学校生活(芦高ブログ)

芦高ブログ

鉛筆 一年の 歩みを一鉢 冬の花

芦北高校農業科 「品種名鑑」 #03

【品種名鑑 #02:「M16 知ればあなたも 目利きなり】はこちら

 

 果樹専攻の主役が「不知火」なら、本校草花専攻を支える不動の主役は、やはりこの花。

 「シクラメン」です。

※昨年11月の温室内の様子 

 

●品種データ

 科名: サクラソウ科

 和名: 篝火花(カガリビバナ)

 花言葉: 「内気」「はにかみ」「遠慮」

 

 この「内気」「遠慮」という控えめな花言葉。

 温室の片隅で、俯きかげんに、けれど凛と咲くその佇まいは、生徒たちの実習の様子とどこか重なります。

 華やかな舞台では少し照れくさそうに言葉を飲み込み、けれど実習棟の中では誰よりもひたむきに、土の匂いに包まれながら黙々と花と向き合い続ける草花専攻生たち。

 その「はにかみ」ながらも内に熱い想いを秘めた誠実な背中は、どこかシクラメンの美しさと似ている気がします。

 

●教室で共に過ごした半年間

 本校のシクラメンは、その「息の長さ」が自慢です。

 昨年11月に温室を出て、教室へと置かれた一鉢。

 半年が過ぎた5月の今、ようやく花を休め、青々とした葉を蓄えた状態で農場へ戻ってきました。

  毎日、生徒たちが登校し、チャイムが鳴り、放課後を迎える。

 その日常の風景の中に、いつもこの花がありました。

 花が上がらなくなった今の姿は、半年間、教室の主役として共に過ごした時間の証でもあります。

 

●命を繋ぐ、一年のバトン

 役目を終えて戻ってきた株の近くでは、次の冬に向けて命を繋ぐ「新しい苗」たちが、小さな葉を一生懸命に広げ始めています。

  シクラメンの栽培期間は、実に1年。

 ようやく今、力強い葉を広げ始めたところです。

 この長い時間のバトンタッチは、農業高校ならではの「命の授業」です。

 

●葉の数だけ、花は咲く

 そんな彼らが学ぶ、栽培の鉄則があります。

 それは、「たくさんの花を咲かせることは、まず葉を増やすことから始まる」ということ。

 シクラメンには「葉の数だけ花が咲く」という言葉があります。

 葉の1枚1枚が、その付け根に眠る花芽の大切なエネルギー源だからです。

 溢れんばかりの花を咲かせたいなら、まずは地道に、健康な葉を1枚ずつ丁寧に育てる。

 急がば回れ。

 この自然の摂理こそが、シクラメン栽培の極意です。

 

※花苗を持つ草花専攻性

 

 1滴の水やり、1℃の温度管理、そしてこれから始まる「葉組み(はぐみ)」という指先の魔法。

 今、ポットの中で並んでいる小さな葉の1枚1枚が、冬には燃えるような「カガリビバナ」へと姿を変えます。

 目に見えない「根」「葉」の成長を信じてお世話を続ける。

 それは、自分たちの将来の可能性を信じて学ぶ、生徒たちの姿その物です。

 和名である「カガリビバナ」の名の通り、鮮やかな花弁には、生徒たちが注いできた粘り強い愛情の火が灯っています。

 

「1年の月日を詰め込んだ、命の結晶。芦高のシクラメンには、生徒たちの粘り強い愛情が息づいています」

鉛筆 慣れた手に 想いをのせて 笑顔売る

 本日の3年農業科「食品製造」は、製パン実習。

 最高学年として、材料の計量から袋詰め、そして自分たちの手による校内販売まで、「製造から流通までの一連の流れ」を実践的に学びました。

 

【身だしなみと正確さ、それが信頼の証】

 鏡の前で髪一本落とさないよう身だしなみを整えるところから、私たちの「実習」は始まります。

 実習が始まれば、リズムよく生地を切り分け、手際よく計量。

 3年生ともなればその手つきは慣れたもので、迷いなく正確に分量を導き出していきます。

 この地道なプロ意識の積み重ねが、美味しい製品への第一歩です。

 

【協力して命を吹き込む「成形」

 最も技術を要する「成形」の工程では、手のひらで生地の感触を確かめ、丁寧に丸めていきます。

 実習室ではお互いにアドバイスを送り合い、協力して一つひとつのパンを最高の形に仕上げていきました。

 

【届けたいのは、焼きたての温もり】

 オーブンから黄金色のパンが焼き上がると、すぐに袋詰めをして校内販売へ。

 自分たちで作ったものを、自分たちの手で、直接お客様へ届ける。

 手渡した瞬間に「ありがとうございます!」と感謝を伝える。

 その時に広がる相手の喜びこそが、教室だけでは学べない、この実習の真の醍醐味です。


 真っさらな粉から、心を込めて形を創り、届ける。

 私たちが今日、実習室で作っていたのは、単なるパンではありません。

 その一口で誰かを幸せにするための、たくさんの「笑顔」です。

鉛筆 守る手に 新たな価値を 創り出す

 今週の芦北高校は、全国への発信から農場での真剣勝負まで、熱いニュースが目白押しです!

 「観る・守る・繋ぐ・彩る」の4つの視点から、私たちの現在地をお届けします。

 

1.【観る】「ミライのタネ」アーカイブ公開!

 5月9日に放映された番組が、ついにYouTubeで公開されました。

 

 伝統の「甘夏マーマレード製造」に打ち込む生徒たちの瑞々しい姿を、ぜひご覧ください。

 受け継がれてきた味を、次の時代へとつなぐ情熱が詰まっています。

 ●ミライのタネ RKK熊本放送: [番組アーカイブはこちら]

 ●取材の様子はこちら: [ブログ:ピンマイク 「これが業界」 加工室]

 

2.【守る】謎の影を特定。だが、戦いはこれから。

 先日の「草刈り作戦」が功を奏し、自動撮影カメラが深夜の訪問者を捉えました。

 

 画像をAIで解析し、対話を重ねて導き出された正体は「おそらくアナグマ」

 しかし、姿を捉えたのは対策の第一歩に過ぎません。

 正体が判明した今、ここからが防除の「本番」です。

 大切な果樹を守り抜くため、さらなる知恵を「創造」し、私たちは立ち向かいます。

 ●対決の始まりはこちら: [ブログ:グラウンド 砂舞う裏で 獣(しし)を追う]

 

3.【繋ぐ】ふるさと納税、出品完了。

 生徒たちが丹精込めて作り上げた実習製品が、今年度「ふるさと納税」の返礼品として出品されました。

 私たちの活動を支えてくださる全国の皆様へ、芦北の豊かな恵みを感謝とともに届けます。

 地域への貢献を実感する、私たちの誇りです。

 関係者の皆様、出品にご尽力いただいた皆様大変ありがとうございました。

 ※写真は昨年度の卒業生です

 

 ●ふるさと納税ポータルサイトの例: [ふるさとチョイス] [ふるなび] [楽天市場]

 ●こだわりの撮影風景はこちら: [ブログ:「不知火」に 生徒の真心 「あしポン」へ]

 

4.【彩る】プロの感性に触れる、フラワーアレンジ実習

 農場での「静かな戦い」の一方で、実習室は鮮やかな花々に包まれました。

 

 本日は外部講師をお招きし、フラワーアレンジメントの授業を実施。

 プロの技術と感性に触れながら、生徒たちはそれぞれの個性を形にしていきました。

 農業高校ならではの、豊かな感性と「美しさを創る」学びの時間です。

 


【今日の一枚:旬を味わい、次を創る】

 最後は、3年生の果樹専攻生による試食の様子。

 自分たちが育てた果実の味を知ることも、次なる「美味しい」「創造」するための大切なステップ。

 弾ける笑顔とともに、次代への意欲が溢れます!

急須から 繋ぐ歴史と 茶の心

 5月12日、農業科2年生を対象に「お茶の出前講座」を実施しました。

 水俣・芦北地域において、お茶は柑橘やサラダタマネギに次ぐ主要な農産物です。

 地域の伝統産業を次代へ繋ぐため、専門の講師をお招きして、その歴史から淹れ方までを深く学びました。

 

 

「急須がない」からのスタート】

 授業の冒頭、生徒たちに「普段、お茶を飲みますか?」と問いかけると、ほとんどの生徒が「あまり飲まない」との回答。

 中には「家に急須がない」という生徒もおり、現代のリアルな食生活が浮き彫りになる幕開けとなりました。

 しかし、そんな「身近なようで遠い」お茶の世界を紐解く2時間は、驚きと発見の連続でした。

 

 

【五感で驚く、6種類の飲み比べ】

 後半の「淹れ方教室」では、豪華6種類の試飲に挑戦。

 ウーロン茶・紅茶・緑茶・煎茶・釜炒り製玉緑茶・ほうじ茶

 同じ茶葉から作られるお茶が、加工一つでこれほどまでに変化することに、生徒たちは釘付けです。

「茶葉によって味がこんなにも違うことに驚いた!」

「飲み比べが楽しくて、お茶のイメージが変わった」

 実習室にはそんな弾んだ声が響き、最後には「今日で『お茶のちがいがわかる農業高校生』になれたと思う」という頼もしい宣言も飛び出しました。

 

【伝統をつなぐ、最初の一杯】

 地域の農産物を知り、その価値を五感で理解することは、伝統を未来へ繋ぐ大切な一歩です。

 「家に急須がない」と言っていた生徒たちも、今日をきっかけに、まずは自分の一杯を淹れてみませんか?

 本日学んだ知識と「ちがい」がわかる自信が、いつか地域の農業を支える誇りへと育っていくことを願っています。

 講師を務めていただいた芦北地域振興局の吉川様、貴重な学びをありがとうございました!

グラウンドは笑顔満開!「常笑軍団」のスゴすぎる一体感

初夏の爽やかな風が吹き抜けるなか、今年も待ちに待った芦北高校・芦北支援学校高等部佐敷分教室体育大会が開催されました!

今年の大会スローガンは、

常笑軍団 キラキラ笑顔で楽しんだもん勝ち

この言葉通り、グラウンドには勝敗を超えた眩しい笑顔と、熱いエネルギーが溢れかえった一日となりましたキラキラ

男子100m女子83m

5人6脚

台風の目

芦高トライアスロン

クラス対抗リレー

 

綱引き

長縄跳び

芦高アベンジャーズ

団対抗リレー

マスゲーム

1年:集団行動

2年:組体操

3年:創作ダンス 

本気だからこそ、最高の笑顔が生まれる

競技が始まれば、生徒たちは真剣そのもの花丸

100m走での爆発的な加速、クラスの絆を繋ぐリレー、そして手に汗握る綱引き……。

しかし、今年の「常笑軍団」たちは一味違いました。

転んでしまっても、仲間の声援を受けて照れ笑いしながら立ち上がる姿。惜しくも敗れたチームを拍手で称える姿。そこには、「全力で楽しむことが、何よりの勝利である」というスローガンの精神が息づいていましたキラキラ

今年の体育大会を通じて、生徒たちは「楽しむための努力」の尊さを学んだのではないでしょうか。

勝った喜びも、負けた悔しさも、すべてが「キラキラした思い出」という宝物になります。この「常笑」の精神を胸に、明日からの学校生活も全力で駆け抜けていきましょう!

保護者の皆様、地域の皆様、温かいご声援を本当にありがとうございました!

鉛筆 グラウンド 砂舞う裏で 獣(しし)を追う

 5月8日。

 校内は明日9日に控えた「体育大会」の準備で沸き立っています。

 練習に励む生徒たちの熱気と砂埃、そして響き渡る歓声。

 しかし、その華やかな喧騒から離れた静かな果樹園では、もう一つの「負けられない戦い」が続いています。

 

【深夜の果樹園、カメラが捉えた動かぬ証拠】

 生徒たちがグラウンドで汗を流している間も、果樹園に潜む「敵」には関係ありません。

 設置した自動撮影カメラを確認すると、深夜の静寂を破り、不気味にうごめく「謎の獣」の姿が記録されていました。

 白黒の映像に浮かび上がるシルエット……。

 イノシシか、あるいはアナグマか。

 繁茂した草に遮られ、その正体を特定するには至りません。

 ただ、私たちの果樹園を荒らす存在であることは確かです。

 

 「今度こそ、その姿を鮮明に捉えてやる!」

 

 正体を突き止め、万全の対策を講じるため、急遽カメラ周辺の草刈りを実施。

 障害物を取り除き、次なる決戦に備えます。

 

【告知:明日放映!伝統をつなぐ「甘夏マーマレード」

 農場を守り抜くこうした地道な日常を、別角度から取材していただいた番組がいよいよ明日、放映されます。

 テーマは、本校が長年大切にしてきた実習「甘夏マーマレード製造」(教科:食品製造)です。

 

 ●番組名: ミライのタネ(公式ホームページ)

 ●放映日時: 5月9日(土) 午後4時54分〜

 ●取材の様子はこちら ⇒  「ピンマイク 「これが業界」 加工室」

 実習室で甘夏と向き合い、先輩たちから受け継いだ独自の味、その伝統をつなぐべく奮闘する生徒たちの姿をぜひご覧ください。

【つなぐ、守る、未来へ。】

 グラウンドでバトンを繋ぎ、果樹園で伝統の樹を守り、実習室で伝統の味をつなぐ。

 一見バラバラに見える活動も、その根底にあるのは「大切なものを次代へ届けたい」という生徒たちの純粋な想いです。

 その想いこそが、まさに未来を創る「ミライのタネ」なのだと感じます。

 

 明日はグラウンドで青春を爆発させ、夕方は画面越しに私たちの情熱をお届けします。

 皆様、どうぞ温かいご声援をよろしくお願いいたします!

鉛筆 Weeds, Buds, and a Farmer’s Dilemma

Global Series Vol. 4:Ashikita Vitality

[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第4回は、4月21日の「3年生・果樹実習(草刈り)」の記録です。

 [Global Series Vol. 3:Golden Fruits, Shared Dreams はこちら]

 

[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 4: Senior Fruit Tree Practice — Orchard Mowing (Apr 21st).

[Click here for Global Series Vol. 3:Golden Fruits, Shared Dreams]

 

— Senior Fruit Tree Practice: Mowing the Orchard Under the Spring Sun —


A clear blue sky hints at the coming summer. Under the stinging sunlight, the scent of engine oil wafts through the air—a sign of preparation. Soon, the roar of engines shatters the silence. Today, our third-year students conducted orchard mowing as part of their "Fruit Tree Practice."

■ Putting Machinery Training into Action!

Working in pairs, the students took turns every 15 minutes. They used brush cutters equipped with nylon cords for enhanced safety. This was the moment to apply the results of their previous machinery training to a real-world setting. Though cautious at first, they moved forward steadily, relying on the knowledge they had worked hard to gain.

The area around the base of the trees requires delicate control to clear the weeds without nicking the trunk. Watching the seniors skillfully maneuver their machines, their backs looked more dependable than ever.

 

■ Spring Buds are Waking Up

Turning our gaze toward the trees, we see countless flower buds on the "Sweet Spring" citrus branches, nearly ready to bloom.

New shoots are sprouting vigorously from the main trunks; you can almost feel the heartbeat of spring growth.

■ A "Selfish Wish" from the Instructor

Looking out over the neatly trimmed orchard after the practice, a thought often crosses my mind. "I wish the weeds at my feet wouldn't grow at all. Yet, I want the buds and flowers on the trees to grow with limitless vitality."

"Dry up, weeds; grow tall, buds." I couldn't help but smile at my own selfish desire. However, perhaps it is within this contradictory dilemma that the true depth of agriculture—the act of cherishing life—resides.

The third-year students successfully turned their training into tangible results. Thanks to their careful work, our Sweet Spring trees are ready to welcome their blossoms in comfort.

鉛筆 三人の 背に風薫る 頼もしさ

 暦の上では、まもなく5月5日に二十四節気の「立夏(りっか)」を迎えます。

 春が極まり、夏の気配が立ち始めるこの時期。

 今日は清々しい晴天に恵まれました。

 日差しには力強さが増していますが、農場を歩けば、木陰を吹き抜けるそよ風が少し冷たく、心地よく肌を撫でていきます。

 

 農場では、出番を待つ花や野菜の苗たちが、今か今かとその時を待っています。

 瑞々しく青々と育った苗たちの姿は、これから始まる眩しい季節への期待感を高めてくれるようです。

 明日からはいよいよゴールデンウィーク。

 ですが、学校は今日から5月9日の体育大会に向けた、終日の練習や準備という大きな節目を迎えました。


 ■ 団結の汗、初夏の風に乗せて

 今日から始まった体育大会の全体練習。

 グラウンドや体育館からは、生徒たちの活気ある声が響いています。

 農場での実習で見せる真剣な眼差しはそのままに、各団が一致団結し、練習は初日から熱を帯びています。

 今年度は全校生徒によるフォークダンスも行われます。

 練習の輪の中では、少し照れくさそうにしながらも、弾けるような笑顔で楽しんでいる生徒たちの姿が印象的でした。

 ダンスの練習もいよいよ佳境。

 時折吹き抜ける涼やかな風は、全力で体を動かす生徒たちの熱を心地よく鎮め、次の一歩を後押ししてくれる「恵みの風」となっています。


■ 眩しい舞台を待つ、静かな情熱

 立夏を過ぎれば、季節はいよいよ眩しい夏へと向かいます。

 最後に、本校農業科を牽引する団長と副団長の3人をパシャリ。

 頼もしい彼らのリーダーシップに、本当に期待しています!

 

 生徒たちのひたむきな努力が結実する体育大会。

 その舞台を最高のコンディションで迎えられるよう、この連休でしっかりと英気を養い、心身ともに「立夏」にふさわしい清々しい姿で再会できることを楽しみにしています。

 皆さま、どうぞ素敵なゴールデンウィークをお過ごしください。


 「立夏(りっか)」

 初夏の風と、生徒たちの歓声が響く芦北高校より。

届け、この情熱。一糸乱れぬ1年・絆の2年・魅せる3年の挑戦

カレンダーはいよいよ5月に入りました。芦北の爽やかな風が校庭を吹き抜ける中、本校では5月9日(土)の体育大会に向けて、練習がいよいよ佳境を迎えています!

本日は、各学年の練習風景を少しだけお見せします笑う

1年生 集団行動

高校生になって初めての体育大会。1年生が取り組んでいるのは集団行動ですキラキラ

最初は足並みを揃えるのも一苦労でしたが、今では「全体止まれ!」の号令にピタリと反応する姿に、中学生から高校生へと成長した頼もしさを感じます。交差走行の緊張感と、一糸乱れぬ行進は必見です了解

2年生 組体操

2年生は、互いの信頼が鍵となる組体操に挑みますグループ

「せーの!」という力強い掛け声とともに、土台となる生徒と上に立つ生徒が心を一つに、高く、美しく形を作っていきます。練習を重ねるごとに強固になっていく彼らの「絆」が、当日どのような感動の塔を完成させるのか、今から楽しみでなりません花丸

3年生 創作ダンス

最高学年の3年生は、創作ダンス音楽

曲の選定から振付、構成まで、すべて生徒たちの手で作られています。放課後も教室や廊下で何度もステップを確認し合う姿は、さすが最上級生。単なるダンスを超えた、3年間の想いがこもった力強いパフォーマンスに、練習中から圧倒されるばかりです王冠

体育大会は5月9日(土)開催です晴れ

ぜひ来校して生徒たちの頑張りを直に見てもらえればと思いますお知らせ

 

鉛筆 拭き上げて 届ける先に 咲く笑顔

 4月30日、本日はあいにくの雨。

 晴れていれば農場で「甘夏」の剪定に汗を流す予定でしたが、本日は室内での実習に切り替えました。

 

●初めて手にする「不知火」の重み

 2年生の果樹班は、本校の特産品「不知火(しらぬい)」の出荷調整に取り組みました。

 1年生のときには触れる機会のなかった果実。

 それを一つひとつ丁寧に拭き上げ、箱に詰め、お客様へ届ける形に整えていきます。

 先輩たちが繋いできた努力を、自分たちの手で「商品」として完成させる瞬間。

 そこには、単なる作業以上の、プロとしての責任感が漂います。

 

●食レポの向こう側にあるもの

 実習の合間、味を確認するために試食を行いました。

 感想を尋ねると、返ってきたのは「……甘いです!」という、真っ当で、でも少し素朴すぎる答え。

 「もっと上手に食レポしてよ!」と笑い合いながら、ふと思いました。

 

 農業科職員室の出入り口にある掲示板。

 そこに私が掲げている「あの言葉」を、今、この実習を通して肌で感じてほしい、と。


 私たちが箱詰めしているのは、単なる果実ではありません。

 それを手に取り、口にした瞬間にこぼれる「笑顔」そのものを作っているのです。

 「どんな味?」という問いに言葉を尽くそうとする姿勢は、その先にいる誰かの喜びを、どれだけ真剣に想像できているかの証(あかし)でもあります。

 

●想像力が「創造」を変える

 雨音を聞きながら向き合った不知火の味。

 次に「どんな味?」と聞かれたときには、今日感じたみずみずしさの先に、誰かの喜ぶ顔を思い浮かべて語れるようになってほしい。

 毎日、職員室の前を通るたびに目にするあの言葉が、知識ではなく「実感」として彼らの中に溶け込んでいくことを願っています。

 技術を磨き、感性を磨き、そして「笑顔」を届ける。

 雨の日の静かな学びは、農業科としてのプライドを育む大切な時間となりました。

「言葉」が未来を耕す。意見発表大会で放たれた高校生たちの情熱

本日は、農業高校にとって一年でもっとも重要な行事のひとつ、「農業クラブ総会」および「意見発表大会」が行われましたキラキラ

農業高校の生徒は全員が農業クラブ(FFJ)の一員です。

総会では、昨年度の事業報告や今年度の予算案について審議が行われました。議長団のスムーズな進行と、それを見守る生徒たちの真剣な眼差し。自分たちの手で組織を動かしていく、農業高校生らしい自律した姿が印象的でしたにっこり

総会に続いて行われたのが、「意見発表大会」ですお知らせ

生徒たちが日頃の学習や実習を通じて感じている課題、そして将来の農業に対する熱い想いを自分の言葉で語ります。

この校内予選で選ばれた生徒が県大会へ進みます王冠誰が選ばれるか…

県大会へ向けて更に精度を高めていきたいと思います笑う

鉛筆 泥まみれ だけではないさ この学び

 本日の農業科は、いつもの農場とは少し違う風景。

 「泥にまみれてばかりではない」農業科の、知的探究の一日をご紹介します。

 

【3年:農業機械】トラクタの「心臓部」を解き明かす

 3年生は、農業を支える動力源「エンジン」の座学。

 ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いを学び、さらに「乗用車とトラクタの構造的な違い」についても例を挙げながら学習しました。 

 スピードを追求する乗用車と、過酷な現場で粘り強い力を発揮するトラクタ。

 その設計思想の違いを学ぶことで、普段操作している機械への敬意と理解がより一層深まったようです。

 

【2年:農業と情報】「音」が変わったタイピング

 2年生の教室では、ICTの基礎体力を養うタイピング練習に励んでいました。

 当初はキーの場所を「確認しながら」叩いていた生徒たちも、今では「パチ、パチ、パチ!」とリズム良い音に変わってきています。

 もともと入力が早かった生徒はさらにその精度を上げ、クラス全体で現代農業に必須の「情報を扱うスキル」を着実に自分のものにしています。

 

■洗練されたスマート農業を目指して

 今、農業界では自動運転やAI活用といった「洗練されたスマート農業」が注目されています。

 しかし、それらを自在に使いこなすために必要なのは、機械の仕組みを知る「基礎」であり、情報を正確に扱う「基本」です。

 泥臭い現場の実習と、教室での緻密な座学。

 どちらもスマートな未来を創るために欠かせない、学びの「両輪」として私たちは大切にしています。

鉛筆 真っ白な 甘夏の花 咲く果樹園

 本日は「甘夏」と「露地不知火(しらぬい)」の草刈りを行いました。

 この時期、どうしても草刈りの投稿が続いてしまいますが、今の農場にはこの季節にしか出会えない風景があります。

■無数の白い花と、虫たちの往来

 今、甘夏の木々を埋め尽くしているのは、可憐な真っ白の花。

 顔を近づけると、控えめで上品な香りがかすかに漂います。

 その花々の間を、蜜を求めて虫たちがせわしなく飛び交う様子は、まさに初夏の農場ならではの光景です。

 この小さな花一つひとつが、やがて大きな果実へと育っていく——。

 そんな生命のサイクルを感じながら、晴れ間を縫って一歩ずつ作業を進めました。

「環境を整える」という仕事

 草刈りは、単に見た目をきれいにするだけではありません。

 足元を整えることで、木々への日当たりを確保し、風通しを良くする。

 地道な実習ですが、美味しい果実を育てるための「土台づくり」として欠かせない工程です。

 真っ白な花に囲まれて進める作業は、どこか背筋が伸びるような心地よさがあります。

 12月の収穫の日を思い描きながら、明日からも丁寧な管理を続けていきます!

背筋がいつもよりピン!? 授業参観で見つけた生徒たちの素顔

本校では授業参観および育友会総会を開催いたしましたキラキラ

多くの保護者の皆様にご来校いただき、活気あふれる一日となりました笑う

授業参観

普段の家庭での表情とはまた違う、「高校生としての顔」をご覧いただけたのではないでしょうか花丸

1年生: 初めての参観日に少し緊張した面持ちでしたが、グループワークでは活発に意見を交わす姿が見られましたお知らせ
2年生: 専門的な科目も増え、より探究心を持って授業に取り組む頼もしい姿が印象的でした了解
3年生: 進路実現に向けて、真剣な眼差しで先生の解説に耳を傾ける集中力は、さすが最上級生です3ツ星

育友会総会

学校長あいさつ(全文はこちら⇒20260425 「育友会総会」校長あいさつ.pdf

議事へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。また、旧役員の皆様、これまでの多大なるご尽力に心より感謝申し上げます。そして新役員の皆様、これから一年間どうぞよろしくお願いいたします。グループ

鉛筆 研究の 種をまく日々 PDCA

 先週17日から本日24日にかけて。

 農業科3年生の集大成である「課題研究」が、いよいよ本格始動しました。

 生徒たちは4つの専門班に分かれ、1月の発表会というゴールを目指して1年間走り抜けます。

 (※昨年度の先輩たちの勇姿はこちら)

 

■現場はすでにフル回転!

 実習の時間ながら、ICTの活用や黒板を前にした議論など、各班の個性が光るスタートとなった1週間でした。

 

 「次はどうする?」(食品班)

  タブレット端末を駆使して先輩の研究を徹底分析。

  自分たちが追求すべき新たなテーマを絞り込みます。

 

 

 「納得いくまで!」(草花班)

  黒板の前に集まり、年間の栽培・研究スケジュールを検討。

  白熱した議論で自分たちのロードマップを描きます。


 「待ったなし!」(果樹班)

  容赦なく襲来する獣害への対策に、さっそく追われる日々。

  「自分たちの園地を守る」という自覚がその表情に宿っています。


 「前例なき挑戦」(野菜班)

  ペピーノ、水耕栽培、高濃度酸素水。

  未知の領域へ踏み出すべく、まずは多様な試行錯誤からスタートです。

 


■一生モノの「思考のツール」

 課題研究の肝は、「PDCA(計画・実行・評価・改善)」のサイクルにあります。

 農業は自然相手。

 計画通りにいかないことの連続ですが、上手くいかない時こそPDCAの回しどきです。

 「次はどうする?」と仲間と話し合い、改善を繰り返すその時間こそが、実は一番の学びになります。

 壁にぶつかり、悩み、試行錯誤するプロセスすべてを「楽しんで」ほしい。

 ここで身につける思考法は、卒業後、どんな道に進んでも皆さんを支える強力な武器になります。

 1月、彼らがどんな「答え」を収穫するのか。

 このブログでも随時、その過程をお伝えしていきます。

 農業科3年生の挑戦を、どうぞ温かく見守ってください!

鉛筆 ピンマイク 「これが業界」 加工室

 本日は3年農業科の「食品製造」の実習。

 今日はいつもと少し雰囲気が違います。

 なんと、RKK熊本放送が番組「ミライのタネ」の取材のために、食品加工実習室へ来てくれました!

 

 

■剪定から瓶詰めまで 自分たちの手で

 今回製造したのは、本校自慢の「甘夏マーマレード」

 

 この甘夏は、木々の剪定(せんてい)から収穫、そして一つひとつの選別に至るまで、すべて生徒たちが自分たちの手で丁寧に行ってきたものです。

 そんな思い入れの深い自分たちの製品が、先日2年生が一生懸命に準備してくれた材料(※準備の様子はこちら)を経て、いよいよ最終工程の瓶詰めへ。

 丹精込めて育てた素材が形になっていく喜びと、それをプロのカメラが追いかけているという高揚感が、実習室に満ちていました。

 

■さながらアナウンサー!?

 実習中、一人の生徒がインタビューを受けることに。

 プロのスタッフさんと入念に打ち合わせをし、襟元にピンマイクをつけてもらうその姿は、まるで本物のアナウンサーか女優さんのよう!

 収録後、カメラマンと一緒にモニターに映し出された自分のインタビュー映像を真剣な表情で確認する姿は、まさに現場の表現者そのものでした。

 一連の撮影を終えた彼女に、私が「取材を受けてみた感想は?」と尋ねてみました。

 すると、その答えがまた秀逸でした。

 「これがテレビ業界ですね。」

 その落ち着き払った、どこか達観したような一言に、少し笑ってしまいました。

 テレビの裏側を肌で感じ、緊張すらもユーモアに変えて楽しんでしまう彼らの姿に、日頃の実習とはまた違う、頼もしさと個性を感じる一幕でした。

 

■食レポの行方は……?

 試食シーンでは、急きょ「食レポ」を求められる場面も。

 味の魅力を上手く表現できて満足げな生徒、言葉が出てこず悔しがる生徒、そして「映りたくない!」と必死にカメラを避ける生徒……。

 果たして、本番の放送で彼らの奮闘は採用されるのか!?

 

 最後にはクラス全員での撮影も行い、無事に取材が終了しました。

 プロの仕事に触れ、自分たちの学びを言葉にする。

 3年生にとって、また一つ、忘れられない良い経験となりました。

■放映予定のお知らせ

 今回の実習の様子は、以下の日程で放映される予定です。

 5月9日(土曜日) RKK熊本放送「ミライのタネ」 16:54~

 

 皆様、本番の放送をぜひお楽しみに!

照れくさくても「おはよう」。あいさつ運動で心を通わせる朝

今週から本校では生徒会による「あいさつ運動」を実施しています晴れ

登校時間に合わせて、校門前には元気な声が響き渡り、とても清々しい一日のスタートとなりました花丸

 

「おはよう」というたった一言ですが、そこには多くのポジティブな効果があります笑う

コミュニケーションのきっかけ:名前を知らなくても、挨拶から会話が始まることがあります音楽
心のスイッチON:大きな声で挨拶をすることで、学習モードへの切り替えがスムーズになりますキラキラ
安心感のある学校づくり:お互いの存在を認め合うことで、誰もが過ごしやすい環境が作られます王冠

 

鉛筆 顔を見て 心通わす 体育館

 体育大会本番まで、登校する日は残すところあと10日。

 今日の学年練習のメニューは、注目の「ダンス練習」です。

 

■農場では見せない「熱」

 舞台は農場から体育館へ。

 農業科3年生のダンスリーダーたちが中心となり、練習の指揮を執ります。

 体育館に移動させた電子黒板には、スロー再生される振り付けの動画。

 リーダーたちは画面を食い入るように見つめ、一つひとつの動きを確認します。

 その表情からは、普段の実習中とはまた違う、行事にかける並々ならぬ「熱」が伝わってきます。

 

■至難の業「笑顔のメンタルをのせる」

 複雑な振りを覚え、それを仲間に教えるだけでも大変な大役です。

 しかし、リーダーたちが目指しているのはさらにその先。

 ステップやキレといった「技術」以上に、いかにして「皆が楽しめる気持ち」「笑顔でやり切れるメンタル」を、クラス全体に浸透させていくか――。

 ただ正確に踊るだけでなく、見ている人も思わず笑顔になるような、農業科らしい一体感。

 そのポジティブな空気感を全員で共有するのは、まさに至難の業です。

 

■歩み寄るリーダー、食らいつく仲間

 「こないだやったとこだよぉ、頑張ろう!」

 「今の動き、うまいうまい!」

 「みんなできてる? わからない人いるかな?」

 

 体育館には、リーダーたちの鼓舞する声と、周囲を置いていかないための細やかな気遣いが響きます。

 一方、ダンスが苦手な生徒たちも、必死にリーダーの動きを追い、何度も手足を動かして食らいついていきます。

 戸惑いながらも、教えに耳を傾け、一歩ずつ振りを揃えていく仲間たち。

 高い目標を掲げ、クラスのために奔走するリーダー。

 そして、その熱意に応えようと、苦手なりに一生懸命ついていく生徒たち。

 互いに歩み寄りながら、一つのものを作り上げようとするその姿に、「やっぱり、この子達いいものもっているなぁ」と、改めて彼らの魅力を再発見した思いです。

 

■頑張れ! 農業科!

 残された時間はあとわずか。

 けれど、この試行錯誤と歩み寄りの時間が、本番で「最高の笑顔」が溢れ出すパフォーマンスに変わるはずです。

 頑張れ、ダンスリーダー! 頑張れ、農業科3年生!

 保護者の皆様、彼らが心を通わせ、笑顔で作り上げるステージを、当日どうぞお楽しみに!

鉛筆 伸びる草 芽吹く喜び 板挟み

 夏を予感させる抜けるような青空。

 じりじりと照りつける日差しに汗ばむ陽気の中、実習室周辺には準備で漂うオイルの香りが広がります。

 やがて静寂を破るように響き渡るエンジン音――。

 本日は3年農業科の「果樹実習」として、果樹園の草刈りを行いました。

 

■機械講習の成果を発揮!

 今回の実習では、二人一組のペアを組み、15分交代で2セット実施。

 使用したのは、安全性を考慮したナイロンコードのカッターです。

 これまでに受けてきた機械講習の成果を、本番の現場で発揮するとき。

 操作に慣れるまでは慎重に、けれど講習で学んだ知識を頼りに、着実に実習を進めていきました。

 特に樹の株元は、機械を当てることなく草だけを刈る繊細なコントロールが求められます。

 刈り払い機を自在に操る3年生の背中は、頼もしさを増していました。

 

■いよいよ春芽が動きだす

 ふと視線を樹に向ければ、スイートスプリングの枝には無数の花の蕾がつき、開花はもう目前です。

 主幹部からも勢いよく新芽が芽吹き出し、いよいよ春芽が本格的に動き出す鼓動を感じます。

 

■担当者の「わがままな願い」

 実習を終え、スッキリと整った果樹園を眺めながら、ふと思うことがあります。

 足元の草は、できることなら生えないでほしい。

 でも、樹木の芽や花は、どこまでも旺盛に育ってほしい。

 

 「草は枯れろ、芽は伸びろ」なんて、我ながらなかなかわがままな願いだな……と苦笑いしてしまいました。

 しかし、そんな矛盾した板挟みの中にこそ、命を慈しむ農業の奥深さがあるのかもしれません。

 

 講習の成果をしっかりと形にしてくれた3年生。

 彼らの丁寧な実習のおかげで、スイートスプリングも気持ちよく開花を迎えられそうです。

鉛筆 期待受け 思う心は 責任感

 二十四節気では、まもなく「穀雨(こくう)」を迎えます。

 「百穀(ひゃっこく)を潤す春の雨」という意味があり、種まきを終えた田畑に恵みの雨が降り注ぎ、作物が力強く芽吹く大切な時期です。

 

 今日は穏やかな晴天に恵まれましたが、ここ数日のしっとりとした雨のおかげで、農場の植物たちは潤いをたっぷりと湛え、日に日にその緑を濃く、大きく成長しています。

 冬の刺すような冷たさが消え、風の中に初夏の湿度を感じるこの頃。

 季節は着実に次へと動いています。

 

■ 三者三様、それぞれの「一歩」

 新年度が始まって約二週間。

 農場では各学年がそれぞれの「新しい顔」を見せてくれています。


● 1年生:まっさらな実習服と、学びの予感

 先日、新入生たちの実習服の試着が行われました。

 まだ糊の効いた、まっさらな実習服。

 袖を通した時の少しはにかんだような、それでいてピリッと引き締まった表情が印象的でした。

 彼らがこれから土に触れ、命を育てる「農業」という営みから、一体何を学び、どんな発見をしていくのか。

 その成長の過程を見守るのが、今から楽しみでなりません。

● 2年生:葛藤を越えた先の「総合実習」

 2年生は「果樹」と「草花」の班分けが行われました。

 より専門的な学びへと足を踏み入れる大切な分かれ道ですが、人数の都合上、全員が希望通りというわけにはいきませんでした。

 そんな中、全体のバランスを考えて自ら希望を変更してくれた生徒、そして面談を重ねて納得し、新たな道を選んでくれた生徒たちがいました。

 自分の希望を譲り、仲間のために、そして科全体の学びのために一歩引いてくれたその姿勢に、深い敬意を表したいと思います。

 その利他の心こそが、これからの実習をより豊かなものにしてくれるはずです。

●3年生:さらなる成長への「四日間」

 そして3年生。

 彼らは木曜日を除く週4日間、実習を伴う授業に臨んでいます。

 農場の中心として動く彼らの動きには、もはや迷いはありません。

 下級生を導き、最高学年としての確かな「自覚」を背中で語る姿は、後輩たちにとって何よりの道標です。

 実習の多さは、それだけ命と向き開う時間が多いということ。

 この濃密な日々を経て、彼らがさらに逞しく成長していくことを心から期待しています。

■ 志(ね)を張る季節

 「穀雨」の雨が植物の根を強くするように、1年生の期待、2年生の思いやり、そして3年生の責任感という名の「志」も、この芦北の豊かな土壌にしっかりと根を張ろうとしています。

 雨の日も晴れの日も、私たち農業科一同、焦らず、着実に、自分たちの「実り」を目指して歩みを進めていきたいと思います


「穀雨(こくう)」

 雨を味方に、成長を加速させる芦北高校より。

鉛筆 春風に 三年の知恵 知る二年

 じりじりと肌を焼く夏を思わせる日差し。

 けれど、一歩木陰に入れば、頬をなでる春風の涼しさにホッとする。

 そんな季節の変わり目を感じさせる空の下、今日は2年生にとって、初めての「果樹実習」が行われました。

 

「はじめて」の連続

 学校生活には慣れている2年生ですが、果樹園に一歩入れば、そこは未知の世界です。

 ●道具(鋏やノコギリ)の名称と正しい扱い方

 ●道具の置き場所、さらに徹底した片付け方

 ●果樹園の場所と、そこに並ぶ品種の名前

 ●実習日誌の書き方


 覚えるべきことは山ほどあります。

 特に果樹の実習では、鋭利な道具の使用やハウス内での高所作業、脚立の上での作業など、一歩間違えれば怪我に繋がる場面も少なくありません。

 まずは何よりも「安全第一」

 その基本を体に叩き込むことから始まります。

 

■改めて感じる「3年生」の偉大さ

 一つひとつ丁寧に指導しながら、ふと思い出したのは3年生たちの姿です。

 安全を当たり前に確認し、流れるように準備と片付けを済ませる。

 昨日も当たり前のようにこなしていたあの姿は、決して一朝一夕で身についたものではなかったのだと、2年生の初々しい格闘ぶりを見て改めて痛感しました。

 

 「あいつら、実はすごいことやってたんだな……」

 

 そんな思いが込み上げ、「明日の実習では、いつもより少し多めに3年生のことを褒めよう」と心の中で決めました。

■まだ、始まったばかり

 慣れない手つきで甘夏の剪定に挑む2年生たち。

 今はまだ、道具の名前を覚えるだけで精一杯かもしれません。

 けれど、この一歩一歩が、いつか先輩たちのような頼もしい背中へと繋がっていきます。

 始まったばかりの彼らの成長を、そして頼れる先輩へと育った3年生たちの姿を、これからもじっくりと見守っていきたいと思います。

福祉の学び スタート! ~1年福祉科 初めての実習服~

福祉科の1年生にとって、専門の学びである福祉科目の授業がスタートしました。

「生活支援技術」の授業では、人の暮らしを支える知識と技術を学びます。

1年生は初めて実習服に袖を通し、これから始まる授業内容にワクワクしています。

 

 

 

これから、クラスで協力しながら、新しい学びに挑戦していきますキラキラ

体育大会が始まる。笑顔の絶対王者は譲らない!林業科「結団式」で一致団結

今年度大会スローガン「常笑軍団キラキラ笑顔で楽しんだもん勝ち

「常に勝つ」ではなく、あえて**「常に笑う」**。いかにも、明るくタフな芦北高校らしい言葉が選ばれましたキラキラ

林業科の結団式では、団長の生徒が力強く宣言してくれましたお知らせ

「連覇のプレッシャーを感じることなく、一つ一つ楽しみながら盛り上げながら優勝をしましょう!」

その言葉通り、団員たちの顔にはすでに「楽しんだもん勝ち」と言わんばかりの不敵な(?)笑みが。

林業科の団結力は、日頃の山での実習で培われた本物です。重い丸太を運ぶときも、困難な作業のときも、常に声を掛け合ってきた彼らにとって、体育大会はまさに最高の「晴れ舞台」になるはずです花丸

技での勝利はもちろんですが、大会が終わった後に「最高に楽しかった!」と全員が笑い合える、そんな一日を目指してキラキラ

今年の体育大会は5月9日(土)に開催します。

 

鉛筆 苦み抜き 知恵を煮詰める 春の雨

 あいにくの雨となった今日、実習室では2年生による「食品製造」の実習が行われました。

 作るのは、爽やかな香りが広がる「甘夏マーマレード」です。

 

■丁寧な下準備から始まる

 今日は仕上げに向けた大切な下準備。

 まずは皮を一つひとつ四角く成形し、機械へ投入します。

 すると機械からは、細長い短冊状にカットされた皮が次々と出てきます。

 

 一方で、甘夏の実(じょうのう)は熱湯へと移されます。

 「熱湯へ入れ、取り出す」

 この実習工程を、3回。

 その後、じっくりと熱湯で煮詰めていきます。次回はいよいよ仕上げの予定です。

 

■「なぜ?」から始まる学び

 実習中、実を熱湯に入れている男子3人組に声をかけてみました。

 「なぜ、3回も熱湯に浸すのかな?」

 すると、生徒からは自信満々にこんな答えが。

 「冷凍保存していたので、解凍してるんです!」

 確かに、素材の状態を考えれば「解凍」も間違いではありません。

 ……が、あと一歩足りなかった!

 

 そばにいた担当職員からは、すかさず愛のある訂正と嘆きが入ります。

 「苦みを抜くためたいっ! 頼むから、話をきいといてくれよぉ……」

 

■工程の意味を考える

 言われた通りに実習をこなすだけでなく、「なぜこの工程が必要なのか?」を考える。

 「3回繰り返す」という手間には、甘夏特有の強い苦みを和らげ、最高に美味しいマーマレードにするための先人の知恵が詰まっています。

 今回のユニークな回答も、本質を知るための大切なステップ。

 「なぜだろう?」と疑問を持ち、先生の話をしっかり聞いて、その理由を深く考える。

 そんな積み重ねが、技術だけでなく「食」に向き合う姿勢を育ててくれるはずです。

 次回の仕上げ実習では、苦みがきれいに抜けた甘夏の香りが、実習室いっぱいに広がるのが楽しみです。

鉛筆 笑顔へと 届ける一玉 雨の日に

 今日はあいにくの雨。

 ハウスの中では昨日に引き続き、役目を果たした紐の撤去が淡々と進められています。

 一方で、実習室は「不知火(しらぬい)」の出荷調整で活気づいています。

 

■卒業生から受け継ぐ「実り」

 並んでいる不知火の多くは、この春に学び舎を巣立っていった先輩たちが、一年かけて大切に育て、2月に収穫してくれたものです。

 収穫後の予措(よそ)、貯蔵、そして厳密な計量。

 卒業生たちが一つひとつ積み重ねてきた丁寧な仕事のバトンを、今度は最高学年となった3年生たちがしっかりと受け取ります。

 

■一玉に込める「想像力」

 出荷調整に臨む3年生たち。

 検定を行い、一玉一玉を優しく拭き上げ、キャップを被せ、仕上げのシールを丁寧に貼っていきます。

 

 「手に取ってくださる方は、どんな笑顔で食べてくれるかな?」

 と想像を膨らませながら扱う手つきには、これまでの実習で培ってきた確かな優しさと責任感が宿っています。

 

 先輩たちが守り抜いてきた実りを、最高の状態で届けたい。

 外の雨音を忘れるほど集中した実習室で、3年生の手によって磨き上げられた不知火が、誇らしげに輝いています。

新しい春、新しい出会い。先輩・後輩の距離をギュッと縮めよう

先月から生徒会が生徒に向けた1ヵ月の目標を定めていますキラキラ

今回は「4月の目標」をご紹介します花丸

新しいクラス、新しい先生、そして新入生の皆さん。4月はたくさんの「はじめまして」が溢れる季節です。

生徒会では、このフレッシュなエネルギーを活かして、学年の枠を超えた「縦のつながり」を大切にしたいと考え、この目標を設定しました晴れ

「他学年と仲良くって、具体的にどうすればいいの?」という皆さんのために、ヒントをまとめましたにっこり

①まずは挨拶から・・・おはようございます。こんにちは。から会話が始まるかも…

②部活動・委員会活動から・・・興味のある部活にみんなで見学に行くのもあり

③昼休み・放課後から・・・教室だけでなく色々なところに散策に行こう!

鉛筆 結び目に 宿る苦労と 夏の予感

 2月に「不知火」の収穫を終えたハウス。

 今日は、役目を果たした麻ひもを、誘引用のワイヤーから撤去する実習です。

 

■地道な実習、時々「強敵」

 外はまだ穏やかな春の陽気ですが、一歩ハウスに足を踏み入れると、そこには初夏を思わせる熱気と湿度が立ち込めていました。

 汗を拭いながら、ワイヤーに結わえられた無数のひもを一つずつ切り取っていきます。

 実習自体は淡々と進みますが、時折、思わぬ「伏兵」に遭遇します。

 大半のひもはスルスルと解けるのに、ふとした拍子に、なぜかガチガチに固まってワイヤーに食い込んでいる結び目が……。

 そんな時、静かなハウスのどこからか、ボソッとツッコミが漏れます。

 

 「ちょ、誰やねん……こんなガチガチに結んだの(笑)」

 「これ絶対、後の人のこと考えてないやろ〜」

 

 格闘すること数十秒。

 ようやくパチンと切り落とした瞬間、小さく漏れる「ふぅ」という溜息。

 そんな光景が、実習のあちこちでポツリポツリと見受けられました。

 

■「苦戦」が教える、未来の知恵

 この「たまにやってくる苦労」を通して、生徒たちは大切なことを学びます。

 吊るす時にしっかり結ぶのはプロとして当然。

 けれど、「解く時の効率」まで考えて結べてこそ、本当に仕事ができるということ。

 「取りやすい結び方」を習得するのは簡単ではありませんが、その一工夫が、未来の自分や仲間の時間を生む。

 その重要性を、頑固な結び目と対峙することで、身をもって実感したようです。

■スッキリの裏側にある「誓い」

 「次はもっと、スマートに解ける結び方にしたる……」と心の中でリベンジを誓いながら、最後の一本まで地道に撤去。

 ワイヤーがスッキリと整った頃には、生徒たちの手も、そして「効率への意識」も、ひと回り成長したように見えました。

 

 次にこのワイヤーが使われるのは、さらに気温が高くなる夏。

 今日の湿気と熱気は、まさにその季節が近づいている合図でもあります。

 再びやってくる「玉吊り・枝吊り」のシーズンには、今日の苦戦を糧にした、機能美あふれる結び目がハウス中を彩るはずです。

鉛筆 錆を脱ぎ 「いざ出陣」と 胸を張る

 

── 相棒図鑑 其の参 「柑橘選果機」 ──

(其の二 「鋏(はさみ)一族」はこちら)

 

 機械倉庫の二階。

 薄暗い隅で、十年の眠りについていた一台の機械がありました。

 収穫した果実を大きさごとに転がして仕分ける「選果機(せんかき)」です。

 かつては本校の出荷を支えた功労者でしたが、いつしか時代の流れとともにその役目を終え、静かな隠居生活を送っていました。

 

「……もう一度、あいつの力を借りたい。機械があるなら、使わない手はないじゃないか」

 

 その復活劇が始まったのは、まだ寒さの厳しい昨年の12月のことでした。

 甘夏の収穫を前に、私たちは倉庫で眠る「古兵(ふるつわもの)」のもとを訪ねました。

 大人の腰ほどの高さでどっしりと構えるその姿は、長い年月を孤独に耐え抜いた風格を漂わせていました。

 クレーンで吊り上げられ、十年ぶりに地上へ帰還した老将。

 入念に埃を払い、一箇所ずつ丁寧に油を差し直してスイッチを入れた瞬間、低く唸るようなモーター音が響きました。

 それは、老将が再び誇りを取り戻し、力強く鼓動を始めた音でした。

 もし、この相棒に心があるならば、再び鎧を纏(まと)い、豪快に笑っているかもしれません。

 

 「十年間、倉庫の二階で出番を待っておったぞ。

  油を差されれば、体も心も熱くなる。

  まだまだ、若造には負けませぬぞぉー!

  さあ、生徒たちの『一年の証』、一玉残らず見極めてくれよう!」

 コンベアの上を転がり、ブラシに磨かれ、サイズごとの穴へと吸い込まれていく甘夏たち。

 その規則正しく滑らかな流れは、不思議といつまでも眺めていられるような心地よいリズムを刻んでいます。

 

 スマートな最新技術の「新しさ」はもちろん素晴らしいものです。

 しかし、こうした古く頑丈な道具が、手入れによって何度でも息を吹き返し、現場の第一線で働き続ける姿にも、捨てがたい良さがあります。

 生徒たちが丹精込めて育てた一年の成果を、一分の狂いもなく仕分け、次なるステージへと送り出していく。

 その姿はまさに、最前線に復帰した百戦錬磨の老將です。

 十年の眠りから覚めた「相棒」は、今日も実習室に力強いリズムを響かせています。


 「古いからと諦めるのではなく、手を入れ、磨き上げる。その手間こそが、道具を『相棒』へと変えていきます」

ようこそ芦北高校へ!対面式と部活動紹介

春の日差しが心地よい本日、本校体育館にて「対面式」および「部活動紹介」が行われました。

昨日の入学式では少し緊張した面持ちだった新入生たち戸惑う・えっ今日は先輩たちとの正式な顔合わせということで、期待と不安が入り混じった表情で体育館に集合しました急ぎ

まずは生徒会長挨拶では先日の真面目な歓迎の詞とは打って変って明るく歓迎していましたキラキラ

生徒会長からの歓迎の言葉では、「わからないことがあれば、いつでも私たちを頼ってください」という心強いメッセージが贈られました3ツ星

それに応える新入生代表の挨拶も、堂々としていて大変立派なものでしたひらめき

ユーモア溢れる生徒会長のあいさつに新入生の緊張も少し和らいだように感じました花丸

学科紹介では農業科・林業科・福祉科それぞれの魅力や実績を発表しました晴れ

 対面式の後は、お待ちかねの部活動紹介です!

各部が工夫を凝らしたパフォーマンスを披露し、会場は大いに盛り上がりました音楽

運動部: 空手道部や剣道部の練習の様子やバレーやバスケットボール部のユニフォーム姿で華麗なパス回しや技を披露。掛け声とともに響くボールの音に、新入生も見入っていましたにっこり


文化部:クリエイティ部の動画発表や食物部の実演など個性が光る紹介が続きました記念日

「初心者も大歓迎です!一緒に最高の思い出を作りましょう!」

どの部活も新入生の獲得に気合が入っており、笑いあり、驚きありの充実した時間となりました笑う

新入生の皆さんは、ぜひ積極的に色々な部活を覗いてみてくださいね。勉強だけでなく、部活動を通じて切磋琢磨できる仲間を見つけることは、高校生活をより豊かにするはずですグループ

 

 

今日から私たちの仲間。97名の新しい物語が始まります。

満開の桜が風に舞い、春の柔らかな日差しが校舎を照らす本日。本校では入学式を執り行いました。期待と少しの不安を胸に、真新しい制服に身を包んだ97名の新入生が、今日から私たちの仲間入りをしましたキラキラ

式典では、担任教諭から一人ひとりの名前が読み上げられると、会場には力強く、清々しい返事が響き渡りました。

 校長式辞(全文は20260408 令和8年度入学式式辞.pdf

①校訓「敬愛・勤勉・創造」② スローガン「私は挑戦する、夢を実現するために」③ 「美しい心」を育む

新入生誓いの詞(全文はR8 新入生代表 誓いの詞.pdf

新入生代表による誓いの詞では、地域みらい留学を通して本校を知り、入学してきた1年林業科の蒲生さんが

「それぞれの個性を活かし、互いに刺激し合いながら、芦北高校に新しい風を吹き込んでいくことを誓います」

という力強い決意が語られました。その真っ直ぐな瞳には、これから始まる高校生活への熱い意気込みが感じられ、教職員一同も身の引き締まる思いでした花丸

 来賓祝辞

在校生歓迎の詞

 式典後のホームルームでは教室で少し緊張がほぐれたのか、あちこちで笑顔も見られるようになりましたにっこり

97名の新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学本当におめでとうございますお祝い

本校は、皆さんが自分らしく、自由に、そして情熱を持って成長できるよう、全力でサポートしてまいりますキラキラ

これからの3年間、最高の思い出を一緒に作っていきましょう!

 

 

新たな出会いと共に。令和8年度の幕開け

校庭の桜が若葉へと姿を変え、春の息吹を強く感じる季節となりました。

本日、本校では令和8年度(2026年度)の新任式および第1学期始業式を挙行いたしました。

新学期のスタートを切る生徒たちの表情は、どこか誇らしげで、新しい1年への期待に満ちあふれていましたキラキラ

まず行われた新転任式では、今年度より本校に加わった教職員が紹介されました王冠

新しく着任した先生方を代表し、挨拶の中で「皆さんと共に学び、成長できることを心から楽しみにしています。いろいろなことに挑戦していきましょう」という力強いメッセージが送られました!

生徒代表の歓迎の言葉では、「本校は生徒一人一人が輝く、楽しい学校です。先生方との学校生活の中で多くのことを学びたいと思います。」という、温かくも頼もしい言葉が述べられました王冠

続いて行われた始業式。校長式辞では、(全文はこちら⇒20260408 第1学期始業式あいさつ.pdf

 1. 学年ごとの期待 2. 教育スローガン:「私は挑戦する、夢を実現するために」3. 安心・安全な学校づくりの話をされていましたキラキラ

その中でも、半歩先の身近な目標を定め、着実に歩みを進めることで、必ず成長へと繋がります。そのための「成長のコツ」として以下の3点を意識してください。

「気を利かせる」:一段上の自分を目指す。
「幸運を引き寄せる丁寧な生活」:身の回りを整え、感謝と謙虚な心を持つ。
「美しい心を持つ」:美しい心とは何かを考え続ける。

静まり返った体育館に、生徒たちが真剣に耳を傾ける姿が印象的でした花丸

生徒代表のあいさつでは3年農業科の告くんが

高校生という貴重な時間を目標を持って過ごしてください。私は新体操部としてインターハイに出場することが目標です。そのために日頃から練習はもちろん、充実した学校生活を送り、周りの人に応援して盛られるように頑張りたいです。皆さんも小さなことで構わないので自分なりの目標を決めて取り組んでいきましょう!

という挨拶をし、こちらも身が引き締まる思いがしました笑う

担任発表!期待と緊張の瞬間

式の最後には、待ちに待った担任・副担任の発表が行われましたお知らせ

自分のクラスの担任の名前が呼ばれるたびに、会場にはどよめきと笑顔(そして少しの緊張!)が広がりましたキラキラ

今日から新しい先生との生活が始まりますキラキラ今年1年よろしくお願いします。にっこり

鉛筆 実習着 姉から先輩 明日からは

 今日も農場では、3年果樹専攻の生徒たちが「不知火(しらぬい)」の出荷準備に追われています。

 

■技術とテンポの真剣勝負

 実習台に向かい、集中した面持ちで不知火の計量を行う生徒。

 50g刻みで細かく分けられたコンテナへ、迷いのない手つきでテンポよく仕分けしていきます。

 

 その一方で、専用の装置を使い、糖度と酸度を測る「非破壊検査」で品質検定を行う生徒も。

 一玉一玉の個性に科学の視点で向き合い、最高の一品を選別していきます。

 

■出番を待つ「主役」たち

 農場にある大きな貯蔵庫。

 現在は3つの貯蔵庫が、出荷の出番を待つ不知火で天井近くまで埋め尽くされています。

 この膨大なコンテナの山は、これまでの地道な管理の結晶です。

 

■同じ道を進む、妹たちへ

 その中で、協力して実習を進める二人の生徒。

 実はこの二人には、素敵な共通点があります。

 なんと、明日の入学式で、それぞれの妹さんが同じ「農業科」へと入学してくるのです。

 家では頼れる「お姉ちゃん」でしたが、明日からは同じ学び舎で、同じ志を持つ「高校の先輩」へと変わる二人。

 「先輩としてのアドバイスは?」と尋ねてみました。

 

 「高校生活は、本当に時間が経つのが早い。だから、一日一日を大切に、全力で楽しんでほしい。」

 

 真剣な表情で語ってくれたその言葉には、この2年間を全力で駆け抜けてきた最上級生としての重みがありました。

 

■感動、そして……

 まじめなコメントでビシッと決めてくれた後、ふと一人が呟きました。

 「……次は、私らが(卒業式で体育館に)座るんかぁ。……絶対泣くわ。」

 

 その言葉に、すかさずもう一人がツッコミを入れます。

 「そっちは誰の卒業式でも泣くやろ!」

 「あはは、確かに!」と弾ける笑い声。

 静かな実習室に響いた、最上級生としての自覚と、卒業への実感、そして変わらない友情が交錯した、少し大人びた(?)昼下がりの一コマでした。

鉛筆 Golden Fruits, Shared Dreams

Global Series Vol. 3:Ashikita Seasons

[JP]

 芦北高校農業科の活動を世界へ届けるシリーズ。

 私たちが大切にしている活動の記録を厳選し、月に一度、英語版としてお届けします。

 第3回は、3月9日の「不知火(しらぬい)の袋詰め実習」の記録です。

 [Global Series Vol. 2:Bright Smiles, Blooming Together はこちら]

 

[EN]

Sharing the passion of Ashikita Agricultural High School with the world. Once a month, we present an English edition of our specially selected stories. Vol. 3: Shiranui Citrus Packaging Practice (Mar 9th).

[Click here for Global Series Vol. 2:Bright Smiles, Blooming Together]

 

— Shiranui Citrus: Hand-wrapping Practice for the Coming Spring —


The air in the orchard has begun to soften, yet inside the practice building, the energy remains high, as if to say, "The real work is just beginning." Looking up, containers are stacked high, filled with golden "Shiranui" citrus, waiting for their turn to be shipped. The students' hands move rhythmically, carefully wrapping each fruit in a protective polybag.

During this practice, as they focus all their senses on their fingertips, a natural relaxation seems to take hold. Curiously, their hearts feel closer here than they do in the classroom.

 

"Sensei, I went to my sister's graduation ceremony the other day."

"Do you still remember the lyrics to your junior high school song?"

"Man, that sore throat from the flu was seriously brutal..."

 

From casual reports of daily life and lighthearted memories to serious discussions about their future paths, and even grand dreams of crossing the ocean—"I want to live in Korea someday!"

 

 

Their hands never stop, yet their expressions are far softer than those seen in the classroom. The way they handle each fruit with care seems like a reflection of their will to cherish and weave their own futures in the same way.

Practice is not merely a place to learn technical skills. Through the "Shiranui" citrus, we touch the rich inner colors of our students. Surrounded by these golden fruits, their dreams, too, begin to take shape.

 

 

We get to see expressions and hear thoughts that rarely emerge in a typical classroom setting. This "time for dialogue" is an irreplaceable charm of these practical lessons for us as educators as well.

「今の私たち」を載せて。春爛漫の表紙撮影

新年度がスタートし、校内の桜もちょうど見頃を迎えた絶好のタイミングで、来年度入学生向けの「スクールガイド(学校案内)」の表紙撮影を行いましたキラキラ

今年の撮影場所は、町内にある見事な桜のある「佐敷川緑地公園」晴れ

青空と、満開の薄ピンク色のコントラストが本当に綺麗で、まさに「青春」を絵に描いたようなロケーションになりました花丸

モデルを務めてくれたのは、各学科代表の生徒4名王冠

最初はカメラを前にして少し緊張した面持ちでしたが、カメラマンさんの「もっと笑って!」「普段通りに喋ってみて!」という声かけに、次第にいつもの明るい笑顔が溢れ出しました3ツ星

今回の表紙は、「新しい一歩を踏み出すワクワク感」が伝わる、非常に華やかで温かい仕上がりになりそうです!

どんなスクールガイドになるか楽しみですね笑う

完成したスクールガイドは、地域みらい留学【高校進学】フェスやオープンキャンパス、学校説明会で配布予定ですので、どうぞお楽しみににっこり

鉛筆 芯を入れ 場を清め待つ 春の風

 二十四節気では、5日に「清明(せいめい)」を迎えます。

 この季節を象徴する「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉。

 万物が清らかに、明るく生き生きと輝く季節という意味が込められています。

 

 その言葉を体現するかのように、春休み中の農場では、新しい仲間を迎える準備が着々と進んでいます。

 農業科の更衣室では、新一年生が気持ちよく最初の一歩を踏み出せるようにと、ロッカーの隅々まで丁寧に掃除し、場を清める生徒の姿がありました。

 新しい風を最高の状態で迎え入れようとするその誠実な姿に、本校が大切にしてきた伝統の「土壌」を感じます。


■ 命を繋ぎ、輝きを創る

 来週4月8日に挙行される入学式。

 その式典を彩るため、実習棟ではフラワーアレンジメントの制作が行われていました。

 制作に励んでいたのは、先月の卒業式でも見事なアレンジメントを手がけてくれた一人の生徒です。

 普段から指導していただいている講師の方のアドバイスを真剣な眼差しで受け止めながらも、自ら考え、一輪一輪の花と対話するように向き合う。

 その横顔には、春の柔らかな光に負けないほどの凛とした「輝き」が宿っていました。

 

 皆さんは、花の軸を支える「ワイヤー」の存在を知っていますか?

 美しい花を、最も輝く角度で、そして式典の間も長く咲き続けさせるために。

 生徒は、見えないところで茎に細いワイヤーを巻き、軸を一本ずつ補強しています。

 講師の教えを自分のものにしながら、迷いなく花を切り、挿していく。

 その一連の動作の裏側にある、繊細で気の遠くなるような手間。

 それは、自分たちが大切に育てた、あるいは誰かが想いを込めて育てた命を、自らの技術でさらに美しく昇華させ、新しい誰かへと繋いでいく尊い作業です。

 「私にはとても真似できないな」と圧倒されるほどの集中力と、花を扱う優しい手付き。

 卒業式からまた一歩、その技術と想いを深めた生徒の献身的な姿こそが、入学式というハレの舞台を本当の意味で輝かせる「魔法」なのだと、深い驚きとともに感動を覚えました。

■ 新しい「光」を待つ農場

 清らかに整えられた場と、魔法をかけた花たちが、来週、新しい仲間という名の「光」を温かく迎え入れます。

 新しい光が伝統という土を温め、土が光に応えて新たな命を育む。

 この清明の季節にふさわしい、瑞々しい物語がもうすぐ始まろうとしています。

■ 輝く明日へ

 万物がその命を輝かせる、この佳き日に。

 生徒の誇らしい輝きを糧に、私たち農業科一同も、共に一歩ずつ成長していきたいと思います。

 皆さまの周りでも、何か新しい「輝き」が見つかるような、清らかな春でありますように。

 


「清明(せいめい)」

 万物の輝きとともに、新しい一歩を待つ芦北高校より。

鉛筆 笑顔へと 続く一打の エンターキー

 4月1日。

 新年度の挨拶と、期待と不安が入り混じった先生方のザワザワとした談笑。

 熱気を帯びた空気の中で、新しい一年が幕を開けます。

 

 午前中から息つく暇もなく始まる会議の連続。

 分掌の実務、学級経営、膨大な年間実習計画……。

 共有フォルダに積み上がるデータの山を眺めながら、正直なところ「おっと、これは……」と、頭がパンクしそうになっているのが本音です。

 

 ようやく訪れた昼休み。

 喧騒を離れ、呼吸を整えるように農場へと向かいます。

 会議室の熱気とは違う、少しヒンヤリとした果樹の出荷調整室。

 主役を待つ静かな食品製造実習室に響く自分だけの足音。

 そして、温室内で鼻の奥をくすぐるサイネリアの香り。

  誰もいない現場を歩きながら、

 「正直、会議室にこもるより、ここで生徒たちと一緒に実習している方が、よっぽど性に合っているのになぁ……」

 なんて、思わず苦笑いがこぼれます。

 

  土と緑の匂いに触れて、ようやく少しだけ、深い呼吸が戻ってきます。

 視界の端では、裏山を鮮やかに染める桜の薄桃色が、春風に優しく揺れています。

 農業科の学びは、日々の実習という地道な積み重ねでできています。

 新しい年度を迎えても、目の前の管理に一つひとつ丁寧に向き合い、毎日の実習を何よりも大切にすること。

 その積み重ねの先に、生徒たちの心が満たされ、充実した顔で農場を歩く姿を目指します。

 そうして一歩ずつ育んできた「実り」を、どう次へ繋げていくか。

 生徒たちが登校し、農場に弾けるような活気が戻ってくるまで、あと数日。

 

  令和8年度。

 やるべきことは、山積みです。

 けれど、そのすべてが、最後には生徒たちの笑顔に繋がっている。

 そう信じるだけで、指先に少しだけ力が宿ります。

 

 「カンッ」、と少し強く叩くエンターキー。

 

 さぁ、始めますか。

鉛筆 M16 知ればあなたも 目利きなり

芦北高校農業科 「品種名鑑」 #02

【品種名鑑 #01:「不知火」(あしポン)】はこちら

 

 前回、芦北高校の「不知火(しらぬい)」こと「あしポン」をご紹介しましたが、実は本校の果樹園で「あしポン」として皆様にお届けしている主役たちは、ただの「不知火」ではありません。

 その舞台裏を支えるのは、「肥(ひ)の豊(ゆたか)」「不知火M16A」という、選りすぐりの二つの精鋭品種です。

 見た目ではプロでも見分けがつかないほどそっくりな双子ですが、実は性格の違うこの二つの品種を、私たちが絶妙なタイミングでバトンタッチさせながらお届けしているのです。

 この「リレー」の裏側を知れば、あなたも立派な「あしポン目利き」です。

 

■ 表には出ない、二つの生い立ち

 「肥の豊(ひのゆたか)」

 ── 熊本生まれの「先行ランナー」

 地元・熊本県で「不知火」を親として誕生しました。

 名前の由来は「肥後(熊本)を豊かに」

 不知火譲りの濃厚な甘さはそのままに、酸が早く抜けるのが最大の特徴です。

 シーズンの幕開けと共に、いち早く最高の味を届けてくれる、スタートダッシュのスペシャリストです。

 

 「M16A(エムじゅうろくエー)」

 ── 科学の力で磨かれた「実力派アンカー」

 国の研究機関で、元の不知火からウイルスを取り除き、より健やかに育つよう改良された系統です。

 「M16A」というメカニックな名前は、その開発過程で付けられた管理番号。

 驚異的な貯蔵性を誇り、冬を越えて春先まで美味しさをキープする、後半戦を支える頼れる守護神です。

 

「どちらが届くか」は、プロの判断にお任せ
 お客様には、お手元の「あしポン」がどちらの品種かは分かりません。

 なぜなら、私たちは「その時、一番美味しい状態のもの」を、栽培方法と組み合わせて厳格に選別し、お届けしているからです。

 

・露地栽培

 ── 寒さが来る前に「年内収穫」

 お正月の寒波で果実が凍らないよう、外で育つ露地ものは年内に一斉収穫します。

 まずは足の速い「先行ランナー(肥の豊)」から順に旬を迎え、貯蔵のきく「アンカー(M16A)」へとバトンを繋いでいきます。


・ハウス栽培

 ── 樹の上でじっくり「2月収穫」

 一方、ハウスものは暖かな屋根の下でさらにじっくり熟成させ、2月に入ってから収穫を迎えます。

 露地栽培の在庫が終わる頃に、さらに濃厚な甘みが乗った「真打ち」として登場します。

 

■ 届いた一果に、物語を添えて

 次に「あしポン」を手に取られた際は、ぜひその裏側にある「品種のリレー」を想像してみてください。

「今届いたのは、熊本生まれの先行ランナーかな? それとも後半を支える実力派アンカーかな?」

 そんな風に、品種と栽培のドラマを語れるようになれば、あなたも立派な「あしポン目利き」です。


 「届くまでのリレー。目には見えないけれど、繋がれたバトンの先には最高の『美味しい』が待っています」

 


■ 次回予告

 次回は、冬の窓辺を彩る鮮やかな色彩。

 草花専攻生が丹精込めて育てる「シクラメン」について詳しく紹介します。

 お楽しみに!

「芦北高校が大好きでした」転退任式で語られた、先生たちの本音

桜の蕾が膨らみ始め、別れと出会いの足音が近づく季節となりましたキラキラ

今年度は、この春で本校を去られる計9名の先生方をお送りすることとなりましたにっこり

転退任式

お一人おひとりの先生から最後のご挨拶をいただきました花丸

牛迫 教頭坂井 事務長木下 教諭

若林 教諭河村 教諭小田 先生久保 講師永野 講師

生徒代表の言葉では生徒会長の遠山君が笑いを踏まえながらこれからの先生方へ感謝の言葉を話されていましたお知らせ

その後、花束贈呈が行われ、感動的な雰囲気に包まれました笑う

先生方と歌う最後の校歌をしっとりと歌い上げることができました音楽

最後の退場では在校生・卒業生・職員でつくられたアーチをくぐって見送られましたグループ

先生方の新しい場所でのさらなるご活躍を、生徒・職員一同、心よりお祈り申し上げますキラキラ

本校で刻んだ思い出を胸に、またどこかでお会いできる日を楽しみにしています3ツ星

そして生徒の皆さん、別れは寂しいものですが、先生方から教わったことを糧に、新学期からまた新しい一歩を踏み出しましょう!

鉛筆 間に合わず だから出会えた 頼もしさ

 

 自らの業務を片付け、食品製造実習室へと急ぎました。

 今日の当番実習は、農業科2年生のシフォンケーキ製造。

 

 ……しかし、私が到着したときには、すでに製造の山場は越えていました。

 オーブンから出てくる焼き上がりの瞬間にはなんとか立ち会えたものの、材料の計量や生地を混ぜ合わせる、あの繊細な実習プロセスを見届けることができず。

 正直に言えば、実習を見逃した「残念さ」が残る到着でした。

 

 けれど、ガランとし始めた調理場で、それ以上の驚きに出会うことになります。

 担当職員が指示を出すよりも早く、誰からともなく、すいすいと片付けが始まっていました。

 実習台を黙々と磨き上げる者、使用した器具を迷いなく洗浄する者、そして一列になって床を掃き清める者。

 「次はどこをすべきか」「誰が足りていないか」を各自が周囲を見渡し、判断して動いています。

 そこには、指示を待つ生徒の姿はありませんでした。

 

 これは3年生としての「自覚」なのか、それとも担当者が積み重ねてきた「仕掛け」の成果なのか。

 いずれにせよ、その淀みのない動きに、思わず感心していました。

 私を含め2名の果樹担当者でも、ちょうど「新3年生は、自分で考えて動くようになったね」と話していたところでした。

 食品担当者ともその話題になると、「本当に、成長が見られますよね」と、生徒たちの変化に深く頷き合いました。

 

 もちろん、まだまだ改善の余地はあるかもしれません。

 けれど、自分の役割を自ら見つけ、現場を動かしていくその逞しさ。

  製造の核となる部分は見られず残念でしたが、もし間に合っていたら、私はこの「自ら考え、動く生徒たち」の静かな凄みに気づけなかったかもしれません。

 工程が終わっていたからこそ出会えた、新3年生たちの頼もしい光景。

 これからの農業科を背負って立つ彼らの飛躍に、確かな期待を寄せています。

それぞれの成長を胸に、次なるステージへ

日増しに春の訪れを感じる季節の3月23日(月)本校では令和7年度の表彰式および3学期修了式を執り行いましたキラキラ

1年前の始業式、少し緊張した面持ちで登校してきた生徒たちも、今ではひと回りもふた回りも逞しく成長した姿を見せてくれました笑う

表彰式

修了式に先立ち行われた表彰式では、今学期、学業や部活動、文化活動で目覚ましい活躍を見せた生徒たちが登壇しました花丸

新体操や空手などの運動系の部活がよく表彰されているイメージでしたが、今回は書道や文化系の部活動、福祉関係での表彰が多くありました王冠

修了式

修了式は「昨日までの自分が、今日の自分に力を与え、明日からの自分を助けられるようにつなげる日」ですまる

校長先生からは、課題に目を向けるだけでなく、自分の良さや頑張ったことを大切にし、自分を認め、誇りにしてほしいという温かい言葉がありました。校長訓話全文⇒260323 修了式あいさつ.pdf

生徒代表の言葉として2年林業科の椎屋君が話をしましたお知らせ

この1年を振り返ってよかったこともたくさんありましたが、後悔したこともいろいろありました。その後悔を糧に来年度はいろいろなことに挑戦していきましょう!!と心強い言葉をかけていましたにっこり

明日からはいよいよ春休みが始まります。

進級を控えたこの時期は、期待と少しの不安が入り混じる時期かもしれません。
事故や健康に十分気をつけ、4月新学期素敵な笑顔でスタートできることを楽しみにしています!

1年の集大成!泥だらけの笑顔と、繋いだシャトルの記憶

学年の締めくくりとなる「3学期クラスマッチ」が開催されました。

1年間共に過ごしたクラスメートと挑む最後のスポーツ行事。どの会場も、熱気と歓声に包まれました!

女子:バドミントン(体育館)

体育館では、女子によるバドミントンが行われました。

 5人制(ダブルス×2,シングルス)で行われた今大会キラキラペア同士の「どんまい!」「ナイスショット!」という声掛けが響き渡り、 シャトルを地面に落とさない必死のレシーブに、観客席からは大きな歓声が上がりました。 試合が終われば、敵味方関係なくお互いの健闘を称え合う爽やかな光景が印象的でしたにっこり

男子:サッカー(グラウンド)

一方、昨夜の雨でコンディションの悪いグラウンドをものともせず、男子によるサッカーが繰り広げられました笑う

泥だらけになりながらボールを追いかける姿は迫力満点。鮮やかなゴールが決まるたびに、クラス全員が飛び跳ねて喜んでいました。 1点を守り抜くために、声を掛け合いながら鉄壁の守りを見せるクラスもあり、担任の先生も熱狂しながらコートサイドでは身を乗り出して応援する姿もあり、クラスの絆がより一層深まったようですお知らせ

決勝戦はPKまでもつれ込む大接戦でした汗・焦る

女子のバドミントン、男子のサッカー共に2年林業科が優勝を飾りました花丸

3学期も残りわずかキラキラ

勝ち負け以上に、仲間と全力で笑い、汗を流したこの時間は、きっと一生の宝物になるはずです。

この団結力を糧に、次の学年に向かって力強く進んでいきましょう!

選手の皆さん、運営の生徒会の皆さん、本当にお疲れ様でした!

鉛筆 闇を知り 光を数え 花ひらく

 明日、3月20日は二十四節気の「春分(しゅんぶん)」を迎えます。

 太陽が真東から昇り、真西へと沈む日。

 昼と夜の長さがちょうど半分ずつになり、明日を境に、私たちが見る世界は少しずつ「光の季節」へと傾いていきます。

 私たち農業科の生徒が、栽培を学ぶ上で必ず出会う不思議な法則があります。

 それは、植物たちが時計もカレンダーも持たずに、どうやって「今が咲く時だ」と知るのか、という謎。

 その鍵を握るのが『光周性(こうしゅうせい)』です。


■ 植物たちの「こだわり」と、闇の魔法

 植物には、それぞれ「このくらいの光の長さになったら花を咲かそう」という自分なりのルールがあります。


• 長日(ちょうじつ)植物

 春から夏にかけて、日が長くなると「待ってました!」と花を咲かせるタイプ(ホウレンソウやレタスなど)。


• 短日(たんじつ)植物

 逆に、日が短くなってくるのを感じて秋に準備を始めるタイプ(イチゴやキュウリなど)。


 実は植物たちが測っているのは、光そのものではなく、光が途絶えた「連続した闇の長さ」です。

 植物たちは、葉にあるセンサーで、一日のうちの「夜の時間」をじっと測っています。

 春分という節目を過ぎ、闇が少しずつ短くなっていく……。

 その微かな変化を感じ取り、「春が来た、今こそ芽吹く時だ」と、命のスイッチを入れるのです。



■ 幾万の夜を越え、新しい出逢いへ


 果樹園の先にある「峰崎さくらの森」の大寒桜も、まさにこの闇の魔法を敏感に感じ取り、今、見事な淡紅色の花を広げています。


 24年前、大松先生たちが植えられたあの苗木たち。

 それから今日まで、巡り来る四季を二十四回。

 三六五日の朝と夜を、幾千、幾万と積み重ねて、彼らはこの場所で静かに呼吸を続けてきました。

 一晩たりとも休むことなく、凍えるような冬の闇さえもじっと数え上げ、光の訪れを信じて待つ。

 その誠実な営みの果てに、今のこの美しい景観があります。

 そして今、この桜たちは、もうすぐこの学び舎の門をくぐる新入生たちを迎えようと、その枝を精一杯に広げています。



■ 力を蓄え、躍動の春へ


 明日の春分、農場は束の間の休息に入ります。

 しかし、土の下でも、枝の先でも、植物たちの内なる時計は休むことなく時を刻み続けています。

 私たちも、新しい仲間を迎える準備を整えながら、次なる農繁期への力を蓄えたいと思います。

 皆さまもぜひ、足元に咲く小さな花が「どのくらいの闇を越えて、咲くスイッチを入れたのかな?」と思いを馳せてみてください。

 


「春分(しゅんぶん)」

 闇の深さを数え、明日を待つ芦北高校より。

「芦北で暮らす、学ぶ」がもっと身近に!住まいの確保に関する包括連携協定

芦北高校には、県内外各地から「農業や林業を学びたい」「伝統ある環境で成長したい」という意欲を持った生徒が集まります。しかし、遠方の生徒にとって最大の壁となっていたのが「住まい」の不足でした汗・焦る

今回の協定は、行政・学校・民間が手を取り合い、生徒たちが安心して学業に専念できる居住環境を整備することを目的としていますキラキラ

地域住民 芦北町役場 

地域連携、見守り・駆け付け支援、家主補助

熊本県立芦北高等学校

教育的支援、生活指導、緊急時対応、生徒募集

株式会社松下組(地元芦北町の建設のエキスパート)

寮施設の整備、貸主としての提供

イー・アンド・エム株式会社(ICT・システム開発のプロフェッショナル)

ICT保安技術提供(防犯、入退室管理、24時間相談)

株式会社共立ソリューションズ(学生寮の管理・運営のスペシャリスト)

寮運営ノウハウ提供(生活支援、管理、食事)

県南広域本部芦北地域振興局長 森山様を立会人として調印されました鉛筆

「芦北で学びたいけど、通学が難しいから諦める……」そんな声をゼロにしたい。今回の協定は、私たちのそんな願いを形にする大きな一歩です花丸

今回の調印式をもとにした新たな住まいが令和9年度より稼働予定ですグループ

芦北高校生の住まいの確保に関する包括連携協定概要.pdf

 

鉛筆 「やってみる?」 挑む五グラム 冬の午前

「自分の感覚だけで、5グラムを切り出せるか?」

 甘い香りが立ち込めた食品製造の実習室。

 今日の実習はクッキー製造です。

 生地の計量から成型、焼き上げ、パッケージ詰めまで。

 一連の工程の中でも、今日生徒たちが最も熱くなったのは、わずか「5グラム」という極小の世界との戦いでした。

 

 実習中、私から生徒たちへ一つの挑戦を投げかけました。

 「秤(はかり)を見ずに、目視だけで5グラムを測れるか?」

 職人さながらの技術が問われるこの抜き打ちの挑戦に、私は二人の生徒に声をかけました。

 

 

 一人目の生徒。

 慎重に生地をちぎり、手のひらで転がします。

 「これだ!」と自信を持って秤に載せた1回目は「7グラム」

 惜しい。

 しかし、そこからの修正能力が光りました。

 指先の感覚を研ぎ澄ませて挑んだ2回目。

 表示された数値は、なんとピタリ「5グラム」

 実習室に小さな歓声が上がりました。

 

 続いて二人目に声をかけます。

 1回目、2回目と、結果は連続して7グラム。

 「あと少しなのに!」という悔しさが表情に滲みます。

 集中力を極限まで高めて迎えた3回目。

 祈るように秤に置いた結果は……「6グラム」。  

 わずか1グラムの壁。

 

 けれど、その「1グラム」の差にこだわり、一喜一憂する姿こそ、ものづくりに向き合う誠実さそのものでした。

 たかが5グラム、されど5グラム。

 普段は何気なく食べているクッキーも、こうして自分の手で均一に作り上げる難しさを知ることで、その一袋の重みが変わります。

 

 成長のスピードや進み方は、一人ひとり異なります。

 けれど、一歩ずつ技術を磨き、高い精度を追求しようとするその眼差しは、皆同じ「高み」を目指しています。

 目指すは、機械よりも正確な「職人の目」「魔法の手」

 ですが、何よりその指先に必要なのは、食べる人を想い、一グラムの差にこだわる「心」です。

 焼き上がったクッキーの香ばしい匂いとともに、生徒たちの技術への探究心も、また一歩、美味しく焼き上がったようです。

【快挙!】本校クリエイティ部の作品が「ふるさとCM大賞くまもと2026」にて最優秀賞を受賞しました!

 この度、KAB熊本朝日放送主催の「ふるさとCM大賞くまもと2026」において、本校クリエイティ部の制作した作品が、見事「最優秀賞」に選ばれました!

本作品は、外部顧問の先生による熱心なご指導のもと、生徒たちが試行錯誤を重ねて作り上げた力作です。芦北町の魅力を自分たちの視点で切り取った表現が高く評価されました。

制作の過程で、生徒たちはふるさと”あしきた”の魅力を再確認するとともに、地域の大人が本気で支援して下さる学習環境に感謝しながら取り組むことができました。また、今回の受賞は生徒にとって自信につながり、次のチャレンジへの原動力となりました。

現在、以下の特設サイトにて受賞作品が公開されております。生徒たちの努力の結晶を、ぜひご覧ください。

■受賞作品の視聴はこちら(KAB特設サイト)

https://www.kab.co.jp/special/furusatocm/

また、4月1日から5月31日の期間中、KABの地上波放送内でも本校のCMが放映される予定です。テレビでもぜひチェックしてみてください!(正確な放映時間は未定のため、期間中の放送をお楽しみにお待ちください。)

今後も芦北高校の生徒の活動へ温かい応援をよろしくお願い申し上げます。

鉛筆 温室で 夢が色づく 「マジ農大」

「この葉の症状は、なんだと思う?」

 温室に響く、東京農業大学・高畑健教授の鋭くも温かい問いかけ。

 その瞬間、生徒たちの視線は、これまで見慣れていた「一葉」の奥にある「理由」へと引き込まれました。

 本校が取り組む「ペピーノ」栽培。

 その現場に立った教授の指導は、まさに発見の連続でした。

 「この花は、蕾のときに振り落としてほしい」

 なぜ、せっかく咲こうとする命を落とすのか。

 その一言から、植物の生理、栄養の集中、そして「最高のひと果」を作るための勇気ある戦略が語られます。

 生徒たちが日々土にまみれて感じていた「小さな気づき」が、学問という確かな裏付けによって、深い「知識」へとアップデートされていきました。

 続く講義では、大学での学びやその先の広大な可能性についてお話しいただきました。

 机に広げた大学のパンフレットを食い入るように見つめる生徒たち。

 「今、目の前にある一株が、世界の農業課題に繋がっている」

 そんなスケールの大きな視座が、生徒たちの進路への意識を静かに、けれど熱く塗り替えていきました。

 講義が終わったあと、一人の生徒がポツリと、けれど晴れやかな顔で呟きました。

 

「マジで農大行こうかな」

 

 その一言こそ、今日という日が彼らにとってどれほど刺激的だったかを物語っています。

 栽培の「正解」を教わるだけでなく、情熱を持って研究するプロの姿に触れ、自分の未来を重ね合わせた瞬間。

 芦北の温室は、間違いなく世界と、そして未来のキャンパスへと繋がっていました。

 高畑教授、遠方よりお越しいただき、熱意あふれるご指導をありがとうございました。

「ペピーノ」が繋いでくれたこの特別な縁を糧に、生徒たちの夢もまた、鮮やかに色づき始めています。

地域の想い のせて 飛び立て

令和8年3月16日、芦北町役場で芦北高校総合支援事業補助金交付式が行われました!

芦北町町長の竹崎町長をはじめ多くの方に参加いただきました。

町長の言葉を受け、交付式に参加した生徒それぞれが進学後の抱負を述べてくれました!

卒業生諸君のこれからの活躍を期待しています!

鉛筆 この一歩 鉄の相棒 高き視点

 農場に響き渡るエンジンの重低音と、鼻をくすぐる燃料の匂い。

 目の前で巨大なトラクタが動き出すたび、生徒たちからは驚きと感心の声が上がります。

 

 今日、2年農業科の生徒たちが向き合ったのは、泥にまみれ、汗を流して働くための力強い相棒——農業機械です。

 JAあしきた様、株式会社やまびこ様、そして株式会社クボタ様をお招きし、農業機械講習会が開かれました。

 

 農業高校生といえども、巨大な機械と向き合うのは勇気がいるものです。

 しかし、ただ恐れるのではなく、正しく知り、正しい扱いを学ぶこと。

 それが、自分と仲間の命を守る唯一の道です。

 

「農業機械は、安全が一番。一歩間違えれば命に関わる事故も起きる。

 自分を守ること、そして周りを守ることが何より大切です」

 JAあしきたの大園さんによる、現場の厳しさが滲む言葉から実習は始まりました。

 続いて、株式会社やまびこの徳永さんより刈払機の正しい取り扱いについて。

 そして、株式会社クボタの植田さんからはトラクタの取り扱いについてご指導いただきました。

 

 特に大型のトラクタは、一瞬の油断が取り返しのつかない事故に直結します。

 植田さんは、横転から身を守るための安全フレーム、体を固定するシートベルト、そしてヘルメット。

 それら一つひとつの装備を正しく「扱う」ことが、なぜ命を繋ぐことになるのかを丁寧に説かれました。

 ステップに足をかけ、高い運転席に座るその重みを、生徒たちは改めてその胸に刻んでいました。

 

 講義が終わると、いよいよ実習へ。

 刈払機では、作業前の点検項目や始動前のチェックポイント、安全な足の運び方を徹底して学びました。

 

 トラクタの講習では、一人ずつ実際に運転席へ。

 エンジンを始動させ、慎重にレバーを操作して前進・後退を繰り返します。

 初めてトラクタを動かす生徒もおり、その視線の高さと、指先一つで巨体が動くパワーに、再び驚きの声が上がっていました。

 

「クラッチ」「PTO軸」「プライミングポンプ」「ストレーナー」

 生徒たちにとってはまだ馴染みのない言葉ばかりかもしれません。

 けれど、今はそれで大丈夫。

 機械に対する「少しの恐れ」と、向き合うための「正しい知識」

 それさえあれば、自分を、そして仲間を守れます。

 機械を正しく扱うことは、決して操作を覚えることだけではありません。

 機械が発する小さな音や震えに意識を向け、レバーを握り、安全を確かめ、正しく動かす。

 その一つひとつの所作に、相手(機械)と自分を思いやる心が宿ります。

 

 「大切に扱えば、機械は必ず応えてくれる」

 プロの言葉は、技術を超えて、プロとしての「敬愛」の教えのようにも響きます。

 機械の取り扱いを学ぶことは、自分と仲間の命を預かる想像力を育むこと。

 相棒の「声」を聴き、その力を正しく引き出す。

 その実直な向き合い方の積み重ねが、安全を守り、確かな収穫へと繋がっていくのです。

 

 勇気をもってトラクタに足をかけ、視点を高めることで学んだ、正しい取り扱いの極意。

 この芦北の実習室で交わされたプロとの対話は、技術者として、そして一人の農業人として、大切な向き合い方を整える時間となりました。

 

 最後になりましたが、熱心にご指導いただいた講師の皆様、そしてこのような貴重な学びの機会を支えてくださる芦北町総合支援事業に、心より感謝申し上げます。 

 

 「相棒の声に耳を傾けることもまた、農業なのだ」ということを学んだ一日でした。

鉛筆 共に行く 地域と歩む この一歩

 今日は2年農業科によるミックスジャムの製造実習。

 来週に開催される「デコポン祭」への出品に向けた、大切な準備です。

 地域のみなさまと共に祭りを盛り上げたい、そんな思いで実習に励みます。

 

 まずは全体説明を聞き、役割分担、器具の洗浄と手際よく実習を進める生徒たち。

 

 工程の一つにクエン酸を加える実習があります。

 担当職員から「色が変わるので注目」とのひとことが。

 クエン酸を入れると、確かに鮮やかな色の変化が起こりました。

 写真で見比べてみて、色の変化はわかりますか?

 食品製造の実習には「化学の知識」が必要なのだと、改めて痛感する瞬間です。

 

 その後は手分けをして瓶詰め実習へ。

 瓶に詰め、内容量を微調整し、密閉。

 担当者の厳しいチェックを経て完成です。

 あとは後日、ラベルを貼ればいよいよ製品となります。

 

 ですが、あまりの熱気と集中力のせいでしょうか。

 ふと手元を見ると、瓶の口からジャムがあふれてしまう場面も。

ふり返れば、隣の生徒の帽子には、点々とジャムがはねた跡が残っていました。

 そんなアクシデントも、一生懸命に実習に励んだ証です。

 地域の方々に喜んでいただけるよう、生徒たちが知識と技術を詰め込んだこのミックスジャムは、来週の「デコポン祭」で販売します!

 


 生徒たちの努力の結晶を、ぜひ会場で手に取ってみてください。

 地域のみなさまとお会いできるのを、楽しみにしています!