芦高ブログ
豪雨災害を乗り越え、最後の夏へ~高校総体代替大会・野球独自大会~
7月の豪雨災害では、多方面からたくさんの温かいご支援ご協力をいただき感謝申し上げます。
大きな被害を受けた本校ですが、生徒たちにとって今なお、前を向く理由があります。
それは「追いかけた夢」の実現です
7月後半~8月前半にかけて高校総体代替大会、野球の独自大会が開催されました。
コロナ、7月豪雨により、厳しい環境と練習時間も削られた中での大会となりましたが、生徒たちが最後まで諦めずに戦った結果をご紹介したいと思います!
【剣道部】
男子個人戦
2回戦 3F塩根 メメ - 稲葉(慶誠) 2本勝ち
3回戦 3F塩根 ー 宮本(熊本西) 1-2判定敗退
3年生らしい、堂々たる戦いぶりでした!
熊本日日新聞にも取り上げていただきました
【男子バスケットボール部】
芦北 42 - 64 文徳
惜しくも敗れましたが、3年生を中心に粘り強く戦いました!
【弓道部】
男子・女子共に予選敗退となりましたが、すべて出し切りました。悔いはありません
【サッカー部】
代替大会城南ブロック
芦北 1-3 八代清流(2年福祉科石田1得点)
芦北 0-5 矢部
結果は敗退となりましたが、選手・マネージャーは最後まで頑張りました
さらに一丸となって10月の選手権大会に挑みます
【女子バレー部】
芦北 0-2 国府(10ー25)( 5-25)
新体制で試合が出来たことを誇りに思います
次は農高大会、春高予選に向けて頑張ります!
【女子バドミントン部】
3W笹尾 シングルス1回戦敗退
3年生1名でよく頑張り、ここまで部員を引っ張ってくれました
後輩たちの目にはしっかりその姿が焼き付いています!
【野球部】
芦北 0-8 八代東
”常笑軍団”の名の通り、最後まで野球を楽しんで、自分たちのプレーを貫きました。
これからも、しっかり前を向いて進んでいきます!!
応援ありがとうございました!
以上、今夏の高校総体代替大会・夏の独自大会の記録でした
今後とも芦北高校の応援よろしくお願いいたします
芦北高校、アニメ化(第7&8話)
ていぼう日誌第8話では、久しぶりに校舎のシーンが登場しました。
洪水被害の様子もすっかり無くなったかのように思える正門付近ですが、正門を入ってすぐ左手にツツジの木が植えられています。この地面に泥が固まっており、昨日の夕方は農業科の生徒達がその除去に奮闘していました。見えないところにも、まだ被災の後がありました。
(ツツジの木の根元に固まった泥を除去する生徒)
(1階廊下から正面玄関を窓から見える風景)
先輩達と会話する光景では1階の廊下が登場しています。現在1階の廊下の床には修復工事に向けてと思われるテープが貼られ、改修の時期を待っているところです。
保健室のシーンが登場していますが、残念ながら被災しており、現在2階の生徒指導室を保健室に模様替えして使用されています。
さて、第7話では、「穴釣り」ということで、ていぼう沿いにがらかぶ釣りをしているシーンが登場しています。先日のブログでも書きましたが、ていぼう沿いでは、林業科の生徒達がアマモの繁殖を行なっています。
(かごしま水族館内で撮影したアマモの水槽の様子:海中のイメージ)
アマモは、多くの海の生き物を育むのに役立ちます。生徒達はアマモ場における海洋生物の生物調査を行ない、様々な生き物たちの生息地として定着していることを示す発表を様々なところで行なっています。
(林業科アマモ班発表スライドより)
こちらは、生徒達がアマモ場で実際に生息を確認した生物たちです。
現在約7.2ヘクタールと当初の約30倍もの広がりを見せる野坂の浦にあるアマモ場は、多くの海洋動植物を育む大切な生息地となっています。世界的にもこのアマモ場が減少傾向にあり、アマモの植栽による環境保全活動は、多くの方々に関心を寄せていただいております。
(今回の豪雨災害でアマモ場も被害を受けており、状況については現在確認中です。)
ふたたび8話に話題を戻り、ここではテナガエビの釣りを川で楽しむシーンが登場します。
本校のすぐ隣を流れる乙千屋川周辺は、南九州西回り自動車道路が開通する以前はホタルがたくさん乱舞する生息地でした。しかし工事後、乙千屋川は以前の姿から変貌を遂げ、以前のようにホタルが乱舞する姿が見られなくなりました。
そこで、本校林業科の生徒達が地域の方々と連携して、かつての乙千屋川の姿を取り戻そうと、様々な植栽を行ないました。
(林業科ホタルプロジェクト班発表スライドより)
まず、多様な生物の繁殖地としての川床づくりとして「ネコヤナギ」や「クレソン」の植栽を行ないました。こうした取り組みのおかげで、生徒達による乙千屋川の生物調査では、多様な生物の生息が確認されました。
(林業科ホタルプロジェクト班発表スライドより)
よく見ると、このスライドの左下に「テナガエビ」がいるのが分かりますか?
また、地域連携ということで、毎年初夏にホタルの観測会を開いておりました。ホタルの幻影的な光を楽しみに、多くのみなさんが参加して下さいました。また、この様子は地元の新聞社などでも報じていただきました。
(林業科ホタルプロジェクト班発表スライドより)
こうした取り組みを、昨年「高校生水の国フォーラム」でも発表を行ない、多くの方々に関心を寄せていただきました。
豊かな森を育めば、豊かな川、豊かな海をつくることにつながります。そのうえで、豊かな森を作ることの大切さを、本校林業科の生徒達は日々学んでいます。
(ホタルまつり開催を前に、元気にポーズをとる生徒達:写真は昨年度のものです)
残念ながら、今回の豪雨災害でせっかく育んだ川床が流れてしまったとのことですが、また復活させるべく「ネコヤナギ」の植栽などに取り組まれるとのことです。
アニメ「放課後ていぼう日誌」は、下記の時間帯に放送されています。
BS11 毎週水曜深夜24:00~
RKK 毎週金曜深夜25:55~
上記の写真は、秋田書店様の許可を得て掲載させていただいております。
部員のキャラクターが面白いハーモニーを見せてくれていますが、「釣ったら食べる」をモットーにした活動が見ていてほほえましいですね
高校生のみなさんから支援をいただきました!
この夏休みの間にも、様々な方々から多くの支援をいただきました。
今回は、その中から2つの学校から送っていただきました支援物資についてご紹介します。
静岡県にある浜松学芸中学校・高等学校のみなさんから、段ボール2箱分もの様々な文具を贈っていただきました。いろんな生徒さんが、それぞれ手元から持ち寄っていただいたようで、かわいらしいキャラクターのついた文具もあり、本校生徒も大変喜んでいました。生徒の自宅が被災したところもあり、大変助かりました。みなさんの温かいお心遣い、ありがとうございました。
つづいて、愛知県の豊明高校のイラストレーション部のみなさんが、とても愛嬌のあるポップなイラストとともに応援メッセージを寄せていただきました。また、「アマビエ」をあしらったかわいらしいキーホルダーには、『がんばろう熊本』とメッセージが寄せられていました。ネットで調べてみると、このキーホルダーの作成には多くの方の寄付が寄せられていることを知りました。このような支援をみなさまからいただき、大変嬉しく思います。
(みなさんの温かい声援に笑顔で感謝を表す生徒会メンバー)
ここでは、これまでにいただいたみなさまの温かいご支援を全てはご紹介できませんが、こうしたさまざまな声援やボランティアの方々のご協力のおかげで、生徒のひとりは、「『早く学校を元の姿に戻すぞ!』、という思いがよりいっそう強まり、精神面で大きな支えにすることができました。」と感想を述べてくれました。
先日から新学期もスタートし、エアコンも何とか間に合って復旧していただきました。まだ施設設備など復旧が必要な箇所は多々ありますが、生徒達の心にはみなさんの温かい気持ちが伝わり、声援を頑張りにかえて、明るく前向きな気持ちで学校生活に臨む姿が見受けられます。みなさまのご支援、どうもありがとうございました。
2学期始業式
新型コロナの影響で少し短かった夏休みが終わり、今日から2学期がスタートしました。
新型コロナウイルス感染予防と豪雨被害により、全校生徒教室での放送での始業式となりました。
校長訓話では、多くの義援金や支援物資寄せられたこと、中でも宮城県と岩手県の高校からの義援金と手紙が紹介されました。(東日本大震災で被災し、受けた支援の感謝の気持ちがあり、今回募金活動を行ったとのことでした。手紙は1階生徒昇降口に掲示してあります。)
そして、『初心にかえる』というお話でした。
新型コロナウイルスと豪雨災害のなかにあって、普段通りの活動ができない状況だからこそ初心にかえる必要がある。
次に、『地域の信頼と期待に応える。』同じ災害を受けた芦北町に何か力になるようなことをしていきたい。
ということでした。
今回も校歌斉唱は、演奏を聴きました。
写真もソーシャルディスタンス
最後に宮城県の加美農業高等学校の生徒さんからの手紙を紹介します。
熊本県立芦北高等学校の皆さま
私たちは、宮城県加美農業高等学校の農業クラブ・家庭クラブです。貴校が大雨の影響で被災したと伺い、私たちにできることを考えました。片付け作業などで使えると思い、応援のメッセージを載せた軍手を贈ることにしました。応援のメッセージは、本校生徒みんなで書きました。ぜひ何かの機会で使っていただけたら嬉しいです。
1日でも早く復興することを願っています。
宮城県加美農業高等学校クラブ・家庭クラブ
その軍手がこちら
嬉しかったのでハート型にしてみました
その気持ちがありがたいですね
2学期も頑張りましょう。
芦北高校、アニメ化(第5&6話)
毎回オープニングでは、浜辺やていぼうで釣りを行なうシーンが登場しています。
「漁師さんが山に木を植える」という話を聞いたことがある方もおられるかもしれません。
豊かな森は、川を通じて豊富な栄養分やミネラル分などを海へ運び、そのおかげで海が豊かになり、魚が良く捕れるというお話しです。
本校林業科の生徒達は、演習林を通じて、『森・川・海』のつながりの大切さについて学んでいます。
今回の第5話では、潮干狩りをするシーンが登場していますね
ところで、海をきれいにする役割として、干潟と藻場があります。
林業科の生徒達は、この中の藻場の育成にも力を入れています。
〔 真冬の海の深夜2時頃、アマモの移植を行なう生徒達:アマモの根は冬に成長します 〕
地元の漁協や大学と連携して、藻場のアマモを繁殖させる取り組みを平成14年から行なっており、
当初は0.25ヘクタールだったアマモ場が、現在では7.2ヘクタールと約30倍にまで広がっています。
この豊穣の海を取り戻すアマモ再生プロジェクトは、生徒達の様々な発表を通じて、多くの方々に環境問題に関する大きな関心を寄せていただいています。
つづいて第6話では、地元の釣具屋さんに釣り道具やえさの購入に向かうシーンが登場しています。
本校生徒も、昨年の夏休みはこのモデルとされる事業所で、インターンシップでお世話になっております。
釣り好きの生徒が自ら希望して職場体験活動をさせていただきました。
様子を伺いに訪ねたこの日は、『えさ作り』に取り組んでいました。
このほかにも、近隣の市町村の事業所で多くの貴重な体験をさせていただきました。
〔上記のインターンシップの写真は、昨年の夏休みのものです。〕
さて、第5&6話では、とても個性的な顧問の先生が登場していますね。
これからどんな展開になっていくのか、さらに楽しみになってきましたね
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芦北町乙千屋20-2
熊本県立芦北高等学校
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