学校生活
【建築コース】【DXP】建設DX推進に向けた産学官連携協定を締結!~水俣高校建築科、地域建設業の未来を拓く~
3月11日、熊本県芦北振興局にて、建設DX推進に向けた産学官連携協定締結式が執り行われました。本校建築コースからは2年生が代表として参加し、協定締結後のスピーチでは、今回の連携に対する喜びと期待を力強く表明しました。本協定は、産学官が一体となり、最先端のDX技術と教育を融合させることで、地域社会の発展と建設業界の未来を担う人材育成を目指すものです。今年度、建築コースの生徒たちは、関係機関のご協力のもと、建設DXに関する貴重な実習や現場見学を経験させていただきました。今回の協定締結に際し、これまでのご支援への感謝の意を込め、本校校長より株式会社KAWATSU代表取締役 河津様、技術顧問 条谷様、建設業協会芦北支部 支部長 佐藤様に感謝状を贈呈いたしました。
本校建築コースは、令和7年度より新たに建築科としてスタートを切ります。今回の協定締結を契機に、これまで以上に連携を深め、地域建設業の活性化に貢献するとともに、建設業界の未来を担う人材育成に邁進してまいります。連携先の皆様、本当にありがとうございます。
生徒スピーチ(抜粋)
本日は、このような素晴らしい連携協定締結式に参加させていただき、誠にありがとうございます。今回、株式会社KAWATSU様、熊本県建設業協会芦北支部様、そして熊本県芦北振興局様と連携協定を締結できることとなり、私たち建築コース一同、大変喜んでいます。正直、建設DXについては、難しいイメージを持っていました。しかし、今回の連携で、ドローンによる測量や3Dモデルを活用した設計など、最先端の技術に触れる機会をいただけると伺い、これからの建設業への期待が大きく膨らみました。私たちの世代は、生まれた時からデジタル環境に慣れ親しんでいます。スマートフォンやタブレットを使いこなすことは日常です。しかし、これらの技術を社会にどのように役立てるか、具体的なイメージを持てずにいました。
今回の連携では、株式会社KAWATSU様の専門的な知識と技術を基にしたDX実習やプロジェクト講演会、熊本県建設業協会芦北支部様のDX現場見学会などを通じて、建設DXに関する知識とスキルを習得できます。また、熊本県芦北振興局様には、これらの取り組みへの支援と、建設業界との橋渡し役として、私たちの成長をサポートしていただけるとのこと、大変心強く感じています。今回の連携は、私たちにとって、未来の可能性を広げる貴重な機会です。この機会を最大限に活かし、建設現場の最前線で活躍できる人材を目指し、さらに業界の魅力向上のために努力してまいります。
最後になりますが、今回の連携協定締結にご尽力いただきました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。これから始まる学びの日々を、私たちにとってかけがえのない財産とするべく、精一杯努めてまいります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
【総合的な探究の時間】令和6年度 校内成果発表会
3月7日(金)、5・6限目に校内成果発表会が行われました。
今年度の成果発表会は2年生普通科・商業科の「総合的な探究の時間」、機械科・電気建築システム科の「課題研究」、ACTⅡでは慶応大学との高大連携未来塾における「SDGsデジタルアート」に取り組んだ1年生の代表が今年度、取り組んだそれぞれの成果を発表しました。機械科においては、先日卒業を迎えた卒業生が後輩のために発表に来てくれました。今年度はテーマ設定に時間をかけ、担任や副担任の先生と面談を重ね、個人または、グループでテーマ
を設定し、探究活動に入りました。約57のテーマを10教室に分かれて発表しました。これまでもご指導いただいている国立水俣病総合研究センターの丸本先生をはじめ、今年度新たに、はじまった四者連携事業におけるオンラインサ
ポートや地域の方々の手厚いご支援もあり、充実した環境の中で探究活動ができました。オーディエンスとして参加した1年生は来年の自分たちと重ねながら真剣な眼差しで集中して聴いていました。
また、50名近くの外部助言者・講評者として参加していただきました。各教室で大変貴重な感想方にコメントをいただきました。来校いただいた皆さまありがとうございました。各科とも特色を活かした成果発表会となりました。
高大連携未来塾(慶應義塾大学×水俣高校)第5回SDGSデジタルアート
27日にSDGSデジタルアートワークショップ(慶應義塾大学×水俣高校)が行われました。
11月、1月のワークショップを踏まえ、高校生が3つのグループに分かれ、来年度の未来フェスタについての構想を練りました。どのようなゲームを作るか、どんな企画にするのか、話し合いを行いました。大学生も各グループの話し合いにメンターとして参加しました。
今回は話し合いに生成AIも使われ、各グループのアイディアを生成AIに入力すると、生成AIがみんなの意見を活かしたアイディアを提案。生成AIが提案したアイディアを更に良いものとするために、参加者は話し合いを重ねました。
【工作部電気班】東海大学ChallengeCup2025マイコンカーラリー熊本大会に出場
標記の大会が2月22日(土)に東海大学熊本キャンパスで行われ、3年生2名、2年生2名が参加しました。
3年生にとっていよいよ最後の大会で2人とも上位入賞を目指し、家庭学習期間中も登校、活動し、大会の望みました。
結果は以下のとおりです。
〇Camera Class 3年6組 金子君 準優勝
〇Advanced Class 3年6組 金澤君 ベスト8
〇Basic Class 2年5組 邑上君 9位
3年生の取組、活躍を2年生も受け継ぎ、来年度も頑張ってほしいです。
【探究活動】「高校生がつくる水俣食べる通信」ラジオ出演
2/28(金)、RKKラジオにて「村上美香のヒトコト」のラジオ収録が行われました。今回ラジオ出演の依頼を受けたのは、本校のACTⅡで行われている「高校生がつくる水俣食べる通信」の活動です。
「高校生がつくる水俣食べる通信」は2024年9月に「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」」を受賞しましたが、それを受けて今回のラジオ出演の運びとなりました。これまで多くの水俣高校生が、この「高校生がつくる水俣食べる通信」の取材・撮影・編集作業・デザインを行い、水俣・芦北地域の農産物の素晴らしさを発信してきました。
今回、収録には「高校生がつくる水俣食べる通信」の発行責任者の諸橋さんと、2024年秋冬号の編集長を務めた本校1年生岡林さんが参加しました。
岡林さんのラジオ出演感想です。
「私は今回の水俣食べる通信の活動をして改めて水俣の良さや、取材の中で水俣の新しい一面を知ることができました。また、私たちが今回特集した森下さんのじゃがいもや水俣食べる通信をラジオを通して一人でも多くの方に知ってほしいと思いました。これからの探究活動では水俣食べる通信で学んだことを生かして、地域の特色などを発信できるような活動にもっと参加していきたいと思いました。」
ラジオ放送日は3月23日(日)14:30~です。皆さん、ぜひ聞いてください!
【電気コース】九州電力出前授業 2年生
令和7年2月20日(木)水俣高校電気実習棟において、九州電力の方に来校頂き、「エネルギー問題について」の出前授業を行って頂きました。
エネルギーの需要と供給において、現在の課題や2030年のエネルギーミックス目標、2050年までの課題、発電効率やコスト、リスク、産業毎のメリットデメリットなど、多くのお話を拝聴することができました。
火力、水力、原子力、風力、地熱などいくつかの発電方法があり、このエネルギーの割合を電源構成と呼びます。そのうち、太陽光、水力、風力、地熱、バイオマスなど枯渇せずに繰り返して永続的に利用できるエネルギーを再生可能エネルギーといい、今後の目標に向けて、割合をどのように近づけていくか、グループ毎に考え、表を書き、プレゼンテーションを行いました。
また、VRを用いた原子力発電の原子炉建屋やタービン建屋の3D空間の体験もすることができました。
貴重な体験を受けて、今後の生徒たちの理解の深化にいかしていきたいと思います。
また、3月11日(火)には、1年生の体験もして頂く予定ですので、また記事をアップする予定です。
【探究活動】大阪・関西万博への出展企業による出前授業
2/21(金)午前中、1年生を2つに分け、「大阪・関西万博への出展企業による出前授業」を実施しました。これは内閣官房が実施する出前授業で、4月に始まる大阪・関西万博に出展する企業が、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に向けて考えている様々なアイデアを子どもたちに伝えることを通じ、SDGsの達成や未来社会のあり方についての考えを深めてもらうことを目的とするものです。
本校では、関西電力の方に来校していただき、電気事業の概要や防災の取組み、環境ワークシートを使用したワークショップ、万博の紹介等を行っていただきました。内容は盛りだくさんで、生徒の皆さんはとても興味深く熱心に参加してくれました。ワークショップでは、世界各国のエネルギー消費の現状についてグループの中で意見を交換しましたが、政治・経済・社会・技術の各側面から素晴らしい分析をしている様子に感心しました!「総合的な探究の時間」でSDGsに関して学習してきたことを随所に生かすことができていましたね。
今回の出前授業で得た知識や経験を、2年次の「総合的な探究の時間」でも生かしてください!関西電力の方々、EXPOスクールキャラバン事務局の方々、ありがとうございました。
【建築コース】【WCP】カントリーパークベンチ製作感謝状授与
本日、熊本県農業公園カントリーパークの担当の方に来校いただき、建築コース2年生が製作した木製ベンチの引き渡し式を行い、担当の方より感謝状を授与されました。建築コース2年生による木製ベンチの製作にあたっては、水俣市建具組合ものづくりマイスターの方々に指導を受け、加工技術を向上させました。さらに今回は塗装実習も行うことができました。水俣高校建築コース(新入生からは建築科)は、これからも社会に貢献できるよう技術の向上に努めていきます。
感謝状授与式での代表生徒の挨拶(抜粋)
この度、私たちが製作した木製ベンチ2台を熊本県農業公園様に引き渡しさせていただきます。製作にあたっては、水俣市建具組合ものづくりマイスターの方々のご指導の下、プロとして活躍されている方々の高い木工技術に触れ、たくさんのアドバイスをいただきながら製作をすることができました。それにより、自分たちが学んできた木工の技術をさらに高めることができ、また、人のためにおこなうものづくりの楽しさや責任感についても学ぶことができました。
製作したベンチは、農業公園を訪れた方々が安心して利用できるよう、木材の角を削り安全性にも配慮しました。また、屋外で雨、風にさらされても腐りにくいように、何度も塗装を塗り重ねました。
このベンチが、農業公園をより快適に、そして充実したものにする一助となれば幸いです。どうぞ末永くご愛用ください。この度は、このような貴重なものづくりの機会をいただき、本当にありがとうございました。
水俣高校建築コース2年 代表
【2学年・進路指導部】2学年保護者会
2学年保護者会にて各コースでガイダンス等を実施しました。
【進学コース】
まず、講師を招いて進学資金についてのガイダンスを行いました。奨学金の活用方法などについて話を聞くことができました。次に、合格を決めた3人の3年生の先輩に合格体験談を語っていただきました。3人とも工夫を凝らしたパワーポイントをもとに、後輩に分かりやすく伝えてくれました。さらに、ベネッセコーポレーションより講師をお招きし、生徒、保護者向けに「第一志望実現に向けた戦略と心構え」についてご講演いただきました。客観的なデータもあり、生徒、保護者の方ともに真剣な様子でした。最後に職員から入試の概要等の説明を実施し、会を終えました。
【就職コース】
従来単独で実施されていた、水俣商工会議所主催の地元企業による2年生就職希望者へのガイダンス「地元企業の魅力発見フェア」を、今回は初の取組みとして保護者の方も参加していただけるように保護者会内で実施しました。終了時間後も企業の方と話すなど、生徒の積極的な様子が見られました。保護者の方も直接企業の方と対面して詳細を聞くことができ、有意義な時間となりました。
【公務員コース】
公務員は早期の準備が要になるため、この時期にコース分けし、公務員ゼミナールより講師をお招きし、生徒、保護者向けにご講話いただきました。生涯賃金や近年の採用傾向、学習法など、これからすぐにでも役に立つ有益な情報を多くいただき、貴重な時間となりました。
これを機に、さらに1歩踏み出し自身の進路実現に向けて邁進してほしいと思います。
【建築コース】【WCP】湯出小学校交流会~木育授業&卒業記念品制作~
2月18日(火)の午後に湯出小学校の5・6年生の皆さんが本校に来てもらい、Wood Connect Project、建築コース2年生による木育授業と卒業記念品制作を行いました。建築コース2年生は、先輩たちが製作したプレゼンを改良し、事前に探究活動と発表練習を行って本番に臨みました。本番では少し緊張した様子もありましたが、小学生の皆さんが和むようユーモアをいれながらやさしく木育授業を行うことができました。また小学生の皆さんもプレゼンを聞きながら準備したワークシートにしっかりと書き込んでいる様子があり、高校生の想いがしっかりと伝わっているようでした。
その後、木工室に移動し卒業記念品制作では、依頼のあった木製下足箱2台を一緒に製作しました。箱物なのできちんと直角を出すこと、作業手順を意識することなど仕上がりを意識しながら、やすりかけやインパクトドライバー、のこぎりの使い方などを丁寧に教えることができました。最後にひとりずつ今回の交流会の感想を述べ、木や建築の素晴らしさを語っていました。
交流会を通して、自分たちの探究学習を深め、さらには建築技能、プレゼン力、コミュニケーション能力、困り感を察する能力などを高めることができました。湯出小学校の皆さん、ありがとうございました。