水高diary

学校生活

【機械科】重機の無線化プロジェクト 株式会社久環様より重機を貸し出していただきました

水俣高校機械科では重機の無線化プロジェクトに取り組んでいます。
9月10日(水)本校に株式会社久環様よりコマツミニバックホーPC-09を貸し出していただきました。
運搬には豊田実業株式会社の澤村様よりご協力をしていただきました。

 

講演会を実施していただくなど昨年度より大変お世話になっております。

雨の中、積載して学校まで持ってきていただきました。コンパクトでも900キロの重量がある重機だそうです。

貸出していただいたミニバックホーには外付けで重機を操作することができるユニットの開発を進めていきます。

【建築科】水俣第一中学校で技術の出前授業

 9月9日、水俣第一中学校の技術室で、水俣高校建築2年生が、中学1年生40名と一緒に技術の授業で、木製本棚の制作に取り組みました。

 「建築」と聞くと、難しい勉強を想像するかもしれませんが、この日は「木」という身近な素材を使って、自分の手でカタチにする楽しさをみんなで分かち合いました。水俣第一中学校の生徒さんたちは、ほとんどの人が初めての本格的な木工でしたが、水俣高校の先輩たちが一人ひとりに丁寧に向き合い、工具の使い方や制作のコツを教えると、どんどん完成させていきました。

 困っている中学生に優しく声をかけ、一緒に問題を解決していく水俣高校生の姿は、まさに未来の建築家そのもの。完成した本棚を嬉しそうに見つめる中学生の笑顔は、何物にも代えがたい喜びでした。水俣第一中学校の先生方からも、「丁寧な指導でとても助かりました」と、お褒めの言葉をいただきました。

 水俣高校建築科は、授業で学んだ知識を活かし、地域との交流を通して実践的な力を育んでいます。ものづくりを通して誰かの役に立ち、感謝される喜びを実感できる場所です。

 将来、建築やデザインに興味がある皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、私たちと一緒に「未来の街づくり」の第一歩を踏み出してみませんか?

過去の建築科の記事はこちら

【機械科】世紀の天体ショーと年に2回の鋳造ショー

先日、機械科では年に2回のビッグイベント「鋳造実習」を行いました!

アルミニウムを溶かし、型に流し込んで作品を作るこの実習は、まさに“ものづくりの原点”を体感できる貴重な時間。真っ赤に輝く溶湯(ようとう)を前に、生徒たちの目も真剣そのもの。安全に気を配りながら、仲間と協力して一つの作品を作り上げる姿は、まるで職人のようでした。

そしてこの日は、なんと3年ぶりの皆既月食の日でもありました。

未明の夜空を見上げると、ゆっくりと赤銅色に染まっていく月。昼間に見たアルミの赤い輝きと、夜空の神秘的な月の色が、どこか重なって見えたのは私だけでしょうか。

「熱」と「光」、そして「形」に命を吹き込む鋳造実習。
「影」と「時間」、そして「宇宙のリズム」を感じる皆既月食。
この日、機械科の生徒たちは、地上と宇宙、両方の“ものづくりの神秘”に触れたような気がします。

次回の鋳造実習も、また新しい発見と感動が待っていることでしょう。
中学生の皆さん、地域の皆さん、ぜひ水俣高校機械科の“熱い学び”を見に来てください!

【建築科】座学から実践へ!模型づくりで建築の奥深さを学ぶ1年生

 先週から建築科1年生が取り組んでいる木造住宅の軸組模型(骨組みの模型)制作は、順調に進んでいます。

 先週は主に基礎部分の制作を行いましたが、今週は床組と壁の制作に挑戦しています。生徒たちは、建築構造や製図の授業で学んだ「根太(ねだ)」や「大引(おおびき)」といった部材の名前を一つひとつ確認しながら、実際の形に加工しています。

 慣れない手つきだった工具の使い方も、先週の実習を通してかなり上達しました。のこぎりやカッターを巧みに操り、作業のスピードも格段に向上しています。

 各班では、模型の完成に向けてそれぞれの役割を分担し、集中して作業に取り組む姿が見られます。仲間と協力し、工夫を共有しながら「大工さんになった気持ち」で取り組むことで、建築の知識だけでなく、チームワークや協調性、そして集中力も高まっています。

 座学では得られない、ものづくりの楽しさと建築の奥深さを感じながら、安全に配慮して実習は順調に進んでいます。完成した模型が文化祭でお披露目される日が楽しみです。

https://sh.higo.ed.jp/mina/setting/searches/searches/search?frame_id=175&keyword=%E5%BB%BA%E7%AF%89

【探究活動】日本インスツルメンツ株式会社における水銀測定研修参加

9/5(金)、水銀をテーマに探究活動を実施している3年生2名が、京都市にある日本インスツルメンツ株式会社(NIC)を訪問し、水銀測定研修に参加してきました!

日本インスツルメンツ株式会社(NIC)は、水銀分析の専門として水銀測定装置を開発する会社です。

水俣高校でも1学年の「総合的な探究の時間」では水俣学と題して水銀学習を充実させています。水俣高校の卒業生である下鶴様と国立水俣病総合研究センターの方々とのご縁で、今回の会社訪問が実現しました。

まずは、会社概要の説明を受け、その後、各担当部署を訪問させていただき、インタビュー形式で担当の方からお話を伺うことができました。どの部署の方々もとても温かく歓迎してくださり、生徒たちも緊張がほぐれ、終始和やかな雰囲気で会社見学ができました。

また、その後はちりめんを使って実際に水銀測定・分析を行いました。最先端の水銀測定器を使用して生徒たちも興奮した面持ちでした!貴重な体験ができましたね。

水銀を通じて交流を深め、交流の輪が広がった今回の日本インスツルメンツ株式会社訪問。

日本インスツルメンツ株式会社の皆様方、そして国立水俣病総合研究センターの先生方、本当にありがとうございました!