鹿農日記

2019年10月の記事一覧

保方田東原遺跡校外視察研修に参加しました

 10月16日(水)17日(木)に3年施設園芸科、3年生活科学科のグリーンライフ・生物活用専攻の生徒21名は山鹿市の方田東原遺跡の視察研修に参加しました。山鹿市教育委員会の学芸員 佐治 健一先生のユーモアあふれる説明や施設見学に「本校近くにこんな大規模な貴重な遺跡があることに驚いた。」「稲作文化と古代人の営みに英知を学んだ。」など多くの感嘆の声が上がりました。『弥生時代の平均寿命は18歳。」の学芸員の説明に思わず驚きの声が漏れました。

【理科】電気分解と果物電池

3年食品工業科Cコースの6名が「化学」の授業で酸化還元の実験を行いました。
①ムラサキキャベツ汁の電気分解
 シャーペン芯を電池につなぎ、ムラサキキャベツ汁に入れます。
 すると水の電気分解がおこり、陰極でOH、陽極でHが発生します。

OHが発生すると塩基性、Hが発生すると酸性になりますが、
そうするとムラサキキャベツ汁の色はどうなるでしょう。

この写真では分かりませんが、陰極では緑、陽極では赤くなりました。

②果物電池を作ろう
 レモン・グレープフルーツ・キュウイフルーツに亜鉛板と銅板を差
し込み電池を作りました。

電子オルゴールをつなぎ音が鳴るかで電流が流れているか確かめます。
かすかな音でしたが、確かにオルゴールが鳴りました。

レモン・グレープフルーツ・キュウイフルーツどれでも鳴りました。
試しに3つをつないでみると音が大きくなりました。
身近にある果物と金属で電池ができるものなのですね。

「リチウムイオン電池」を発明した吉野彰さんらがノーベル賞を受
賞されましたが、基本は「酸化還元」です。将来大きな発見をする
ためにみんなも基本を大切に学んでいきましょう。

思春期講演会

今日で2学期中間考査が終わりました。

試験最終日の午後を利用して、思春期講演会を行いました。

講師は熊本市の慈恵病院の助産師さん。演題は「未来ある君たちに伝えたいこと」です。

教頭挨拶

講演

お話はスライドを使いながら進みます。

お話は性行為の低年齢化とそれに伴う問題点から始まりました。

「愛してる 好き ってどういうこと?」生徒に問いかけがなされます。

私たちには両親(1世代前)が2人います。祖父母(2世代前)は4人、曾祖父母(3世代前)は8人、高祖父母(4世代前)は16人います。このまま数億年前までさかのぼると、どれだけたくさんの祖先がいるのでしょうか?

そのうちの一人でも欠けていたら、私たちは生まれてこられなかったのです。命って重たいです。

無事に生まれてくることができなかった赤ちゃんのお話もありました。

奇跡のような確率で卵と精子が出会い、お母さんも赤ちゃんも一所懸命に頑張った結果、生まれてくることができました。また、生まれた後もいろんな人に支えられながら、ここまで育つことができました。そんなあなたは、とっても大切な人です。そして、横にいる友達も大切な人なんです。

最後には、みんなに必ず訪れる「死」についてもお話があり、先生ご自身の辛い経験について語ってくださいました。

生徒代表謝辞 保健委員長

生徒の感想より

※みんなたくさんの感想を書いてくれました。ほんの一部をご紹介します。

「私を産んでくれた母、今まで育ててくれた家族に感謝して生きていきたいです。そして、これから友達、周りの人たちを大切にしていきたいです。自分も大切にしていきたいです。」

「(講師の先生の甥っ子さんが亡くなられたという話を聞いて)明日もその人が生きているとは限らないのだなと思いました。当たり前に感謝しようと思います。」

「自分たちが何億年前から受け継いだ命だということをきいて、一人一人がとても大切な存在であり、自分もそのうちの1人なので、大切にしていこうと思います。」

今日は稲刈り(No.2)

※すみません。今日といいつつ、昨日(10/8)のお話です。

午後は施設園芸科の1年生が稲刈りを行いました。

1年生は、当然鎌を使っての手刈りです。

 

刈り取った稲は、集めて脱穀しました。

脱穀はコンバインを使いました。機械への巻き込みの危険があるため先生が行いました。

野菜の収穫も、きれいな花が咲くのも、おいしいパンが焼けるのも嬉しいですが、米の収穫は別格の嬉しさと達成感、満足感があります。やはり、日本人にとって米というのは特別な存在なのでしょうね。

収穫した米は乾燥させ、鹿農祭(文化祭)で販売する予定です。お楽しみに。

 ※鹿農祭での農産物等の販売は11/9(土)に行う予定です。

【生活と福祉】体位変換実習

3Hの5限目は、生活と福祉の授業でした。

本日は、「体位変換」の実習を行いました。

介護をする側も、介護をしてもらう側も、いかに力を使わずに、

楽に起き上がるにはどうしたらよいか考えながら

実習をすることができました。

 

ちなみに・・・

掃除後に看護室に行くと生徒が

「先生、手出してください!」と言うので見てみると・・・

蛇の抜け殻でした(T-T)!!!!

さすが、農業高校生!

蛇の抜け殻も余裕の表情で触っていました・・・

今日は稲刈り(No.1)

いよいよ今日は稲刈りです。

3・4限目は、施設園芸科の3年生がコンバインを使って機械刈りを行っています。

生徒たちは、コンバインを運転するのは今日が始めて。最初に運転方法を確認し

いざ、スタート!

安全のために、先生が横についてサポートしています。

刈り取りと脱穀が同時にできるのがコンバインの良い所です。

トラックに、籾がどんどん集まってきます。

今年は、例年以上に良い米ができたそうです。

午後は施設園芸科の1年生が稲刈りを行います。

明日は稲刈り!

田圃のイネもたわわに実り、黄金色に色づきました。

いよいよ明日、稲刈りです!

 

 

【理科】酵素カタラーゼの性質

3年生の生物の授業で、酵素カタラーゼの性質を調べる実験を行いました。

カタラーゼは体内で生じた過酸化水素を水と酸素に分解する酵素で、肝臓の細胞に特に多く含まれています。

まずは反応を観察し、発生する気体が何かを調べます。

試験管に過酸化水素水(オキシドールです)を入れ、左:酸化マンガン(Ⅳ)(無機触媒)、中:肝臓片(含酵素カタラーゼ)を加えます。右は対照実験として何も加えません。

見ての通り、酸化マンガン(Ⅳ)を加えた試験管と肝臓片を加えた試験管では気体が発生しました。

ではこの気体は何か。線香に火を付けて差し込むと

炎を出して燃えました。このことから、この気体はものが燃えるのを促す気体=酸素だということが分かりました。

酵素の働きに対するpHの影響についても調べました。

 過酸化水素水(中性)に塩酸(酸性)・水酸化ナトリウム(アルカリ性)・水(中性)を加えてpHを変化させ

生の肝臓片を加え反応を見ます。

左が酸性、中がアルカリ性、右が中性です。肝臓片に含まれるカタラーゼは中性でよく働き、酸性やアルカリ性ではほとんど働かないことが分かります。

この他にも、無機触媒は加熱しても働きを失わないが、酵素は加熱すると働きを失うことも確認しました。

3級園芸装飾技能士誕生!

この度、バイオ工学科3年5名、生活科学科3年6名が受験した国家資格試験に、見事全員合格しました。

胸元のバッジが光っております。

試験は、3級技能検定の園芸装飾(室内園芸装飾作業)。

学科試験(1時間)と実技試験(1時間20分)が別々の日にあります。

1学期から取り組み、夏休みも進路で忙しい中、熱中症にもなりながら、練習をした結果です。

本番の実技試験では、他の農業高校生と夏休みの一番暑い日に、時間精一杯取り組みました。

できあがった作品だけではなく、作る過程も採点に入ります。

みんな必死にがんばって、

何とか間に合いました。

できあがった作品は、誰のかわからないですが、こちらです。

全員合格とは、本当にすごいことです。

皆さん、よくがんばりました。また、次も続いて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食肉衛生講習会

本日3,4限目に食肉衛生講習会がありました。

この講習会は毎年、3年食品工業科が受講しています。

それは10月の中旬から始まる食肉加工に向けて、今一度

食品を扱う上での注意すべきポイントや、大切なことを理解

するためです。 

授業では、食中毒や肉製品の加工について勉強していますが、

実際に自分たちが実習を行う立場になるため、

みんな真剣に話を聞いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年から義務づけられる食品表示制度についても勉強しました。

食品表示について、どのように分類されているのか、どのようなものを

表記しなければいけないのかなど、学校では学べない事を多く知ることが

できた講習会でした。

 

今日学んだ事をこれから始まる実習に活かして、頑張ります!