芦高ブログ
熊本県庁現場見学バスツアー(林業科)
3年ぶりに熊本県庁現場見学バスツアーが行われ、2年林業科が参加しました。熊本県職員の林業職といっても仕事は様々です。今日は、熊本市や阿蘇市、南阿蘇村にある木材市場や治山工事施工現場、樹苗園などを見学しました。仕事のイメージが膨らんだようです。
令和4年度卒業式
3月1日
芦北高校の卒業式が行われました。
新型コロナウイルス感染症や熊本豪雨災害で全校生徒が集まっての卒業式は3年ぶりとなりました。農業科、林業科、福祉科の代表が卒業証書を授与されました。
在校生送辞では生徒会長の吐合さんが先輩との思い出を話してくれました。
それに対し、卒業生答辞では、農業科の川本さんが涙ながらに思いを伝えてくれました。
最後は、3年ぶりに校歌や式歌を歌いました。
卒業式後は、震災直後、芦北高校を支えてくれた芸能人やアーティストなどのビデオメッセージが流れ、歓声があがりました。素晴らしい卒業式となりました。卒業生の皆さん、社会に出ても頑張ってくださいね。
答辞
春の暖かさが感じられ、峰崎の桜も開花を待ちわびる今日の良き日に、私達3年生は卒業の日を迎えました。私達卒業生のために、このように晴れやかな卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。ご臨席いただいたご来賓の皆様、先生方と保護者の皆様、在校生の皆さんに心より感謝申し上げます。
本日いただきましたご祝辞に込められた励ましのメッセージや在校生代表からの餞の言葉に、卒業生一同大変勇気づけられました。そして、この3年間芦北高校で過ごした日々が思い出されました。
私は、興味を持っている草花について学ぶことができることを知り芦北高校への進学を決意しました。教室の授業だけではなく実習や交流学習などの体験的な学びができる農業科に魅力を感じました。それまでの私には全く関わりの無かった農業の道に進んだことは、今思うと私の人生を大きく変える大切な決断となりました。
高校に入学し、新しい環境や友達との出会いに期待を膨らませていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う臨時休校、そして、登校再開から僅か2週間後、熊本豪雨災害に見舞われました。
私は水俣市から通学しており、すごい雨が降っているなというくらいにしか感じていませんでした。しかし、テレビに映った光景は、学校近くの道路が泥水で溢れ、事の重大さを実感し体が震えました。
私には他校に通う双子の姉がいます。水害の後、学校で復旧作業をしている私の生活と比べて、毎日普通に学校で授業を受ける姉の姿に、羨ましい気持ちや、時には悲しささえも感じていました。
しかしながら、復旧に向けて先生も生徒も泥だらけになりながら農場の溝上げや校舎の清掃活動をしていると、皆が一丸となって、日常を取り戻すために必死に頑張る前向きなエネルギーを感じました。今こうして、生活を送っているのは、あのときを皆で乗り越えたからこそです。
この経験から、当たり前の有り難さを知りました。また、苦く辛い経験であったかも知れませんが、成長のきっかけを得ることができました。どんな苦境に立たされても諦めず、何が何でも前向きに生きようとする思いは、私たちは誰にも負けないと思っています。このことをこれからの人生の糧にします。
通常の高校生活を取り戻し、私が打ち込んだ事は草花の学習活動です。フラワーアレンジメントの大会では、私にしか作れない唯一無二の作品を作りたいと思い、何度も何度もデザインを練り直しました。納得できず、最初からやり直し。自分が好きで始めたことなのに投げ出したくなったこともありました。それでも諦めずに、頑張り続ける事ができたのは、共に練習に取り組む友人がいたからです。一つのことに、一切の妥協なく打ち込む、私にとって初めての経験をして、自信が身につきました。他の人たちも同じような経験をして、今、この場にいます。
3年生になると、進路決定に向けた活動が本格的に始まり、未来への一歩を定めなければならない不安と重圧がありました。想像もつかない未来への一歩を、自分の意思で決定しなければならない緊張感。面接などいくら練習を重ねても、自分の中にある不安が消えなかった日々。そんな時、生徒のためにいつも真剣に向き合ってくださる先生方の姿がありました。私がそうしてもらったように、生徒に目標や夢を持たせる、そんな仕事がもし私にできたら幸せなことだと考え、農業を教える先生になることを将来の目標に定めました。
大学進学を決意し、受験のための学習や面接練習に励み、志望大学の合格を勝ち取ることができました。ただ、今の私には農業の先生の仕事をするうえで、まだ沢山学ぶべき事があります。目指すからには自信を持って生徒に向き合う先生になるために、大学生活で多くのことに励みます。
今ここにいる卒業生のそれぞれが、これからの生活に期待や不安を持っています。この芦北高校で一緒に学んできた仲間の存在を心の支えに頑張ります。
別れの時が近づきました。入学式の緊張感、教室では見られない姿が見えたクラスマッチや体育大会。収穫感謝祭で食べたカレーの味。修学旅行の代替旅行で行ったグリーンランド。改めて3年間を振り返れば、なぜか楽しかった事だけが思い出されます。二度とない高校生活を共にした皆さん、芦高でしかできない、体験と思い出をありがとうございました。
在校生のみなさん。先輩らしいことは、できていませんが私達は、上級生として、手本を示さないといけないと努力することで、私達自身を高めることができました。そう思わせてくれる、明るく元気な皆さんの存在に感謝しています。これからの芦高を盛り上げていって下さい。
いつも支えてくれる保護者の皆さん。酷いことを言ってしまった日もありました。それでも支えて、見守ってくれてありがとう。辛いことがあっても、安心できる居場所を作ってくれたから、今日まで頑張ってこれました。どんな感謝の言葉でも伝えきれないほど、当たり前に支えてくれる人のありがたさは、かけがえのないものです。
改めて保護者の皆さん、そして先生方。どんな時も私達を支えて下さりありがとうございました。これから、少し遠く離れてしまいますが、変わらず見守って下さい。いつか成長した姿を見せられるように、これからも精一杯頑張ります。
結びに、歴史ある母校、芦北高校が、今後更なる発展を遂げることを願いまして、答辞といたします。
令和5年 3月1日 卒業生代表 川本 愛美
目指せ!全員合格!!(医療的ケア)
2年福祉科の生徒は4月から医療的ケア(かく痰吸引、経管栄養)の授業を受けています。10月までは座学で基礎・基本を学び、11月からは実技の練習に励んでいます。最終的には実技の試験があり、合格しなければいけません。全員合格を目指し、放課後等も利用し、お互い教え合っています。
来年度6月からは、約1ヶ月間の介護実習が始まります。今回の実技練習の成果を十分に発揮できるよう、期待しています!
第13回「熊本県介護技術コンテスト熊本県大会」で優良賞を獲得しました!
3月8日(水)、しろやまスカイドームで「第13回熊本県介護技術コンテスト熊本県大会」が行われ、1年福祉科の3名が出場しました。校内予選で選ばれた3名は、本番までの間、放課後や休日を返上して、話し合いと練習を何度も重ねてきました。
「糖尿病性網膜症の花岡さんへレクリエーショを実施してください」という課題に対して、花岡さんの心身の状況に関する情報から支援方法やレクリエーションの内容を自分たちで考え、実践しました。また、根拠を示した支援方法についてアピール文を作成し、堂々と発表しました。さらに審査委員の質疑にも的確に答えることができました。3名はこれまでの学びの成果を遺憾なく発揮でき、多くの賞賛の言葉をいただきました。
目標とした賞を獲ることはできませんでしたが、温かく思いやりにあふれた支援やレクリエーションは多くの参観者の心に響きました。出場校8校のうち、唯一の1年生メンバーながら、最後までやり遂げた3名に心から拍手を送ります。
今回は地元芦北での開催だったため、会場の準備、片付けから運営までを、福祉科1・2年生が全員で力を合わせて行いました。芦高生の頑張りと団結力が、介護コンテストを成功に導いたと言っても過言ではありません。
今回の経験を通して、生徒たちは多くのことを学ぶことができました。きっと今後の学校生活に生かしていってくれるものと期待しています。
Google for Education 講習会
Google for Education 認定トレーナーの3名の方に来校いただき、1年生を対象に、学科紹介のための Google サイトの作成方法について講習をしていただきました。
まず、自分が見やすいと思うサイトをクラスメートとシェアし、理由を発表しました。「写真がたくさんあってわかりやすい」、「コンテンツごとに分かれていて見やすい」などの理由が挙げられました。トレーナーの方から、「見て欲しい人に届いて、見る人に必要な内容がわかりやすく盛り込まれているか」がサイト作成のポイントになることを教えていただきました
その後、グループに分かれて学科の紹介サイト作りをしました。まずは Google Jamboard を使ってアイディアを出し合いました。「見る人が知りたい情報はどんなものかな」、「どんな内容を掲載したら魅力が伝わるかな」と見る人の立場になって考えていました
次に Google サイトの使い方を教えていただき、写真や文字を入れ始めました。みんな楽しそうに活動していました。
完成したサイトはどこかでお披露目できたらいいですね
〒869‐5431
熊本県葦北郡
芦北町乙千屋20-2
熊本県立芦北高等学校
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校長 草野 貴光
運用担当者 広報部
TEL 0966-82-2034
FAX 0966-82-5606
E-mail
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URL http://sh.higo.ed.jp/ashikita
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