活動の記録

学校生活

【機械科】半導体人材育成事業 機械科3年半導体研修

 令和6年10月10日(木)に、水俣市の株式会社アスカインデックスにおいて、本校機械科3年生向けの半導体研修が行われました。
 昨年度に続き今回で2回目の研修内容は、半導体製造装置に重要な真空装置のメンテナンスについてでした。半導体装置には、露光やエッチングなどで多くの真空装置が用いられます。講義では半導体装置の真空漏れのことを「リーク」ということや、真空装置点検で必要な重要ポイントについて学びました。

 講義後は研修用真空装置で、付属の真空ポンプの真空度別の種類や働き、ボルトの締め方を学び、実際にヘリウムガスを用いたメンテナンスを行いました。半導体装置は機械要素が多く、部品の材質や点検の方法だけでなく、検査のノウハウや点検ミスによる装置や製造ラインへの影響などを学びました。また、半導体業界の厳しさについても作業の中でお話をいただき、生徒は興味深く取り組み、装置について質問を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【生徒感想】
● 半導体製造で使われる機械を細かく説明していただき、理解することができました。真空リークチェックを見せてもらい、地味な作業だと思いましたが、説明を聞いて製品の質に関わる大切な作業であると分かり、良い体験をすることができました。

● リークの影響がいかに半導体を製造するうえで大きいかがよく分かりました。2時間から3日間かかるメンテナンスで、リークが見つかると、重大な損失が出ることで、日頃の締結などの基本的な作業を確実に行うことが大切だと思いました。これから社会人として働くうえで、基礎事項を大切にし、事故や故障をなくしたいと思います。

 
 機械科3年生は多くの生徒の進路が決定し、就職内定者数名が半導体業界に就職します。これまでの機械科の学びを深め、製造装置製造や関連産業などについて知識を得ました。今後は就職後に半導体産業に関わる可能性があると多くの生徒が感じ、意欲的で有意義な研修になりました。

【進路指導部】2学年特進クラスアカデミックインターンシップ(校外研修編)

 特進クラスで今年度行った「学び」と「仕事」をつなぐアカデミックインターンシップでは、午前中は出張講義で各コースならではの「学び」を行い、午後は午前中の学びをもとに「仕事」の現場での研修を行いました。

 半導体コースは、地元のアスカインデックス様の半導体実技総合大学校での研修を行いました。クリーンルームにも入らせていただき、午前中の講義で学んだことを現場で実際目にし、学びの大切さを実感しました。今回の研修で半導体のイメージがより身近なものになったという生徒もいました。

 医療コースは、水俣市立総合医療センターに伺いました。チーム医療もさまざま分野で行われていることや医療センターでの課題を知ることができました。また、医療センター内のさまざまな仕事の現場を見せていただき、お話を聞くことができました。自分たちが医療従事者として将来働いている姿をイメージした生徒も多かったようです。

 文系の地域課題コースは、水俣市役所の会議室で、「こうありたい将来のあなたと水俣市を描こうワークショップ」を行いました。私たちが暮らす水俣市について、「こうありたい」をスタートにして「妨げているものは?」「実現するために必要なことは?」という視点で考えました。熊本学園大学の溝上先生や中央コンサルタンツの皆様、UTモビリティサービスの皆様、水俣市役所の皆様のご支援をいただきながら、高校生の立場から考えを深めました。

 翌日は、グループでこのアカデミックインターンシップを振り返り、学び得たことや考えたことをお互いに発表しました。

【進路指導部】2学年特進クラスアカデミックインターンシップ(出張講義編)

  2学年ではインターンシップを実施していますが、特進クラスでは今年度は「学び」と「仕事」をつなぐアカデミックインターンシップとして3コースに分けて実施しました。

 理系(半導体)コースでは、熊本県立技術短期大学校半導体学科の藤本先生のから、半導体についてご講義いただきました。半導体について、とてもわかりやすく説明していただきました。また、半導体についての学問は、今の学び(特に数学や物理や化学)が土台となっていることを改めて感じました。

 医療コースでは、水俣市に本店を置くAMI株式会社の高木様から先進医療機器「超聴診器」と今後の医療における展望についての講義がありました。グループワークで地域医療の課題解決にテクノロジーがどのように関わっていくのか、考えを深化させることができました。

 文系(地域課題)コースでは、熊本学園大学経済学部の溝上先生とUTモビリティーサービスの江島様、中央コンサルタンツの岩男様からの講義で、溝上先生から町が抱える公共交通の課題と公共政策、江島様から水俣Maasの取り組み、岩男様からは水俣の市民アンケート結果について講義がありました。午後からは午前中の講義をもとにワークショップを行いました。

 午前中の講義の内容との関連を考えながら、午後は、各コースとも校外で活動を行いました。

《アカデミックインターンシップ 校外研修編に続く》

 

【建築コース】【DXP】2年生建設DX推進プロジェクト授業

 10月7日(月)の午前中、建設DX推進プロジェクトの2年生への1回目の授業でした。株式会社KAWATSUより2名の講師の方にお越しいただき、CAD室で「三次元設計データ作成」について授業していただきました。三次元設計データの利用に関する具体例や活用におけるメリット、注意点などを学ぶことができました。その後は、三次元ソフトの操作練習を行い、講師の方より座標測定の演習を行いながら操作しました。

 生徒たちは、JWCADの操作ができることもあり、戸惑いなく操作できていました。また図面を読む力も活用し、演習に対しても対応できていました。そして何より講師の方の分かりやすい資料や説明のおかげで理解を深めることができました。次回は、グラウンドでICT機器を用いての測量実習です。講師の皆様、ありがとうございました。

【ソフトテニス部】柿本・淺田ペア 九州大会出場決定!!

九州新人県予選ソフトテニス大会が2日間、県民総合運動公園にて実施され、男女2ペアずつ出場してきました。男子2ペア、女子1ペアは残念ながら予選リーグを勝ち上がれませんでしたが、日頃の練習の成果が感じられ、これからの見通しと自信にもつながる充実した内容でした。

2年生の柿本・淺田ペアは順調に決勝トーナメントに進み、第2シードペア相手に圧倒する場面もありながら、惜しくもベスト8進出を逃しました。

その後の順位決定戦ではお互い苦しい中での接戦を制し、見事に9位で九州大会出場を決めました!

12月に熊本で実施される九州大会に向けて、そしてそれぞれの更なる成長に向けて、チーム一致団結してまた頑張ります。暑い中での応援ありがとうございました!

水滴石穿!

 

新崎・町井ペア 

2-4 ルーテル

0-4 翔陽


福山・福山ペア

0-4 第一

0-4 玉名工業

 

野﨑・梅川ペア

1-4 熊本北

4-1 済々黌

 
柿本・淺田ペア

4-1 第二

4-0 文徳

4-2 翔陽(決勝トーナメント1回戦)

2-4 尚絅(決勝トーナメント2回戦)

4-2 天草(順位決定戦)

【建築コース】【WCP】~Wood connect project~ものづくりマイスター招聘授業

 9月27日(金)から、Wood connect project2024道の駅ミナマータ新水俣駅店の木製販売台製作がスタートしました。今年も2月に生徒自らが伐採した木材を製材所で製材し、乾燥期間を経て、いよいよ加工がスタートしました。実技指導をしてくださるのは、今年度も水俣市建具組合ものづくりマイスターの皆さんです。厚生労働省に認定された木工建具ものづくりマイスターは熊本県に4人しかいません。そのうちの3人が、建築コースに指導していただく水俣市建具組合の方々です。皆さん、ありがとうございます。

 生徒たちは、マイスターの手本を見て、高い技術力を目の当たりにしながらも、今まで学んできた知識や身に付けてきた技能を発揮し、良い製品づくりを行っています。

 今月末の文化祭で展示を目標に、来月の納品に向けて、みんなで協力して作業を進めていきます。

【機械科】2024ロボットアイデア甲子園熊本大会に出場

 令和6年9月28日(土)に「2024ロボットアイデア甲子園熊本大会」が東海大学熊本キャンパスで開催されました。
 この大会は、産業用ロボットを用いたアイデア発表会で、活用方法のアイデアを高校生・高専生が考え披露するものです。
 プレゼンテーション部門は、夏休みに行われた予選大会を通過した11人がスライドによる5分間の発表を行い、ポスター部門(展示・投票)とともに審査されました。
 本校機械科3年からプレゼンテーション部門に寺下君、ポスター部門に久保君、島村君が出場しました。
 残念ながら上位入賞できませんでしたが、発表を通して参加者同士の交流や学びの機会、新しい発見など、多くのことを得ることができました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2学年総探中間発表会

27日(金)6限目に2学年総探中間発表会(ポスターセッション)を実施しました。普通科の生徒89人(50グループ)が8教室に分かれて、「研究の背景」、「研究の目的」、「研究方法」について発表しました。中間発表では、全員がプレゼンテーションを経験するだけではなく、他のグループの発表も聞くことで思考力や表現力を育成します。

また、メンターとして各教室に3年生の代表が2名ずつ参加し、質問や昨年の自分たちの経験からアドバイスを行ってくれました。先輩からの鋭い質問に、堂々と答える2年生も見られ、頼もしさを感じました。発表会を終えて、更なる課題も見えたようです。今後、研究を深め、年度末の成果発表会に繋げていきます。

【弓道部】令和6年度県下大会(県新人戦)結果報告

9月28日・9月29日(八代市弓道場)

男子団体:中本・西本・宮﨑・江口・濱崎

女子団体A:谷口・上田・松本・渕本・渡辺・時川

女子団体B:宮下・堀井・渕上・福地・喜田

 

男子団体:1次予選3中 → 予選落ち

女子団体:

Aチーム:1次予選10中(64チーム中5位タイ)

      2次予選9中(26チーム中2位タイ)(予選通過)

Bチーム:1次予選2中(予選落ち) 

トーナメント1回戦(対文徳A)   10- 6→ 勝利

トーナメント2回戦(対熊本工業)    6-10→ 敗退

  

個人

女子準決勝

上田・松本:2中→5位・6位決定戦へ

 

5位・6位決定戦

上田:6位入賞

松本:順位無し

 

結果:女子団体ベスト8 女子個人6位(上田)

 

新チームとなってはじめての試合である新人戦が八代市弓道場で行われました。男女団体入賞を目標に努力を続けてきましたが、女子Aチームがあと一歩のところまで進出したものの、トーナメント2回戦(ベスト8)で敗退し目標としていた入賞にあと一歩届かず、悔しい結果に終わりました。

個人では遠近競射の結果、商業科2年の上田心優さんが5位・6位決定戦において6位入賞することができました。団体、個人ともに入賞に食い込めるだけの力は十分についてきているので、次回大会では目標達成できるように頑張っていきます。当日はOB・OG・保護者の方など応援にきていただき、選手も力になったかと思います。ありがとうございました。

文責:松下新之介

Stanford e-Minamata 開講式(スタンフォード大学交流事業)

9月21日にスタンフォード大学との交流事業である『Stanford e-Minamata』の開校式が行われました!

この事業は水俣高校生がアメリカのスタンフォード大学の研究機関と連携した教育プログラムに取り組むことになっており、開講式には水俣市長、水俣市議会の方々、スタンフォード大学のナタリー教授が列席され、ムカイ教授もオンラインで参加されました。ムカイ教授やナタリー教授から挨拶をいただいた後、受講生を代表し3年生の上田さんと山下さんが英語でスピーチをしてくれました!ユーモアがあり発音も良く、とても立派なスピーチでした!

Stanford e-Minamataはこれから今年度中に11回の講座にオンラインなどで参加し、成績優秀者は来年4月にスタンフォード大学で行われる表彰式に参加する予定です!