鹿農日記

2019年9月の記事一覧

新学科説明会を行いました

来年度新設される、新しい3学科の説明会を行いました。

校長あいさつ

農場長より、新学科の特色や本校での学びについて説明

教務主任より、来年度入試について説明

説明会には中学生や保護者様、中学校の先生方がたくさん参加してくださいました。

どうもありがとうございました。

なお今回の学科改編に関してご質問等がある場合は、遠慮なくお問い合わせください。

電話番号 0968-46-3101

【理科】豆腐作り&カッテージチーズ作り

調理実習ではありませんよ。タンパク質が金属イオンや酸によって変性することを確認する実験です。

<豆腐作り>

 豆乳を

ガスバーナーで

温め

にがりを加えてしばらく置くと

固まります。豆腐のできあがりです。

 豆乳中のタンパク質がにがりの成分(塩化マグネシウム)の影響で変性して固まったものが豆腐なんです。

 <カッテージチーズ作り>

 牛乳を

温め

レモン汁を加えると

 白い沈殿と黄色い液体に分離していきます。

これをキッチンタオルを使って濾してやると

カッテージチーズのできあがりです。

牛乳に含まれるタンパク質がレモン汁に含まれる酸によって変性して沈殿し、カッテージチーズができました。

 <試食>

 せっかく作ったんですから、食べてみました。(これがメインだったりして笑)

※今回使ったビーカーなどの器具はこの実験専用なので、安全性はご心配なく。

豆腐はそのままビーカーからすくって食べました。

ダイズの味が濃くて、とてもおいしかったです。

(みんながビーカーから豆腐をすくって食べている光景はとてもシュールで、前から見ていてとてもおもしろかったです笑)

カッテージチーズはクラッカーに塗って食べました。

 

 

レモン汁を加えているため酸味が強く、「レアチーズケーキみたい」という声が上がりました。

もったいないので、分離した液体も味見しました。

 味は...スポーツドリンクと言えなくもないような...

とりあえず身体には良さそうです。

<生徒の感想より>

〇実際に豆腐やチーズの原料を合わせて、液体が固体に変わる瞬間を見る貴重な体験ができたので、よかったです。

〇変性は温度だけでなく、ある物質が加えられることでも起こることを知った。

〇にがりやレモン汁を入れただけで、あんなにもすぐに変化が出るのだと驚いた。

〇豆腐はおもったよりもおいしくできた。カッテージチーズは、レモン汁の味が強いがチーズ嫌いでも食べられるおいしさだった。

〇豆腐は少しにがりが苦かったけど、そのままでもおいしかったです。しょうゆを入れると、さらにおいしかったです。チーズはそのままだと少し酸味がありました。クラッカーや塩を入れるとおいしかったです。

パソコンが新しくなりました!

第1パソコン室のパソコンが新しくなりました。

搬出の様子

搬入の様子

一台一台セットしてくださってます。

完成!

今回のパソコンは、清潔感あふれる白です。モニターの画面は横長になった気がします。性能も上がってきっと使いやすいことでしょう。みんな、大切にしてくださいね。

国語科の研究授業を行いました。

2年バイオ科で国語総合の研究授業を行いました。

題材は「芥川」 平安時代の「伊勢物語」の中のお話です。

登場する男女の恋情について考えました。

「雷(かみなり)」は昔は「神鳴り」だったことや、「鬼(おに・き)」は古典では「霊・化け物」であることを調べました。

 みんな和やかな雰囲気で自発的に活動して学習していました。

 

【1年生】農場長講話

1限目の「総合的探求の時間」に、農場長から講話をしていただきました。

お話は本校の歴史から始まり、先日発表された学科改編についても説明がありました。

みんな真剣に聞いています。

講話の中で、バイオ工学科のこれまでを振り返る場面もありました。バイオ工学科を卒業し、現在本校に勤めているの先生の卒業アルバムの写真も公開され、大きく盛り上がりました。

「鹿本農業高校生の全員に夢を叶えるチャンスがあります。そのチャンスをつかみ取るために、積極的な行動をとってください」という励ましと期待の言葉で講話は締めくくられました。

なんだこりゃ?

9月25日(水)朝の掃除を生徒と共に行っていると、街灯の下に何やら見慣れないものが・・・

その昆虫らしきものを捕獲して、調べてみると、ゲンゴロウでした。

体長25㎜くらいでお腹が黒いので「コガタノゲンゴロウ」という種類のようです。

環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類、熊本県レッドデータブックでは絶滅危惧ⅠA類に指定されているとのことでした。

本校では、自然豊かな環境があるためこうした珍しい生物が時折姿を見せてくれます。

 

もちろん、ゲンゴロウは自然に戻してあげました(^_^)

【1年生】農業と環境(食品工業科)

先週、1年生各科の「農業と環境」の様子を紹介しましたが、食品工業科は先進地視察研修で不在でした。そこで、今日改めて覗きに行ってきました。

1年生の共通作物であるダイコンの観察をしていました。

台風の爪痕

台風17号で被害に遭われた皆さまに、

心よりお見舞い申し上げます。

 

本校がある山鹿市もかなり強い風が吹きました。

ハウスのビニールが飛ばされたり

収穫直前のナシが落果するなどしたものの、被害は比較的軽くてすみました。

田圃のイネも心配されましたが、この通り

ちょっと斜めになりながらも持ちこたえてくれました。

一番ひどいところでこんな感じです。

こちらもぎりぎりセーフ。強いイネが育ってくれているようです。

田圃のイネの様子

穂が重たそうになってきて、ちょっと色づいてきましたよ。

ちなみに、9月3日はこんな感じでした。

違い、分かりますか?

【バイオ工学科】ドラセナの継代培養その後…

 

ドラセナの実験から1週間後、観察・スケッチ・測定をしました。

まずは、観察する8本を選び、番号シールを貼りました。

草丈・葉数を測定し、平均をだしました。

今回の実験でコンタミ率は★0%★

実験の力がついてきましたね~!!素晴らしい!!

 

【1年生】農業と環境

毎週火曜日の5・6限目は、全学科共通で「農業と環境」の授業が行われています。

今週は各科とも実習のようでしたので、5限目にちょっと覗いてきました。

<施設園芸科>

タマネギの種子を播いていました。畝に手で溝を切り

小さな種子を、一粒ずつ播きます。

上から軽く籾殻のくん炭を被せ、完了です。

くん炭には保湿や虫除けなどの効果があり、またこの時期の固い土を被せるより、芽が伸びやすいのだそうです。

 <バイオ工学科>

先週植えたダイコンの芽を観察していました。

葉の大きさなどを測定し、気付いたことを記録しています。

<生活科学科>

バイオ工学科と同じく、ダイコンの芽の測定・観察をしていました。

ダイコンは2学期の全科共通作物なので、施設園芸科も食品工業科も同じような作業を行います。

生活科学科のダイコンの畝にはマルチ(ビニールシート)が被せてないため、雑草を抜く作業も一緒にしていました。

なお、食品工業科は本日、先進地視察研修に出かけているため不在でした。

【バイオ工学科】コチョウランの無菌は種実験

バイオ工学科の1・2年生でコチョウランの無菌は種実験をしました。

2年生は夏休み中の当番実習中に。

1年生は2学期2回目の授業でしました。

2年生の様子です。

クラスメイトの実験操作もチェックしていますね。

1年生は、さやを切る作業に手間取りつつも丁寧に実験ができていました。

1年生、次はシランの無菌は種実験をする予定です!!

無菌操作の手順はもう覚えたかな?期待していますよ~!

思いがけない問い合わせ

※ほとんど字ばっかりの記事ですが、ご容赦ください。

先日、本校HP宛てに、思いがけない問い合わせメールが届きました。

静岡県磐田市にお住まいの、小学3年生の少年からのメールです。昨年、本校3年生の生物の授業でチャレンジした天然酵母の分離の記事(頑張って遡ってみてください)をみて、そこにある酵母の写真を使わせてほしいとの問い合わせでした。

↓ちなみに、この写真です。

書いた本人も忘れているような記事が今でも見られていることを実感し、嬉しいやら怖いやら。すぐにお返事メールを出し、写真の使用を承諾しました。

その後2度ほどメールのやり取りを行いましたが、最終的には保護者の方が顕微鏡を買ってくださり、自分の目で観察した酵母をスケッチして載せることにしたそうで、写真は使用しないことになりました(その方が何十倍もいいですよね)。

しかし、いろいろ参考にさせてもらったので、参考文献等の所に本校HPのURLを載せさせてくださいとの申し出が。なんたる光栄!もちろん、喜んでOKを出しました。

 

今回、写真の使用についてちゃんと承諾を求めたこと、またHPのURLを載せることについても許可を求めたこと、とてもすばらしい事だと思います。

生徒の皆さん、あちこちのHP上の写真、かってにコピペして使ってませんよね?それ、場合によっては犯罪になってしまいますよ。この小学生を見習って、絶対に無断使用をしないようにしてくださいね。

 

磐田市の〇〇くんへ

その後、自由研究どうですか?うまくまとまりましたか?

とおい熊本から、よい結果がでることをいのっています。

【理科】元素の周期律の確認

食品工業科2年の化学基礎の授業で、元素の周期律に関する探求活動を行いました。

元素の周期律とは、元素を原子番号の順に並べたときに性質のよく似た元素が周期的に現れることをいいます。今回は元素の価電子数、イオン化エネルギー、原子半径についてグラフを作成し、変化に周期性が見られるかどうか探求しました。

グラフ作成中です。

単純作業ですが、みんな黙々と取り組んでいます。

グラフができあがったら、ホワイトボードに投射してみんなで確認。(左上:価電子の数、右上:イオン化エネルギー、左下:原子半径)

それぞれの値が周期的に変化していることが、一目で分かりますね。

【生活科学科】赤ちゃんふれあい交流会

9月12日(木)

今日の2年生活科学科『子どもの発達と保育』の授業は、

山鹿市子ども課、山鹿・鹿本・菊鹿児童館に協力して頂き、

赤ちゃんふれあい交流会を行いました。

 

事前に抱っこの仕方や乳幼児の発達段階などを教わりました。

実際の乳幼児はすごく柔らかくて、生徒も緊張気味・・・

代表して4名の生徒が、妊婦体験をしました。

妊娠後期に買い物をしたり、靴下をはくこと、

上の子どもを抱っこすることが大変だったと聞き、

挑戦してみました!

他にも、ミルクをあげたり、立ってだっこしてみたり、

おもちゃや絵本の読み聞かせをしてみたり・・・

最後に、来校して頂いた保育者の方から育児に対する思いや経験を

話して頂きました。

特に男性(父親)の育児参加について、話して頂いたことは、

「夫婦で小さな命を大事に育てること」の大切さを考えさせられる

貴重なお話でした。

12名の乳幼児さん、保護者の方、児童館職員の先生方、

貴重な機会をありがとうございました。

また、ぜひ鹿本農業高校へお越しください!

専門性を高める!!【3A Aコース】

 

9月11日水曜日

3年施設園芸科Aコース7名が

株式会社 生科研 様と共同でイネの生育調査を行いました。

 

 

施設園芸科のAコースは将来自営を希望する生徒が多く、

農業経営や自営のための実践的な知識と技術を専門的に学習してます。

3年生は、学校生産米である「ヒノヒカリ」の食味向上を目指して、

作付け前の土壌診断の結果をもとに施肥設計を行い、試験栽培を行っています。

 

 

今回は、栽培にご協力いただいている生科研さまをお招きし、中間調査を行いました。

研究員の方が調査をされている様子を見学して、実際に調査を体験させていただきました!

 

↑調査内容やデータ収集の重要性を事前に説明していただいている様子

 

↑研究員の方の調査を見学します

 草丈や葉色値を測定していて生育の状態を調べています。

 調査株の選び方や測定方法など専門的に教えていただきます。

 

↑試験区を自分たちで調査しました!

 

↑株を掘りあげて洗い、根長や細根、色を調査します

 

 

今回、「本物」の生育調査を経験できたことで、普段行っている生育調査がいかに重要であるか。

また、品質の向上や研究に役立つ事を身をもって感じることが出来たと思います。

 

 

最後に株式会社生科研の河野様、鬼塚様、三木様 

貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

平和教育HR活動(1・2年生)

本日1限目、1・2年生合同で今年度の平和教育HR活動を行いました。

最初に、担当の先生からこの時間の目的についてお話がありました。

「今日9月11日は何があった日かな?分かる人」

何人もの手が挙がりました。

「アメリカで同時多発テロが起こった日です」

生徒たちが生まれる前の出来事ですが、ちゃんと知っていてくれました。

 

さて、この時間は「夏服の少女たち~ヒロシマ・昭和20年8月6日~」というDVDを視聴しました。これは1988年に放送されたNHK特集を再編集したもので、戦時下の13歳の少女たちが主人公です。戦時下ではありながらも女学生になった喜びをかみしめる少女たちのつかの間の青春をアニメーションで、残された家族の深い悲しみをドキュメンタリーで描いた作品です。

とても暑い中でしたが、生徒たちは頭を上げて、真剣に見入ってました。(画面はぼかしています)

 視聴後は教室にもどり、感想を書くことで自分の考えをまとめました。

~生徒の感想より~

〇DVD「夏服の少女」を見ての感想を書いてください。

・自分よりも若い命、そして夢や希望のある命が失われたと思うと心が痛くてたまりません。

・話の中で日記が紹介されていましたが、とても13歳の子どもが書くものには思えませんでした。子どもの無邪気さを戦争が奪っていたのだと思いました。

〇戦争・命の大切さ、についてどう思いますか。

・戦争は何もかもを消してしまう恐ろしいものだと思います。

・今の時代に生まれたからこそ、私たちにしかできない使命があると思います。次世代の人たちにそれを伝えていくことが使命なのかも知れません。 

〇命を落とすのは戦争だけではありません。自分や身の回りの人たちの命や心を大切にするために、あなたができることを書いてください。

・自分が周りの人にできる事は、その人の心を考え、どんなふうに話をするか、行動をするかを考えることだと思いました。

・人は希望や目標、夢をもっていないと生きていけません。自分の人生を楽しみ生きがいを感じてもらえるように、一緒にそれを探しに行くことが私にできることだと考えます。

3年生 就職激励会・進学講話 を実施しました

9月11日(水)1限目、就職試験・進学試験を直前に控え、就職激励会と進学講話をそれぞれ実施しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<就職激励会>校長先生から「最後まであきらめることなく、『これだけ準備をしたから、大丈夫!』と自信を持って就職試験に臨んでほしい。」と激励の言葉をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<就職激励会>代表生徒が「家族と先生方からいただいた強い気持ちと感謝の気持ちを胸に、精一杯頑張って試験を受けてまいります。」と宣誓しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【進学講話】麻生専門学校グループの先生にお越しいただき、面接試験でのヒントや、残りの高校生活をどう過ごすかによって4月からの学校生活が決まる、という講話をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【進学講話】目標を持つことの大切さをワークシートに書き込みました。「頭の中で考えるだけではいけない。実際に行動することが大切です。」

 
 

第3回鹿農集会

9月4日(水)、第3回鹿農集会(全校集会)を行いました。

開会 生徒会役員

生徒会長あいさつ

職員講話

今年本校に来られたばかりということもあり、自己紹介が中心です。

生徒からのリクエストが多かった、おなかの中の赤ちゃんと小さい頃から続けている空手について主に話してくださいました。

赤ちゃんの話ではエコーの動画も見せてくださいました。

空手についてのお話では、「広報の方ですか?」というくらい、オリンピックの空手競技について熱く語ってくださいました。

鹿農祭(文化祭)について

昨年の様子をスライドで見ながら、生徒会副会長から説明がありました。

  

 

始めて参加する1年生は、特に興味津々で見ていました。

校歌斉唱

閉会 生徒会副会長

今日の当番実習

2学期に入り、早速放課後の当番実習が始まっています。

ソルゴーへの灌水。ソルゴーは作物ではなく緑肥の一種で、そのうちすき込んでしまいます。

ホウレンソウやブロッコリーの苗への灌水。写真には写っていないところに、まだまだたくさんの苗があります。

何かのポット上げの準備のようです。

使用した器具の洗浄・片付け。

 ビニールハウスのビニールを止めるパッカーを、サイズ毎に分けています。

何かの種子の数を、一所懸命に数えていました。

畑の周囲の整備中です。1年生ですが、鍬を持つ姿が板についてきました。

ダイコンを育てるための畝立ての準備。ダイコンは2学期、1年生の全科が共通で育てます。

 非常に暑い中、みんな頑張っていました。