用することで、正確かつ無駄のない作業を実現します。生徒は、このデータが工事の省力化・省人化の鍵であることを理解し、デジタル設計図面を作成するための基本(線形要素を用いたデータ作成要領など)を学びました。さらに、地形解析の基礎となる「三次元座標」と「TINデータ」 建設・測量において不可欠な、現場の地形を正確にデジタル化する技術を学びました。
・三次元座標:現場データを平面座標に変換し、設計に活用する基礎技術。
・TIN(不規則三角形網)データ:地形の起伏をデジタル空間で正確に表現する、測量・設計分野のプロフェッショナルが用いるデータ構造。
生徒たちは、これらの知識を携え、来週予定されている株式会社KAWATSU様および技術顧問である条谷様(建設系YouTuber「ジョウ所長」)による外部講師招聘授業に臨みます。プロフェッショナルから最先端の建設技術を直接学ぶことで、学習意欲を高め、具体的なキャリアビジョンを形成します。

求めるのは「未来を築くエンジニア」
 水俣高校建築科は、「デジタル技術」と「建築知識」を融合させ、安全で豊かな街づくりに貢献できる「未来の建設エンジニア」を育成しています。ドローン測量や3次元設計といった最先端技術を高校のうちから体験できる環境は、生徒の将来の可能性を大きく広げます。「社会で求められる専門技術を身につけたい」中学生の皆様、ぜひ本学科でDX時代を牽引する一歩を踏み出してください。

 11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

保護者のための水俣高校ガイダンス

過去の建築科の記事はこちら

【建築科】和紅茶用上がり台、精度を追求し組み立てへ

 前回の作業に引き続き、「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」を彩る和紅茶用上がり台の製作は、次の重要な段階へと進みました。木材の切断・表面加工を終え、いよいよ組み立て作業が本格化しています。

精度を極める組み立て作業
 「大工技能士」の資格を持つ建築2年生たちは、提供企業様と大会への熱い想いを胸に、直角を強く意識しながら加工を進め、組み立てに取り掛かっています。特にこの上がり台の組み立てにおいては、精度が極めて重要となります。その理由として、この上がり台の座面には、八代の農家さんより提供いただいたイグサを使用し、地元の畳店がこの上がりに専用の畳を製作してはめ込む予定だからです。わずかな寸法の狂いが畳の納まりに影響し、美しい仕上がりを損なってしまいます。生徒たちは、畳の肌触りやぬくもりを最大限に感じてもらい、イベントに貢献したいという思いから、プロの技術者としての誇りを持って、一つ一つの接合部の直角と寸法を厳しくチェックしながら、慎重に作業を進めています。

地元連携で実現する「おもてなし」の心
 この上がり台は、地元企業様からの木材や合板の提供、八代のイグサ、地元の畳店による製作という、地域全体の力が集結して生まれる「おもてなしの心」の結晶です。生徒たちは、完成品が和紅茶を楽しむ方々に安心感と心地よさを提供できるよう、責任をもって、丁寧に作業を進めています。

 水俣の豊かな自然と再生への強い想いが詰まった「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」の成功に向け、上がり台は順調にその姿を現し始めています。完成まで、引き続き情熱を注いでいきます。

 ぜひ、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

保護者のためのガイダンス

過去の建築科の記事はこちら

【建築科】1年生未来の匠を育む! 伝統の「ほぞ穴加工」に挑む、熱き修練

 水俣高校建築科では、日本の建築を支える伝統的な「大工の技」を本格的に学びます。今回ご紹介するのは、建築科1年生による「ほぞ穴加工」の実習。これは、二つの木材を隙間なく、そして強固に繋ぎ合わせるための、まさに"大工の魂"が宿る重要な技術です。

伝統を受け継ぐ、本物の技術との出会い
 初めて手にするのは、古来より受け継がれてきた職人の道具「のみ」。生徒たちはまず、先生によるデモンストレーションに真剣に集中します。道具の正しい使い方、安全で効率的な作業手順はもちろん、一本の木に向き合う大工としての基本姿勢まで、熱心に学びを深めます。

ぎこちない一歩から、確かな自信へ
 初めての「のみ」加工は、誰もが最初は緊張し、金づちを叩く音も控えめです。しかし、そこは建築科。生徒たちは、先生のきめ細やかな指導と、隣で真剣に技術と向き合う仲間の姿から刺激を受け、作業のリズムは徐々に軽快に、そして確かな力強さを増していきます。木くずが舞う実習場に響く、リズミカルな金づちの音。それは、単に木を削る  音ではありません。それは、彼らがひたむきに精度を追求し、己の技術と向き合う「修練」の証。その真摯な姿は、まさに伝統の職人芸を習得せんとする「求道者」そのものです。

単なる技術ではない、「大工の魂」を宿す
 建築科では、この実習を通じて、生徒たちは単なる知識や技術以上の「ものづくりへの情熱」や「大工の魂」を宿し始めています。手を動かし、木と対話することで、生徒らは日本の建築文化の奥深さを体感し、未来の建築家としての道を、力強く、そして誇りをもって歩み始めているのです。
 水俣高校建築科は、あなたの「ものづくりへの夢」を、確かな技術と情熱で未来へと繋ぎます。 ぜひ、私たちと一緒に、次世代の建築を担う匠を目指しませんか。

 ぜひ、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

過去の建築科の記事はこちら

 

【商業科】「情報処理」でも「会計」の勉強を

商業科「情報処理」の勉強内容について紹介します。

今、取り組んでいるのは、情報処理検定の実技の練習です。

内容は、データを表とグラフにまとめて、報告書を作成することです。

本時は、売上高や営業利益から企業の経営成績をデータ分析しました。これらは、情報処理だけでなく会計、電卓のビジネス計算でも取り扱う内容です。

商業科には、自分で会社やお店を経営している卒業生も多くいらっしゃいます。商業科での学びは、将来の実務でも役に立つものです。

全ての勉強は、自分の未来につながっているんですよ。

【機械科】インターンシップに行ってきました!4

続編です!

機械科の2年生が4日間、肥薩おれんじ鉄道でインターンシップを体験しました。

特別な車両の説明を受けただけでなく、 なんと乗車もさせていただきました。

機械科に来るとこんな経験ができるのも魅力ですね!

とても貴重な経験になりました!肥薩おれんじ鉄道様、ありがとうございました!

【ソフトテニス部】九州高等学校新人ソフトテニス熊本県予選結果

10月11日、熊本県民総合運動公園にて九州高校新人ソフトテニス熊本県予選会があり、男子2ペア、女子1ペアが選手として参加しました。

結果は男子が1勝1敗と2敗、女子が1勝1敗で、3ペアとも予選リーグを勝ち抜くことはできませんでした。しかし、高校総体よりも成長したプレーも多く、また応援の大きな力も後押しし、次回につながる試合となりました。

次は県下大会団体戦です。肌寒さを吹き飛ばすほどのアツさで、残り3週間頑張ります!

【建築科】【WCP】水俣高校で、本物のプロと挑む「神社復興プロジェクト」

 社会で即戦力となる技術を高校生のうちに水俣高校建築科では、教室での座学だけにとどまらず、「Wood Connect Project(WCP)」として、実践的かつ社会貢献性の高いプロジェクトに挑んでいます。現在、3年生が取り組んでいるのは「塩釜神社復興プロジェクト」における、御本尊を祀る観音開きの建具製作です。この特別な学びを支えているのが、ものづくりマイスターの皆様。日本の伝統建築技術を知り尽くした「本物のプロフェッショナル」による直接指導が、生徒たちの技能を飛躍的に高めています。
 マイスターの「神業」を間近で学び、大きく成長!
 先日行われた第三回目の技術指導では、いよいよ建具の最終工程である「組み上げ」に挑みました。生徒たちは、マイスターの方々が繰り出す卓越した技術を目の当たりにし、驚きつつも、その「神業」を吸収しようと真剣そのもの。はじめは緊張していた生徒たちも、回を重ねるごとにマイスターと打ち解け、今では積極的に質問や会話を交わしています。このプロの現場に近い環境で、技術を習得するだけでなく、社会人としてのコミュニケーション能力や積極性も同時に身につけているのです。

 「世界に一つだけ」の建具が形になる感動
 丁寧に加工してきた「ほぞ」と「ほぞ穴」を組み上げる瞬間は、まさに感動的です。寸分の狂いもなく直角に組み上がった建具は、生徒たちが自ら設計した世界に一つだけのデザイン。この建具には、技術指導への感謝、そして塩釜神社復興に携わる方々の強い想いが込められています。

 水俣高校建築科では、このような貴重な社会貢献プロジェクトを通じて、座学では決して得られない確かな技術力、深い達成感、そして社会で通用する自信を生徒たちに提供しています。「将来、ものづくりに関わりたい」「手に職をつけたい」と願う中学生の皆さんへ。水俣高校建築科で、本物の技術を学び、地域社会に貢献する誇り高き建築人を目指しませんか。

 ぜひ、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

過去の建築科の記事はこちら

【機械科】インターンシップに行ってきました!3

続編です!

機械科の2年生が3日間、熊本ダイハツ販売水俣店でインターンシップを体験しました。

実際の車を使って、整備の仕事を学んだり、工具の使い方を教えてもらったりしました。 

ユニフォームも用意していただき、生徒はプロの気分で楽しく学んでいました。

働く現場の雰囲気を肌で感じることができ、とても貴重な経験になりました!

【商業科】文化祭の準備始まる

10月24日(金)と25日(土)で行われる文化祭の準備が始まりました。

商業科では、例年、生徒の開発商品を販売し好評をいただいています。

今年は、1年生が「おれ鉄コメせん(3種類)」と「お野菜ゴロっと ミネストローネ」を

2年生が「オリジナルデザイン タオル」を販売します。

2年生は商品が届き、検収作業を行いました。

いよいよ今週は文化祭。日頃、地域の皆様に応援していただいていることに感謝し、正面玄関前で心を込めて販売実習を行います。どうぞよろしくお願いします。

【商業科】商品開発事業に係る選考審査会に参加してきました!

令和7年10月16日(木)、くまもと県南フードバレー推進協議会主催の商品開発事業に係る選考審査会に参加してきました。商業科1年生は、これまで商品企画提案のため、何度も話し合いを重ね、放課後を利用し、発表の準備を行ってきました。発表当日は、極度の緊張状態でしたが、その中でも堂々と落ち着いた発表を行なってくれました。審査の結果、選考審査会を突破し、商品化されることが決定しました!どんな商品が完成するか、お楽しみに!!

【半導体情報科】半導体研究の第一人者黒田先生による特別講話がありました!

 10月14日(火)5限目の時間に半導体情報科1年生8名、2年電気コース16名を対象に半導体研究の第一人者で熊本県立大理事長の黒田忠広先生による特別講話が本校で行われました。

 熊本県立大学では令和9年4月より半導体に関する学科が新しく設立されるます!

 今回は黒田理事長先生に半導体の発展やAIの可能性、それらを学ぶ大切さなどをご講演いただきました。

 生徒からは、「今日の講話を通して大学進学もあり得ると思った。また、熊本県立大学に「半導体学部」ができるのは2027年の春なのでそこを目指して行きたいとも思った。」などの感想もあり、とても有意義な時間となりました。

 県立大学の皆様、貴重な時間を提供していただきありがとうございました。なお、当日は報道機関の取材も受けました。

 

 

【機械科】インターンシップに行ってきました!2

今回も機械科の生徒に注目して、インターンシップの様子をお伝えします。

どのような企業で体験をしているのかご紹介します!

第2回の投稿は、肥薩おれんじ鉄道株式会社様です。
肥薩おれんじ鉄道株式会社は、熊本県八代市から鹿児島県薩摩川内市までを結ぶ第三セクターの鉄道会社で、地域の交通・観光・産業振興に貢献している企業です。今回は4日間、特別スケジュールを作成していただき、インターンシップに参加しました。

とにかく特別な体験の連続でした。通常では入れない場所や鉄道の裏側を知ることができました。そして何より社員の皆様の情熱に、働くことの意義、仕事との向き合い方など勉強させていただきました。

【建築科】2年生が「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」を彩る和紅茶用上がり台の製作を開始

 来る令和7年11月1日(土)・2日(日)に開催される、食と農を通じて持続可能な未来を考える世界的な祭典「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」を彩る重要なアイテムの製作が、水俣高校建築科2年生の手によりスタートしました。

 特に2日(日)にエコパーク水俣で開催されるスローフードマーケットと同時開催の「九州和紅茶サミット in みなまた」において、水俣名産の香り高い和紅茶を提供するための「上がり台」を、建築2年生が主催者からの依頼を受け、心を込めて製作しています。

 製作に使用する木材と合板は、大会の成功と地域への貢献を願う地元企業様から全てご提供いただきました。生徒たちは、この温かい期待と想いを真摯に受け止め、未来へ繋ぐ「ものづくり」として、本日より本格的に製作に取り組んでいます。専用の機械で正確に切断・加工された木材は、「超仕上げ鉋盤(かんなばん)」により表面が鏡のように滑らかに美しく仕上げられます。これは、提供された地元木材の持つぬくもりと木目を最大限に活かすための丁寧な作業です。さらに、のこぎりや鑿(のみ)といった手道具を駆使し、熟練の技で加工を進めています。

全員が「大工技能士」の確かな技術者集団

 製作に携わる建築2年生は、なんと全員が若くして「大工技能士」の資格を持つ、確かな技術者集団です。生徒らはプロの技術者としての自覚を持ち、正確性、迅速性、そして安全を徹底しながら、提供企業の想いと大会成功への熱意を胸に、一つ一つの工程を責任もって進めています。

 水俣の豊かな自然と再生への強い想いが詰まった「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」。生徒たちが製作するこの上がり台は、地元高校生と企業、そして食文化が一体となった「おもてなしの心」を形にするものです。和紅茶を楽しむ際、生徒たちの技と想いが詰まったこの上がり台にもぜひご注目ください。大会の成功に向け、最後まで情熱を注ぎ完成させます。

過去の建築科の記事はこちら

【機械科】インターンシップに行ってきました!1

この時期、2年生はインターンシップに参加しています。
今回は機械科の生徒に注目して、どのような企業で体験をしているのかご紹介します!

第1回の投稿は、熊本ダイハツ販売株式会社 水俣店様です。
熊本ダイハツ販売株式会社は、熊本県内に15店舗を展開するダイハツの正規ディーラーで、新車・中古車の販売、車検・整備、保険代理業などを行っている企業です。今回はその水俣店でインターンシップをさせていただきました。

工場内では、本物の車を前に、指導員の方から丁寧なご指導をいただきながら、自動車についてさまざまな学びや実習を経験しました。
なんとユニフォームまでご準備いただき、生徒もとても嬉しそうな様子でした!

大変お世話になりました!

【進路指導部】進路講話(2学年)開催!

2学年対象に進路講話を実施しました。

講師は企業連携コーディネーターの藤原様にお越しいただき「進路選択の前の前! 進路選択を考える前に必要なこと」と題してご講話いただきました。


まずは進路実現は、単なる願望ではなく、目的と意図を持つことで「将来の現実を選択する」ことだと強調されました。

 

また、自分の「好き(“快”)」 を深く掘り下げることが重要だと解説されました。例えば、「ゲームが好き!」という感情を構造化し、それが「創造」や「攻略」の喜びであれば、そこから具体的な行動(創作や分析)へと試すことが大事だと推奨されました 。これは、「専門性 × 独自性」 を高め、「自分を開発していく」 ための道筋となるものです。

 

最後に、生徒たちへ希望する企業に対して「考えを見える化する」というメッセージをいただきました。自問自答の内容をノートに書き出し、「問い」と「意見」などを整理することで 、漠然とした願望ではなく、明確な意図を持った進路選択を目指していくというものです。

今回の進路講話を受け、今後の進路選択、人生に活かしていきたいです!

 

【弓道部】令和7年度県下大会(県新人戦)結果報告

10月4日・10月5日(八代市弓道場)

男子団体A:新立・前田・西本・宮﨑・濱崎

男子団体B:野添・城・秋山・吉田

女子団体:谷口・堀井・脇元・諌山・宮下・渕上・西川

女子個人:石本

 

男子団体

Aチーム:1次予選10中 → 通過(48チーム中5位)

Bチーム:1次予選2中  → (予選落ち)

     2次予選10中 → 通過(12チーム中5位)

トーナメント1回戦(対八代工業)   7-10→ 敗退

 

女子団体:

Aチーム:1次予選14中(59チーム中1位)

      2次予選6中 → 同中競射へ(22チーム中10位タイ)→競射により通過

Bチーム:1次予選2中(予選落ち) 

トーナメント1回戦(対熊本商業A)   7-8→ 敗退

  

個人

女子個人予選

石本 → 敗退

男子準決勝

宮﨑:0中→敗退

 

女子準決勝

谷口:2中→敗退

脇元:1中→敗退

宮下:4中→決勝へ

 

女子決勝

宮下:順位なし

 

結果:男子・女子団体ベスト16

 

新チームとなってはじめての試合である新人戦が八代市弓道場で行われました。男女団体優勝・入賞を目標に努力を続けてきましたが、トーナメント1回戦(ベスト16)で敗退、悔しい結果に終わりました。近的の公式戦では1年以上ぶりに入賞なしという結果に終わったので、次の選抜に向けてもう一度気を引き締めて臨みたいと思います。応援ありがとうございました。

 

文責:松下新之介

【卓球部】ラブオール!20 学年別大会「準優勝」!

 9月23日(火・祝)に、熊本県卓球協会主催、熊本県高等学校体育連盟共催で、熊本県高校学年別卓球大会が、トヨオカ地建(八代市総合体育館)で開催されました。選手一人ひとりが日ごろの練習の成果を発揮するため、自分自身の課題の克服を目標に大会に挑みました。

 特筆すべき結果として、1年男子の部で大川くん(水俣一中出身)が名だたるシード選手との接戦をものにし、決勝まで進みました。結果は惜しくも準優勝でしたが、この夏の成長を感じさせる、次につながる戦いぶりでした。

 写真は決勝戦の様子です。観客が見守るなか、大きな体育館のセンターコートで試合をすることは、とても特別です。みんなの士気が上がる、そんな一日でした!

【商業科】探究学習発表会IN玉名に向けて

10月末、玉名市で開催される「探究学習発表会IN玉名」に本校商業科の全学年が参加します。

今回は、3年生の準備風景を撮影してきました。

3年生は今夏出場した熊本県生徒商業研究発表大会での発表内容を柱に構成を組み立てます。

どんな仕上がりになるか、お楽しみに!

【建築科】資格と実力で未来を拓く! 1年生が培う「社会で生きる力」

 本校建築科では、将来社会で活躍するための「確かな専門技術と、それを支える人間力」を徹底して育てています。

 確かな実力を証明する「資格」への挑戦

 現在、建築科1年生は、専門分野の基礎となる「トレース技能検定」の実技対策に夏から熱心に取り組んでいます。週末の検定本番を目前に、生徒たちは真剣そのもの。正確で迅速、そして丁寧に描く技術を追求し、製図用具を自在に操るプロの基礎技能を身につけています。苦手な課題にも自ら挑む高い意識は、将来の専門職としての自覚の表れです。この検定合格をゴールとするのではなく、社会で通用する「揺るぎない実力」を育成する貴重な機会と捉えています。

専門教育が育む「将来に役立つ3つの力」

 この資格対策を通じて、生徒たちが大きく伸ばしているのは、製図技術だけではありません。それは、将来、どのような分野に進むにしても必ず必要となる「生きる力」です。

難解な図面を読み解く「読解力」:複雑な情報を正確に把握し、論理的に理解する力。

長時間集中し続ける「集中力」:目標達成のために粘り強く取り組み続ける精神力と習慣。

図面を見る人の立場になる「想像力」:他者の視点を理解し、質の高い仕事を提供する意識。

 これらは、建築家にとって不可欠であると同時に、社会人として求められる「課題解決能力」の土台となります。一本一本の線に「命」を吹き込むように取り組む姿勢は、単なる技術習得を超え、仕事への真摯な向き合い方を学んでいる証です。

経験こそ、未来を支える力

 水俣高校建築科での経験は、机上の知識に留まらない「経験こそ力」という揺るぎない自信となります。今後さらに専門性を増す製図課題も、この基礎力があれば必ずや乗り越えていくでしょう。

 ぜひ、11月12日(水)18:30から本校で開催される保護者のための水俣高校ガイダンスへご参加ください。

過去の建築科の記事はこちら

【電気コース】小学校体験学習

令和7年10月7日(火)と10日(金)、水俣市立水俣第二小学校の6年生(2クラス・計50名余り)を水俣高校にお招きし、体験学習を実施いたしました。このプロジェクトは昨年度(対象:4年生)に続き、2回目の開催となります。

この体験学習は、高校生が主体となって授業やサポートを行う形式です。児童たちにとってはキャリア教育の一助となり、将来的に水俣高校を志望するきっかけとなることを目指しています。同時に、高校生にとっては創造力やプレゼンテーション能力の向上、さらには自主性や相手を思いやる力を身に付ける貴重な機会とすることを目的としています。

当日は、高校生が手作りした信号機のモデルを使ったプログラミング授業を体験してもらいました。事後アンケートでは肯定的なご意見が多く、こうした温かい声は、指導した高校生の大きなやりがいとなりました。また、初めて高校の校舎に入る児童も多かったようで、「とても新鮮な体験ができた」との感想もいただきました。

今後も地域連携を推進し、地域活性化に貢献できるよう努めてまいります。

【カヌー部】県新人大会結果

9月20日、21日に鹿児島県菱刈カヌー場で令和7年度熊本県高等学校カヌー新人大会が行われました。結果は以下の通りです。

男子カヤックシングル 優勝 鶴長

男子カナディアンシングル 4位 柳川   

女子カヤックシングル 優勝 鶴長 準優勝 集

女子カヤックペア   優勝 鶴長・集 3位 田端・福山

シングルで8位、ペアで9位以内に入った選手は、11月1日、2日に大分県で行われる九州新人大会へ出場します。

高校からカヌーを始めた1年生にとっては初めての公式戦になりました。練習では何度も転覆していましたが、本番では全員が最後まで漕ぎきることができました。緊張もありましたが力を出し切れたと思います。まだ実力が不安定な分、毎日の練習で成長を実感できる期間でもあります。1か月後の九州新人大会では、今回よりも大きく成長して漕いでくれると思います。

九州新人大会でも、応援よろしくお願いします。

【建築科】【WCP】プロの技術を体感!塩釜神社復興プロジェクトで「本もの」に触れる

 水俣高校の建築科では、ただ設計図を描いたり、教科書で勉強するだけじゃない、未来の建築を担うプロの技術を学ぶことができます。
 現在、建築科では「ものづくりマイスター」の指導のもと、塩釜神社の建具(たてぐ)を製作する貴重なプロジェクトに挑戦中です。
・「本もの」を知るからこそ機械のすごさがわかる
 本日行われた第2回目の実技指導は、なんと学校を飛び出し、マイスターの工場(こうば)で実施されました。
生徒たちは、伝統工法である組子(くみこ)の加工を先に手作業で体験済です。手作業で木材を寸分の狂いもなく組むことが、どれだけ難しくて、どれだけ集中力のいる作業かを知っていたからこそ、工場で初めて建具製作専用の機械を目の当たりにしたとき、「すげえ!」「なるほど!」と驚きの声が上がりました。これは、単に機械がすごいという感動じゃなく、手加工の難しさを知っているからこそ、プロの技術と機械の正確さ、効率の良さを心から理解した瞬間です。
・本気の技術が自分を成長させる
 マイスターの迷いのない手際と、技術の核心を突く分かりやすい説明は、生徒たちの学びへの集中力をグッと高めました。建築科の先生たちも見たことのない専門機械がありと、学校では味わえない本気の現場での学びは、みんなの技術と意識を大きくグレードアップさせています。
 現在、生徒たちは神社の復興に関わる人たちの強い想いを背負い、「最高にいいものをつくろう」という責任感と意気込みを持って作業に奮闘しています。水俣高校建築科で学ぶことは、技術だけじゃありません。「プロの仕事の進め方」「本ものの現場の空気感」「社会の役に立つものづくりの責任感」これら全てを実践的に学ぶことができます。

 「将来、自分の手で何かを生み出したい」「一生ものの技術を身につけたい」と思っている人は、水俣高校建築科で、未来の自分の可能性を広げてみませんか?

過去の建築科の記事はこちら

【建築科】2年生が挑む、プロの現場体験

 「家を建てる」って、どういうことだろう? 実際に自分の目で見て、手を動かしてみたいと思いませんか?2年生が、今、その疑問の答えを探るべくインターンシップに全力で取り組んでいます。
・若きプロフェッショナルから直接学ぶ
 今回、特に注目したいのは、住宅の木造新築工事現場で奮闘している生徒です。この現場を任されているのは、なんと水俣高校建築科のOG(卒業生)
・憧れの先輩は「現場監督」
 彼女はまだ若くして一級建築施工管理技士補の資格を持ち、工事全体を一人で仕切るプロフェッショナルです。そんなかっこいい先輩のもとで、生徒は仕事の楽しさも難しさも肌で感じながら、優しく、そして実践的に指導を受けています。
・ 挑戦!プロの技「貫(ぬき)の釘打ち」
 現場では、先輩だけでなく大工さんからも直接指導を受け、建物の構造を支える「貫(ぬき)」と呼ばれる部材の釘打ちにも挑戦しました。
・ 資格が光る!真剣な挑戦に「合格点」
 大工技能士の資格を持つ生徒は、大工さんのアドバイスをすぐに実践。プロには敵わなくとも、丁寧さと安全を意識した作業で、大工さんから「合格点」をもらうことができました。学んだことが、現場で活かせることを証明した瞬間です。
・地元のプロとのつながりも
 さらに、この現場の電気工事担当にも、本校電気科のOBが。担当職員との嬉しい再会もあり、水俣高校の卒業生が地元の建設業界を支えていることを改めて実感しました。
~君も「つくる」喜びを水俣高校建築科で~
 今回のインターンシップは、生徒たちにとって、将来の仕事の楽しさややりがい、そして大変さをリアルに知る貴重な機会となりました。
「設計」や「ものづくり」に興味がある君へ。
水俣高校建築科で、資格を取得し、プロの技術を身につけ、未来のまちを「つくる」一歩を踏み出しませんか?
              水俣高校建築科で、あなたの夢をカタチにしよう!

過去の建築科の記事はこちら

【普通科】水俣高校版アカデミックインターンシップ(2学年特進)開催!

2学年特進クラスを対象に水俣高校版「アカデミックインターンシップ」が実施されました。

本事業は「学び(学問)」と「しごと」のつながりを知り、社会のなかで学びがどのように活かされているのか、今学ぶ意義は何なのか、などを考察することを目的としています。

理系コース、文系コース、医療系コースにわかれ、午前は大学より講師をお招きしたご講話、午後は地域企業や医療現場等に赴き、午前の「学び(学問)」がどのようにつながっているのか、地域課題は何なのか、などを見学・体験させていただきました。

以下、長文になりますがお付き合いください!↓

 

【理系コース】

午前は熊本大学大学院先端科学研究部の高藤誠教授(専門:超分子化学)による講義を受けました。高藤教授は、ご自身の生い立ちから現在の研究に至るまでをライフステージに沿って紹介され、学会参加の意義や得られる経験について、生徒にも分かりやすくお話しくださいました。さらに、光の波長や光学顕微鏡・電子顕微鏡の仕組み、英語の重要性など幅広くお話していただきました。

午後は、水俣市の産業団地にある株式会社アミカテラ様を訪問しました。池田雄亮様から、会社の概要や製品紹介、持続可能な社会を目指す企業の取り組み、海外技術の活用時のやりとりなどをお話しいただきました。また、ご自身の経験や水俣高校時代の思い出を交えながら、「学習することの大切さ」についても語ってくださいました。工場見学では、スライドで見た製造工程の一端を実際に確認することができ、専門的な知識が社会でどのように生かされているかを実感できる貴重な体験となりました。

 
















【文系コース】

午前は熊本学園大学経済学部より溝上章志教授、UTモビリティサービス株式会社、水俣市役所からそれぞれ職員の方にお越しいただき、熊本県や水俣市の公共交通計画、移動支援サービス等についてご講話いただきました。交通混雑の実態や熊本県の公共交通サービスの現状と課題など、水俣市の交通課題も含め、考えるきっかけとなりました。

午後は水俣市役所に移動し、水俣市をより良くするためのワークショップに取り組みました。それぞれの班で、水俣市を盛り上げるための案を出し合い、協議しました。産学官が連携した、まさに「協働的な学び」となりました。

 

 
















【医療系コース】

午前は熊本保健科学大学より水本教授にお越しいただき、ご講話いただきました。実際に大学の教科書から今の学びを振り返り、社会やしごとにどうつながっていくのか、今の学びとの関連性はどのようなものがあるか、ということを中心にお話いただきました。生徒は思い思いに興味のある教科書を手に取り、真剣に読み込んでいました。

午後は水俣市立総合医療センターへ移動し、院長先生や薬剤師のお話、看護部や臨床検査科、リハビリテーション技術科などを見学・体験させていただきました。「忘れない努力をすること」や「学ぶほど患者さんの力になれる仕事」であることなど、学び続けることの重要性を身をもって体験できる貴重な時間となりました。

 

 

 

【建築科】未来の職人へ 待望の木工実習スタート!

 将来、「ものづくり」に携わりたい、自分の手で何かを形にしたいと考えているなら、水俣高校建築科でその第一歩を踏み出しませんか?
建築科1年生は今日から、待ちに待った木工実習をスタートさせました。この実習は、建物づくりの基礎となる職人の技を体で学ぶ、非常に重要なカリキュラムです。

・職人の基本、墨付けに挑戦
最初の課題は「墨付け」。これは、木材を加工するための印をつける工程で、建築の正確さを左右する重要な作業です。生徒一人ひとりに配られた角材と、職人の必須アイテムである「さしがね」や「墨つぼ」を使います。
最初は、さしがねの表と裏の使い分けに戸惑ったり、角材を一周しても始点と終点の線がうまくつながらなかったり…と、予想通り手こずる場面も。しかし、そこは未来の建築家たち。集中して練習を重ねるうちに、みるみるうちにコツを掴み、誤差のない正確な線が引けるようになりました。
・のこぎりを使いこなす!
墨付けの次は、いよいよ「のこぎり」の体験です。先生が手本を見せると、そのスピードと寸分の狂いもない精度に、生徒からは驚きの拍手が起こりました。代表生徒が挑戦した後、全員がのこぎり挽きに何度も挑戦。最初はぎこちなくても、クラスメイトの良いところを観察し、真似ることで上達のスピードが加速します。まるで修行のような真剣さで取り組む生徒たちは、体と頭をフル回転させて、いい汗をかいています。
・大工技能士を目指そう
水俣高校建築科では、このように実践的な学びを通して、将来大工技能士をはじめとする立派な技術者を目指します。単なる勉強だけでは得られない、「自分の手で未来を創る」という確かな手応えと、仲間と一緒に技術を高め合う楽しさが、ここにはあります。「建築」に少しでも興味があるなら、ぜひ一度、水俣高校建築科の学習の様子を見に来てください。未来の技術者として、一緒にスタートを切りましょう!

過去の建築科の記事はこちら

【普通科】九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)報告

九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)に、本校生徒6名が参加しました。

このQFC-SPは、九州・山口地方の高校生を対象に、将来グローバルに活躍できる次世代の科学技術人材を育成するための、高度で実践的な教育プログラムで、約3ヶ月間実施されました。本校からも熱意ある6名生徒が参加し、大学の先生方による専門的な講義や研究活動を通じて、大きな成長を遂げました。

本事業はまず、プレセミナーに参加・聴講しレポート提出し、そこで合格した者のみが参加できるものです。本校生徒6名が見事にプレセミナーを合格し参加することができました。

先日、閉講式が行われ、なんと本校生徒が、全参加者の中でBio&Natureコースを代表して「受講生代表スピーチ」の大役を務めました。

代表スピーチに選ばれた生徒は、この3ヶ月間にわたるプログラムを通して学んだこと、そして課題解決能力を身につける中で感じた自身の変化や将来への展望について、堂々と、そして熱意のこもった言葉で語り上げました。

参加者の前で、自身の体験と学びをしっかりと伝えるその姿は、本校生徒のひたむきな努力と確かな成長を証明するものであり、会場にいる参加者や大学関係者の方々から大きな拍手が送られました。

水俣高校は、今後も生徒たちの知的好奇心を満たし、グローバルな舞台で活躍できる力を育むための活動を積極的に支援していきます。

QFC-SPでの学びを糧に、参加者の今後のさらなる活躍に期待します!

 

 

【建築科】建物のカタチが見えてきた!1年生軸組模型製作

 建築科1年生による軸組模型製作もいよいよ大詰めです!前回までの軸組(骨組み)に続き、4回目の実習では建物の輪郭を形作る壁の立ち上げと、建物の傘となる小屋組み(屋根の骨組み)の製作に取り掛かりました。

・緊張の壁の立ち上げ!「直角」へのこだわり

 模型製作において、柱が直角に立っているかどうかは、建物の安定性と美しさの命です。生徒たちは、これまでに組んだ骨組みに対し、壁の部材を垂直になるように慎重に接着・固定していきました。図面を見ながら作業するだけでなく、「しっかり目で見ること」を意識し、少しの傾きも見逃さないよう、班員同士で確認し合いました。この丁寧な作業が、本物の建物を建てる時と同じくらい大切であることを肌で感じています。

・模型のクライマックス!小屋組みの製作

 壁が立ち上がると、いよいよ建物の屋根を支える小屋組みの製作です。

小屋組みは、複雑な形の部材を正確に組み合わせていく必要があり、難易度が上がります。座学で学んだ母屋(もや)や棟木(むなぎ)、垂木(たるき)といった部材の配置を、立体的に再確認しながら慎重に作業を進めました。

「ここはどう組むんだ?」「この角度で合ってるかな?」といった声が飛び交う中で、お互いに教え合い、助け合うチームワークが光りました。難しい作業ですが、パーツが組み上がり、屋根の形が見えてくると、生徒たちの顔には達成感が溢れていました。

・完成まであとわずか!協力してゴールへ

 製作開始から約1ヶ月、模型は残すところ仕上げの段階です。

一つ一つの作業が学びであり、全員で協力して取り組むことで、建築への理解が深まっています。最後の工程まで気を抜かず、班員一丸となって、正確で美しい軸組模型を完成させることを目標に頑張ります!

 次回の完成報告をお楽しみに!

過去の建築科の記事はこちら

【建築科】【WCP】「本もの」の技に触れる!「Wood Connect Project」でプロの技術を学ぶ

 建築3年生は「Wood Connect Project 2025 〜塩釜神社復興プロジェクト〜」に取り組んでいます。山での伐採実習から始まり、現地調査や文化財の講話、そしてプロの建築士からの指導を経て、ついに「ものづくりマイスター」による本格的な実技指導がスタートしました。

プロのスピードと正確さに驚き!

 今回指導してくださったのは、建築の世界で長年の経験と卓越した技術を持つ「ものづくりマイスター」。生徒たちは、神社に取り付ける観音開きの格子戸を製作するため、まずは墨付けという、木材を正確に加工するための重要な印つけ作業を教わりました。マイスターの迷いのない手つき、段取りの良さ、そして作業のスピード感はまさにプロフェッショナル。生徒たちは驚きつつも、今まで授業で磨いてきた技術を活かしながら、「本もの」の現場での作業を体感しました。

効率と正確性を追求した熟練の技

 その後の加工工程では、機械への材料のセットの仕方、作業中の姿勢、手順の一つ一つに至るまで、全てにおいて無駄がなく効率的な作業のためのアドバイスをいただきました。熟練の技から生まれる効率と正確性は、生徒たちに大きな感動を与えました。

 「本もの」のプロから直接技術を学ぶこの体験は、教科書や教室だけでは得られない貴重な経験です。水俣高校建築科では、このように歴史的なプロジェクトに参加しながら、未来の建築のプロフェッショナルを目指すことができます。ものづくりや歴史ある建物の修復に興味がある中学生の皆さん、水俣高校建築科でプロの技術と本物の経験を積み、私たちと一緒に未来を創りませんか?次回のマイスター指導も、さらに深い学びになるはずです。生徒たちは、このプロジェクトを通じて、自分たち自身も「本もの」の技術者に一歩一歩近づいています。

 水俣高校 建築科で、私たちと一緒に君の未来をデザインしよう!

過去の建築科の記事はこちら

【機械科】旋盤実習2年生 ねじ切り編

2年生機械科で旋盤実習を行いました。
本日は全4回の工程の最後になり、いよいよねじ切り作業に入ります。

段付きの部品を作成し、ネジ部分となる「おねじ」を作っていきます。
ピッチと外形を上手くできれば作った場所にナットがスムーズに入ります。

材料は技能検定の練習で使用した材料を切削して再利用をして作っています!

突っ切り加工で溝を作って、、、

複数回に分けてねじを切削していきます。


最後はねじとして出来上がります。

上手く入ったようですね!

【探究活動】熊本保健科学大学訪問

 9月25日(木)1年生の1・2組と2年生の希望者で熊本保健科学大学に大学訪問をしてきました。

 

  

 

 そこでは、医学検査学科、看護学科、リハビリテーション学科の理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻、それぞれの模擬授業を体験させていただきました。さらに、水俣高校の卒業生からの話も聞かせていただきました。

 

 人の血液型は4種類ではなく、なんと300種類以上であることを知り、血のサンプルから血液型を調べてみました。

 

 

また様々なストレッチを行い、硬かった体が柔らかくなる体験もすることができました。

 

    

 

 それぞれ40分程度の模擬授業でしたが、すぐ終わったと感じてしまうほど授業は充実していました。

 

 熊本保健科学大学の様々な学科の模擬授業を体験し、先輩方の大学生活の話も聞き、学食も食べることができ、

大学というところが分かったと思います。自分の将来の進路選択に繋げられれば良いかと思います。

【機械科】君ならこのロボットをどうやって使う?!2025ロボットアイデア甲子園熊本大会

9月23日(火・祝日)東海大学熊本キャンパスにてロボットアイデア甲子園熊本大会の決勝大会が行われました。

この大会は産業用ロボットの新たな利用方法を自由な発想で考え、提案・発表をおこないます。
予選会には機械科3年生の5名が参加し、選考で選ばれた機械科3年の田尻君が発表を行いました。

1人5分間のプレゼンテーション+質疑応答と「創造性」「社会性」「実現性」「市場性」「アピール性」「表現性」の6項目の合計点で審査されます。


「除草ロボットによる挑戦」というテーマで産業用ロボットを用いたアイデアを作成し、発表を行いました。
今回は入賞はありませんでしたが 、堂々と立派に発表することができ貴重な経験になったと思います。

【商業科】税理士講話が行われました!

令和7年9月22日、地元で活躍される税理士事務所の方々に御来校いただき、税理士講話を実施していただきました。商業科1年生を対象に、税理士の仕事内容や地元で活躍されている企業を御紹介していただきました。

永田税理士事務所の皆様、お忙しい中、ありがとうございました。

【カヌー部】水俣市長表敬訪問

9月12日、インターハイに出場した10人で水俣市長に表敬訪問を行いました。

今回のインターハイでは男子は2年連続の総合優勝、女子も昨年の最高成績を上回る結果を残すことができ、高岡市長からもねぎらいの言葉と、これからの大会に向けた激励の言葉を頂きました。

来週は県新人大会、10月は国民スポーツ大会、九州新人大会と今後も大会が続いていきますが部員一同練習を頑張っていきます。

 

 

【建築科】廃材から生まれる新たな価値!建築機械の技術を椅子づくりで学ぶ

 建築2年生は全員が「3級建築大工技能士」です。その課題の練習で使った木材を再利用し、工作機械の使い方を学ぶために木製椅子を制作中です。

1.廃材が生まれ変わるまで
 通常なら捨てられてしまうはずの廃材も、建築の生徒にとっては宝の山。安全に配慮しながら、手押しかんな盤や昇降盤などの機械を安全第一で使って丁寧に木材を製材し、椅子の材料として生まれ変わらせました。
2. 設計から組み立てまで
 プロの建築大工が使う道具や技術を使い、木材のどの面を使うか、どう組み合わせるかを考え、材料に番号を振る「番付け」や「墨付け」といった作業に挑戦。廃材を形にしていきました。

水俣高校建築科で未来の建築家へ
 水俣高校の建築科では、専門的な知識と技術を実践的に学べます。今回の椅子づくりは、建築大工の技術を習得すると同時に、「廃材を再利用する」というSDGsの観点も学ぶ貴重な体験となりました。作った椅子は、生徒が持ち帰り自宅で使用します。

 将来、建築士や大工として活躍したい、ものづくりが好き、SDGsに貢献したいと考えている皆さん、ぜひ水俣高校建築科で私たちと一緒に学びませんか?

過去の建築科の記事はこちら

 

【進路指導部】放課後出張講義第3回ミナGAKU「鹿児島大学、水産系、県庁の仕事などを知ろう!」開催

放課後出張講義第3回ミナGAKUが実施されました。

講師は本校令和2年度卒業生で、現在は熊本県庁でご活躍されている下鶴様です。急な依頼にも関わらず快く引き受けていただきました。感謝!

内容は高校時代、大学時代、県庁での仕事内容など幅広く講義をしていただきました。

小学校6年生のときの作文が紹介され、そこには「僕は将来海に関わる仕事をし、海を守りたい」と書かれていました。そしていま見事に当時の夢を叶えておられます。

「好きこそものの上手なれ」「ウォームハート&クールヘッド」「目配り気配り」「志高く目指した先に必ず同志がいる」など心のこもった熱いメッセージを参加した生徒に伝えていただきました。

最後は生徒との談話時間で、生徒から素朴な質問に答えてもらうなど、終始和やかな雰囲気で会を終えました。生徒はこの経験を今後の進路選択、そして、人生に活かしてほしいと思います。

下鶴様、ありがとうございました。

 

写真が暗くてすみません汗↓

 

 

 

【建築科】建築の面白さを実感!模型づくりで「大工さん」になる

 水俣高校建築科1年生による木造住宅の軸組模型づくりは、いよいよ3週目に突入しました。先週までに土台となる基礎部分が完成し、今週は壁の製作がメインです。

 教科書で学んだ知識が、今、目の前で形になっていきます。柱や梁、筋かい、間柱といった多くの部材を、生徒たちは一つひとつ丁寧に測り、切り出し、組み立てていきます。まるで本物の大工さんになったかのように、真剣な眼差しで作業に取り組んでいます。

知識を「本もの」にする体験

 座学で学んだ部材の名前や構造が、小さな模型という「リアル」な形になることで、生徒たちの理解はさらに深まっています。写真や図面で見ていたものが立体になっていく過程は、まさに建築の醍醐味です。作業を重ねるごとに工具を扱う技術は向上し、チームでの協力体制もバッチリ。模型の完成度もスピードも格段に上がっています。ものづくりの楽しさ、そして仲間と協力して一つのものを完成させる達成感。これらは、水俣高校建築科で味わえる貴重な経験です。

 この模型は、文化祭で皆さんにお披露目する予定です。建築の世界に興味がある方、ものづくりが好きな方は、ぜひ水俣高校建築科で一緒に学びませんか?「つくる」喜びを、ここで見つけられるはずです。

【半導体情報科】企業見学・大学見学に行ってきました!

 9月9日(火)、半導体情報科1年生は「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社」と「崇城大学」を見学しました。

 最初に訪問したソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社は、イメージセンサを作っている会社です。イメージセンサとは、スマートフォンやデジカメの「目」のような役割をする部品で、光をとらえて写真や動画として記録することができます。実際に、製造されているクリーンルームを見せていただいたり、最先端の8K対応カメラのデモンストレーションを見せていただき、生徒たちは大きな驚きと関心を持って見学していました。

 午後は、崇城大学 工学部 宇宙航空システム工学科を訪問しました。ここでは、実際の飛行機を使った整備の実習を見学しました。「飛行機が安全に飛ぶためには、整備士の仕事が不可欠!」という、先生の熱いお言葉に、生徒たちも整備士という仕事の魅力を感じていました。

 生徒からは、

・「飛行機整備の現場をみて、かっこいい!と感じた」

・「実際に見学に行ってみないと分からない良さや面白さがあることに気づいた」

といった感想が聞かれました。

 これからの授業や進路選択に、この経験をしっかりと活かしていきたいと思います!

 

 

 

 

【建築科】将来の街は、私たちが描く

 建築の仕事は、建物をデザインするだけではありません。建物の骨組みから細かな部材まで、すべての要素を正確に表現する「製図」の技術がとても重要です。

 建築科1年生は、今まさに製図の奥深さに触れています。最初は難しく感じるかもしれない専門的な線の種類や記号、そして聞き慣れない部材の名前も、授業や模型づくりを通して少しずつ理解を深めていきます。図面に引かれた1本の線にも、それぞれ太さや種類に意味があり、それは建物の立体的な形や構造を正確に伝えるための大切な「言葉」です。生徒たちは、まるで図面と会話するように、一本一本の線を丁寧に、そして真剣に描いています。

 休み時間には、お互いの図面を見せ合い、時にはアドバイスを交換しながら、より良い作品をつくろうと工夫を凝らしています。そこには、将来の夢に向かって互いに切磋琢磨し、成長し合う仲間がいます。

 水俣高校建築科で、建物に命を吹き込む「製図」の楽しさを体験し、一緒に未来の街を創造していきましょう。

過去の建築科の記事はこちら

【機械科】ものづくりマイスター(溶接編)

火花が語る技術の世界 ~ガス切断の溶接実習~

 

機械科では先日、溶接作業の一環として「ガス切断」の実習を行いました!

今回はものづくりマイスターの吉岡先生にご指導いただきました。

ガス切断とは、酸素と可燃性ガスを使って金属を高温で加熱し、切断する技術。
火花が飛び散る迫力ある作業に、生徒たちは目を輝かせながら取り組んでいました。

実習では、以下のような工程を体験しました。

点火・炎の調整:安全に作業するための基本操作
直線切断:まっすぐに金属を切る技術


最初は炎の扱いに緊張していた生徒たちも、徐々に慣れてくると「切れる感覚が気持ちいい!」「火花がきれい!」と、ものづくりの楽しさを実感している様子でした。

実習後には、職員向けにもご指導いただきました。吉岡先生、ありがとうございました。

 

このような実習を通して、機械科では“現場で使える技術”を一つひとつ丁寧に学んでいます。

水俣高校機械科で「心を燃やす」体験を!

 

 

【機械科】ものづくりマイスター(旋盤編)

機械科では先日、「ものづくりマイスター事業」の一環として、普通旋盤作業の実習を行いました!

今回の実習では、現場で活躍する“ものづくりマイスター”の方を講師にお迎えし、プロの技術を間近で学ぶ貴重な機会となりました。今回は濱﨑先生に旋盤作業をご指導いただきました。

生徒たちは、以下のような旋盤加工の基本技術に挑戦しました。

端面切削(材料の端を平らに削る作業)
自動送り(工具を自動で一定速度で移動させる加工)
テーパ切削(角度のついた面を削る技術)
初めての作業に緊張しながらも、濱﨑先生の丁寧な指導のもと、少しずつコツをつかみ、金属が美しく削られていく様子に感動の声も上がっていました。

「自分の手で形を作るって、こんなに面白いんだ!」
「将来、こんな仕事に就きたいと思った!」

そんな声が聞こえてくる、充実した一日でした。

このような実習を通して、生徒たちは“ものづくりの楽しさ”と“職人の技術の奥深さ”を体感しています。
中学生の皆さん、地域の皆さん、ぜひ水俣高校機械科の学びをのぞいてみませんか?
次回の実習も、またブログでご紹介しますのでお楽しみに!

 

【機械科】重機の無線化プロジェクト 株式会社久環様より重機を貸し出していただきました

水俣高校機械科では重機の無線化プロジェクトに取り組んでいます。
9月10日(水)本校に株式会社久環様よりコマツミニバックホーPC-09を貸し出していただきました。
運搬には豊田実業株式会社の澤村様よりご協力をしていただきました。

 

講演会を実施していただくなど昨年度より大変お世話になっております。

雨の中、積載して学校まで持ってきていただきました。コンパクトでも900キロの重量がある重機だそうです。

貸出していただいたミニバックホーには外付けで重機を操作することができるユニットの開発を進めていきます。

【建築科】水俣第一中学校で技術の出前授業

 9月9日、水俣第一中学校の技術室で、水俣高校建築2年生が、中学1年生40名と一緒に技術の授業で、木製本棚の制作に取り組みました。

 「建築」と聞くと、難しい勉強を想像するかもしれませんが、この日は「木」という身近な素材を使って、自分の手でカタチにする楽しさをみんなで分かち合いました。水俣第一中学校の生徒さんたちは、ほとんどの人が初めての本格的な木工でしたが、水俣高校の先輩たちが一人ひとりに丁寧に向き合い、工具の使い方や制作のコツを教えると、どんどん完成させていきました。

 困っている中学生に優しく声をかけ、一緒に問題を解決していく水俣高校生の姿は、まさに未来の建築家そのもの。完成した本棚を嬉しそうに見つめる中学生の笑顔は、何物にも代えがたい喜びでした。水俣第一中学校の先生方からも、「丁寧な指導でとても助かりました」と、お褒めの言葉をいただきました。

 水俣高校建築科は、授業で学んだ知識を活かし、地域との交流を通して実践的な力を育んでいます。ものづくりを通して誰かの役に立ち、感謝される喜びを実感できる場所です。

 将来、建築やデザインに興味がある皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、私たちと一緒に「未来の街づくり」の第一歩を踏み出してみませんか?

過去の建築科の記事はこちら

【機械科】世紀の天体ショーと年に2回の鋳造ショー

先日、機械科では年に2回のビッグイベント「鋳造実習」を行いました!

アルミニウムを溶かし、型に流し込んで作品を作るこの実習は、まさに“ものづくりの原点”を体感できる貴重な時間。真っ赤に輝く溶湯(ようとう)を前に、生徒たちの目も真剣そのもの。安全に気を配りながら、仲間と協力して一つの作品を作り上げる姿は、まるで職人のようでした。

そしてこの日は、なんと3年ぶりの皆既月食の日でもありました。

未明の夜空を見上げると、ゆっくりと赤銅色に染まっていく月。昼間に見たアルミの赤い輝きと、夜空の神秘的な月の色が、どこか重なって見えたのは私だけでしょうか。

「熱」と「光」、そして「形」に命を吹き込む鋳造実習。
「影」と「時間」、そして「宇宙のリズム」を感じる皆既月食。
この日、機械科の生徒たちは、地上と宇宙、両方の“ものづくりの神秘”に触れたような気がします。

次回の鋳造実習も、また新しい発見と感動が待っていることでしょう。
中学生の皆さん、地域の皆さん、ぜひ水俣高校機械科の“熱い学び”を見に来てください!

【建築科】座学から実践へ!模型づくりで建築の奥深さを学ぶ1年生

 先週から建築科1年生が取り組んでいる木造住宅の軸組模型(骨組みの模型)制作は、順調に進んでいます。

 先週は主に基礎部分の制作を行いましたが、今週は床組と壁の制作に挑戦しています。生徒たちは、建築構造や製図の授業で学んだ「根太(ねだ)」や「大引(おおびき)」といった部材の名前を一つひとつ確認しながら、実際の形に加工しています。

 慣れない手つきだった工具の使い方も、先週の実習を通してかなり上達しました。のこぎりやカッターを巧みに操り、作業のスピードも格段に向上しています。

 各班では、模型の完成に向けてそれぞれの役割を分担し、集中して作業に取り組む姿が見られます。仲間と協力し、工夫を共有しながら「大工さんになった気持ち」で取り組むことで、建築の知識だけでなく、チームワークや協調性、そして集中力も高まっています。

 座学では得られない、ものづくりの楽しさと建築の奥深さを感じながら、安全に配慮して実習は順調に進んでいます。完成した模型が文化祭でお披露目される日が楽しみです。

https://sh.higo.ed.jp/mina/setting/searches/searches/search?frame_id=175&keyword=%E5%BB%BA%E7%AF%89

【探究活動】日本インスツルメンツ株式会社における水銀測定研修参加

9/5(金)、水銀をテーマに探究活動を実施している3年生2名が、京都市にある日本インスツルメンツ株式会社(NIC)を訪問し、水銀測定研修に参加してきました!

日本インスツルメンツ株式会社(NIC)は、水銀分析の専門として水銀測定装置を開発する会社です。

水俣高校でも1学年の「総合的な探究の時間」では水俣学と題して水銀学習を充実させています。水俣高校の卒業生である下鶴様と国立水俣病総合研究センターの方々とのご縁で、今回の会社訪問が実現しました。

まずは、会社概要の説明を受け、その後、各担当部署を訪問させていただき、インタビュー形式で担当の方からお話を伺うことができました。どの部署の方々もとても温かく歓迎してくださり、生徒たちも緊張がほぐれ、終始和やかな雰囲気で会社見学ができました。

また、その後はちりめんを使って実際に水銀測定・分析を行いました。最先端の水銀測定器を使用して生徒たちも興奮した面持ちでした!貴重な体験ができましたね。

水銀を通じて交流を深め、交流の輪が広がった今回の日本インスツルメンツ株式会社訪問。

日本インスツルメンツ株式会社の皆様方、そして国立水俣病総合研究センターの先生方、本当にありがとうございました!

【探究活動】環境科学会2025年会において、水高生受賞!

 9/4(木)広島県の叡啓大学において実施された「環境科学会2025年会」のポスター発表に水俣高校より2名の生徒が参加してきました。

 2学年の「総合的な探究の時間」において水銀に関するテーマを設定した2名の生徒は、1年間をかけて探究活動を実践し、様々な場所でポスター発表を重ね内容を深化させてきました。

 今回は3年生の神﨑さんが「メチル水銀に対する認識調査及び正しく理解するための手法としての毛髪水銀濃度測定」をテーマとし、「学部生・高専生・高校生等の部」において見事「優秀発表賞」を受賞しました!

水俣高校生の受賞は3年連続となり、これは素晴らしい成果です!水俣高校の探究活動が、さまざまな外部機関との連携の中で実践され、そして成果を収めてきたことの表れですね!

国立水俣病総合研究センターの丸本先生、本当にお世話になりました!

今後も水俣高校の探究活動に大注目ですね!

【建築科】ウッジョイ!〜wood enjoy〜 文化祭準備

 10月25日(土)に行われる水俣高校の文化祭に向けて、建築科1年生(1−6)は「ウッジョイ!〜wood enjoy〜」というテーマで準備を進めています。地域の皆さんに楽しんでもらいたい、特に子どもたちに喜んでもらいたいという思いで、現在、木製のミニカー制作コーナーを企画中です。子どもたちが作ったミニカーを走らせるための特設コースも、みんなで協力して手作りしています。さしがねやインパクトドライバー、かんななどの工具を使いながらも、楽しみながら真剣に作業に取り組んでいます。

 この文化祭の準備を通して、私たちは建築の知識や技術を深め、仲間と協力することの大切さも学んでいます。当日は、ミニカー作りを通して、子どもたちに木のぬくもりや建築の面白さを感じてもらえるよう、心を込めて準備しています。ぜひ、水俣高校の文化祭、特に建築科1年生の「ウッジョイ!〜wood enjoy〜」に遊びに来てください。

 準備の様子は今後もホームページで発信していきますので、お楽しみに!

【ソフトテニス部】第37回今福杯第3位!

8月23日、24日に第37回今福杯に女子1ペアが参加してきました。

県外からも出場のある中、見事に個人戦で3位に入賞することができました。

暑い中の激戦でしたが、1本1本声を出し、2人で協力しながら試合を楽しむことができました。

この経験を糧にして、新人戦に向けてさらに力を伸ばしていきたいと思います。

応援ありがとうございました。

 

 

 

 

【探究活動】水銀研究交流会に参加してきました!

 8月29日(金)、京都にある日本インスツルメンツ株式会社(NIC)主催「水銀研究交流会」に、2年生2名が参加しました。2名は、2学年の「総合的な探究の時間」において水銀に関するテーマを設定し、現在探究活動を進めています。そして、その探究活動の内容を今回の水銀研究交流会で発表しました。

 NICは、水銀検出装置の製造・販売をしている会社で、本校の卒業生が働いており、今回縁あって交流会にお声掛けいただきました。本校生の他には、卒業論文等のテーマとして水銀を扱っている大学生や院生が参加しており、水銀がどの程度検出されるかで何が分かり主張できるのか等、より専門的な内容の発表で終始圧倒されました。

 午後には、会社見学を企画してもらい、NICがどのようなことをしているのか、それぞれの部署の方に話を聞いたり実物を見せてもらったり普段ではできない体験をさせてもらいました。NICの皆さまには温かく迎えていただき、充実した時間を過ごすことができました。今回の経験を踏まえ、現在探究している内容をより深め、また、検査機器をつくられている人がいるからこそ今の探究ができ、たくさんの人たちに支えられていることを忘れず、今後の活動に邁進していきます!

 

【建築科】 1年生が木造住宅の骨組みづくりに挑戦

 水俣高校建築科では、1年生が本日から木造住宅の軸組模型(骨組みの模型)制作に取り組んでいます。この実習は、木造建築が実際にどのように組み立てられているかを、見て、触れて、理解するための貴重な機会です。

 授業で学んだ専門知識を活かし、生徒たちは班ごとに協力しながら作業を進めています。そこでは「柱」や「梁」といった部材の名前だけでなく、その役割や意味について活発な議論が交わされています。

 さらに、この実習では、プロの職人さんが使う「さしがね」と呼ばれる特殊な定規や、のこぎり、カッターなどの道具を実際に使います。最初は不慣れな手つきだった生徒たちも、作業を繰り返すうちに、道具の扱いに慣れ、仲間と工夫を共有することで、作業の精度とスピードがどんどん上がっています。

 ものづくりの楽しさを感じながら、安全に配慮して実習を行うことで、生徒たちは座学だけでは得られない、実践的な建築の知識と技術を身につけています。

 水俣高校建築科で、建築の奥深さを一緒に体験してみませんか?

https://sh.higo.ed.jp/mina/setting/searches/searches/search?frame_id=175&keyword=%E5%BB%BA%E7%AF%89