水高diary

カテゴリ:電気建築システム科

【建築コース】水俣駅リニューアル10周年記念~手作り木製椅子を製作中~

 肥薩おれんじ鉄道株式会社様よりご依頼を受け、水俣駅リニューアル10周年記念イベント(令和7年4月29日開催予定)に向けた木製椅子の製作がスタートしました!

 今回のプロジェクトに挑戦するのは、普通科の女子生徒5名と建築コースの女子生徒1名の計6名。ものづくりの経験豊富な建築コースの生徒がリーダーシップを発揮し、普通科の生徒たちも積極的にアイデアを出し合いながら、協力してミッションを進めています。

 現在は、椅子のパーツを丁寧に加工している段階です。今後は、春休み期間中に普通科の生徒も加わり、いよいよ組み立て作業に入ります。全員で力を合わせ、水俣駅にぴったりの素敵な木製椅子を完成させる予定です。

 完成した木製椅子は、水俣駅待合室に設置され、利用者の皆様にご利用いただく予定です。どのような椅子が完成するのか、ぜひ楽しみにお待ちください!

【建築コース】【WCP】地域と連携!塩釜神社復興プロジェクト現地調査

 本日、建築コース2年生は、次年度のWCP(ウッド コネクト プロジェクト)に向けた現地調査を、実習の時間を利用して行いました。今回の訪問先は、地域の重要な文化遺産である塩釜神社です。

 神社では、管理者の方々(19区寄ろ会及び水俣市教育委員会)の多大なるご協力のもと、神社建立の歴史や復興への願いについて、貴重なお話を伺うことができました。また、塩の製造方法や神社の建築様式、保存状態など、多岐にわたる調査を実施しました。

 生徒たちは、塩の製造が始まった背景や、神社内の各施設について熱心に質問していました。次年度の復興プロジェクトにおいて、建築コースは建具部分を担当します。調査の最後には、代表生徒が製作への意気込みを力強く語りました。

 建築コースでは、このような地域との連携を通じて、実践的な技術と知識を習得し、地域貢献活動に積極的に取り組んでいます。今回の調査で得た学びを活かし、次年度のWCPでは、より良い成果を出せるよう、生徒一同、力を合わせて頑張ります。

 

【建築コース】【DXP】建設DX推進に向けた産学官連携協定を締結!~水俣高校建築科、地域建設業の未来を拓く~

 3月11日、熊本県芦北振興局にて、建設DX推進に向けた産学官連携協定締結式が執り行われました。本校建築コースからは2年生が代表として参加し、協定締結後のスピーチでは、今回の連携に対する喜びと期待を力強く表明しました。本協定は、産学官が一体となり、最先端のDX技術と教育を融合させることで、地域社会の発展と建設業界の未来を担う人材育成を目指すものです。今年度、建築コースの生徒たちは、関係機関のご協力のもと、建設DXに関する貴重な実習や現場見学を経験させていただきました。今回の協定締結に際し、これまでのご支援への感謝の意を込め、本校校長より株式会社KAWATSU代表取締役 河津様、技術顧問 条谷様、建設業協会芦北支部 支部長 佐藤様に感謝状を贈呈いたしました。

 本校建築コースは、令和7年度より新たに建築科としてスタートを切ります。今回の協定締結を契機に、これまで以上に連携を深め、地域建設業の活性化に貢献するとともに、建設業界の未来を担う人材育成に邁進してまいります。連携先の皆様、本当にありがとうございます。

生徒スピーチ(抜粋)

 本日は、このような素晴らしい連携協定締結式に参加させていただき、誠にありがとうございます。今回、株式会社KAWATSU様、熊本県建設業協会芦北支部様、そして熊本県芦北振興局様と連携協定を締結できることとなり、私たち建築コース一同、大変喜んでいます。正直、建設DXについては、難しいイメージを持っていました。しかし、今回の連携で、ドローンによる測量や3Dモデルを活用した設計など、最先端の技術に触れる機会をいただけると伺い、これからの建設業への期待が大きく膨らみました。私たちの世代は、生まれた時からデジタル環境に慣れ親しんでいます。スマートフォンやタブレットを使いこなすことは日常です。しかし、これらの技術を社会にどのように役立てるか、具体的なイメージを持てずにいました。

 今回の連携では、株式会社KAWATSU様の専門的な知識と技術を基にしたDX実習やプロジェクト講演会、熊本県建設業協会芦北支部様のDX現場見学会などを通じて、建設DXに関する知識とスキルを習得できます。また、熊本県芦北振興局様には、これらの取り組みへの支援と、建設業界との橋渡し役として、私たちの成長をサポートしていただけるとのこと、大変心強く感じています。今回の連携は、私たちにとって、未来の可能性を広げる貴重な機会です。この機会を最大限に活かし、建設現場の最前線で活躍できる人材を目指し、さらに業界の魅力向上のために努力してまいります。

 最後になりますが、今回の連携協定締結にご尽力いただきました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。これから始まる学びの日々を、私たちにとってかけがえのない財産とするべく、精一杯努めてまいります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 


 

電気建築システム科(電気コース) 九州電力出前授業 1年生

令和7年3月11日(火)に九州電力株式会社の呉藤様、立仙様を講師としてお招きし、出前授業を実施して頂きました。

先日、2年生に実施して頂いた内容と重複しますが、国内外におけるエネルギー事情や、発電方法について学びを深め、カーボンニュートラル(脱炭素)の実現に向けた発電割合をグループ毎に議論しました。再生可能エネルギー(水力・風力・太陽光発電等)の生産だけではライフラインの需要を満たすことが難しく、環境へのメリット・デメリット、そして生産コストを考慮した原子力・火力発電との併用を考え、それぞれの班より発表を行いました。

また、VRゴーグルを使用し、原子炉建屋内やタービン建屋内の3D映像見学も体験できました。

【電気コース】九州電力出前授業 2年生

令和7年2月20日(木)水俣高校電気実習棟において、九州電力の方に来校頂き、「エネルギー問題について」の出前授業を行って頂きました。

エネルギーの需要と供給において、現在の課題や2030年のエネルギーミックス目標、2050年までの課題、発電効率やコスト、リスク、産業毎のメリットデメリットなど、多くのお話を拝聴することができました。
火力、水力、原子力、風力、地熱などいくつかの発電方法があり、このエネルギーの割合を電源構成と呼びます。そのうち、太陽光、水力、風力、地熱、バイオマスなど枯渇せずに繰り返して永続的に利用できるエネルギーを再生可能エネルギーといい、今後の目標に向けて、割合をどのように近づけていくか、グループ毎に考え、表を書き、プレゼンテーションを行いました。

また、VRを用いた原子力発電の原子炉建屋やタービン建屋の3D空間の体験もすることができました。

貴重な体験を受けて、今後の生徒たちの理解の深化にいかしていきたいと思います。

また、3月11日(火)には、1年生の体験もして頂く予定ですので、また記事をアップする予定です。

【建築コース】【WCP】カントリーパークベンチ製作感謝状授与

 本日、熊本県農業公園カントリーパークの担当の方に来校いただき、建築コース2年生が製作した木製ベンチの引き渡し式を行い、担当の方より感謝状を授与されました。建築コース2年生による木製ベンチの製作にあたっては、水俣市建具組合ものづくりマイスターの方々に指導を受け、加工技術を向上させました。さらに今回は塗装実習も行うことができました。水俣高校建築コース(新入生からは建築科)は、これからも社会に貢献できるよう技術の向上に努めていきます。

感謝状授与式での代表生徒の挨拶(抜粋)

 この度、私たちが製作した木製ベンチ2台を熊本県農業公園様に引き渡しさせていただきます。製作にあたっては、水俣市建具組合ものづくりマイスターの方々のご指導の下、プロとして活躍されている方々の高い木工技術に触れ、たくさんのアドバイスをいただきながら製作をすることができました。それにより、自分たちが学んできた木工の技術をさらに高めることができ、また、人のためにおこなうものづくりの楽しさや責任感についても学ぶことができました。

 製作したベンチは、農業公園を訪れた方々が安心して利用できるよう、木材の角を削り安全性にも配慮しました。また、屋外で雨、風にさらされても腐りにくいように、何度も塗装を塗り重ねました。

 このベンチが、農業公園をより快適に、そして充実したものにする一助となれば幸いです。どうぞ末永くご愛用ください。この度は、このような貴重なものづくりの機会をいただき、本当にありがとうございました。

             水俣高校建築コース2年 代表

【建築コース】【WCP】湯出小学校交流会~木育授業&卒業記念品制作~

 2月18日(火)の午後に湯出小学校の5・6年生の皆さんが本校に来てもらい、Wood Connect Project、建築コース2年生による木育授業と卒業記念品制作を行いました。建築コース2年生は、先輩たちが製作したプレゼンを改良し、事前に探究活動と発表練習を行って本番に臨みました。本番では少し緊張した様子もありましたが、小学生の皆さんが和むようユーモアをいれながらやさしく木育授業を行うことができました。また小学生の皆さんもプレゼンを聞きながら準備したワークシートにしっかりと書き込んでいる様子があり、高校生の想いがしっかりと伝わっているようでした。

 その後、木工室に移動し卒業記念品制作では、依頼のあった木製下足箱2台を一緒に製作しました。箱物なのできちんと直角を出すこと、作業手順を意識することなど仕上がりを意識しながら、やすりかけやインパクトドライバー、のこぎりの使い方などを丁寧に教えることができました。最後にひとりずつ今回の交流会の感想を述べ、木や建築の素晴らしさを語っていました。

 交流会を通して、自分たちの探究学習を深め、さらには建築技能、プレゼン力、コミュニケーション能力、困り感を察する能力などを高めることができました。湯出小学校の皆さん、ありがとうございました。


 

【建築コース】水俣第二小学校卒業記念品制作2回目

 1月30日の午後、水俣第二小学校6年2組の皆さんと本校建築実習棟で、卒業記念品制作を行いました。前回6年1組の皆さんと同じ跳び箱運搬台と木製雑巾かけを製作します。前回、初めて指導を担当した建築コース1年生は、その時の反省から、小学生が来校する前に、道具の配置や作業手順、声掛けの仕方やインパクトドライバーでのビス打ち練習などを行って臨みました。準備をしっかりと行ったことで、2組の皆さんと楽しく、手際よく、安全に作り上げることができました。

 今回製作したものは、これから水俣第二小学校で末永く使ってもらえることでしょう。水俣第二小学校の児童の皆さん、先生方、素晴らしい経験をありがとうございました。

【建築コース】【DXP】SDGs QUEST みらい甲子園ファイナリスト!

 

 建築コース2年生が応募したSDGs QUEST みらい甲子園熊本大会の一次審査を通過し、ファイナリスト12チームに選出されました。

 SDGs QUEST みらい甲子園とは、高校生がチームで社会課題解決のアクションアイデアを考えるコンテストで、建築コースで取り組んでいる「産学官連携の建設DX推進プロジェクト」により、関係機関と連携し、SDGs目標達成を提案したものです。連携先の皆様、いつも本当にありがとうございます。

 ファイナルセレモニーは、3月9日(日)にあります。水俣高校建築コースは、建築の視点からSDGs目標達成に貢献できる学びを行い、新時代で活躍する人材になることを目指します。

公式サイト:https://sdgs.ac/

 

【建築コース】【WCP】「小さな親切」実行章受章

 本日、「小さな親切」運動熊本本部より来校いただき、授賞式を行いました。今回、Wood Connect Projectによる道の駅ミナマータ新水俣駅店に贈呈した和紅茶販売台の活動が認められ、熊本銀行水俣支店様の推薦により、実行章を授与されました。

 これも、Wood Connect Projectメンバーの地元林業者さん、ものづくりマイスター、建築士会青年部、水俣環境アカデミアなど多くの関係者の皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

 代表生徒の謝辞(抜粋)

 私たち、Wood Connect Projectが、ミナマータ新水俣駅店に和紅茶販売台を贈呈したことについて表彰していただきありがとうございます。販売台制作にあたっては、多くの方々にご支援いただきました。水俣の特産である和紅茶が木のぬくもりを感じ、建具技術の美しいデザインによって映えるように製作しました。贈呈後は和紅茶の売上が44%アップし、お店や生産者の方に貢献できとても嬉しく思いました。今回の表彰を励みに、卒業後も社会や地域に貢献できる人材になれるよう努力してまいります。本日はありがとうございます。 水俣高校建築コース3年 代表