学校生活
【半導体情報科】第2回アスカインデックス研修を実施
6月10日(火)の5,6限目、「半導体技術Ⅰ」の第2回アスカインデックス研修が本校で行われました。今回は、アスカインデックス様より講師の先生をお招きし、教室で直接ご講義いただきました。
講義は前回の復習から始まり、半導体の基礎知識を再確認しました。その後は
・ダイオードの整流作用
・トランジスタの構造と種類
・トランジスタと2進数の関係
といったより専門的な内容へと進みました。
生徒たちにとっては少し難しい内容だったようで、首をかしげる場面も見られましたが、熱心に資料にメモをとるなど、真剣に学ぼうとする姿勢が随所に見受けられました。
今回の研修で得た知識を、今後の学習に繋げていってほしいと思います。
【電気コース】3年生 JNC株式会社見学会
令和7年6月10日(火)午後、電気建築システム科電気コース3年生は水俣市にあるJNC株式会社に伺い、見学と体験をさせていただきました。
3年生の夏には進路希望が概ね整います。今回の見学は、その前の職業観を得るのにとても有意義な経験となりました。
貴重な時間に本校のために機会を設けて頂き、会社の説明、施設の見学、仕事の様子や動画視聴などがあり、水俣高校卒業の先輩方から会社を選んだきっかけや学生時代の話、社会人になって変わったこと、仕事のやりがいや家庭観など、赤裸々に多くの事を話して頂きました。
高圧の受電設備の点検やドローンの実演、水中ドローンの映像紹介、配電のモニター管理の様子など、実際の仕事の現場が見れて、働くイメージが広がったと思います。
最初は、広い構内を見て緊張していた生徒たちも、後半はいくつか質問をするなど、自発的な姿も見られました。
それぞれの進路希望にいかし、今後の経験に繋げていってほしいと思います。
【進路指導部】放課後出張講義「ミナGAKU ~保育士のお仕事~」開催
キャリア教育の一環として、放課後出張講義ミナGAKUを開催しました。
地域の職業人の生の声に触れ、コミュニケーションをとることで参加者のよりよいキャリア形成を図るものです。
今回は「保育士のお仕事」をテーマに、湯浦や八代から3名の講師の方にお越しいただき、保育士の仕事内容ややりがい、大変なこと、危機管理等についてお話いただきました。
将来、保育士や子どもとかかわる学問、仕事を考えている生徒9名が参加し、50分という短い時間でしたが集中して講義を聞いていました。
子どもの主体性を育むために、時間はかかれど指示を出さず、日課のある環境を整えることで、子ども自身が次の動きを考え行動するような教育をされていること、どんなものでも子どもにとっては危険なものになり得るという視点で、毎朝夕安全点検を怠らないことなど、子どもの安心安全、そして将来のために保育をされていることなど多くの学びがありました。
また、実際に絵を用いて、どこに危険が潜むかを数人のグループで話し合い発表しました。それぞれが正解であり、このような視点で議論し合うことこそが、危機管理につながるのだと感じさせられました。
この貴重な経験を忘れず、将来保育士になったときに目の前の子どものために活かしてほしいと思います。
3名の講師のみなさま、ご多用の中お越しいただき、また遊具や資料までご準備いただき大変ありがとうございました。
【建築科】【WCP】建築士へプレゼン~塩釜神社復興プロジェクト~
建築科では、先日3年生が「Wood Connect Project(WCP)」の一環として、地元で活躍されているプロの建築士の方々を前に、塩釜神社の建具デザインプレゼンテーションを行いました。
今回は、地元の建築士会青年部長で一級建築士の吉永様と、水俣環境アカデミアの渕上様にお越しいただきました。吉永様を審査委員長に、渕上様、そして本校建築科の職員が審査員となり、生徒たちのプレゼンを評価しました。
生徒たちは4つのグループに分かれ、約1ヶ月間かけて塩釜神社について深く調査。地域の方々の想いを汲み取りながら、それぞれ独創的な建具のデザインを考案しました。これまでに学んだ知識や技術、そしてWCPでの建築士の先生方のお話から得た気づきを存分に活かし、まるでプロが作るようなプレゼンテーション資料を作成しました。
プレゼン本番では、各グループが塩釜神社への深い想いを込めたデザインとアイデアを発表。その結果、「盛り塩」をイメージしたデザインのグループがベストプレゼン賞に、「塩の結晶」に着目したデザインのグループがアイデア賞に輝きました!
プレゼン後には、3年生全員が吉永様から直接アドバイスをいただき、ベストプレゼン賞のデザインをさらに具体化していく作業を行いました。プロの建築士の方との活発な意見交換を通して、生徒たちは設計のプロセスを実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
水俣高校建築科では、このようにプロの建築士と協働しながら、実践的な設計を学ぶことができます。建築に興味がある中学生の皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、未来の建築家としての第一歩を踏み出しませんか?
【機械科】課題研究重機の無線化へのとりくみ その①
水俣高校機械科では昨年度から課題研究でゲーム機のリモコンを用いた重機の無線操縦化の研究に取り組んでいます。
今年度の最初の制作として12vで動く自動車のパワーウィンドウモータを無線操縦を行うテストをするため、リレー基盤の制作を行っています。
制作した基盤はフラットケーブルを通してマイコンと無線機を搭載したメインの基盤へ接続され、遠隔操縦が可能となります。動き始めるのが楽しみです!!
【電気コース】3年実習_ホームページ作成
6月5日(金)2~4限目、電気建築システム科電気コース3年生の実習を行いました。
今回は、Googleのサイトやスプレッドシートを用いたホームページ作成を行いました。
ホームページ作成は初めての生徒が多く集中して取り組んでくれました。
Googleのツールは、ボタンの作成、リンクの作成や、Youtube、地図、画像、表の挿入が出来ます。
最初は、いろんなツールを活用したページの構成の方法を学び、最後は、「私のすきなもの、私の紹介したいもの」というページを作り、それぞれ自由課題で作成をして、クラスのみんなで共有して楽しみました。情報活用能力は今後も活用する場面が出てくると思いますので、生徒たちにはいろんなツールを取捨選択し活用していってほしいと思います。
【建築科】測量実習~等高点測設~
建築科では、専門知識と技術を実践的に学んでいます。今回は、1年生が取り組んだ「等高点測設実習」をご紹介します。
建築物を作る際には、水平な基準線や床の高さを正確に決めることがとても重要です。この高さを測る技術が「等高点測設」です。工事現場では「レーザーレベル」という便利な機械を使うことが多いのですが、今回の実習では、より専門的な測量技術を身につけるために「オートレベル」という機械を使いました。オートレベルを使うことで、より正確に高さを測るスキルを磨くことができます。
実習は2つの班に分かれて行いました。それぞれの班が、決められた高さを「水準定規」を使って柱に基準線を出していきます。前回の実習で培ったチームワークと声かけのおかげで、みんなスムーズに作業を進めていました。ところが、両方の班が基準線を出し終えた後、高さを確認してみると、なんと1ヶ所だけ違うところが見つかりました!すぐ
にみんなで集まって、どちらの班のミスなのか、そしてその原因は何だったのかを話し合い、もう一度測量を行うことに。この実習を通して、生徒たちは測量の知識や技術だけでなく、「どうすれば正確に測れるか」という考える力や、たとえミスをしても諦めずに挑戦することの大切さを学びました。
水俣高校建築科では、このように実践的な学びを通して、将来に役立つスキルと、社会で活躍するための人間力を育んでいます。
【電気建築システム科】「技術伝承」高校生ものづくりコンテスト練習見学会
6月5日(木)、今年度の高校生ものづくりコンテストに参加する選手の練習成果の披露と1、2年生への技術の伝承を兼ねて練習見学会を行いました。
出場生徒は、電気工事部門(2-6吉本くん)、木材加工部門(2-6梅下くん)の2名です。2人とも数か月間、課題の練習に取り組み、県大会で上位入賞を目指しています。
今回の見学会は、後輩への技術指導や本人達が大会の雰囲気を味わう絶好の機会として企画し、電建科の1~3年生をはじめ、多くの先生方にも見学会に参加していただきました。見学時間は2時間で、選手たちは、他の生徒たちから見られるプレーシャーを味わいながら、緊張しながらも自分の作品作りに集中していました。電気工事と木材加工を交互に見学する形でしたが、1~3年生たちは、選手の職人技に感動と憧れを抱いていました。
熊本県大会は、6月14日(土)、15日(日)に玉名工業高校(電気工事部門)と熊本工業高校(木材加工部門)で行われます。応援よろしくお願いします。
【電気工事部門 吉本くん】
【木材加工部門 梅下くん】
【電気コース】実習「オシロスコープ波形測定」
令和7年6月5日(木)午前、電気建築システム科電気コース2年生の実習として、オシロスコープを行いました。
校流波形の仕組みを知り、デジタルオシロスコープの使い方を学びました。いろんなノイズが入りデータ取りに苦戦する場面もありましたが、初めての機器に協力しながら実習を行っていました。
最後にデモンストレーションで、2つの発信機の周波数を変え、アナログのオシロスコープでリサジューカーブも体験しました。
【建築科】【DXP】1年生ドローンで最先端の建設現場を体験!
水俣高校建築科では、未来の建設現場で活躍できる人材の育成を目指し、地域企業および行政と連携した「建設DX推進プロジェクト」を進めています。これは、産業(DX先進企業の株式会社KAWATSU、熊本県建設業協会芦北支部)、学校(水俣高校建築科)、官(熊本県芦北振興局)が連携し、建設業界のデジタル化(DX)を推進し、地域社会の発展と建設業界の未来を担う人材を育成することを目的としています。
「DX」とは、デジタル変革(Digital Transformation)を指す言葉です。これは、IT技術(情報技術)を建設業界に取り入れ、業務の効率化、安全性向上、そして新たな価値創造を図る取り組みです。
昨日、建築科の1年生がドローン操作に挑戦しました。これは、今後予定されている外部専門家による特別授業に備えるための実習です。指導にあたったのは、熊本県の建築職員であり、ドローン操作の第一人者である本校教員です。生徒たちはまず、ドローン飛行に関する法的規制を学び、その後、小型ドローンを用いて室内で操縦練習を行いました。
続いて、体育館の1階へと移動し、一人ずつ実際にドローンを操作しました。日頃からデジタル機器に親しんでいる生徒たちは、さすがの順応性を見せました。最初は操作に戸惑う様子も見られましたが、与えられた課題通りに無事に飛行を成功させました。
実習では、「ドローンが建設現場でどのように活用できるか」についても議論が交わされました。ドローンを用いた測量や高所点検といった具体的な活用例を通じて、建設業界におけるデジタル技術の導入が、省人化、省力化、さらには生産性や安全性の向上に繋がることを、生徒たちは深く実感したようです。
このように、水俣高校建築科では、最先端の技術を学ぶ機会を提供し、社会に直結した実践的な学びを実現しています。未来のまちづくりに貢献したいという意欲を持つ皆さん、ぜひ水俣高校建築科で、新たな建設の世界を体験してみませんか。