活動の記録

学校生活

夏の大会1回戦突破!


 

14日(金)の9:30から藤崎台県営野球場で、第99回全国高等学校野球選手権熊本大会の1回戦が行われました。本校は、阿蘇中央高校と対戦し、4対0で勝利しました。

 2回戦は、17日(月)に県営八代野球場で14時30から九州学院と対戦します。応援よろしくお願いします。

水銀に関する水俣条約についての講演会

 平成29(2017)年8月16日に「水銀に関する水俣条約」が発効することが決定し、第一回締約国会議(COP1)が9月24日から29日にスイス・ジュネーブで開催されることが条約暫定事務局から通知されました。本校では、SGH指定校として「水俣」の名を冠する当条約の背景・意義・内容等を学び、今後のSGH事業ならびに水俣からの情報発信の向上につなげ、グローバルな視点に立った学習に対する目的意識を高める機会とするため、6月30日(金)の第1弾に引き続き、第2弾の講演会を実施しました。

 第2弾となる今回は、環境省環境保健部環境安全課から斉藤貢様を講師としてお迎えして、以下の項目について話をいただきました。

(1)水銀についての基礎的な理解

  ア 水銀の物性

  イ 水銀の種類と毒性

  ウ 水銀の用途

  エ 地球規模の水銀循環

  オ 環境中水銀濃度の経年変化

  カ 沖縄での大気中水銀モニタリング

  キ 水銀の魚介類への移行

(2)国内外の水銀に関する様々な実態

  ア 水銀の国際流通

  イ 世界の水銀使用・排出の実態

  ウ 世界のASGM(零細小規模金採掘)実態

  エ 日本の水銀使用・排出状況

  オ 日本の製品中の水銀使用量の削減

(3)水俣条約の概要

  ア 水銀の生産・貿易・使用

  イ 水銀の排出・放出・廃棄等

  ウ 健康に関する事項

  エ 情報交換・意識啓発・調査研究・資金技術協力

(4)水俣条約を踏まえた日本の対応

  ア 政令のポイント 水銀添加製品の製造規制の前倒し・深掘り

  イ 日本の水銀に関するマテリアルフロー

  ウ MOYAIイニシアチブ

  エ 水銀に関する水俣条約の意義

  オ 水俣条約記念行事

  カ 水銀対策の重要性を伝えるメッセージ

 

 水俣条約については今後も関連する事業がありますので、今回の講演会で学んだことも併せて、今後の本校の課題研究に反映させていきたいと思います。

 


【総探】さくらサイエンス事業研修生とのランチミーティング

 本校連携先の水俣環境アカデミアでは、平成29年7月にアジア地域の優秀な青少年を水俣市に誘致し、『水俣病の教訓を理解してもらうとともに、地域の現状と課題を共有し、地域社会の将来の持続可能性を探求してもらう』ことを目的とし、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の「さくらサイエンスプラン」に応募し採択され、さくらサイエンス研修生は約10日間を水俣市および福岡市で研修を受講しました。

 

 研修生は、研修の4日目に本校生徒宅および水俣市民宅にホームステイをして、5日目に本校生徒、ホストファミリー、および地元の留学生とランチミーティングを通して文化交流・意見交換をしました。

 

 ランチミーティングには本校生徒17名に加え、さくらサイエンス研修生、ホストファミリーなどを含め、総勢50名が参加しました。剣道の形や弓道の巻藁練習を披露したり、研修生に剣道着を着てもらうなど、本校生徒が日本の文化を紹介し、研修生からもそれぞれの国について教えてもらい、参加生徒全員にとって非常に刺激的な会になりました。

 





 

 

 
※写真は水俣市より提供

水俣条約発効記念行事 ~発効に向けた水俣からの声~

水銀に関する水俣条約(以下「水俣条約」)は、地球規模での水銀汚染を防止すべく各国が連携して水銀のライフサイクル全体を通じた適正管理や排出削減を目指すための国際環境条約です。水俣条約は、平成25年10月に水俣市・熊本市で開催された外交会議において採択され、日本では平成29年2月に条約を締結しました。

 そして今年の5月に、水俣条約はその発効要件が満たされた(50カ国以上が締結する)ため、平成29年8月16日に発効することが決定しました。これを記念して水俣市において、「水俣条約発効記念行事 ~発効に向けた水俣からの声~」が環境省によって開催されました。

 この行事において本校生徒が第2部「水俣トーク」において壇上で情報発信条約との関わりおよび環境保護に対する想いなどについて壇上でスピーチしました。

 

次第

第1部

 1.開会挨拶

    関 芳弘 環境副大臣

    エリック・ソールハイム 国連環境計画事務局長

    田嶋 徹 熊本県副知事

 2.世界からのメッセージ

    マーク・シャルドネンス スイス環境局長官

    石井 菜穂子 地球環境ファシリティ統括管理責任者

 3.水俣市中学生のメッセージ

第2部

 4.記念講演

    フェルナンド・ルグリス 水俣条約政府間交渉委員会議長

 5.水俣トーク

    西田 弘志 水俣市長

    宮本 勝彬 前水俣市長

    緒方 正実 語り部の会会長

    薗畠 ひとみ 青年海外協力隊

    有田 雪菜 水俣高校生徒

    クラウディア・テン・ハーヴ 水俣条約暫定事務局

 6.閉会挨拶

    望月 靖 国立水俣病総合研究センター所長





水俣条約についての講演会

 平成29(2017)年8月16日に「水銀に関する水俣条約」が発効することが決定し、第一回締約国会議(COP1)が9月24日から29日にスイス・ジュネーブで開催されることが条約暫定事務局から通知されました。本校では、SGH指定校として「水俣」の名を冠する当条約の背景・意義・内容等を学び、今後のSGH事業ならびに水俣からの情報発信の向上につなげ、グローバルな学習に対する目標意識を高める機会とする目的で講演会を実施しました。

 第1弾となる今回は、本校職員が講師を務め、以下の項目について話をしました。

(1)「水銀に関する水俣条約」外交会議の概要

(2)「水銀に関する水俣条約」の概要

(3)条約が発効するまでの過程

(4)水銀が与える被害

(5)水銀の使用例

(6)「水銀に関する水俣条約」の締結国

(7)条約締結時のホスト国(日本)の状況

(8)水俣高校生としての関わり方

 

 今回の講演会を受けて、12日(水)には環境省職員をお招きしてより専門的な内容について学ぶ予定です。