鹿農日記

2018年11月の記事一覧

【バイオ工学科】間引き菜の浅漬け

3年生が圃場の作物の間引きを行いました。もったいないので、軽く塩もみして食べてみました。

まずはダイコンです。鹿農祭等で間引くのが遅くなり、結構成長しています。大丈夫かな?
塩をかけて

揉みます。

こんなに水分が出ました。

新鮮な証拠ですね。
このあと食べてみましたが...生徒曰く、「草みたい!」(笑)。成長したダイコンの葉は、火を通した方が美味しいようです。
次はカラシナ。塩もみして

食べてみます。


もうちょっと塩気がほしいかな。

再度試食。


「おいしい!」
カラシナ特有のツンとくる辛さが、やみつきになりそうです。 

【施設園芸科】タマネギ苗の販売準備

施設園芸科の1年生が、タマネギ苗販売の準備をしました。
まずは苗の値段や販売単位を学びました。お客様からお金をいただくことを改めて意識し、責任感が高まります。

続いて、良い苗の見分け方を学びます。

大きすぎる、小さすぎる、曲がっている。

これの苗は販売せず、本校で植え付けます。
作業台に移動して具体的な手順の説明と注意を受けたら、

作業開始です。
本校の販売単位は100本(+予備10本)です。生徒たちは良い苗を選別して11本単位にまとめ、


次の台に届けます。

苗の本数と品質を再度チェック。10束そろったら1つにまとめ

新聞紙で包みます。


苗を汚すことがないように、作業の合間には、床やテーブルの上の掃除も欠かせません。

これを延々と続けます。


先は長いぞ。みんな、がんばれ。 

【理科】生物の研究授業を行いました

本校はただ今公開授業週間中です。その中で生物の研究授業を行いました。テーマは「スギナの胞子の観察」です。
これがスギナです。

スギナの胞子茎(ツクシ)から胞子を取り出し、観察、スケッチします。胞子はこんな形をしています。

なんとなくユーモラスな形でみんな楽しんでスケッチしました。



胞子に息を吹きかけると胞子についているひも(弾糸)が変化します。
息を吹きかける前はこんな感じです。

紙で作った筒を使い検鏡しながらそっと息を吹きかけます。


「おおっ。動いた!丸まった!」

「吹きかけた息の何に反応して弾糸が動くのだろう」グループで話し合い、原因となりそうな要素を考えます。

「温度」「湿度」「振動」「二酸化炭素」「匂い」など、いろいろな可能性が挙げられました。

用意されたいろいろな道具を使ってそれぞれの班で実験を計画し、弾糸の秘密を探ります。

プレパラートを氷で冷やしてみたり

お湯で温めてみたり。

こちらの班も温めてみていますが、ビーカーにラップを被せ、湿度が上がらないよう工夫しています。

スライドガラスをお湯で温め、または冷水で冷やしてからプレパラートを作り、観察する班もありました。

同じ温度の影響を調べるだけでも、いろいろなやり方、工夫が見られました。
二酸化炭素の影響も調べました。二酸化炭素を一旦ビニール袋に入れ、プレパラートに優しくかけています。胞子が飛ばさないため、また物理的な刺激を与えないための工夫です。

水を垂らしてみた生徒もいます。

プレパラートを直接たたいて振動を与えてみた班、プレパラートの近くで手をたたいてみた班もありました。
検証した結果をまとめていきました。

温度を上げても下げても反応なし。二酸化炭素にも反応なし。振動にも反応なし。でも、湿度が上がったときだけは、弾糸がくるりと丸まりました。どうやら、弾糸は吹きかけた息の湿度に反応しているようです。隠された真実を一つ明らかにした瞬間です!
理科の実験は先生の指示通りに行い、教科書で学習してことを検証することが多いのですが、今回は自由に実験計画を立て、教科書に載っていない生物の秘密を探りました。いろいろな工夫や私達も思いつかないような発想が見られ、とても楽しい時間でした。

【鹿農祭】閉会式

後片付けも終了し、閉会式が始まりました。
開会 生徒会副会長

家庭クラブ会長挨拶

結果発表 文化委員長
緊張でがちがち。原稿をガン見してますが、これが普通です。

表彰
各部門の表彰を行いました。
スローガン部門
「平成最後に伝統を造れ!~105年目の挑戦~」

ポスター原画部門 イラスト同好会


壁新聞コンテスト
最優秀賞 3年施設園芸科

優秀賞 1年バイオ工学科

優秀賞 1年生活科学科

〇×クイズの部 優勝
初代「鹿農キング」です。

学校長講評
たくさんのお褒めの言葉とねぎらいの言葉をいただきました。

閉会 農業クラブ副会長

これにて、今年の鹿農祭もすべて終了。生徒のみなさん、お疲れさまでした。明日はゆっくり休んでくださいね。
三部会役員のみんなも、本当にありがとう!おかげで、いい鹿農祭になりました。
今年の鹿農祭は天気に恵まれ、予想以上にたくさんのお客様に来ていただきました。生徒たちの活動の様子を見ていただけて、とてもうれしく思います。ありがとうございました。